大手芸能事務所に内定するには?仕事内容・企業一覧・志望動機例文・今後を解説
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最終更新日:2023年09月22日
普段テレビなどで見る芸能人が多く所属している芸能事務所。
華やかなイメージや憧れから、芸能事務所に就職したいという就活生は多いのではないでしょうか。
しかし仕事内容や職種など、芸能事務所が何をしているのか明確に理解している就活生は多くないと思われます。
そこで本記事ではエンタメ業界の中でも芸能事務所について、業務内容や職種、大手芸能事務所一覧などを紹介します。記事の後半には芸能事務所のエントリーシート(ES)例文や、芸能業界の課題、今後の動向についても解説します。
エンタメ業界は狭き門!?音楽・レコード会社就職志望者向けに人気企業一覧・今後の展望を紹介
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- 本記事の構成
- 芸能事務所の仕事内容とは
- 芸能事務所の職種一覧
∟芸能マネージャー
∟企画・制作
∟ファンクラブ運営
∟管理部門 - 大手芸能事務所一覧
∟オスカープロモーション
∟スターダストプロモーション
∟ホリプロ
∟アミューズ
∟ワタナベエンターテインメント
∟吉本興業
∟ジャニーズ事務所
∟LDH JAPAN - 芸能事務所のエントリーシート(ES)例文
∟芸能事務所のエントリーシート(ES)例文:ホリプロ
∟芸能事務所のエントリーシート(ES)例文:吉本興業
∟芸能事務所のエントリーシート(ES)例文:LDH JAPAN - 独立や動画配信への対応が鍵?芸能事務所の今後の課題や動向を解説
- まとめ
芸能事務所の仕事内容とは
まず初めに芸能事務所の仕事内容について解説します。
芸能事務所は芸能プロダクションとも言われ、主に所属している芸能人のマネジメント業務を行っています。
担当する芸能人のプロフィール作成や、各媒体への出演交渉、スケジュール管理などが具体的な例です。
芸能事務所のビジネスモデルは「タレントビジネス」とも呼ばれ、テレビやラジオ、イベントなどにタレントを出演させ、その出演料などから収益を得ています。
タレントの知名度が上がり一定のポジションが獲得できると、他メディアへの進出やイベントの開催、ブランドの立ち上げなど横への展開が可能となり収益の向上が見込めます。
そのため芸能事務所では、タレントが活躍し知名度を上げるためのマネジメント能力が求められると言えるでしょう。
芸能事務所の職種一覧
次に芸能事務所の職種一覧を紹介します。芸能事務所はタレントのマネジメントが主な業務ですが、配属によってはそのほかの業務を担当することもあります。
芸能事務所の採用では総合職として一括採用し適性に応じて配属を決める企業、職種ごとに採用を行っている企業の双方があります。
いずれにしても職種への理解を深めると共に、自身のやりたい事を明確にすることで選考通過をめざし更には配属でのミスマッチが起こらないようにしましょう。
芸能事務所の職種は企業によって名称が異なることがありますが、本記事では仕事内容で大きく4つに分類した以下の職種を紹介します。
- 芸能事務所の職種(1)芸能マネージャー
- 芸能事務所の職種(2)企画・制作
- 芸能事務所の職種(3)ファンクラブ運営
- 芸能事務所の職種(4)管理部門
芸能マネージャー
芸能事務所の職種1つ目は芸能マネージャーです。芸能事務所の職種と聞いて第一に思い浮かべる就活生が多いのではないでしょうか。
芸能マネージャーの仕事内容は大きく2つにわけることができます。
1つ目はタレントのスケジュール管理やブランディングなどタレントの能力や魅力を最大限引き出すための仕事です。仕事現場に同行しサポートすることも業務の一環となります。
2つ目は「営業」になります。タレントの特技や魅力などを把握しテレビ、ラジオ、イベントなど各方面に出演交渉を行います。その際出演料の交渉も行うことが多いです。
タレントのスケジュールや体調面も気にかける必要があるため、管理能力や交渉能力が必要となる職種といえるでしょう。
企画・制作
芸能事務所の規模にもよりますが、タレントが出演する番組や舞台、ライブ、イベント、映画などを制作することも珍しくありません。
制作を行う目的としては、芸能事務所が自ら制作を手掛けることでタレントのイメージに合った売り出し方をすることができる点が挙げられるでしょう。
番組やイベントの企画、収支管理はもちろん、会場の手配やYouTubeなど多媒体との企画まで様々な制作を行っています。
またタレントに関するグッズの企画も仕事の1つです。
グッズデザインの調整や進捗状況、在庫管理、販売数の決定に加え実際に売り出す際には販売ブースの設営、イベント会社、販売スタッフとの交渉も行います。
芸能事務所によっては所属タレント以外にもグッズの制作依頼を受けている事務所もあるため、志望する芸能事務所がどのようなグッズ企画を行っているのか押さえておきましょう。
ファンクラブ運営
芸能事務所の職種3つ目は「ファンクラブの運営」です。
タレントの知名度向上や一定のポジションを確立するためには多くのファンを獲得する必要があります。
ファンにとって有益な情報を発信し、タレントとファンの架け橋となることで継続的な応援に繋げることができます。
そのためにファンクラブの入会、退会受付、ファンクラブサイトの企画・運営、チケット販売など基本的な仕事だけでなく、タレントの仕事現場に同行し取材を行いサイトにアップするなどファンの気持ちに即した配慮が必要となる職種でしょう。
管理部門
管理部門では一般企業の総務部や管理部門が行う業務に加え、芸能マネージャーのアシスタントのような役割も果たします。
社員やタレントが快適に仕事をするための環境整備や管理、具体的には経営陣と現場をつなぐ秘書のような役割やテレビ、ラジオ、SNSを駆使したタレントの宣伝、移動車両の配車などを行うこともあります。
芸能業界に関わりつつ企業経営に近い経験を積め、事務や経理などの経験がある人はその力を発揮できる職種と言えるでしょう。
芸能業界の大手芸能事務所一覧
ここまでで芸能事務所の仕事内容や職種を理解できたかと思いますが、芸能業界には具体的にどのような芸能事務所があるのか気になる就活生も多いのではないでしょうか。
そこでここでは大手芸能事務所一覧を紹介します。
本記事では以下の8社を紹介します。
- 大手芸能事務所一覧(1)オスカープロモーション
- 大手芸能事務所一覧(2)スターダストプロモーション
- 大手芸能事務所一覧(3)ホリプロ
- 大手芸能事務所一覧(4)アミューズ
- 大手芸能事務所一覧(5)ワタナベエンターテインメント
- 大手芸能事務所一覧(6)吉本興業
- 大手芸能事務所一覧(7)ジャニーズ事務所
- 大手芸能事務所一覧(8)LDH JAPAN
オスカープロモーション
大手芸能事務所一覧1社目はオスカープロモーションです。
オスカープロモーションは1970年の創立以降、「美」のプロモートを続け現在では5000名の所属人数を誇る大手芸能事務所となりました。
1980年代には「第1回全日本国民的美少女コンテスト」を開催し、2017年には30周年記念大会が開催されました。
「美文化の創造」と「人的ソフト戦略」を企業理念に掲げており、企画制作部と映像事業本部から構成される株式会社オスカー企画、音楽の制作、作詞・作曲家の著作権物の著作権管理などを行うオスカー音楽出版などグループ会社全体で多彩な美のエンターテインメントを発信しています。
オスカーグループ『会社概要』
スターダストプロモーション
スターダストプロモーションは1979年に設立されました。
タレントやアーティストのマネージメント、テレビ局をはじめとした各メディアへのプロモーションを行っています。東京、大阪、仙台、名古屋、福岡、沖縄に営業所を持ち、総勢1000人を超えるタレントが所属しています。
「タレントスカウト」を重要視しており、芸能マネージャー、企画・制作、管理部門、どの職種の社員でも気になる人材がいればSNSなどを通じてスカウトできる体制が整っています。
オスカープロモーションと同様にグループ全体で音楽事業やグッズ制作など行っていますが、歯科医師や料理研究家、ボディメイカーなど専門家のマネジメントも行っている点が特徴と言えるでしょう。
ホリプロ
大手芸能事務所3社目は「ホリプロ」です。ホリプロは1963年にホリプロダクションとして設立されました。その後、吸収、合併などを経て1990年の社名変更で「ホリプロ」となりました。
設立以来、半世紀にわたりエンタメと向き合うことで培った信頼とネットワークが強みとなっています。
実際に1976年から「ホリプロタレントスカウトキャラバン」を開始するなどタレント発掘・育成における豊富な経験と実績があると言えるでしょう。現在の所属タレント数は532組となっています。
また「文化をプロモートする人間産業」を企業理念として掲げており、これまでに出会った仲間や現在のメンバーを財産としています。「ちゃんと笑えてちゃんと泣ける」企業風土が特徴と考えられます。
ホリプロ『ホリプロまるっと早わかり』
アミューズ
アミューズは1978年に設立されました。「感動だけが、人の心を撃ち抜ける」という共通認識のもとアーティストや俳優、アナウンサーのマネジメントを行い現在では200組以上のアーティストが所属しています。
2000年代からは「内製化」に力を入れ、ファンクラブ事業、グッズ制作、レーベル事業などの内製化を進めることで会社全体のサポート機能を向上させました。
今後はオンラインライブの内製化やソーシャルメディア戦略など、デジタル時代に適応したコンテンツ開発を行うことでファンとの関係性も強化していく方針を掲げています。
ワタナベエンターテインメント
大手芸能事務所一覧5社目は「ワタナベエンターテインメント」です。
ワタナベエンターテインメントは1955年に設立された「渡辺プロダクション」のグループ会社として2000年に設立されました。
俳優、女優、歌手、声優、お笑い芸人など幅広いタレントのマネジメントを行っており、現在では約300組のタレントが所属しています。
ワタナベエデュケーションスクールなど人材の発掘・育成を行っているスクールを有しており、またレギュラー番組の制作実績が多数ある点は特徴と言えるでしょう。
吉本興業
吉本興業の始まりは1912年に大阪で寄席経営を開始したことにあります。その後劇場などを立ち上げながら「吉本興行部」「吉本興業合名会社」と名前を変え、1948年に「吉本興業株式会社」、2019年に「吉本興業ホールディングス株式会社」となりました。
お笑い芸人を中心に様々なタレントをマネジメントしており、大阪、東京など7つの都府県に劇場を展開しています。
NSC(吉本総合芸能学院)など、お笑いを中心にスクールからの発掘・育成にも力を入れているため所属タレント組数は6000組と非常に多くなっています。
「アジア住みますプロジェクト」や「住みます芸人」など所属芸人を通じてグローバル展開や地域創生も行っている点は特徴でしょう。
ジャニーズ事務所
大手芸能事務所一覧7社目は「ジャニーズ事務所」です。一度は聞いたことのある就活生も多いのではないでしょうか。
ジャニーズ事務所は1975年に設立され、主に男性アイドルのマネジメントを行っています。
「エンターテイメントを通じて世界中に幸せをお届けする」という信念のもと、レコード会社である「ジェイ・ストーム」、次世代タレントのプロデュースを手掛ける「ジャニーズアイランド」などグループ会社全体でマネジメントだけでなく様々な事業を手掛けています。
「Johnny's Smile Up!Project」を開始し災害支援にあたるなど、社会貢献にも力を入れていると考えられます。
LDH JAPAN
大手芸能事務所一覧8社目は「LDH JAPAN」です。LDH JAPANは2003年に設立され2017年の社名変更で現在の形になりました。
マネジメント業務だけでなくグループ会社がアパレル事業を手掛けるなど幅広い分野を扱っており、現在は約150組のタレントやアーティストが所属しています。
基本となる理念として「人ありき」を掲げ、「いろいろな可能性や様々な夢を叶えてくれる場所が重なり合う事で相乗効果を生み多くの人達の夢を叶え、その夢でまた多くの人の希望を生む。」など一つの発想からの繋がりを大切にしています。
実際に「アーティストとして活動しているメンバーが各グループ会社と関わる」としており、メンバー、スタッフなど職種に関係なくアイディアを出しあえる環境があると考えられます。
LDH JAPAN『COMPANY』
芸能事務所のエントリーシート(ES)例文
ここまでで芸能事務所の仕事内容や職種、大手芸能事務所一覧など、芸能事務所への理解が深まったのではないでしょうか。
ここでは芸能事務所の選考で実際に出題されたエントリーシート(ES)の例文を紹介します。
エンタメ業界や芸能事務所はエントリーシート(ES)で志望動機など一般的な質問をしてくることは少ない印象があります。本記事で紹介する例文にも志望動機など頻出質問でないものがありますが、芸能事務所の選考対策にお役立ていただければと思います。
芸能事務所のエントリーシート(ES)例文:ホリプロ
あなたが好きなエンターテイメントを挙げ、その魅力を自由にPRしてください。(字数制限なし)
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芸能事務所のエントリーシート(ES)例文:吉本興業
あなたの大切なものを3つ、その理由も教えて下さい。
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芸能事務所のエントリーシート(ES)例文:LDH JAPAN
志望動機(300字)
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独立や動画配信への対応が鍵?芸能事務所の今後の課題や動向を解説
ここまでで仕事内容や大手芸能事務所一覧などを押さえることで、芸能事務所に対する理解が深まると共に志望動機などもイメージできたと思います。
しかし芸能事務所を志望するにあたり業界の課題や今後の動向が気になる就活生も多いのではないでしょうか。
そこでここでは芸能事務所の今後について課題や動向を解説します。
芸能事務所の今後の課題
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芸能事務所の今後の動向
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まとめ
本記事では芸能事務所について、仕事内容や職種、大手芸能事務所一覧、更には今後の課題、動向について解説しました。
芸能事務所はタレントのマネジメント業務やグッズ、イベントの企画など他の業界と比較すると特殊な仕事内容を行うと言えます。しかし人に深く関わる仕事のため感じられるやりがいも大きいのではないでしょうか。
エントリーシート(ES)や選考の過程で出題される質問などは特殊なものである可能性も高いため、選考対策は入念に行いましょう。
unistyleでは以下にも選考通過に役立つ記事を公開していますのでこちらも参考に今後の就職活動にお役立てください。
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ESにおける志望動機の書き方
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