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業界研究|リース業界ってどんなことしているの?

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    業界研究|リース業界ってどんなことしているの?

    掲載開始日:2019年02月22日
    最終更新日:2019年02月22日

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    皆さんは「リース」という言葉を聞いたことはあると思いますが、「レンタル」との違いを説明できるでしょうか。

    また、リースを事業として行なっているリース業界の働き方や具体的な事業内容などを把握しているでしょうか。

    実はリース業界は多種多様な商材・業界を扱っており、海外展開もしているため、幅広い選択肢を選ぶことができる業界となっています。

    今回はそんなリース業界について詳しく解説していきたいと思います。 

    そもそもリースとは

    「リース」はそもそも、企業が必要とする設備をリース会社が代わりに購入し、企業に貸し出しをするサービスのことを言います。設備を必要とするのは所有するためでなく使用するためであり、この使用価値を提供することがリースの本質となります。

    その上でリースは金融機能サービス機能の2種類の機能を提供しています。

    金融機能は、設備投資にかかる費用をリース会社が受け持つことにより、設備投資にかかる多額の費用を抑え、資金をより効率的に他の投資に回すことが可能になります。

    サービス機能は、設備に関する事務手続きの簡素化を担っています。設備は所有しているだけで、会計・税務上の処理や損害保険の加入、また使用後の破棄といった様々な手続きを必要とします。その手続きをリース会社にアウトソーシングすることにより、手間を省くことができるようになっています。

    この「リース」には2種類の方法があり、「ファイナンス・リース」「オペレーティング・リース」と呼ばれます。

    ファイナンス・リースは、言葉通り金融取引におけるリースのことを指します。リース会社が設備を購入し、それを企業に貸与して、購入代金と金利をリース期間中に返済してもらうという形になっています。

    特徴として中途解約ができません。この機能は企業側がお金を借りて設備を買っているという点で、銀行の融資と同じような仕組みの金融取引になります。

    オペレーティング・リースは、中古市場があり、使用後でも資産価値のあるモノに限定した取引になります。企業は契約期間に応じたリース料を支払い、設備を借り、期間が終了したら返却します。

    簡単にいうとレンタルと同じ仕組みです。リース会社は設備を買い取ってもらうか、さらに他の企業にリースするか、中古市場に売却することによって利益を得ています。

    企業側からすると、短期間からリース可能なことや、解約が可能、費用を抑えられるなどのメリットが挙げられます。

    リースとレンタルの違いは?と聞かれたら、ファイナンス・リースとオペレーティング・リースの違いについて考えれば良いということが言えるでしょう。

    また、リース業が取り扱う商材としてはパソコンやコピー機などのオフィス機器から不動産や船舶、航空機など実に多岐にわたります。そのような設備以外にも環境エネルギーや公的機関分野への介入も行なっています。

    リース業界の各職種

    では、具体的にリース会社がどのような業務をすることによってビジネスを行なっているのか解説していきます。

    リース業に総合職として入社すると、営業職という形で業務を行なっていくことになります。そのなかでも、支店営業に配属される場合と、不動産や船舶などの分野を特定して配属される可能性があります。

    まずは、支店営業で実際に働いている方の業務内容を見ていきましょう。

    お客様とのお付き合いは、既存のお客様からの紹介や電話による営業から始まります。初めから明確な課題を持つ企業もあれば、漠然とした要望としか認識してない企業もあります。そのため、私はまず、お客様との会話の中から課題・ニーズをきちんと把握することを心掛けています。そしてその課題に対してMULとして何ができるか検討し、提案します。たとえば「事業資金が必要」という話を聞き、別の機会に「遊休資産がある」と聞けば、当社の中古資産買取サービスを提案します。「海外進出を考えている」と聞けば現地での資産調達や通関業務、物件設置代行などのサポートを紹介します。MULには数多くの機能・サービスがあります。それらを駆使することで常に新しい提案ができ、お客様のビジネスに幅広く貢献することができるのです。

    参考:三菱UFJリース 社員紹介

    支店営業の場合は、企業の課題をヒアリングし、その課題に対して様々なソリューションを提案していくことが主な業務になります。モノを売る営業という側面もありますが、コンサルティング営業とも言えるでしょう。特に、金融業界の営業は商材に明確な違いがないため、いかに課題をクリアにし、それに最適なソリューションを提案できるかが鍵になると言えるでしょう。 そのため、信頼関係を大切にしたい方や、様々な商材を扱い多様なな業界に関わりたいと考えている方には向いていると言えるでしょう。

    参考:信頼関係構築能力をアピールした自己PR例 7選
    こちらの記事では「信頼関係構築能力」に焦点を当てた自己PRについて解説しています。面接でも信頼関係について問われることもあるかもしれませんので、考えておくと良いでしょう。

    次に分野を特定している方の働き方を見ていきましょう。

    私が所属している環境エネルギー本部の事業開発部は、太陽光をはじめとした再生可能エネルギーによる発電所を開発しており、私はその中で発電量1,000キロワット以上に及ぶメガソーラーの開発を担当しています。太陽光発電に最適な土地の発掘から、地権者との交渉、設計・施工会社との連携から発電設備の建設など、事業開始に至るまでの一連のプロジェクトをリードしています。投資額は1件当たり数十億円規模にも上るような大型案件ばかりですが、入社1年目から主担当としてプロジェクトを任せていただき、先輩の助けを得ながら無事に成功させることができています。経験の浅い新人に大きなチャレンジをさせてくれた今の部署に感謝するとともに、成功体験を通じて私を成長させようと周囲の方が支えてくれるオリックスらしいチームプレーを実感しました。

    現在は新しい発電所の開発案件に携わり、全国各地の現場を訪問する日々です。メガソーラー発電所は、必要となる土地が広大で、地権者が数十名に及ぶケースも多々あります。その地権者一人一人と粘り強く交渉を重ね、地道にプロジェクトのスタートを目指しています。さらに不動産や法律、プロジェクトファイナンス、発電技術など多様な専門知識が必要となるため、それらを習得していくことは非常に大変ではありますが、完成したメガソーラー発電所を目の当たりにすると、スケールの大きさや社会的意義のあるビッグプロジェクトに携わっているのだと感じ、やりがいにつながっています。

    参考:オリックス 社員紹介

    地域には、病院や学校といった多種多様な公共施設がありますが、それらを造るためには、時に各公共団体や自治体が一度に払いきれないほどの多額の費用がかかります。私が携わっているPFI事業は、このような公共施設の建設や運営を民間の力を活用して実現しようとするものです。通常は、設計・建設会社や維持管理会社など、様々な業種の専門家がコンソーシアムという組織を編成してプロジェクトを進めます。その中でMULは、出資や融資、資金計画やリスクの管理といったファイナンス面を担当します。私の役割としては自治体や他の企業との情報共有や進行管理、各段階で必要になる契約書や資料の作成が挙げられます。また、決算期には監査法人と共に財務内容の確認もします。必要な知識は本当に多く、業務は多岐にわたりますが、明るさとコミュニケーションを重視し、日々奮闘しています。

    参考:三菱UFJリース 社員紹介

    特定の事業部の働き方から、投資の要素が強まり、プロジェクト的な業務になっていることが分かるかと思います。また、取り扱う規模が大きくなる分、関係者が増えることも特徴的でしょう。

    支店営業とは異なり、ファイナンスの要素と経営に関わる要素が強くなっています。そのため、専門的な知識が必要なだけでなく、財務や会計のスキルも必要になると言えるでしょう。また、様々な関係者を取りまとめ、業務を遂行していく力も必要と言えるでしょう。

    また、営業部の他に審査部門や営業サポート部門などもあるので、そちらの働き方も見ていきましょう。

    スキームが複雑なプロジェクト案件を審査する部署で、私は船舶案件と不動産案件のサポートをしています。ひとつの部署に在籍しながら、さまざまな業界の情報を取得でき、新たな発見がある点がこの仕事の魅力です。しかも、一件あたりの金額は数十億円規模、期間も5〜10年と長期にお取引していく案件が中心で責任も大きく、やりがいを感じております。
    案件を審査する立場ということで、営業部とは対立する立場に見えるかもしれませんが、実際は異なります。野球にたとえるなら、お客さまからいただく案件がボール、営業部がピッチャー、私たち審査部はキャッチャーです。私自身の営業時代の経験も活かしつつ、案件を組成する上での良きアドバイザーとして、営業部のどんな変化球でもキャッチングできる存在になりたいと思っています。

    参考:三井住友ファイナンス&リース 社員紹介

    審査部門は営業が取り付けた案件の審査を行い、ミスがないかをチェックする立場にあると言えます。財務的なスキルはもちろんのこと、的確にミスなく物事を捉える理解力も必要と言えます。

    リース業界の主要企業

    リース業界内において圧倒的な売上高を誇っているのがオリックスです。オリックスは創業当初からリース業をやっており、世界的に見ても存在感を発揮しています。

    売上高2位には東京センチュリー・リースが食い込んできます。業界再編を繰り返し、現在の形となりました。

    NTTファイナンスはNTTグループの1社であり、ファイナンスという名前がついてますが、リースに力を入れています。

    三菱JFJリース、三井住友ファナンス&リース、芙蓉総合リースはそれぞれ三菱、三井住友、みずほといった強力なバックを持つため、顧客基盤が安定していると考えることができます。

    参考:オリックスの企業研究
       NTTファイナンスの企業研究
    リース業界を目指す方はこれらのページから先輩方がどのような志望動機を書いていたか見ておくと良いでしょう。

    リース業界の今後の動向

    海外展開

    リース業界は国内の民間設備投資の低迷によって、収益が低下しています。そのため市場拡大を狙い、海外展開を積極的に行なっています。これまでは、日本の企業が海外進出をする際のサポート役として海外事業を行なっていましたが、それだけでは案件のパイが限られており、大きな収益は見込めません。そのため、リース業界の各社は積極的にM&Aを行い、現地のファイナンス企業やリース会社を買収しています。

    特に、リース業は金融業を中心としておきながらも様々な設備を取り扱っているため、M&Aや事業投資において多種多様な企業の選定が可能であると言えます。

    国内景気の影響

    リース業はあくまでも設備を貸与することによって利益を得ています。そのため、国内の景気に大きく左右される傾向が見られます。過去の統計を見ると、19年〜23年は業界規模が横ばいでしたが、24年は前年の東日本大震災による復興需要により、増加の傾向が見られています。そして25年からは景気回復によって、リース業の市場規模も増加している傾向にあります。

    しかし、国内メーカーの海外進出などに伴い、国内のリース市場はそれほど伸びは見られないと考えられるでしょう。

    生き残りをかけた業界再編

    国内市場の頭打ちにより、リース業界の大手企業は生き残りをかけた業界再編を繰り返しています。現在の大手企業である三菱UFJリースや三井住友ファイナンス&リースも業界再編をした過去があります。

    今後の生き残りのためには、新たな事業展開により需要を作り出すことや、戦略的な合併・統合が必要でしょう。

    最後に

    いかがでしょうか。

    リース業界は金融業界の中でも多種多様な事業を行なっており、今後の展開によってはさらなる事業の多角化が見込まれます。

    幅広い商材を扱い、多種多様な業界を相手にしていきたいと考えている方や、キャリア選択において幅広い選択肢を確保したいと考えている方には、ぜひリース業界を検討していただきたいです。

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