企業選びの軸の定め方と注意すべき3つのポイントとは

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最終更新日:2024年11月05日

本記事では「企業選びの軸」についてお話しておきたいと思います。

「企業選びの軸」とはつまり、あなたがどんな基準を持ってたくさんある業界の中から受ける企業を選んでいるのかということです。

「企業選びの軸」に関しては企業のエントリーシートや面接でもよく聞かれるものであり、重要な質問の一つです。

参考:闇雲な自己PRはNG 〜自己PRするなら企業が求める能力を理解してから〜
自己PRをする際にも、企業の求める能力をアピールすることが大切です。是非参考にしてください。

 

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1.初めのうちは意識する必要はありません

エントリー戦略の三つの基本で話をした通り、初めのうちから自分自身の思い込みだけで企業選びの軸を決めこんでしまい、受ける企業を絞ってしまうことはデメリットが大きすぎます。

参考:
エントリー戦略の概要
エントリー戦略の実践
→これらの記事では企業にエントリーする上でのポイントを解説しています。ポイントでも解説していますが、エントリーをしていく中で企業選びの軸が定まってくると思います。

初めのうちはエントリー戦略の基本通り、受けたいと思ったところから、受けられるだけ受けるということを意識していただきたいと思います。

自ら様々な業界を受けようとするうちに、おぼろげながら企業選びの軸がはっきりしてくると思います。

2.色んな人の企業選びの軸に触れよう


とはいいながらも企業選びの軸は上述の通り、志望動機でも大きな意味を持つ大切な要素である程度決める必要があるのも事実です。

特に既にエントリーシートの提出が迫っているような段階でこの記事を読んでいる方は尚の事、悠長なことは言っていられないというのが正直な気持ちでしょう。

そういう方は、今すぐ色んな人の企業選びの軸を調べ、自分が最も共感できるものに出会うようにしましょう。OB訪問や内定者訪問をした上で、どんな企業選びの軸でどんな企業を実際に受けたのかを聞いてみましょう。

例えば筆者の場合は、「自分のアイデアを人と共有することで、世の中に影響を与えることができる仕事」というのが企業選びの軸でした。

だからこそモノを扱う企業よりも、アイデアが直に反映されるサービスを扱う企業、その中でも既存の枠組みにとらわれず常に新しいビジネスにチャレンジする商社業界というものに魅力を感じました。

私の場合も初めからこのような企業選びの軸に思い当たったわけではなく、とあるOB訪問で同じような企業選びの軸で商社に入社し、仕事をしている人に非常に共感を覚えた経験があったからです。

自分が言語化できなかったことをさらりと言語化してくれる存在に出会えたことから私の志望動機作りは一気に進みました。

参考:就職活動における正しい目標設定について
こちらの記事でも解説していますが、自分一人で考え尽くしても、答えは自分の中にありません。様々な人の考え方に触れる中で見つけていく事が、最も手っ取り早く自分自身の考えを確立することにつながります。

3.自身の経験から企業選びの軸を見つけよう

ところで企業選びの軸は何でもよいのかというとそうではなく、やはり自分自身にあった企業選びの軸というものを考えていく必要があります。

例えば、海外には旅行で少し行ったことのある程度の人が、「海外で働きたいから商社や船会社、メーカーの海外事業部で働きたい」と言ったところで信憑性がありません。本当に海外で働きたいのか、海外で働きたいとしてもできるのかといった点で疑問はつきません。

という意味では、企業選びの軸というものは、過去の自分自身の経験というものと結びついている必要があります

私が「自分のアイデアで世の中に影響を与える仕事」がしたいと考えるようになったのも大学時代の学生団体の理事活動やアルバイトにて自分自身の提案が受け入れられそれが大きな影響を及ぼすことに楽しさを覚えたという経験とリンクしたからでした。

また、筆者の友人である商社の食糧部門に勤めている方は幼い頃から魚を見ることが好きで、大学院では魚の基礎研究を行っていたという経験と「魚・海に関わる仕事」がしたいという企業選びの軸がマッチして現在会社で働いています。商社に入社しなければ、マルハニチロ食品で働いていただろうと話をしています。

以上見てきた通り、説得力のある話をするためには、企業選びの軸を自分自身の経験と結びつけて話をする必要があります。

自分の経験とマッチする企業選びの軸を見つけるように様々な人の考えに触れるようにしましょう。もちろんその企業選びの軸と経験のマッチに関しても採用担当者の共感を得られるものである必要があります。

参考:簡単にできる自己分析のやり方8選!-やり方別のメリット・デメリットをunistyleが独自調査-
企業選びの軸を自身の経験に結び付けるためには自己分析が必要不可欠です。こちらの記事では自己分析の目的からやり方まで徹底網羅しています。必ずご覧してください。

4.業界研究をして企業選びの軸を知ろう

企業選びの軸がわからなければ、なぜ他の業界ではなくこの業界を選んだのかということを語り始めることができません。とはいっても、業界ごとの財務諸表の細かい部分や利益率の違いをいくら調べても企業選びの軸は見つかりません。

企業選びの軸をはっきりとさせるためには世の中の様々なビジネスを知らなくてはいけません。

そこで働く人が何をやりがいにどんな仕事をしているのか、ビジネスによってそれはどう違うのか、それを受けて自分はどう考えるのかといったことを考える必要があります。

上記で見てきた通り、様々な人の考えに触れながら自分自身の体験・経験と照らし合わせて納得のいく企業選びの軸を見つけてください。

参考:【企業選びの軸一覧】内定者ES例文50選と軸の定め方を紹介
こちらの記事では企業選びの軸を内定者の例を踏まえながら回答をしています。少しでも多くの人の考えに触れることが大切なので、ご覧になって頂けると幸いです。

今回のまとめ

いかがでしょうか。

企業選びの軸は志望動機において重要になります。軸を踏まえた上でその企業を選んだ理由を話すことで説得力を増すことができます。

しかし、軸を確立するのは自分一人では難しいです。自己分析をして自分がどのような条件を求めるのか把握した上で、様々な人の考えに触れることで、自分の軸を確立させることができるでしょう。

参考:【就活における7つの企業選びの軸】自身の軸に合った業界を知ろう
unistyleでは企業を選ぶ軸は大きく分けて7つに分類されると考えています。7つの軸についての紹介と、各軸ごとにどのような業界を受けるとよいのかを簡単にまとめています。
参考:企業選びで使える7つの分類軸|BtoB・ゼネラリスト・個人主義?
こちらの記事では企業選びの軸を考える時に活用可能な7つの分類軸を紹介しています。これらの軸を一つ一つ考えていく上で、方向性を固めることができるでしょう。
参考:【最新版】業界研究のやり方やポイントをわかりやすく徹底解説
こちらの記事では企業選びの軸を確立させる中で、自己分析に加え、大切な要素である業界研究のやり方を記載しています。

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