【ワンランク上のOB訪問】仮説に基づいた質問作成術39選
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最終更新日:2024年11月05日
本記事では今後の自己分析、企業分析につながり、企業側から高い評価を得ることができるような有意義なOB訪問のために、仮説に基づいた質問例を紹介しています。
また、この記事ではOB訪問における「質問」についてフォーカスしています。OB訪問について全体像を把握したいという方はまずは以下の記事から入っていただければと思います。
参考:OB訪問やり方大全!OB訪問の目的から時期・質問内容まで徹底解説
就職活動におけるOB訪問の活用方法を解説した記事です。OB訪問の目的から、筋の良い質問の例、具体的なマナーまで、OB訪問をするうえで必要な「how to」をすべて網羅しているのでぜひご一読ください。
OB訪問ですべき質問は「仮説を検証する質問」
その企業の選考を突破して入社しているOB社員は、評価につながりやすい自己PR・志望動機をある程度理解していると考えられます。よって、最も効果的なOB訪問の利用法は、自分が「このような志望動機、自己PRをすれば内定が貰えるだろう」と考えている仮説を社員にぶつけてフィードバックをもらうことです。
仮説である以上フィードバックで誤りを指摘される可能性はありますが、そのフィードバックを基に仮説を修正してより良いものにしていくことが大切であり、それこそがOB訪問をする価値と言えます。
大枠をまとめると、
「自分の成し遂げたいこと・志がその会社で実現できるのか」
「自身の強みが企業の求める人物像に合致しているのか」
といった内容がOB訪問ですべき質問となります。
OB訪問の事前準備では「仮説を設定して整理しておく」べき
OB訪問の準備は、①アポイントを取る段階と、②OB訪問が実りあるものになるように質問を考える段階、これら二つに分かれますが、今回は後者に着目します。
OB訪問ですべきは「仮説を検証する質問」であることから、OB訪問の準備は、この「仮説を設定して整理すること」にほかなりません。仮説を設定するとは学生時代頑張ったこと・自己PR・志望動機の3つについて、自分が現時点で評価されるだろうと考える内容を作ることです。
この仮説設定をするためには、自己分析と業界研究が必要になります。自己分析、業界研究については以下の記事を参考にしてください。
参考:簡単にできる自己分析のやり方8選!-やり方別のメリット・デメリットをunistyleが独自調査-
就職活動の鉄板とも言える 「自己分析」 の目的や方法、内定獲得に向けた活用法を紹介した記事です。文章が少し長いですが、就職活動のスタート時にはもちろん、ES・面接など選考対策としても役に立つので、適宜見返していただければ幸いです。
参考:【最新版】業界研究のやり方やポイントをわかりやすく徹底解説
業界研究の目的から、その具体的な方法や注意点までを網羅的に解説した記事です。「業界研究って何?」という方から「自分は業界研究は完璧だ」と思っている方まで、改めて理解を深めるきっかけにしていただければと思います。
自己分析と業界研究ができたら、次にすべきは学生時代頑張ったこと・自己PR・志望動機を実際に文字に起こして書いてみることです。
それぞれの書き方についての説明も以下の記事に譲ります。
参考:ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-
学生時代頑張ったことに関する設問についての解説記事です。評価される内容の選び方や論理的な構成にするためのフレームワークなどの実践的なテクニックが載せてありますので、ESを書く際の参考にしてみて下さい。
内定レベルの自己PRを簡単に完成させる方法について解説しています。「学生時代頑張ったこと」と「自己PR」の違いの説明や、論理的な構成にするためのフレームワークなどの実践的なテクニックが載せてありますので、参考にしてみて下さい。
志望動機に関する質問についての解説記事です。企業が志望動機を聞く理由を踏まえながら、論理的で納得感のある志望動機を誰でも作ることができるフレームワークを紹介しています。ぜひご参照ください。
仮説別!OB訪問における質問例
「こんなこと言われてもいきなりゼロから質問を考えるのは難しい」という人のために、OB訪問で設定した仮説を検証するための質問例を、
「自己PRに関する仮説を検証する質問」
「志望動機に関する仮説を検証する質問」
に分けて、それぞれ紹介します。
①自己PRに関する仮説を検証する質問例
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②志望動機に関する仮説を検証する質問例
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思考停止で質問例をなぞるのはNG
ここまで具体的な質問例を伝えてきましたが、「これさえ聞いていればいいだろう」と頭を使わずに例をなぞるのはやめた方がよいと考えています。
この記事に限らず、「評価される逆質問」などの就職活動におけるコミュニケーションノウハウはunistyle以外にも多く存在しています。これらのノウハウ情報の負の側面として、「思考停止でそこに書かれていることをなぞる人間」を生み出してしまいかねないことが挙げられると思っています。
どんな情報に触れる際にも、読み取るべきはその背景の思想であり、その思想を吸収し咀嚼して自身のアウトプットに活かすべきです。(読み取った結果「この情報は筋が悪いから活かさない」といった取捨選択まで行うことも、時には必要だと思っています)
情報の表面だけを舐めて思考停止で就職活動を進める人がよい結果を得られるとは思っていませんし、社会に出てからも明確な正解のある仕事は基本的に存在しません。
この記事に関して言うと、最初に紹介した通り、OB訪問は仮説をぶつけてフィードバックを貰うことで志望動機や自己PRをブラッシュアップする機会です。思考停止で質問例だけを聞いていても、目的意識がないため空虚なコミュニケーションになります。
学生・OB双方にとって不毛な時間にならないよう、目的意識を強く持って準備をするとともに、訪問中も頭をフル回転させて臨みましょう。
最後に
当たり前ですが、OB訪問も人対人の有機的なコミュニケーションの場です。質問リストを消化しようとして話の途中で急に話題を大きく変えるのはおかしいですし、疑問に思ったり興味が湧いた話題があれば質問リストに無いものであっても深掘りしていってよいでしょう。
余念なく準備しつつも、対話の場として自然体で誠意を持って臨めば、自ずとよいコミュニケーションになり、OB社員とも仲良くなって深い話ができると思っています。自己PRや志望動機をブラッシュアップできて美味しいご飯も食べられるOB訪問を、ぜひ有効活用してください。
▶【実際に使ってみた】Matcher・Visits OB|ビズリーチ・キャンパス|OB訪問アプリって実際どうなの?
OB訪問は大学のキャリアセンターだけでなく、様々な媒体から可能になっています。実際に就活生に多く利用されている媒体をここでは紹介しています
▶総合商社のOB訪問は「依頼する」から「呼び出される」へ?選考解禁前に評価される学生たち
OB訪問が重視されている総合商社では、OB訪問とは言え、学生が企業側から呼び出されることも増えているようです。
▶リクルーターも選考官!リクルーターがついた時に気をつけるべきこと
リクルーター面談も大切な選考プロセスです。OB訪問とリクルーター面談、その違いをしっかりと理解しましょう