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「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」という軸の学生が絶対に受けるべき5つの業界

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掲載開始日:2015年03月12日
最終更新日:2016年12月09日
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決められたものを決められた通りに行うことが苦にならない人もいる一方で、自分なりに考えて行動し、相手のために自ら提案して解決まで正解のない中たどり着くことにやりがいを感じる人もいます。学生時代の経験で言えば、スポーツなどにおいて決められた通り黙々と練習し成果を出すことにやりがいを感じる人もいれば、所属している組織をもっと良くするために試行錯誤することにやりがいを感じる人もいるでしょう。

仕事においても営業として決められた商品を販売して成果をあげることにやりがいを感じる人がいれば、一方で相手のニーズを把握し、解決まで行動を起こすことにやりがいを感じる人もいます。今回は、「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」という企業選びの軸に基づいて様々な業界を比較したいと思います。


受けるべき業界:戦略コンサルティング

自らの提案で解決まで導くというと真っ先にあがるのがコンサルティング業界ではないでしょうか。企業が抱える経営上の課題について外部の立場からアドバイスを行い解決までの手助けをするのが仕事です。コンサルティングというと論理的思考力とするどいアイディアだけが重要と考えてしまいがちですが、実際の業務においては自分の提案に納得してもらいその提案に基づき行動してもらう必要があるために、提案の善し悪しだけでなくその人の人柄、リーダーシップの重要性も高いと言われています。コンサルティングの具体的な働き方については下記のコラムをご参照ください。

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他業界と比べたいいところ

銀行や総合商社などと比べると純粋に自分自身の提案や解決までの道のりというアイディアを評価してもらうことができます。また総合商社と比べるとプロジェクトに半年〜1年単位で関わることができるなど、結果を問われる期間が短くその分、多様な案件に関わることができます。様々な案件に自分のアイディアを提供したいと考えるのであれば非常に向いている業界であると言えます。


他業界と比べた悪いところ

良くも悪くもアイディアしか提供できないため、顧客との関係性も半年〜1年程度でリセットされ、自分の提案が実行した結果どうなったかという結果部分については責任を負わないため、当事者として顧客に寄り添って解決したいと考える人にとっては物足りない環境であると言えます。戦略コンサルティングはあくまでサポートであり、実際に顧客の課題やニーズを解決する実行まで手がけることがない業界だと言えます。

 

 

受けるべき業界:銀行

銀行においては多様な金融商品を扱い、顧客のニーズを引き出し、最適な商品を提案することで企業活動に貢献する仕事を担っています。銀行の取引先企業同士を結びつけるビジネスマッチングを積極的に行うことで融資や金融商品の販売につなげるなど自社のネットワークを活かしたことも行っているようです。

 

他業界と比べたいいところ

一度配属されたら特定の業界でどっぷり仕事を行うと言われる総合商社に比べると、コンサルティング業界のように様々な業界と幅広く取引を行うことができることに魅力を感じる人がいるでしょう。またコンサルティング業界がプロジェクトごとに顧客との関係がリセットされてしまうことに比べると銀行の付き合いは「メインバンク」といった言葉があるように長期的で息の長い関係構築が出来る点を魅力に感じるかもしれません。

 

他業界と比べた悪いところ

コンサルティング業界同様にあくまで資金面でサポートするだけであり、解決までの実行まで担う訳ではなく当事者として解決まで手がけたいと考える人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。

また銀行の融資のビジネスモデル上、お金を貸したい先はリスクが少なく誰からも融資してもらえる先な一方で、資金需要のある先はリスクが高く銀行が貸したがらないという部分があります。「晴れている日に傘を売りつけ、雨になったら取り上げるのが銀行の仕事」という言葉が昔からあるように本当に必要な人に必要なことを届けているのかという点について悩む行員の人は多くいるようです。

【参考】三井住友銀行内定者の志望動機

文字数の関係もありざっくりとしたコメントになっていますが、サークルでの経験と銀行業務とをつなげて語っています。

また、なぜ銀行なのか→銀行の中でもなぜ三井住友銀行なのかについても触れられています。

一方で、やや銀行の良い面ばかりを挙げている印象も受けるため、面接においては「逆に銀行で働く上でどんな大変なことがあると思う?」といった仕事理解についての質問もされるのではないかと感じます。業界の良い面悪い面を踏まえた上での志望を伝えられると、面接官としても安心して次のステップに進めやすいものと思います。

 

受けるべき業界:総合商社

総合商社はもともと海外に商品を販売したい、海外から商品を調達したいといった日本企業の悩みを提案で解決してきた企業です。しかし純粋にトレードだけしているだけでは企業との取引を有利な条件で行えなくなり、利益率が低下したため国内外の企業を買収しプロジェクトとして大規模に顧客企業のニーズの解決を図ろうとしています。


他業界と比べたいいところ

銀行やコンサルティング業界と異なり、顧客のニーズに対して自社の持つリソースを使って解決まで実行する当事者として関わることができるのが魅力の一つであると言えます。銀行が資金面でのサポート、コンサルティングがアドバイスによるサポートだけなのに対して、総合商社はニーズに対してどうすれば解決できるのかどの取引先業と結びつけるのか自社の持つリソースを活用して当事者の一人として解決まで導くことができます。


他業界と比べた悪いところ

総合商社は「食料部門に配属されたらずっと食料部門」といった背番号制と呼ばれる制度が残っている企業が多く、企業としては様々な分野に関わっていますが働く個人としては一つの分野にしか関わることのできない配属リスクが存在します。銀行やコンサルティングであれば様々な業界の様々な案件に関わることができますが総合商社では一つの業界にどっぷりということがほとんどです。

またニーズに対して提案し解決まで実行すると言いながらも仕事によってはメーカーの受け渡しのみでメーカーの「御用聞き」的な仕事もかなりあるのも特徴の一つです。

 

【参考】豊田通商内定者の志望動機

学生時代の経験を抽象化して商社の仕事と結びつけて語れていると感じます。

商社の中でもなぜ豊田通商なのか、また、どの部門に携わりたいのかについても、企業研究の内容を生かして伝えられています。うんちくを並べるための企業研究は評価されないものと思いますので、この内定者のような伝え方ができないかは考えて欲しいと思います。

 

受けるべき業界:Sier・システム開発会社

システムを請け負い開発する企業も、自社の開発力をもとに顧客のニーズを把握し解決まで実行することができます。コンサルティング会社の中には、IBMやアクセンチュアのようにシステム開発部門も一つの会社として保有しワンストップで戦略の立案からシステムの開発まで実施している企業があります。

 

他業界と比べたいいところ

コンサルティングや銀行と比べると、システム開発部門は顧客のニーズに対して自らシステムを開発することで解決することが可能です。総合商社が物流や販売網の構築といった面で課題の解決まで実施するのに対して、システム開発会社はシステムを構築することでその企業の課題の解決まで実施します。

 

他業界と比べた悪いところ

あくまでシステム開発という企業活動を支える部分の解決になるため、総合商社のように海外での売上高拡大などの攻めの分野に関わることが少なく、総合商社以上に裏方の存在と言えるかもしれません。仕事としても問題なく稼働するのが当たり前とみなされてしまう仕事であるため、某銀行のシステム障害などのようにミスが大きくクローズアップされがちな仕事というのは嫌な人がいるかもしれません。

 

【参考】富士通内定者の志望動機

「不自由のない社会の実現」など、綺麗事であったり、ややもすると大言壮語と受け取られる内容を志望動機や成し遂げたいこととして挙げる学生も多いと感じます。

この内定者もそれに近いタイプですが、きちんと自身の経験とリンクさせている点が評価できます。「高い志」と「中身のない空虚な綺麗事」、このどちらとして受け取られるかを分けるのは、そう考えるに至った背景としての経験を伝えられているかどうかだと言えるでしょう。

 

受けるべき業界:海運・運輸・物流

海運・運輸・物流業界も自社の運輸設備を用いることで顧客企業のニーズを解決するのが仕事になります。特に海運業界においてはどれだけ効率的に大量に物資を輸送するかを極めており、企業のニーズや状況に合わせて自社の持つ船やチャーターした船を組み合わせて提案を行うことが仕事になります。

 

他業界と比べたいいところ

総合商社と比較すると、海運や物流業界は様々な業界の企業と関わりながら解決まで導くことのできる業界と言えます。一個人としては一つの業界にずっと関わり続ける総合商社に比べると多様な業界と関わることができることに魅力を感じて入社する人も多いようです。

 

他業界と比べた悪いところ

こちらも総合商社と比較すると、あくまで輸送手段の提供という部分の解決にとどまり、物流に関して幅広く当事者として解決の旗ふりを行う総合商社に比べると物足りないと感じる人もいるでしょう。

 

【参考】商船三井ロジスティクス内定者の志望動機

「なぜ物流か?」についてはうんちく寄りの回答となっていますが、「なぜ商船三井ロジスティクスか?」の部分で自身の人柄や学生時代の経験に触れています。面接ではこの人柄が形成された背景などについても聞かれたものと思います。

自身の人柄や強みなどについては、生い立ちまでさかのぼって伝えられると、就活のための付け焼き刃のものだと思われにくいでしょう。

 

最後に

基本的に仕事の多くは「顧客の課題を解決すること」であるため、今回の企業選びの軸は多くの業界が当てはまると思います。上記でご紹介した業界以外にも当てはまる企業選びの軸だと思いますのでぜひ自分が志望している業界についても上記のようにいいところ、悪いところを他業界と比較した上で考えてみてください。

 

credit: Loяena Ortega via FindCC

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