【リクルーター面談における逆質問とは】具体例とNG例を徹底解説
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最終更新日:2024年11月11日
本記事ではリクルーター面談における逆質問の意図・目的を踏まえた、"リクルーター面談の場にふさわしい逆質問の具体例"、さらに"NGである逆質問例"を紹介します。
就活生がリクルーター面談で逆質問をする意味・目的
逆質問の具体例を紹介する前に、まずは"なぜリクルーター面談で逆質問をする必要があるのか?"、そして"逆質問を通じてどんなことを得ればよいのか?"を解説します。
就活生がリクルーター面談で逆質問をする意味・目的は、大きく以下の3つに大別することができます。
- 自身の志望度の高さをアピールするため
- 業界理解・企業理解をより深めるため
- 自身の企業選びの軸がその企業と合致しているかを確認するため
自身の志望度をアピールするため
逆質問といえど、間接的に「志望度の高さをアピールする」ことは可能です。
"入社意欲を示す質問・いち社員として活躍したいという心意気を示す質問"などを通じ、リクルーターから「この就活生はうちへの入社意思が強いな」と感じてもらえることができるかもしれません。
◆私は入社したからには早くから活躍・結果を出したいと考えているのですが、御社の社員の方で早くから活躍する社員に共通している特徴などはあるでしょうか?
◆私は、働くからには成果を出して早く昇格したいと考えているのですが、御社の昇格の制度などを具体的に教えていただいてもよろしいでしょうか?
業界理解・企業理解をより深めるため
リクルーター面談は、「説明会やHP上では知り得ない情報」を得る貴重な機会となります。
リクルーター面談は基本的に1:1で行われるものですし、逆質問は自分の聞きたいことを質問できるため、この機会を利用して「業界理解・企業理解」をより深めていきましょう。
◆(仕事内容という企業選びの軸を持っている場合)◯◯さんは◯◯職とお聞きしましたが、仕事の中で大変なことや嬉しいことなどがありましたら教えていただきたいです。
◆(組織風土という企業選びの軸を持っている場合)説明会に参加したりOB訪問を行ったところ、私のイメージでは御社の社員の方は◯◯のような方が多いという印象なのですが、◯◯さんはどのような印象をお持ちでしょうか?
自身の企業選びの軸がその企業と合致しているかを確認するため
「リクルーター面談で逆質問をする意味・目的」としてはこの観点が"最重要"と言われています。
この観点を見落としてしまうと、「リクルーター面談で聞きたいことは全て質問できたけど、結局この情報を得たところでこれから何をすればいいんだろう…」と本来の目的を見失ってしまう可能性があるためです。
自身の企業選びの軸を持った上で、"自身の企業選びの軸と合致しているか"という観点を意識してリクルーター面談に臨みましょう。
◆◯◯さんは◯◯職(◯◯担当)とお聞きしましたが、仕事の中で大変なこと(苦労)や嬉しいこと(喜び)などがありましたら教えていただきたいです。
◆過去、説明会に参加したりOB訪問を行ったところ、私のイメージでは御社の社員の方は◯◯のような方が多いという印象なのですが、◯◯さんはどのような印象をお持ちでしょうか?
企業選びの軸(就活の軸)の定め方とES(エントリーシート)例文を紹介 -大手企業内定者の回答例13選-
→この記事では、「企業選びの軸」を8つに大別して紹介されています。「8つの企業選びの軸」は下記にも掲載していますが、より詳細に紹介されているため、是非確認してみてください。
逆質問を考える際に知っておくべき企業側がリクルーター面談をする意味・目的
上記で「就活生がリクルーター面談で逆質問をする意味・目的」を紹介しましたが、逆質問を考える際には"企業がリクルーター制度を用いている意味・目的"も知っておく必要があります。
【就活】リクルーターとは?|メリット・意味・役割を徹底解説を参考にすると、「企業がリクルーター制度を用いている意味・目的」は以下の4つに大別することができます。
- 自社理解の促進・プロモーション
- 志望度の向上
- 一次選考(面接)の役割
- 内定辞退の防止
そして、これらを「就活生がリクルーター面談で逆質問をする意味・目的」と照らし合わせてみると、以下の通りとなります。
企業側:志望度の向上・一次選考(面接)の役割・内定辞退の防止をしたい
⇧
就活生:自身の志望度の高さをアピールする逆質問をする
企業側:自社理解の促進・プロモーションをしたい
⇧
就活生:業界理解・企業理解がより深まる逆質問をする
企業側:自社理解の促進・プロモーションをしたい
⇧
就活生:自身の企業選びの軸がその企業と合致しているかを確認する
このようにまとめると、分かりやすいのではないでしょうか。
つまり、企業側にも「リクルーター制度を用いている意味」はあり、就活生は"その意味・目的に沿って逆質問"をするのが望ましいということです。
企業側の意図を汲み取り、それ対応した質問をすることで、"明確な意図を持った逆質問をすることができ、企業側から高い評価を得る"ことに繋がるのではないでしょうか。
リクルーター面談における逆質問の考え方
「逆質問をする意味・目的」を解説したところで、続いては具体的な逆質問の考え方を紹介していきます。
下記の図は上記の企業選びの軸(就活の軸)の定め方とES(エントリーシート)例文を紹介 -大手企業内定者の回答例13選-に掲載されているものになりますが、今回はこの8つの視点に併せて逆質問例を紹介します。
ただ、当然ですが"下記に掲載している質問を全てすればOKというわけではありません。"
上述した「意味・目的」を踏まえ、"何のために逆質問をするのか?・逆質問を通じてどんな情報を得たいのか?"という観点を忘れず、質問例を確認・参考にしていただければと思います。
- 会社基盤に関する逆質問
→例)財務基盤 - 理念戦略に関する逆質問
→例)企業の今後の展望 - 事業内容に関する逆質問
→例)業界内での立ち位置、今後の方針 - 仕事内容に関する逆質問
→例)仕事のやりがい、業務の一連の流れ - 組織風土に関する逆質問
→例)求める人材、社員の特徴 - 人的魅力に関する逆質問
→例)会社の雰囲気、社員に対する印象 - 施設環境に関する逆質問
→例)店舗や職場の環境 - 制度待遇に関する逆質問
→例)キャリアプラン、昇格/昇給 - その他:入社の決め手・リクルーターの就活生時代に関する逆質問
会社基盤に関する逆質問
会社基盤に関する質問に関しては、基本的にリクルーター面談での逆質問で聞く必要はありません。
会社基盤に関する質問を細分化すると「財務基盤」などが挙げられるかと思いますが、こういった内容は基本的に"HP上(IR情報など)に記載されている"ためです。
絶対に質問するべきではないということはありませんが、優先度としては低いため、「リクルーターにしか聞くことができない質問」を優先的に行うようにしましょう。
理念戦略に関する逆質問
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事業内容に関する逆質問
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仕事内容に関する逆質問
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組織風土に関する逆質問
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人的魅力に関する逆質問
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施設環境に関する逆質問
施設環境に関する質問に関しては、リクルーター面談での逆質問で聞く必要はないと考えています。
というのも、施設環境に関する質問は聞いたところでイメージがつきにくく、「会社見学・インターンシップ」などを通じて実際に自分の目で見て確認する必要があるためです。
働く環境などは個々人の捉え方次第になりますし、店舗などを所持している企業であれば実際に足を運ぶのが良いでしょう。
制度待遇に関する逆質問
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その他:入社の決め手・リクルーターの就活生時代に関する逆質問
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逆質問のNG例
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リクルーター面談では、面接と同様の質問が聞かれることもある
ここまで、リクルーター面談における逆質問を取り上げ、「逆質問の考え方・具体例・NG例」などを解説してきました。
とは言え、リクルーター面談は「就活生からの逆質問が全て」という訳ではありません。特に、リクルーター面談が選考フローの一つとして組み込まれている企業においては、"通常の面接と同様の質問を課す"場合も多く見受けられます。
そこで最後に、「リクルーター面談ではどのような質問が課されるのか?」を紹介したいと思います。
リクルーター面談での頻出質問は以下の5点になります。基本的にオーソドックスな質問が並んでいますが、しっかりと確認しておきましょう。
- 志望動機に関する質問
- ガクチカ(学生時代頑張ったこと)に関する質問
- 自己PRに関する質問
- 就活の軸(企業選びの軸)に関する質問
- 現在の就活状況に関する質問
志望動機に関する質問
【質問の具体例】
◆なぜ◯◯業界を志望していて、その中で弊社を志望している理由はなんですか?
◆入社後のキャリアビジョンを教えてください
◆どのような職種(部署)を志望していて、どのような仕事に取り組みたいですか?
【質問の意図・目的】
◆志望理由・志望度を知るため
◆自社の求める人材像とマッチしている人材であるかを見極めるため
ガクチカ(学生時代頑張ったこと)に関する質問
【質問の具体例】
◆学生時代に最も力を入れたことを教えてください
◆その活動の中で、最も苦労したこととそれをどう乗り越えたかを教えてください
◆その活動から学んだことや得たことはありますか?
【質問の意図・目的】
◆ガクチカ(学生時代頑張ったこと)の内容を通して、就活生の背景・人柄・価値観などを知るため
◆入社後に活躍することができる人材かを見極めるため
自己PRに関する質問
【質問の具体例】
◆あなたの強みとそれを表す具体的なエピソードについて教えてください
◆その強みを入社後にどのように活かせると考えていますか?
【質問の意図・目的】
◆自社の求める強み・能力を持っているかを確かめ、それが入社後に活かせるかどうかを知るため
◆就活生の人柄(キャラクター)が自社にマッチしているかを確かめるため
就活の軸(企業選びの軸)に関する質問
【質問の具体例】
◆就活の軸(企業選びの軸)は何ですか?
◆企業を選択する上で、これだけは譲ることができないという条件はありますか?
【質問の意図・目的】
◆自社にマッチしている人材かどうかを見極めるため
◆働く上での価値観・モチベーションを知るため
現在の就活状況に関する質問
【質問の具体例】
◆他社の現在の選考状況を教えてください
◆今後の就活のスケジュールを教えてください
【質問の意図・目的】
◆就活生の選考状況から、就活の一貫性や方向性を知るため
◆他社の選考状況や今後の就活の予定を質問することで、自社の志望順位を確かめるため
各質問に対する回答方法・具体例は『【リクルーター面談での頻出質問とは】選考突破に向けた回答例と対策方法』の記事で詳細に解説しています。本記事と併せて確認していただければと思います。
最後に
本記事では、"逆質問の意図・目的・具体例、そしてNGである逆質問例"を紹介しました。
リクルーター面談では逆質問が大半の時間を占めることも珍しくなく、逆質問の質が「面接官からの印象」を左右するといっても過言ではありません。
また、業界・企業研究を進めるにあたり、リクルーターと直接話すことのできるリクルーター面談は非常に貴重な機会と言えるでしょう。
本記事に記載した質問はあくまでも一例にはなりますが、是非記事の内容を参考にしていただき、"自身のリクルーター面談対策"に役立てていただければと思います。
以下は面接での逆質問について解説した記事です。リクルーター面談にも応用が効く内容になっておりますので是非合わせて参考にしてください。
1.そもそもリクルーターって何?
2.リクルーター面談の対策は何をするべきか
3.リクルーター面談でするべき逆質問とは
4.リクルーター面談に臨む前に知っておくべき基本マナー
5.リクルーターへのメールの書き方と具体例
6.リクルーターへの電話の基本マナーと具体例
7.リクルーター制度実施企業一覧(全39社)