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異なる価値観を持った人とチームで働きたい学生が受けるべき業界4選

異なる価値観を持った人とチームで働きたい学生が受けるべき業界4選

最終更新日:2018年12月10日

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アメフトやサッカーなどのチームスポーツを考えるとわかりやすいと思いますが、世の中には個人に成果がそこまで紐づかずに、チームに成果が紐づくものがかなりあります。

得点やアシストといった個人に紐づく成果もありますが、それだけでチームが成り立っているわけではなく、数字にはなかなか見えてこない守備での貢献などがあって初めてチームとして機能し勝利に近づきます。

勉強の世界で言えば、共同論文などは個々人の担当はあったとしてもそれぞれの役割を果たして初めて一つの研究成果となるという意味では個人よりもチームに紐づくものであると言えます。

仕事の世界においても、アメフトやサッカー、共同論文のように一人一人が役割を果たすことでチームとしての成果を生み出すことが出来ることが多々あります。

例えば総合商社の営業は、最前線にたって海外や国内の取引先と交渉して価格を決める営業がいれば、営業が決めた数量を運ぶ船を手配して荷積みから荷下ろしまで担当する受け渡し担当(基本的には部署の若手が担当)がおり、受け渡しに必要なインボイスなど船積み書類を担当する事務職がいて、初めて売上があがるという仕事になります。

最前線で交渉する営業がサッカーでいうFW、受け渡し業務を行う若手社員が前線にボールを供給し、時には事務職の方のフォローに回るボランチ的な役割、最後の肝心な受け渡しの要を握る書類を担当する事務職の方たちがDFと考えるとイメージしやすいかもしれません。

個人の成果を重視してほしい成果主義志向の学生が受けるべき業界3選とはまったく異なり、個人には成績が紐づかず、個人の評価が周囲の評判や上司の評価といった定量的にかちっとしたものではないために、そういったフワフワした評価が嫌な人はこういった軸や考え方を持つ人は少ないでしょう。

一方でチームやスキルの違う人が集まって力を発揮することで一人では達成できないこともやり遂げられると感じている人はこういった軸で仕事も選びたいと考える人はいるでしょう。

チームか個人かというのは就職活動の最初に考えたい軸の一つであるので、前述のエントリーと本エントリーを合わせて読んで自分にはどういった軸があっているのか考えてみてほしいと思います。

受けるべき業界①:総合商社

前述の通り、総合商社はそれぞれ個々人が異なる役割を果たしながら業務を行うことで一つの目標を達成する性質の強い仕事をしています。

これが他企業を含めたプロジェクトになると一層、スキルや価値観の異なるメンバーによる共演という色合いが強くなります。

三菱商事、産業革新機構、日揮が三者連携により豪州水道事業会社の買収を行ったという以下のプレスリリースなどを読むとそのことがよくわかるかもしれません。

参考:本邦初の官民連携による豪州水道事業会社の買収

→三菱商事、産業革新機構、日揮及びMWC社は、豪州に新会社を設立し、UUA社の14事業を承継、豪州における水ビジネスの展開に邁進していく予定です。

海外水事業の展開も含め、新会社が世界の水市場における日本の民間企業・公的組織の技術・ノウハウを結集したプラットフォームとなることも期待できます。

このプロジェクトでは、元々フィリピンのマニラウォーターの設立から運営まで関わる水事業を行っていた三菱商事と、日本国を主要株主とする産業革新機構および、水インフラなどのプラント設立経験のあるプラントエンジニアリングの雄日揮の三者が合同で、豪州の水道事業会社を買収し、運営を行おうとしています。

日本の民間企業および公的組織の技術・ノウハウを結集し、今後も「水」分野においての成功事例の一つとしてプラットフォームとなることを目指しているようです。

このようにスキルや蓄積したノウハウが異なる企業を一つのプロジェクトとしてまとめあげて、それぞれの企業が利益を生み出せる仕組みを作ることに長けているのが近年の総合商社と言えます。

他業界と比べたいいところ

上述の通り、官民を巻き込み、グローバルに規模の大きな案件を主導することが出来るという点が総合商社の一番のいいところであると思われます。

特にグローバルにプロジェクトをまとめたり、他企業を買収したりするスキルにおいては日系のメーカーや企業が持たないノウハウを有していると考えられます。

多くのWebサービス企業がスモールに事業をスタートし、まずは国内のマーケットを狙う例が多いのに比べると事業規模およびグローバルという点を見ると総合商社が有利であると言えます。
他業界と比べた悪いところ

上記のようなプロジェクトをまとめるためには膨大な時間が必要になることが多く、プロジェクトの立ち上げ段階から運営段階まで全てに関わるのはなかなか難しいかもしれません。

結果が出るまでの期間が長く、規模が大きく関係者も多いので、自分がどこまで関わったのかというのが曖昧になってしまうかもしれません。

Webサービスや広告代理店のプロジェクトであれば半年から1年程度のスパンで回していくため結果が見えやすく、総合商社のプロジェクトほど関わる人が膨大になるわけでもないため個人としてどこまで関わったかが明確と言えるかもしれません。

【参考】総合商社内定者の回答

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受けるべき業界②:不動産デベロッパー・広告代理店

不動産デベロッパー・広告代理店・総合商社はミーハーな早慶の学生が併願することで有名な三業界です。

どの業界も採用数がそこまで多い訳ではなく、かなり倍率が高いため、この3つの業界を志望して全滅する学生は例年かなりの数います。

不動産、広告、貿易とまったく畑の違いそうな三業界ですが、共通点として、「自社としては機能が少なく、様々な関係者をまとめてプロジェクトとして回すことで収益をあげる」ということが言えます。

総合商社は前述の通り、様々な企業をまとめ、一つのプロジェクトを回すことで収益を上げます。

不動産デベロッパーも、どのような地域をどのように開発するのかという企画を考えてプロジェクトとして、実際に建設するゼネコン、建設するための資金を提供する投資家、建設後に入るテナントおよびそのテナントを管理する運営会社など様々な関係者と協力しながらプロジェクトを進めていきます。

広告代理店も自社が行うのはあくまで広告やプロモーションの企画であり、制作について制作会社、実際に流すのはテレビや新聞、ラジオなどの媒体を運営する会社です。

このようにこれらの三業界はそれぞれ自社や、そのグループ会社だけでは仕事が完結せずに、様々なスキルの違う協力者をつのりながら一つのプロジェクトを回していくという共通点があります。

他業界と比べたいいところ

不動産デベロッパー:総合商社や広告代理店と異なり、後世に残る「モノ」を主体的に生み出すことができます。

実際に不動産デベロッパーと総合商社の両方に内定した時に、不動産であれば、実際にモノとして自分の仕事の成果が残るのが魅力的であると答える人が結構いたりします。

この点は一過性のイベントであったり、形に残らない広告を運営する広告代理店とも異なると言えます。

広告代理店:不動産デベロッパーや総合商社のプロジェクトは5〜10年単位のかなり長期的なスパンで進むものが多いのですが、広告代理店のプロジェクトの多くは、ワールドカップのような大掛かりなものにならない限りは半年から1年程度のスパンで進みます。

そのため結果が出るまでの期間が短く、自分自身がプロジェクトに関わったという充足感も得やすいのではないでしょうか。

総合商社・不動産デベロッパーではプロジェクトのスパンが長過ぎて自分自身が関わった実感を得られないというのはたまに聞く話です。
他業界と比べた悪いところ

不動産デベロッパー・広告代理店:不動産デベロッパーも広告代理店も、海外における収益強化を謳っていますが、どうしても長年、海外企業と取引をしてきた総合商社に比べると海外での実績に乏しく、グローバルという点では弱いかもしれません。

海外駐在や海外の勤務の可能性という点では総合商社には現状では大きく水をあけられていると言えます。

【参考】三菱地所内定者の回答

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受けるべき業界③:素材メーカー

素材メーカーも提携先のメーカーが存在して初めて輝く業界の一つです。

提携先のメーカーに対して自社の素材を使えばどんな製品ができるのかともに考え、自社の生産部門と調整をしながら提携先メーカーに必要な製品を納品するというのが仕事になります。

近年で有名な提携としては下記のように、東レとユニクロの提携があげられます。

参考:東レ、”斜陽”繊維事業で高収入のカラクリ ユニクロとの連携、他者と逆行

→東レが脱繊維の風潮に乗らずに繊維事業を死守した理由は3つあります。1つ目は三大合成繊維を死守したこと。2つ目は他社のように、新興国勢と価格競争しなかったこと。3つ目は事業改革による「一気通貫体制」の構築です。1つの事業を継続するためには、長期的視野に立った不断の努力がトップには不可欠ということが東レのスタンスとして見受けられます。

東レはユニクロの大ヒット商品であるヒートテックの原料を提供していることで有名です。

他の繊維系の素材メーカーの多くが繊維事業を縮小している中で東レは、斜陽産業と言われた繊維事業においても売上を保っているようです。

このように繊維や化学系の業界においては提携先の企業と一緒にものづくりをすることができ、スキルや考え方の異なるパートナーとともに共通の目標を目指すことができる業界であると言えます。

他業界と比べたいいところ

不動産デベロッパーと同様に、ものづくりに関わることが出来るという点は良い点であると言えます。

実際に自分たちが関わった商品が店頭に並んでそれを消費者が手に取るのがわかるという点にやりがいを感じるという人も多いでしょう。
他業界と比べた悪いところ

総合商社や不動産デベロッパーのように、素材製品の開発から営業して提携先と提携して、ともに製品を開発するにはかなりの長い年月が必要で、結果がでるまでの期間が長いと言えるでしょう。

広告代理店や後述のWebサービス運営企業が半年から1年間のスパンで企画を立ち上げ実際に成果をあげるのに比べるとスピード感が欠けていると思う人も少なくないのではないでしょうか。

【参考】旭化成内定者の回答

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受けるべき業界④:Webサービス運営企業

Webサービスを開発する上では、ディレクター、デザイナー、エンジニアの三者が少なくても必要で、それぞれ数人ずつが集まり開発することが一般的です。

さらに細分化され、データ分析やSEO、エンジニアもフロントサイドからサーバーサイドエンジニアまで多岐に渡ります。

このようにスキルや考え方も異なるチームのメンバーが一つになり開発を進めるのがWebサービスです。

前述の古き良き日本企業在り方とは違いますが、同様にチームの異なるスキルや考えをもつメンバーとともに新しいものを生み出していくという点では共通しています。

実際に近年のWebサービスの会社は総合商社出身の人が転職するケースも増えているようです。

他業界と比べたいいところ

スピード感という意味ではWebサービス系の企業が圧倒的でしょう。

総合商社、不動産ディベロッパー、素材メーカーが5年〜10年単位でプロジェクトを考えているのに対して、Webサービス運営企業は数ヶ月から1年単位でプロジェクトをたちあげ、うまくいかなければその見切りも1年程度でつけて更に新しいサービスを生み出すというかなり早いサイクルで回しています。
他業界と比べた悪いところ

前述の古き良き日本企業に比べると、規模という観点からは小さなビジネスを回すケースが少なくないかもしれません。

Webサービス系ではスモールスタートをうたっているものも多く、小さく始めて検証を行い、その後スケールさせていくという考え方があります。

またグローバルという視点においても、総合商社や素材メーカーのように幅広い取引先を既に獲得している企業に比べると弱い部分かも知れません。

実際に海外に進出してもノウハウ不足から撤退する例も少なくありません。2013年のニュースになりますがこういったニュースも珍しくありません。

参考:グリーとDeNA、実らない海外投資

→グリーが業績不振に苦しむ一方、目下好調な業績を上げているのが、ライバルのDeNAです。しかし、集客装置としてのプラットフォームの役割が大きい両者は海外投資が実らないのが現状です。一手として、ゲーム一点集中へ踏み切る覚悟をすることで海外事業への展開なるでしょう。

【参考】DeNA内定者の回答

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最後に

今回は紹介していませんが、消費財メーカーの仕事も、営業、マーケティング、商品開発が一体となってどうすれば自社の製品がより多くの人に届くのか考え、戦略を練り実行していくという意味では、価値観やスキルの異なる人と一緒に目標を達成する仕事であると言えます。

このように仕事の多くは誰かと関わりながら、協力して進めていく側面があるものです。

今回の例を参考に自分自身の志望業界に当てはめてみるとどうかぜひ考えてみてください。

それぞれの業界もいいところもあれば悪いところもあります。

それを上記のように冷静に整理して話すことが出来れば志望動機も高く評価されるでしょう。

ぜひOB訪問する際も上記のような視点を持ちながら色々質問してみると新たな発見があるかもしれません。

(もちろんOBによっては他業界に就職したことないからわからないよと答える人もいると思いますので、その際は切り替えて別の観点から質問するようにしましょう。)

credit: Julian Partridge via Flickr

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