志望動機が思いつかない時の見つけ方とは?書けない時の対処法やES例文も紹介

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最終更新日:2024年10月21日

エントリーシート(ES)で頻出の質問である志望動機ですが、「志望動機が思いつかない」「志望業界なのに思うように書けない」など、いざ志望動機を書こうと思っても思うように書けない人も多いのではないかと思います。

中には志望動機が書けないという以前に志望動機がないと悩む就活生もいるかもしれません。

志望動機が思いつかない、書けないことにはいくつか要因が考えられ、自分がどの原因で書けないのかを把握することで志望動機を書き進められる解決策を見出すことができます。

そこで本記事では、志望動機が思いつかない原因や書けない時の対処法などを解説します。

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志望動機が思いつかない・文字数が足りない3つの理由

志望動機が思いつかない・志望動機の文字数が足りない理由は以下の3つが考えられます。自分がどの理由で志望動機が思いつかないのか、ESに書けないのかを明らかにしましょう。

  • 理由(1)志望度が高くない
  • 理由(2)自己分析が不足している
  • 理由(3)業界研究・企業研究が不足している

それぞれ説明していきます。

理由(1)志望度が高くない

就活生において、志望動機を思いつかない・志望動機の文字数が足りない理由の1つ目は「志望度が高くない」ことです。

就活を進めるにあたり第一志望の企業以外にもエントリーする機会は多くあると思います。

しかし就活生がやりたいこととは異なる業界や、就活の軸、企業選びの軸に合わない企業をやみくもに受けてしまうと志望動機は思いつかなくなってしまうでしょう。

理由(2)自己分析が不足している

志望動機が思いつかない・志望動機の文字数が足りない理由の2つ目は「自己分析が不足している」です。

自己分析は就活生の人柄が分かるだけでなく、将来やりたいことやキャリアビジョンを考える際にも役立ちます。

自己分析が不足している状態では就活生のやりたいことを上手く伝えられないため、説得力のある志望動機は書けないでしょう。

自分のやりたいことや向いていることが分からない就活生は自己分析が不足している可能性があるので、まずは自己分析を行うようにしましょう。

自己分析については本記事でも解説していますが、自己分析のやり方が分からない就活生や自己分析をどのくらいやればよいのか知りたい就活生は以下の記事も参考にしてみてください。

理由(3)業界研究・企業研究が不足している

志望動機が思いつかない・文字数が足りない理由として「業界研究・企業研究の不足」も挙げられるでしょう。

志望度が高く自己分析を行ってる就活生でも、業界や企業研究ができていないと「企業と就活生のどこがマッチしているのか」「業界の中でもなぜその企業なのか」などを伝えることはできません。

志望している業界のどこが就活生の軸とあてはまり、その業界の中でもなぜその企業なのかを伝えることで説得力のある志望動機を書くためにも徹底した業界研究・企業研究を行いましょう。

業界研究・企業研究のやり方、情報収集の仕方などは以下の記事でも詳しく解説しているためこちらも参考にしてみてください。

志望動機が思いつかない時・文字数が足りない時の見つけ方

志望動機が思いつかない時の見つけ方

上記では志望動機が思いつかない・文字数が足りない原因を解説しましたが、ここでは志望動機が思いつかない・文字数が足りない時の見つけ方について紹介します。

企業にエントリーしようとしているが志望動機に何を書くべきかわからない就活生は是非参考にし志望動機を書いてみてください。

本記事では志望動機が思いつかない・文字数が足りない時の見つけ方として以下の3つを紹介します。

  • 志望動機が思いつかない・文字数が足りない時の見つけ方(1)自己分析で就活の軸を定める
  • 志望動機が思いつかない・文字数が足りない時の見つけ方(2)業界研究で自分自身とマッチする部分を見つける
  • 志望動機が思いつかない・文字数が足りない時の見つけ方(3)企業研究で企業の魅力を見つける

志望動機が思いつかない・文字数が足りない時の見つけ方(1)自己分析で企業選びの軸を定める

志望動機が思いつかない・文字数が足りない時は自己分析をすることで就活の軸、企業選びの軸を定め志望動機を見つけてみましょう。

企業選びの軸を明確にする方法は、企業選びの軸の定め方と注意すべき3つのポイントとはにもある通り、(1)いろんな人の企業選びの軸に触れる(2)自分の経験から見つける(3)業界研究をして企業選びの軸を知るという3つがあります。

これらはどれかをやればよいという訳ではなく、それぞれを並行して進めると精度の高い企業選びの軸になるでしょう。

「いろんな人の企業選びの軸に触れる」に関しては、本記事の最後に載せている内定者のエントリーシート(ES)を確認したり説明会やOBOG訪問などで社会人の企業選びの軸を聞いてみましょう。その中で共感する軸を探し出し、共感した軸を参考にしながら自分の企業選びの軸にしていくのがお勧めです。

「自分の経験から見つける」に関しては、簡単にできる自己分析のやり方8選!-やり方別のメリット・デメリットをunistyleが独自調査-にある、以下の7ステップを参考に志望動機につながる企業選びの軸を考えていきましょう。

自己分析を完成させる7ステップ

1.自分を客観的に判断できるデータを準備する
2.過去の自分自身の出来事を把握する
3.過去の経験に感情を付け足す
4.過去の出来事を深掘りする
5.過去の出来事に対して「どんな行動をとったか」を考える
6.過去の出来事を振り返り「共通点」を探す
7.職種など企業選びの軸を考える

ステップの1-6で過去の経験を振り返り、そこから得られた情報を元に、将来自分が働く上で求めることを整理します。

その際以下のunistyleが定めている企業選びの軸8つを参照しながら、自分がどの項目を大事にするか振り分けるとよりスムーズに志望動機につながる企業選びの軸を考えやすいです。

企業選びの8つの軸の具体例

また過去の振り返りだけでなく、将来の実現したいこと、例えば子供が欲しいのか、昇給して給料を上げたいのか、起業したいのかなども踏まえて働く上で求めることを考え上記の項目に振り分けます。

将来したいことを考える場合は【夢がない人必見】就活での将来の夢・成し遂げたいことの答え方|良い例・悪い例付を参考にして考えてみるとよいでしょう。

最後に「業界研究をして企業選びの軸を知る」に関して、「自分の経験から見つける」で考えた企業選びの軸をさらに明確にするためには世の中の様々なビジネスを知る必要があります。

そこで働く人が何をやりがいにどんな仕事をしているのか、ビジネスによってそれはどう違うのか、それを受けて自分はどう感じるのかを考えてみましょう。

【関連記事】
以下の記事では企業選びの軸を30人の内定者の例を踏まえながら説明しています。自身が共感する軸が何か考える上で参考にしてみてください。
【企業選びの軸一覧】内定者ES例文50選と軸の定め方を紹介

志望動機が思いつかない・文字数が足りない時の見つけ方(2)業界研究で自分自身とマッチする部分を見つける

自己分析を行い就活の軸、企業選びの軸は定まっているが志望動機がうまく思いつかない、という就活生は業界研究をしてみましょう。

その際に【業界別】志望動機(志望理由)の書き方とアプローチ方法|ES例文付で説明している消去法のアプローチを参考にしてみてください。

消去法のアプローチの仕方

【1】自分の経験に基づく、企業に求める条件(企業選びの軸)を洗い出す

 ▼

【2】企業に求める条件(企業選びの軸)に合致する業界はどこか調べる

 ▼

【3】企業に求める条件(企業選びの軸)を組み合わせ、業界を消去していく

この方法を元に業界・企業研究をすると網羅的かつ一貫性が担保されやすく、説得力のある志望動機になるため企業からの評価も受けやすくなります。

【1】は先述の企業選びの軸を明確にすることを元に行います。

【2】【3】では、例えば「チームで働く仕事」が軸の場合は、SIerや総合商社、不動産デベロッパーなどは合致するが、銀行の中小企業営業や証券会社の営業、MRなどは合致しないというような判断を行えます。この判断を他の軸と業界でも行えば最終的に自分の企業選びの軸に合致する業界が浮かび上がるという流れです。

しかし元々企業選びの軸にマッチした業界を見ていたが、「就活に幅を持たせたい」「他の業界も知りたい」という理由から志望する業界や企業を増やそうとしている場合、企業選びの軸とマッチしている部分が見つかりにくいため志望動機は簡単には思いつかないでしょう。

その場合はまず新たに志望する業界のどういった部分に魅力に感じ、就活生の軸とどこが当てはまっているのか考えることで見ていなかった業界や企業の志望動機を見つけてみましょう。

志望動機が思いつかない・文字数が足りない時の見つけ方(3)企業研究で企業の魅力を見つける

志望動機が思いつかない時、文字数が足りない時には企業研究をすることも有効な方法になります。

特に自己分析で就活の軸を、業界研究でその業界や企業と就活生のマッチする部分を押さえている場合、志望動機で他の就活生と差別化を図れる意味でも企業研究は有効です。

またエントリーシート(ES)や面接では「業界の中でもなぜその企業か」を聞かれることがあります。

志望動機をエントリーシート(ES)に書く段階から「業界の中でもなぜその企業か」に対する明確な理由が述べられていると好評価につながるでしょう。

企業研究を行うことで適切な志望動機を見つけ、企業から高評価を得られるようにしましょう。

志望動機の書き方を解説

志望動機の書き方

ここまで志望動機が思いつかない理由や文字数が足りない時の他の就活生と差別化した志望動機を書く方法を解説してきました。

ここでは実際の志望動機の書き方や志望動機における書き方のフレームワークについて詳しく解説します。

まず、企業が就活生に志望動機を聞く意図を押さえておきましょう。【新卒】就活の志望動機とは?書く時の注意点やテンプレも紹介-例文5選付-にあるように、企業が志望動機を聞く意図は以下の2点です。

  • 企業が志望動機を聞く意図(1)志望度の高さを知りたい
  • 企業が志望動機を聞く意図(2)社風やビジョンとマッチするかを知りたい

この意図を踏まえると、志望動機を書く際には下記の4点をしっかり伝える必要があります。

  • 志望動機の書き方(1)将来の目標は何なのか
  • 志望動機の書き方(2)なぜその業界なのか
  • 志望動機の書き方(3)業界内でもなぜその企業なのか
  • 志望動機の書き方(4)どのようなことで企業に貢献できるのか

これら4つを説得力のある形かつ分かりやすく伝えるために、志望動機をフレームワークに沿って作成することが望ましいですが、以下からは志望動機のフレームワークを解説する前にまず志望動機に書くべき4点について詳しく解説します。

志望動機の書き方(1)将来の目標は何なのか

まず志望動機には将来何を成し遂げたいのか、就活生の目標を伝えるようにしましょう。

企業で何を成し遂げたいのか、どのように活躍したいのかなどを書くことで就活生のモチベーションの高さを伝えることができます。

更になぜその目標を成し遂げたいのか、理由となる原体験をもとに志望動機を書くことができると説得力が増すでしょう。

志望動機に書く将来の目標が業界や企業の方向性とずれている場合は企業側に違和感を与える可能性があるため注意が必要です。

志望動機の書き方(2)なぜその業界なのか

志望動機には「なぜその業界なのか」も書くようにしましょう。

ここでも原体験や就活の軸に基づきなぜほかの業界ではなくその業界を志望しているのか、理由を明確に書くようにしましょう。

就活の軸や就活生の経験と照らし合わせてその業界を志望する理由を書くことができれば、「将来の目標」の信憑性も高まります。

「この就活生はこんな経験があり、そこからこの目標を達成したいと考えたからこの業界を志望しているのか」と企業に納得してもらえる志望動機を目指しましょう。

志望動機の書き方(3)業界内でもなぜその企業なのか

志望動機には「なぜその業界なのか」に続いて「なぜその企業なのか」も書く必要があります。

1つの業界に多くの企業が存在している中でなぜその企業なのか、理由をしっかり述べることができれば志望度の高さを伝えることができます。

業界の中でもその企業を選んだ理由は企業の強みや社風、社員の人柄などから語ることができます。

こちらも就活の軸、将来の目標と照らし合わせ「将来の目標を達成するためには○○が必要であり、貴社の○○の環境なら実現できると考えています」のように自然な流れで志望動機に書くようにしましょう。

志望動機の書き方(4)どのようなことで企業に貢献できるのか

「どのようなことで企業に貢献できるか」を書くことも志望動機には必要になります。

企業に入社した際にどのような仕事でどのような能力を発揮しどう貢献するのか、具体的な志望動機を書くようにしましょう。

この項目は企業の業務内容などを詳しく理解している必要があるため、以下の記事も参考に企業研究を進めてみてください。

志望動機における書き方のフレームワーク

ここからは上記で紹介した志望動機に書くべき4つのポイントを論理的に伝えるためのフレームワークを紹介します。

ここでは「成し遂げたいことに基づいて書く方法」「自身の適性に基づいて書く方法」を紹介します。

どちらの場合も、「自身の夢や向いていることが自身の経験に根ざしているか?」が一番の差別化のポイントであり、評価の分かれ道であると言えます。

以下でそれぞれのフレームワークを紹介します。

成し遂げたいことに基づいて書く方法

(1)成し遂げたいこと
(2)きっかけとなる経験
(3)企業選びのポイント
(4)他に受けている業界とその業界ではダメな理由
(5)具体的に取り組みたい仕事
(6)業界の中でもその企業の理由


参考:【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説

成し遂げたことに基づいて志望動機を書く場合は未来志向な理由となりますので、明確にやりたいことやビジョンをお持ちの方におすすめのフレームワークです。

自身の適性に基づいて書く方法

(1)自分自身が向いてること
(2)向いてることの具体的な経験
(3)向いていることを活かして志望業界で取り組みたい仕事
(4)他に受けている業界と他業界ではダメな理由
(5)業界の中でもなぜ当社か


参考:【就活生必読】志望動機が特になくても書けるフレームワークとは?

次に自身の適性に基づいて志望動機を書く場合は、明確に自分の強みを理解している方におすすめのフレームワークとなります。

上記のいずれも方法が違うだけで良し悪しは無く、ビジョンで語るのか強みで語るのか、自分が最も説得力を持って志望動機を伝えることができる方を選択してください。

ただしいずれにも共通しているのは志望動機を結論ファーストで伝えること、その志望動機を抱くきっかけとなった過去の経験や理由、何故それは他業界や同業他社ではだめなのかを伝える必要があります。

過去の経験を語ることで強みややりたいことへのモチベーションを伝えることができ、他社との比較を加えることで志望度の高さを伝えることができます。

基本的な志望動機の書き方やフレームワークを改めて確認したい方は、以下の記事や動画も参考にしていただければと思います。

志望動機のエントリーシート(ES)例文6選

志望動機のエントリーシート(ES)例文

ここまで志望動機が思いつかない、書けない理由やその対処法について解説してきましたが、ここでは実際に志望動機のエントリーシート(ES)例文を紹介します。

志望動機が思いつかない、書けない就活生はエントリーシート(ES)例文も参考にし志望動機を書いてみてください。

本記事では以下のエントリーシート(ES)例文を紹介します。

志望動機のエントリーシート(ES)例文:【総合商社】豊田通商

あなたの将来の夢や目標は何ですか。その上で豊田通商を志望する理由は何ですか。(150文字以上300文字以下)

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志望動機のエントリーシート(ES)例文:【食品メーカー】森永製菓

食品業界を志望する理由と、その中でも当社を志望する理由をご記入ください。(200文字以内)

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志望動機のエントリーシート(ES)例文:【電機メーカー】キヤノン(Canon)

なぜキヤノンを志望するのかを教えてください。(400文字以内)

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他の就活生と差別化した志望動機が書けない時の対処法

他の就活生と差別化した志望動機が書けない時の対処法

就活生が志望動機を思いつかない理由、志望動機が思いつかない時の見つけ方は理解できたと思います。

しかし志望動機に書くことは思いついているけどうまく文章にできない、情報が足りないという就活生もいるのではないでしょうか。

ここでは詳細な志望動機が書けない、書き方が分からない時の対処法を紹介します。

  • 他の就活生と差別化した志望動機が書けない時の対処法(1)企業説明会に参加してみる
  • 他の就活生と差別化した志望動機が書けない時の対処法(2)OB・OG訪問で詳細な情報を得る

他の就活生と差別化した志望動機が書けない時の対処法(1)企業説明会に参加してみる

企業説明会に参加することは詳細な志望動機が書けない時における対処法の1つです。

企業説明会では企業のホームページや資料からは得ることのできない情報を知ることができます。

また企業に勤める社員の方に直接質問できる機会もあるため就活生が抱く疑問を解消することもできます。

企業説明会に参加することで就活生の疑問や企業とマッチする部分を見つけ、詳細な志望動機を書くようにしましょう。

他の就活生と差別化した志望動機が書けない時の対処法(2)OB・OG訪問で詳細な情報を得る

志望動機が書けない時の対処法2つ目は「OB・OG訪問で詳細な情報を得る」です。

OB・OG訪問では企業説明会よりも長い時間企業に勤める社員の方に質問ができるため、より詳細な情報を得ることができます。

また人事の方だけでなく企業の現場に勤務する社員の話を聞くことができればよりリアルな情報を得ることができるでしょう。

OB・OG訪問は行うだけで志望度を示せる点もありますが、場合によっては企業に勤める社員の方が就活当時に志望動機に書いていたことを教えてくれることもあるため、OB・OG訪問を行うことはお勧めです。

志望動機を作る時に気を付けるべき注意点

就活生がエントリーシート(ES)に志望動機を書く時や面接で伝える際の注意点を解説します。

志望動機に限らず、就活で問われる質問項目に共通して意識すべきことを紹介していますので、参考にしてみてください。

  • 注意点(1)働く意欲がないと感じる内容は避ける
  • 注意点(2)企業選びの軸が志望企業と合っているか
  • 注意点(3)「成し遂げたいこと」と「きっかけとなる経験」に一貫性を持たせる

注意点(1)働く意欲がないと感じる内容は避ける

採用担当者は志望動機を通じて応募者の企業への理解や意欲を評価します。

そのため、企業の給与・待遇・福利厚生など、企業の事業や業務と直接関係がない部分に対する思いだけを述べた志望動機の内容では、企業で働くこと自体に関心が少ないと思われてしまいます。

また、自分自身の利益を優先する利己的な就活生という印象を与えてしまうかもしれないため注意が必要です。

志望動機を聞く意図に沿っていない言及はなるべく控えましょう。

注意点(2)企業選びの軸が志望企業と合っているか

就活生の志望度が高くても、会社が目指すビジョンと就活生が目指すところが異なっていると入社後にミスマッチを感じてしまい、早期退職に繋がる可能性が高くなります。

そのようなリスクを防ぐため、採用担当者は就活生の「企業に興味を持つきっかけとなった経験」や「志望動機の背景にある企業選びの軸」が自社の働き方に合ったものであるのか、適性を知る必要があります。

自身の経験や就活の軸、背景を踏まえ企業選びの軸と企業が一致する点を明らかにし、説得力のある志望動機の作成を心がけましょう。

注意点(3)「成し遂げたいこと」と「きっかけとなる経験」に一貫性を持たせる

志望動機で重要視される点は、「きっかけとなる経験」です。

志望する企業でいくら立派な「成し遂げたいこと」を語ったとしても、経験に基づくものでなければ何の説得力もありません。

例えば、旅行で海外に行ったことのあるだけの人が、「海外で仕事がしたい」と志望動機としてアピールしても、まったく説得力はないでしょう。

「成し遂げたいこと」と「きっかけとなる経験」はセットで語るべき内容です。

この「成し遂げたいこと」と「きっかけとなる経験」の一貫性が、志望動機の評価において多くを占めることになります。

「何故」成し遂げたいと感じた経験があるのか自己分析を通して明らかにして、その経験をこの会社でどのように活かしたいのか、その要素を志望動機に盛り込むことで、自他共に納得感のいく志望動機を作り上げることができるでしょう。

最後に

志望動機が思いつかない 最後に

本記事では志望動機が書けない、思いつかない時の解決策を解説してきました。

志望動機が思いつかない時には企業選びの軸を明確にすることが何より重要です。そのため様々な方法を用いて企業選びの軸を明確にし、志望動機を書き進めるようにしていきましょう。

また説明会やOBOG訪問を通じ他の就活生と差別化した志望動機も作成してみてください。

unistyleでは業界別でも志望動機の書き方を解説しているため以下に記事一覧を掲載しておきます。

また併せて志望動機に関する完全攻略記事も掲載しますのでこちらも参考にし今後の就職活動にお役立てください。

志望動機が思いつかない時の対処法(外部サイト)

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