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【内定者例文つき】「企業選びの軸」の書き方と軸を定める意義

【内定者例文つき】「企業選びの軸」の書き方と軸を定める意義

掲載開始日:2015年02月05日
最終更新日:2019年02月05日

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企業選びの軸」に関する設問は例年増えてきており、アクセンチュア、旭硝子、野村不動産などのESで過去出題されています。

本記事では、そもそも企業選びの軸とは何か、定めることでどのようなメリットがあるのかについての説明を行いながら、実際の内定者の回答を基に設問として問われた場合の対応を解説していきます。

企業選びの軸とは?

「企業選びの軸」とは、多くの企業を見ていく中で受ける企業を選ぶあなたなりの基準のことです。

「企業選びの軸」に関しては企業のエントリーシートや面接でもよく聞かれるものであり、重要な質問の一つです。

もちろん、「ESの設問や面接の質問で出てくるから」という面もありますが、それ以外にも軸を定めることには多くのメリットがあり、以下にて主なものを列挙すると

受ける業界・企業が絞り込める
志望動機が書きやすい
入社後のミスマッチが起きる可能性を減らせる
転職の際にも前職を辞める理由を無理なく語れる

といったものがあります。それでは、以下にてそれぞれのメリットを解説していきます。

受ける業界・企業が絞り込める

当然ですが、無数とも感じるほどある選択肢の中から選んでいくわけですから、ある程度の軸や基準がなければいけませんが、消去法という考え方だけでなく、積極的に炙り出していくという考え方もあります。

何か一つ軸を定めることが出来れば、そこから芋づる式にいくつかの業界・企業を選定することが出来ます。

このように、漫然と就活サイトとにらめっこをするのではなく、きちんと軸を明確化しておくことで、探す手間や「なんとなく面白そうだから説明会行ったけど合わなかったな・・・。」といった時間の浪費を避けることが出来ます。

志望動機において「なぜ他の業界(企業)ではなくうちの業界(企業)なのか」を説明する際に、比較する上での基準になるものが企業選びの軸であり、他人に伝えられる軸があるからこそ、比較とその結果も他人が理解できるものになります。

例えば、「自分自身の考えや行動が価値になる仕事がしたい」という軸を持っている学生を例に、図にして解説していきます。

①企業選びの軸
自分自身の考えや行動が価値になる仕事がしたい。
②きっかけとなる経験
高校生での文化祭実行委員の経験および大学時代のアルバイト・サークルでのリーダーとしての経験から自分の考えや行動が認められ、一つの企画や提案が形になることにやりがいを感じてきた。仕事でもそのようなやりがいを感じられる仕事がしたいと考えて貴社を志望している。
③-1 受けてる業界1「コンサルティング業界」
企業が抱える経営課題に対して、純粋に自分自身で考え抜いた解決策を提示するコンサルティング業界の仕事であれば、最も自分の考えや行動が反映されると感じた。総合商社や金融業界だとどうしても自分の関わる領域にのみ限定されるがコンサルティング業界であれば幅広い領域に対して提案が可能だと思う。

③-2 受けてる業界2「総合商社」
トレードだけでなく事業投資を行い、企業の課題に対して物流面だけでなく、金融・コンサルティングなど多方面から関われることが魅力に感じた。コンサルティング業界や金融では、経営していく課題そのものを自ら解決する立場にはたてず、あくまでアドバイスや資金の融通というものに終わってしまうのに対して、総合商社であれば事業投資と事業経営を通じて主体的に関わることができると感じた。

③-3 受けてる業界3「銀行」
幅広い業界の企業が抱える資金面に対して多数の金融商品から解決策の提案を行うことが出来る点に魅力を感じた。総合商社では関わることのできる企業が配属により限定されてしまう点に物足りなさを感じ、コンサルティング業界では経営のアドバイスという点でしか関わることができないのに対して、銀行であれば資金を提供している限り、線で関わり続けることができると感じた。

上記の図と具体例を見ていただくとイメージしやすいかと思います。一つの企業選びの軸およびそれに基づく経験から、企業選びの軸と経験に当てはまる業界を複数受けていく形になります。

参考:7つの「企業選びの軸」|軸に合った業界を知る
→企業選びの軸としてよく見かける7つの軸と、それに合った業界を紹介した記事です。軸は定まっているがどこを受けたら良いのか分からない、そもそも軸とはどのようなものがあるのか分からないといった方は是非ご覧ください。

上記の通り、一つ確固とした企業選びの軸と自身の経験があれば、複数業界を受けていくのが簡単なことがわかるかと思います。内定がないうちは上記の受け方で5業界程度は受けるつもりで準備するのがよいでしょう。

志望動機が書きやすい

unistyleでは志望動機の書き方として以下のフレームワークを推奨しています。

このフレームワークでは、大枠を整理して最後に企業比較という狭い範囲での比較につなげることで、論理的な志望動機を書くことが出来ます。

また上記の通り、説得力のある志望動機を語る上では他業界との比較も重要であり、そのためには軸の策定が必須です。

また、多くの就活生が軸に基づいて多くの業界・企業を受けると思いますが、企業選びの軸をきちんと定めれば、複数の業界・企業であっても志望動機を考えることも難しくありません。

こういった点から、企業選びの軸を定めるのは、実際に企業を選ぶという段階ではもちろん、その次のフェーズの「志望動機を考える」ことにも有用だとわかります。

入社後のミスマッチが起きる可能性を減らせる

多くの時間をかけて就職活動をしたのにも関わらず、入社後三年、早ければ半年に辞める人が少なくありません。その理由としては、以下のような調査結果があります。

初めて勤務した会社を辞めた理由(トップ4)
①労働条件・休日・休暇の条件がよくなかった(22.2%
②人間関係がよくなかった(19.6%
③仕事が自分に合わない(18.8%
④賃金の条件がよくなかった(18.0%

参考:厚生労働省 平成25年若者雇用実態調査の概況

やってみないとわからないこともありますが、人によっては始める前からわかっていたこともあるでしょう。どれがそれに当たるのかは企業や人によって変わるところですが、こういったデータがある以上、選考の場では伝えなくても、エントリー前や、最終的な進路を決める際には条件面についても軸を設けてキチンと考えなければいけないところでしょう。

企業選びの軸をはっきりさせておくと転職の質問も答えるのが楽

企業選びの軸を新卒の就職時にもはっきりさせておくと、転職する際にも質問に答えやすくなります。転職の面接では「なぜ辞めるのか」というのは頻出の質問ですが、上記の通り企業選びの軸をはっきりさせておくと、

元々、「自分自身の考えや行動が価値になる仕事がしたい」という思いで新卒では総合商社に入社したものの、実際に事業経営に関わる部署というよりはトレード主体の部署に配属されてしまい、海外に駐在したり子会社に出向しても基本的にはトレードを行う要員としての要素が強そうだったため転職を考えるようになった。

といった形で整理して話すことができるでしょう。意外にも社会人になっても企業選びの軸や自分がやりたいことについてしっかりと考えられている人は少ないです。

ですので、新卒の入社時に企業選びの軸に向き合っておくと、入社してからも自分のキャリアを考える指針となり、転職時にも説得力のある話ができるというメリットもあるでしょう。

【参考】内定者のES回答例 8選

それでは、以下で内定者の様々な企業選びの軸を例に解説をしていきたいと思います。

論理的思考を磨ける(アクセンチュア)

あなたが会社選びで最も重視していることと、その理由をご記入ください。 (全角800文字以内)

私が会社選びで最も重視していることは、いかに論理的思考を磨くことができ、またそれが大切にされるかということである。

私は大阪大学でドイツ思想を教えている父の下で育ち、論理的に思考することを小さいときから学んだ。例えば父から叱られるときも、冷静になぜ自分の行いが悪かったのか分析させられ、これからはどうすべきなのかということを考えさせられた。

そして私が大きくなっても、口答えが感情的なものであれば理由になっていないと一蹴された。そのせいで、父をどうすれば言い負かすことができるかということを考えるようになり、自然と論理的に考え抜くということを学んだ。

そして、論理的に考えたことを人に伝えると説得しやすいということを実感するようになった。それは大学の研究においても同じで、直感ではなくなぜそう考えるのかということをしっかり述べた方が、論文でも高い評価を得るということを感じた。いくら良いアウトプットでも、その過程がアイデアベースでは説得力に欠けるのである。分析をもとに、仮説を立て、それを実行し、その結果を考察するという流れの大切さを日々感じている。

これらの過程を経て、私は論理的に考え抜くことこそが、人生において一番必要なことであると考えている。この、論理的思考を磨くことができ、またそれが大切にされる風土があるのはどのような業界かということを私なりに考えた。

そこで浮かび上がったのが、顧客を常に論理的に納得させることができなければならないコンサルタントという仕事である。自分の人間としての成長の実現と会社へ与えることができる価値を最大限にすることができるこの業界で、勝負していきたいと考えている。そして、その業界の中でも、できるだけ規模の大きい、環境の整った会社に入りたい。

この内定者は、教授である父親の影響で幼い頃から論理性を重んじるようになったとのことです。生い立ちによってその人の価値観が形成されていくというのは採用側としても納得感があるでしょう。また、自分の価値観が大切にされる業界を、ビジネスモデルから推測している点も筋がよいと感じます。

一方で、この学生のいう「論理的思考」とは具体的にどのようものを指し示すのか曖昧な印象を受けます。よく「論理的」という言葉を使う学生がいますが、当人がその意味を正確に理解しているのかが不明です。ここでいう「論理的思考」とはどのようなものなのか、またコンサルタントとして求められる「論理的思考」とはどのようなものなのか、をより具体化させる必要があるといえます。

就職活動では、ビックワードを多様する学生が散見されますが、多義的な言葉を使用する場合はその意味内容を落とし込んで使うように心掛けましょう。

やりたいことが実現できる(野村不動産)

就職する会社を決める上での軸を教えて下さい。(300文字以内)

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能力を発揮して、成長できる(三井不動産レジデンシャル)

あなたが企業を選ぶための指針を記入してください。

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支える仕事と環境(三菱UFJ信託銀行)

あなたが就職する企業を選ぶ際に大切に考えているゆずれないことと当社で実現したい働き方を記入してください。 (400文字以内)

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目の前の人を幸せにできる(三菱UFJ信託銀行)

あなたが就職する企業を選ぶ際に大切に考えているゆずれないことと当社で実現したい働き方を記入してください。 (400文字以内)

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早く成長できる(旭硝子)

1.就職活動において、企業を選ぶ際に最も重視していることを教えてください。

2.就職活動において、企業を選ぶ際に2番目に重視していることを教えてください。

3.就職活動において、企業を選ぶ際に3番目に重視していることを教えてください。

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技術力で強い日本を世界に発信できる(三井化学)

あなたが就職活動において大切にしていることや、企業選びのポイントを教えてください。 (200文字以内)

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多様な人とチームで取り組める(商船三井)

企業選びのポイント(150文字)

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最後に

志望動機を「入社したい理由」だと考えるから噛み合わない面接になる」でも記載しましたが、企業選びの軸は「過去にこんなことをしてきて、こんなことに喜びや楽しみを感じる自分だからこそ、これを大事にしたい」といったアプローチで伝えた方が採用側に共感されやすいと思います。

いずれにしても、軸を定めることで、自分の望む進路を定められればと思います。

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参考:【内定者の参考例30選付】企業選びの軸徹底解説!
→自らの経験に基づいていて尚且ブレない「軸」を持つ学生は一貫した就職活動を行う事ができ、納得した内定を得やすいと言えます。本記事では学生が「軸」を持つべき意義、「軸」を形成するフレームワークを紹介しています。

参考:企業選びで使える7つの分類軸|BtoB・ゼネラリスト・個人主義?
→企業選びの軸を定める方法について扱った記事です。7つの分類軸を基に自分がどのような仕事を求めているのかを整理することが出来ます。
参考:「志望動機」の正しいアプローチは消去法?【解説付き例文】
→一見ネガティブに捉えられる「消去法」しかし「その企業しかみてない学生」と「他の企業をみた上でその企業に決めた学生」ではどちらが説得力があるかは明白です。本記事では志望動機を作成する上で「消去法」を用いる意義、その活用方法を紹介しています

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