『スタジオインディで就活写真を撮ってみた!高品質な証明写真が1万円以内で手に入るってホント?』

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最終更新日:2025年01月24日

『スタジオインディで就活写真を撮ってみた!高品質な証明写真が1万円以内で手に入るってホント?』
この記事はスタジオインディのPR記事です。

unistyle事務局です。

就職活動を進めるうえで、第一印象を左右する重要なアイテムである証明写真。
しかし、

「どこで撮影すればいいのかわからない」
「高品質な写真を手頃な価格で手に入れたい」

と悩む学生も多いのではないでしょうか?

そんな声に応えるべく、今回は、全国14箇所にある高品質な就活証明写真を1万円以内で撮影できると評判の『スタジオインディ 池袋駅前店』に撮影の様子をご紹介します。

「安いと聞くけど、実際には追加料金がかかるんじゃないか?」 
「本当に即日で写真を受け取れるの?」

そんな疑問を持ちながら訪れた就活生の千葉さん(仮名)が、実際にスタジオインディで体験した撮影の流れや感想を、徹底レポートします。

証明写真の撮影場所に迷っている方、スタジオインディに興味がある方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください!

スタジオインディの就活証明写真プラン

スタジオインディには就活用証明写真に適した3つのプランが用意されています


出典:就活証明写真のプランと料金 就活写真のスタジオインディ

どのプランを選んでも1万円以下で撮影できるのは、学生からしたらとてもありがたいですよね。特にスタジオインディではヘアメイクがついた「就活メイク付きレディースプラン」「就活メイク付きメンズプラン」が人気だそうです。

また、写真修正やデータもすでにプラン内に含まれているので「いざ撮影に行ったらオプションで値上がりした」という心配が無いのも嬉しいポイントです。

スタジオインディでの就活写真撮影の流れ

出典:就活写真のスタジオインディ-全国14店舗直営-

スタジオインディでは、ヘアメイクやレタッチを含めて入店から撮影が完了するまで30分(メイク付きの場合は60分)と、スピーディな撮影が可能です。忙しい就活生にとって、短時間で撮影を済ませられるのはありがたいですね。

では実際に、具体的な撮影の流れや、実際に利用してきてよかったポイントなど、詳しく紹介していきます。

(1)web予約で24時間いつでも対応可能

出典:就活写真におすすめのスタジオインディ池袋駅前店店の予約ページ

スタジオインディでは、電話とWebの両方から予約が可能。
特にWeb予約は以下の利便性が特徴です。

【スタジオインディのweb予約の特徴】
・web予約は24時間いつでも予約OK
・撮影開始の1分前まで予約可能
・撮影前日23:59まではwebで簡単にキャンセル・日時変更が可能

もし予約日に予定が入ってしまったという場合でも、撮影前日の23:59までは無料でキャンセルや日程の変更が可能なため、仮予約の様な予約の仕方も可能です。

忙しいスケジュールの合間でも柔軟に対応できるため、就活中の急な予定変更にも安心です。

今回、千葉さんはプロのヘアメイクさんにフルメイクとヘアセットをお任せ出来る「就活メイク付きレディースプラン」をWebから予約しました。

(2)私服&手ぶらで来店OK!スタジオは駅近でアクセスも良好

今回はスタジオインディ池袋駅前店に伺いました。
池袋駅35番出口から徒歩約2分、池袋のサンシャイン入口のロッテリアの上にある便利な立地でした。アクセス良好で道に迷うこともありませんでした。


池袋駅前店だけでなく、スタジオインディは全14店舗が駅から5分以内に位置しており、足を運びやすい立地にあります。

また、事前の予約や追加料金不要でスーツレンタルができるとのことで、千葉さんには今回私服&最低限の荷物で来店してもらいました。

「スタジオの撮影というと、メイク道具やスーツなどの準備が大変そうなイメージがありました。スタジオインディの撮影ではヘアメイやスーツの準備もプランに含まれているので事前に準備するものもなく、私服で来店できたので楽でした。」(千葉さん)

受付後、

・「志望業界はどこですか?」
・「撮影で気になるところはありますか?」

といった丁寧なヒアリングが行われました。
志望業種によってメイクや撮影時の表情などが異なるため事前にされる質問ですが、まだ志望業種が決まっていないという方は素直に「決まっていない」旨を伝えても、幅広い業種で無難に好印象につながるスタイルで撮影してもらえる様です。

(3)無料のスーツレンタル&細やかなアドバイス


スタジオインディでは、男女ともに追加料金不要、かつ予約不要でスーツ・ワイシャツ・ネクタイをレンタルすることが出来ます。

〈スタジオインディのスーツレンタルの特徴〉
・予約不要(当日急に利用したくてもOK)
・クリーニング代含め完全無料
・シャツはスキッパーorレギュラーで選べる
・シャツ/ネクタイ(赤or紺)もレンタルOK
・パンツやスカート、靴はレンタル無し
・男性はS(160cm程度)から3L(185cm用)
・女性は7号から15号に対応

と、非常に便利でお得なサービスになっています。全店に更衣室もあるため、自分のスーツを持ち込んで、写真撮影時のみ着替えて撮影することも可能です。

出典:スタジオインディ25卒アンケート調査

千葉さんもシャツ選びに迷っていましたが、「スキッパーシャツの方が小顔効果が期待出来るが、かっちりした業界を志望するならレギュラーがおすすめ」というアドバイスをスタッフの方からもらい、レギュラーシャツに決めました。
定期的にアンケート調査を実施しており、数字に基づいた提案をしてもらえるのはとても安心ですね。
エアライン(航空業界)などの華やかな業界ではスキッパータイプを選ぶ方が主流とのことです。
「業界によって適したシャツの種類があることは初耳でした。自分にあったシャツやネクタイが分からないという人は、ぜひスタッフの方へ相談してみてください。」(千葉さん)

なお、スーツは上半身のみのレンタルとなります。下半身は私服のままなので、ワンピースではなくズボンやスカートを履いた状態での来店がおすすめです。
(確認したところ、ワンピースで来店された時用の、ジャージパンツのレンタルもあるそうです)

 (4)プロによるヘアセット&フルメイクで、志望業界や個性に合った仕上がりに

今回、千葉さんは「就活メイク付きレディースプラン」を選択。
プロのヘアメイクスタッフが担当し、ヘアセットからフルメイクまでを一から丁寧に仕上げてくれました。

【プロによるフルメイクで自分らしさを際立たせる】
メイク付きのプランであっても「基本のメイクは自分+撮影前にお直し」といったスタジオも多い中で、一からプロのヘアメイクさんにメイクをお願いできるフルメイクである点もスタジオインディの魅力です。

ヘアメイク中は大学生活や就活の話で盛り上がり、緊張気味だった千葉さんも自然と笑顔に。プロによる本格的なヘアメイクを受け、「自分にあったコスメを客観的に選んでもらえるのはすごく貴重な経験で、嬉しかったです。」と千葉さんも喜んでいました。

【志望業界に合わせたヘアセットの提案】
ヘアセットでは、千葉さんの普段の雰囲気や志望業界に応じて「一つ結び」を提案。
さらに、いつも前髪を下ろしている千葉さんに対し、「就活写真では眉やおでこが見えるスタイルが好印象」とアドバイスがあり、流し前髪に仕上げました。

実際に就活写真を撮影するときの女性の前髪は、ぱっつんやシースルーの前髪の割合は少なく、横に流す人や前髪なしの人が多いようです。
また、スタジオインディによるアンケート調査によると、男性も前髪を上げて撮影する方が全体の約87.5%でした。
ヘアスタイルに悩んでいる方は、プロのアドバイスを受けることで、安心して撮影に臨めます。
出典元:1244名の就活生への証明写真に対するアンケート定量調査 就活写真のスタジオインディ

出典元:1244名の就活生への証明写真に対するアンケート定量調査 就活写真のスタジオインディ
 

【細部まで配慮された仕上がり】
アホ毛や後れ毛もしっかりまとめてもらい、清潔感があり表情が明るく見える仕上がりになりました。千葉さんも「自分だったらここまでしっかりヘアセットできる自信がないので、お願いしてよかったです。」と、スタジオインディのヘアメイクに満足していました。

【男性もヘアメイクで好印象に】
スタジオインディでは、女性だけでなく男性のフルメイクにも対応しています。
眉毛を整えたり、ベースメイクで肌を均一に仕上げるだけでも、清潔感がぐっと増します。ノーメイクとの差は一目瞭然。ライバルと差をつけるためにも、男子就活生もヘアメイク付きプランがおすすめです。他の写真スタジオでは、男性のメイクが眉毛のみの場合があるそうなので、ご注意ください。

【時間も技術もプロのこだわりが光る】
プロによる丁寧な技術でありながら、ヘアメイクは約30分で完了。
来店時よりも清潔感が増し、やる気を感じられる仕上がりになりました。

「写真撮影用のメイクのテクニックやヘアセットのコツがあることを知って、とても勉強になりました。清潔感がありつつも華やかな仕上がりになって、プロのヘアメイクの凄さを改めて感じました」(千葉さん)

【高い満足度が裏付ける実績】
実際にスタジオインディを利用した1,226名に対してのアンケート調査でも、ヘアメイクの仕上がりに対する満足度の高さが伺えます。メイクに自信がない方はスタジオインディにお任せしてみると良いでしょう。

出典:1244名の就活生への証明写真に対するアンケート定量調査 就活写真のスタジオインディ

(5)プロのフォトグラファーが緊張をほぐしながら撮影してくれる

ヘアメイクが完成すると、次はいよいよ撮影ブースへ。
撮影前には、ヘアメイクスタッフとフォトグラファーが最後の仕上げとしてアホ毛やスーツのシワやホコリをチェックし、細部まで丁寧に整えてくれました。

ヘアメイクさんとフォトグラファーさんによる最終チェックが終わったら、いよいよ撮影へ。

慣れない撮影に少し緊張気味の千葉さんでしたが、フォトグラファーさんの
「いい感じです!」
「素敵な笑顔ですね!」
という積極的な声かけによって徐々にリラックスしていき、千葉さんの表情が次第に和らぎ、自然な笑顔が引き出されていく様子が印象的でした。

撮影では
「右肩を少しあげましょう」
「顔をほんの少し左側に」
といった細かい指示もあり、フォトグラファーの技術の高さが伺えました。
証明写真の正確な構図を追求しつつ、自然体の魅力を引き出すプロの仕事ぶりが光ります。

フォトグラファーの方に撮影のこだわりを聞いてみると、次のような回答がありました。

「証明写真は幅3cm×高さ4cmのサイズに、全員が同じ姿勢と表情で撮影されます。そのため、1ミリのズレや1度のズレが印象に大きく影響します。誰でも撮影できそうですが、美しく撮影するためには、定規や分度器で測った様に撮影する技術が求められます。
また、被写体が人物であるため、被写体をいかにリラックスさせられるかも、写真の品質に直結します。
そのため、技術だけでなく雰囲気づくりにも力を入れています。」
とのことでした。

確かに、就活写真は正面からの撮影だからこそ、少しの乱れや非対称も気になります。だからこそ、細かな指示のもと丁寧に撮影してもらえるのは安心ですね。

撮影は10分程度で終了。千葉さんも「本格的な機材に囲まれて少し緊張していましたが、フォトグラファーさんの的確な指示と雰囲気作りによってリラックスして撮影できました。仕上がりを見るのが楽しみです。」と、笑顔を見せていました。

スタジオインディを利用した1,244名を対象にしたアンケートでも、撮影の仕上がりに対する満足度の高さが示されています。
プロの技術に支えられた丁寧な撮影が、スタジオインディが選ばれる理由の一つです。

出典:1244名の就活生への証明写真に対するアンケート定量調査 就活写真のスタジオインディ

(6)フォトグラファーと一緒にセレクト&レタッチ。気になる点は直接伝えられる

撮影が終わるとレタッチブースへ案内されます。
撮影を担当してくれたフォトグラファーさんと一緒に写真をセレクトし、その場で隣にフォトグラファーの方が座って相談しながらレタッチを行います。
他のスタジオだと、撮影を担当とレタッチを別の担当者が行うことが多い中、スタジオインディでは同じフォトグラファーが一貫して対応してくれるのが特徴です。

20〜30枚の中から1枚選定するので、千葉さんはどの写真にするか迷っている様子。
そんな中、フォトグラファーが「こっちの写真のほうが自然に笑えていて素敵だと思うよ。」といったアドバイスがあり、スムーズに選定が進みました。

写真を選び終えると、フォトグラファーがその場でレタッチ作業を行います。
フォトグラファーさんは肌の色ムラや髪のハネなどを手際よく修正しており、これぞプロの技。

「クマが濃いのが気になっていると伝えると、そこを重点的に修正してもらえたのが嬉しかったです。しっかりレタッチしつつも、自然な仕上がりに感動しました。」(千葉さん)

他の写真スタジオでは、修正作業が後日になることや、完全におまかせになるケースも多いようです。
その場合、「想像していた仕上がりと違った…」ということも起こりがちです。
一方、スタジオインディでは気になる点を直接伝えられるので、納得のいく仕上がりになりやすいと感じました。

スタジオによっては、レタッチが「おまかせ」となっており、目の前で修正作業を見ながら、一緒に相談してレタッチを進めることは出来ないため、ご注意ください。

以下の画像が、実際にレタッチなどをおこなった撮影画像と、レタッチ前・証明写真BOXで撮影した写真との比較です。

客観的に見ても、明らかに印象が変わったのが分かるかと思います。履歴書や採用システムに登録されてずっと見られる画像だからこそ、一生に1度の就活では常に良い印象を与えられる写真を使用したいですね。

(7)データはその場で受け取り可能。写真も必要な分だけ購入できる

スタジオインディでは、レタッチ後に最短5分でデータの受け取りが可能です。
この時も千葉さんがスーツから私服に着替えている間にデータが仕上がっており、待ち時間はほぼゼロでした。

一般的なスタジオでは、
「データのお渡しが後日」
「受け取りに数時間がかかる」
といったケースも少なくありません。
しかし、スタジオインディでは撮影終了後、最短5分でデータを受け取り可能です。

データもスタジオインディの専用システム(特許出願中)から、PCでもスマホでも、いつでもダウンロード出来るので安心です。

なお、プリント写真は、別途料金がかかります。顔写真4枚につき、税込1,100円(12枚以降は4枚につき税込550円)で必要な分だけ注文可能です。
また、撮影後だけでなく、後日専用システムからオンライン注文ができる柔軟性も嬉しいポイントです。
これも特許出願中のシステムで、利便性を重視したサービス設計が感じられます。

出典:就活写真のプランと料金

「最近はほとんどの企業がWebエントリーなので、必要な分だけ写真を注文できると余計な出費を抑えることができるのでありがたいサービスだと感じました。」(千葉さん)

仕上がりに満足できない場合は全額返金!手厚いアフターフォロー付き

スタジオインディでは、「品質に自信があるから」という理由で、万が一仕上がりに納得できない場合に備えて全額返金保証に対応しています。一部条件がありますが、こういった保証があると初めての場合でも安心して利用することができますよね。

もっとも、千葉さんの場合、プロのヘアメイクや細やかなレタッチのクオリティに大満足。
今回の撮影では、全額返金保証が必要となる心配はなさそうです。

スタジオインディの就活証明写真プラン

スタジオインディでは、就活に特化した証明写真プランを2種用意しています。

出典:就活証明写真のプランと料金 就活写真のスタジオインディ

特に注目したいのは、ヘアメイクが付属する
「就活メイク付きレディースプラン」と「就活メイク付きメンズプラン」です。
プロの手によるヘアメイクが含まれているため、仕上がりの完成度が高く、写真映えする仕上がりが期待できます。

それぞれが学生のニーズに寄り添った内容となっており、全プランが1万円以下で利用可能です。
予算を抑えたい学生にとって非常に嬉しいポイントです。

また、写真修正やデータもすでにプラン内に含まれているので「いざ撮影に行ったらオプションで値上がりした」という心配が無いのも嬉しいポイントです。

圧倒的な実績!1万円以内で高品質な就活写真を手に入れるならスタジオインディ


今回、千葉さんが訪れたのは「スタジオインディ池袋駅前店」。
実際の撮影を通じて、以下の点で高い満足度を得ることができました。

①志望業界や個人の雰囲気に合わせたヘアメイク

プロの技術でフルメイク&ヘアセットを行い、就活シーンに最適な印象を作り上げます。

②隣で相談しながらのレタッチ対応

レタッチは撮影を担当したフォトグラファーが隣で行ってくれるため、細かなリクエストにも柔軟に対応可能。
自然で清潔感のある仕上がりを求める方にぴったりです。

③カジュアルでリラックスできる雰囲気

「写真スタジオは緊張する」と考える人も多い中、カジュアルな雰囲気で安心して撮影ができるのも魅力の一つです。
千葉さんも「リラックスして撮影を楽しめた」と満足げでした。

スタジオインディを選ぶ理由

時間や手間をかけずに、1万円以内で質の高い就活写真を撮影したい方にとって、スタジオインディは最適な選択肢になるのではないでしょうか。

「納得のいく写真を撮りたい」
「忙しい就活中でも手軽に高品質な写真が欲しい」

そんな方はぜひ、スタジオインディで就活写真をぜひご利用ください。



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大手広告マンが語る「就活とは恋愛」~彼氏彼女持ち「リア充」が就活で上手くいく理由~ 大手広告マンが語る「就活とは恋愛」~彼氏彼女持ち「リア充」が就活で上手くいく理由~ 16卒のマスコミ内定者です。「就活と恋愛は一緒。だからモテない奴は就活も上手くいかないよ。」OB訪問で伺った某大手広告代理店電通に勤める社員の方がおっしゃった印象的な言葉です。その時私は「えっ・・・この人自分に酔っているのかな・・・意味不明だし・・・」と思いましたが、就職活動を終えてからこの言葉の意味が少しわかりました。16卒の自分自身を含めた周りの就職活動を見て、大学生活において彼氏彼女をゲットし、比較的充実した生活を送っていた学生は、確かに就職活動に成功し、自らの志望企業や超大手企業に内定した学生が多い印象を受けました(就職活動時に交際相手がいたかどうかは考慮に入れていません。また、所属大学も世間的には有名な大学の学生です。)。もちろんこの説に科学的な根拠は全くありません。筆者の感覚であることを念頭に入れて、軽い気持ちで読んでいただきたいです。さて、上記のように、なぜ恋愛上手の「リア充」は就職活動が上手くいく傾向にあるのでしょうか?筆者は就職活動、そして恋愛の経験から3つの理由を考えつきました。就職活動を恋愛へ置き換えて考えてみたり、実際にいた就活生の失敗談なども参考にしながら解説していきたいと思います。ちなみに恋愛と就職活動については、下記のようなコラムもあるのでぜひご参照ください。参考:藤沢数希氏の恋愛工学を就職活動に応用してみる:『ぼくは愛を証明しようと思う。』の書評伝え方の上手さ友人から聞いた話です。彼は某有名お菓子メーカーの面接で、志望理由を求められた際に、「○○という御社の商品が大好きだからです!」と爽やかに大きな声でその企業の扱う商品を褒め称えたそうです。すると人事はニッコリとしながら一言。「ではこれからもファンでいてくださいね。ありがとうございました。」友人は不採用となりました。恋愛に置き換えてみましょう。好きな異性が目の前にいて、「君の顔が好きだから付き合ってくれ!」と言ったところで、多くの人はOKしてくれないと思います。ましてや皆が狙うようなイケメンや美人であればなおさらでしょう。相手はそんな陳腐で表面的な言葉は聞き飽きているのです。そして、就職活動においても恋愛においても相手が求める人材というのは、表面的な魅力に飛びつき、応援する「ファン」ではなく、共に助け合い目標を達成できる「パートナー」であることを忘れてはいけません。その点を考えると、この伝え方はまずかったと推測できます。恋愛同様、面接も伝え方が大切です。「なぜこの商品が好きで、どういった過去の経験からその考えが生まれ、自分が入社すればどのようなメリットをもたらし、どんな貢献ができるのか」までしっかりと伝えることができれば、彼は選考をクリアできたのかもしれません。彼は学歴や就活スペックについては申し分ありませんでしたが、恋愛経験がきわめて少ない男でした。恋愛上手の「リア充」であれば、相手の立場に立って「伝え方」を変えることができたのかもしれませんね。相手が求めているモノへの想像力某大手テレビ局を受けた際に集団面接において、「好きな番組は何ですか?」という質問がきました。私の隣に座っていた女性は迷わず「私は○○が大好きです!」とライバル局の人気番組を語り始めました。当初笑顔だった面接官も次第に表情が変わっていきました。そして、次の選考で彼女の姿を見ることはありませんでした。確かにこの質問の意図は「好きなテレビ番組とその理由」であり、他社のものであっても全く構わないと思います。実際、他社番組の話をして通過した人もいるでしょう。しかし、これも恋愛に置き換えるとあまり得策であるとは言えないと思います。一緒にデートしている女性の前で「○○ちゃん、すごく可愛いよね」と違う女性の名前を言えば、相手の気分は決して良くはなく、その後告白したとしてもいい結果を得られない場合が多いでしょう。就職活動においても、これは成立します。なぜなら、就職活動も相手は「人」だからです。お世辞であっても、面接を受ける会社の特長や代表的な商品の魅力を語るくらいの下調べは、当たり前のマナーであると私は思います。この考えに賛同できない読者の方はぜひ最終面接で、その企業の同業他社の魅力について語ってください。きっと、内定通知を受け取ることはできないでしょう。日本の就職活動は学生の能力よりも志望度や熱意を重視します。一人の学生を採用するだけで何十万円の採用コストがかかるからです。そのような状況で、自分の会社と同様に他社へも好意や入社の意欲があるような「チャラい」人間を採用することには大きなリスクがあります。落ち着いて考えてみてください。様々な異性にアプローチをしている「チャラい」人間と、自分のことが大好きだと言い張る少しおバカで「純粋かつ誠実」な人間。どちらを選ぶのかを。就職活動において、本心から「純粋かつ誠実」な人間になることはリスクが高すぎます。本意ではなくても、「純粋かつ誠実」な人間を演じ、相手が求めている答えを用意することが大切であると思います。相手が喜んでくれる言動を想像できない人は恋愛においても、就職活動においても上手くいかないでしょう。自信体育会や留学経験者の「リア充」で、就職活動も成功する「バケモノ」と共通するのが、この自信です。よく「自信を持って!ファイト!」と応援してくれる人がいます。しかし、自信というものは「持つ」ものではなくて、その人間の今までの経験から「自然と滲み出てくるもの」であると思います。就職活動において、様々な経験を経て、自信に溢れているエネルギッシュな学生は確実に評価されます。例えば、面接で「○○さんは、英語はできる?」と問われたときに、「多少ですかね・・・読むくらいであれば・・・」と答えるTOEIC750点の学生と、「今まで様々なことにチャレンジして結果を残すことができました。だから英語もこれから全力で勉強します!任せてください!」という自信に満ち溢れたTOEIC未受験の学生、どちらを選ぶか。私であれば間違いなく後者を選ぶでしょう。結局、面接で問われていることは、今の能力ではなくて、これからの未知の仕事に対する考え方、自信、そして覚悟です。恋愛に置き換えても、全く根拠がないにもかかわらず「私が幸せにします!」と言い切るプロポーズが好まれます。それはなぜか。先ほどと同じです。問われているのは、今ではなく、未来に対する自信と覚悟だからです。そして、自信に溢れた人はそれに比例して対人能力にも優れている場合が多く、面接では圧倒的な力を発揮します。生物学的に異性から認められるということは大きな自信に繋がると言われています。つまり、恋愛上手の「リア充」は自分に対して自然に自信を持つことができているのです。それが就職活動のアドバンテージになっているのでしょう。逆に、自信が持てなくて困っている就活生は、恋愛にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。最後にまとめると、恋愛上手の「リア充」は自己表現や伝え方が上手く、相手のことを考える想像力に優れ、圧倒的な自信を持つということになります。もしかすると、体育会に入るよりも、留学するよりも、インターンシップに参加するよりも、異性と交際することの方が簡単に人間としての魅力や深みを増大させ、就職活動を成功させる近道になるのかもしれません。また、就職活動で迷うことがあった時、恋愛に置き換えて考え直してみてください。恋愛に置き換えれば、エントリーシートはラブレターであり、内定辞退はヤリ逃げです。つまり、就職活動の行動や決断の一つ一つがどれだけ大切なものか、感じることができます。ぜひ皆さんにもやっていただきたいです。恋愛の相手も会社も最終的には一つしか選ぶことができません。自分も相手も幸せになれる最高の道を模索してほしいと思います。リクルートのブライダル総研によると、20代から30代の男性では約35%、女性では約24%が異性との交際経験がないそうです。つまり、少なく見積もっても4人に1人は就職活動までに異性との交際経験がないことになります。この4分の1に該当する学生は満足した就職活動を送ることができないのか、そして残りの「リア充」たちは成功を収めることができるのかどうかは読者の方々自身の目で確かめてほしいです。もし異性との交際経験がなく、このコラムで不愉快な気持ちになってしまった就活生がいるとするならば、「この説を吹き飛ばすような結果を出す!」ということを発奮材料にして、就職活動を頑張ってほしいです。photobyAndreasSchalk 107,488 views
P&Gはやはりマーケティングの会社?内定者が語るP&Gの職種間格差 P&Gはやはりマーケティングの会社?内定者が語るP&Gの職種間格差 P&GCBD(営業)の内定者です。P&Gといえば多くの高学歴学生が受ける企業として有名かと思いますが、就活生の中で職種間の格差が存在することを理解している人はどれだけいるでしょうか。今回は内定者研修などを通して感じたP&G内部の職種間格差について書きたいと思っています。P&G関連のエントリーシート・インターン情報公式HPでも大々的にP&Gは「ブランドの会社」と言い切る職種間で差があることを採用HPでも特に隠しているわけではありません。採用HPでも下記のようにP&Gはブランドの会社であると言い切っており、更には出世する人の多くがマーケティング出身であることを伝えています。皆さんが、P&Gのマーケティングに入社する選択をされることは、すばらしいグローバルリーダーになるための第一歩を歩まれることとなります。P&Gのジェネラルマネージャーの多くは、マーケティング部門の出身です。世界中で、ジェネラルマネージャー10人に対し7人から8人がマーケティングの出身です。このことは、道理にかなっていることだと思います。なぜなら、P&Gは、ブランドをまず第一に考える企業だからです。(P&G採用HPより)ジェネラルマネージャー10人のうち7~8人がマーケティング出身でありそれは道理にかなっていることだと採用HPでうたっています。確かにBtoCの消費財メーカーにとっては消費者の持つイメージ、つまりブランドが大きな力になります。テレビCMなどで話題になるものを買う人もまだまだ多く、いくら優秀な営業マンでも、売れる可能性の低い商品を店舗で扱ってもらうのは難しいことです。優秀なマーケティングチームにより、商品の強固なブランドを築くことで販売しやすい体制を築くことが企業にとって重要であるといえるでしょう。企業がこのようにマーケティングの会社であることを大々的にうたっているため、内定者研修からその差を実感することになります。ここからは自身が内定者として感じたP&G内部の職種間の差について書いていきたいと思います。マーケティング内定者は内定者の時のフォローが手厚い?P&Gでは内定者にはメンターがつくことになりますが、メンターと会って話をする頻度はマーケティング内定者の方が営業の内定者に比べると多い傾向にあると感じました。もちろん、メンター社員のスケジュールなど個々人の事情があるとも思っており、営業の中にも手厚いフォローを受けていたり、逆にマーケティングでもあまりフォローされずにいる人もいるかもしれません。また内定者時代に会社からいわれる身につけてほしいスキルにも差があり、マーケティング内定者は英語でプレゼンが出来るようになることが必須として求められているのに対して、営業部門の内定者はエクセルと商品知識に関するもののみであるといったように、入社前からスキル・方向性に大きく差が出るように感じています。内定者研修は、前半2日間と後半3日間開催されます。後半3日間では全て英語による質疑応答、座学などが行われるのですが、入社前からの研修や英語力の差からか、マーケティングやファイナンスの内定者が場を主導し、営業の内定者はあたふたするといったような感じで進みます。部長クラスの人も「社長はマーケティング出身者が多い」と発言上記のような状況であるため、内定者研修にて、営業、マーケティング、ファイナンス、HR、R&Dなど内定者が一同に介した場でも部長クラスの人が「社長はマーケティング出身者が多い」といったことを公言しています。個人的にはここまでP&Gにおいて職種間の差が激しいとは思わなかったので結構ショックを受けました。営業の同期がどのように思っているのかわかりませんが、あまりいい気持ちがしないのではないでしょうか。営業・生産管理よりもマーケティングなど本社機能を担う部署の方が出世しやすい?P&GはBAND制というものを採用しており、BAND1、BAND2、BAND3、BAND4といった感じで昇進していき、給与もそれに応じて上がるそうです。先輩から聞いた話だと、08年前後のP&Gではマーケティングと営業では給与に差がついており、大きな年収差があったようです。しかし現在では営業もマーケティングも新卒時では差がないような体系に変更されているようです。出世についてはマーケティング、ファイナンスやHRなど本社機能に近いほどしやすく、営業や生産管理など本社機能から遠い部署ほど不利になると話を聞きました。もちろんこちらも当然職種云々だけでなく、個々人の能力によって変わってくるものだとは思っています。P&G営業のいいところ社内的には営業の立場が弱いことを伝えましたが、キャリアを進むにあたってP&Gの営業のよいところもあると考えています。一つ目は研修内容については、マーケティングやファイナンスなど他部門と同じP&G方式の非常に体系だった高いレベルの研修を受けることができることです。P&Gは英語や書類の作成方法についてもP&G方式のような感じで細かく決まっています。そうした高いレベルの研修・教育を受けることができるのは今後のキャリアに大きく役立つと考えられます。二つ目は営業の働き方としてかなり自由に裁量が認められているということです。基本的に営業は直行直帰で現場にいきそのまま帰ることが許されており、成績さえあげることができるのであればまったく出社しないことも許されます。先輩社員の中には子育て中のため、子供の送り迎えをしながら働いている人もいるようで、自由な働き方を目指す人にとっては非常によい環境であるといえます。伝説的な社長は営業部門出身P&Gジャパンの伝説的な社長で、日本人初のP&G本社のアジア統括責任者に就任した桐山氏は営業部門の出身です。ここまで見てきた通り、マーケティングが優遇される組織において営業畑出身でここまでの地位にのぼりつめたのは異例のことだといえます。先ほど部署間の出世格差について触れましたが、きちんと結果を残し周囲に認められることが出来れば、営業部門といえどもしっかりと出世できることを示してくれています。営業部門の内定者としては希望の星と感じています。最後にP&Gという名前に惹かれているだけで営業職を受けてしまうと、内定してから社内における職種間格差に驚いてしまう可能性があると感じています。このような事実を知った上で、営業としての働き方や営業という仕事自体の魅力を感じて、それを発揮する場としてP&Gを選ぶのであれば上記の通り、よい環境だと思えます。就職活動というと名前や企業のブランド、周囲の評判などに目がくらんでしまいがちですが、自分自身がどんなキャリアを歩みたいのか、決断する上で何が大事なのか考えた上で働く場所を選んでほしいと思います。P&G関連のエントリーシート・インターン情報(※2015年9月4日に一部追記・修正しました) 78,591 views
何の実績もない一般就活生が持つべき心構え 何の実績もない一般就活生が持つべき心構え 16卒のマスコミ内定者です。今回は就職活動体験記ということで、私が就職活動を通して感じたこと、伝えたいことをつらつらと書いていきたいと思っております。まず、前提としてお伝えしておきたいことは、就職活動は個々人のスペックや経験によって取るべき戦略が全く異なってきますし、これといった「正解」はありません。一つ学年が上であるだけで偉そうに就活論を語ってくる方もままいますが、そういった方達の言葉を鵜呑みにせず、常に自分なりの価値観、指針を持って就職活動に臨むと良いと思います。(もちろん、この体験記を読む際もそうした意識を持ってください)。自分が一般人であることを自覚しよう最初にお伝えしておきたいことが、「自分は一般人であることを自覚した方がよい」ということです。もちろん超人的なスペック(関東一部体育会、○○日本一、メディア運営者etc…)を持っている方も中にはいるはずですが、大多数の学生は普通にサークルして、アルバイトして、就職活動を迎えます。こうした学生たちは、おそらく社会人からすると「みんな一緒に見える」と思われます。しかし逆に、学生たちはサークルやアルバイトでの小規模なコミュニティでそれなりの地位を築いていると、「自分って意外とすごい」と思ってしまいがちです。これは特に地元でちやほやされている高学歴の人に顕著だと思うのですが、冷静に考えてみてほしいのです。小規模なコミュニティなどそれこそ無数にあり、そこでちやほやされる学生もまた無数にいるのです。例えば早稲田大学なら一学年に1万人程の学生がいます。ここに、早稲田ほど人数はいないとはいえ、東京大学、京都大学、一橋大学、慶応大学等の学生も加えて、脳内で全員整列させてみてください。自分はその中の一人でしかないのです。なぜそれで根拠もなく「自分は大手優良企業に入れる」と思うのでしょうか。私自身そう考えていたクチではあるのですが、甘かったです。インターンの選考に参加した方ならわかると思いますが、普通に落ちまくります。まず、自分はそこそこできるという驕りを捨てること。これが重要だと思います。一般人はどう戦えばいいのか?ここまで読むと、普通の学生はいったいどう就活していけばいいんだ、と思われるかもしれません。その疑問に対する私なりの答えとしては、非常に単純ですが、「戦う土俵を変える」ということです。つまり、スペックで勝負しなければいいのです。まず、スペックで差がつくのは学生時代がんばったことだと思います。ここはすごいことを書ければそれに越したことはありませんが、普通のことを書いてそれに対する自分なりの考え、価値観が書ければ充分です(unistyleのコラム等を見てそれに沿って書けば十分及第点のものが書けるはずです)。大事なのは、「やってみたいこと(=新規事業など)」、「志望動機」などの部分です。これらの部分に関しては未来のことを書きますので、基本的にこれまでの経験はそこまで関係ありません(動機の部分は多少必要ですがどうにでもなります)。これまでの経験が関係ないということは、スペック抜きで当人のビジネス的な素養が見られるということです。つまり、ここで頑張れば超人よりも評価される可能性があるというわけです。まず、企業の採用基準というものを考えると、そこには企業への理解、理念への共感など様々なものが挙げられると思うのですが、一番大事なのって「企業に利益を生めるかどうか」ですよね。(慈善事業なら別ですが)その「利益を生めるかどうか」を一番はかりやすいのが、「やってみたいこと」の部分だと私は思いますし、上場企業の社員の方もそうおっしゃっていました。それはなぜか。やってみたいことが考えられない=受動的な人間は仕事を生み出せないし、やってみたいことがたくさん考えられる=能動的な人間は仕事を生み出せるからです。単純ですが、理由はこれだけです。色々な就活サイトで、主体性、チャレンジ精神が大事と言われていますが、これらの能力は仕事を生み出す力と言い換えてもいいですよね。以上のことを踏まえると、一般的な学生は「やってみたいこと」の部分で他者と差をつけていくべきだと思います。「やってみたいこと」の考え方最後に、「やってみたいこと」の考え方について。本人の創造性によるところももちろんありますが、アイデアを生む力というのは鍛えることが可能ですし、そういった本がたくさん出版されています。私のおすすめは「コモディティ化市場のマーケティング理論」「センスは知識からはじまる」「発想の技術」の三つです。私はこういった本でまずは理論をインプットしてから、いろいろな企業の過去ESなどでアウトプットの練習をしました。自分の頭で物事を考えられない人間は、今後の労働市場で淘汰されていくと言われています。考える力を就活で養っておきましょう。コモディティ化市場のマーケティング論理センスは知識からはじまる発想の技術アイデアを生むにはルールがある長々と書いてきましたが、簡単にまとめると、「すごい実績がなくても、自分の頭で考えて、仕事を生み出せそうな人は評価される」ということです。体験記というよりただのアドバイスになってしまいましたが、この記事がみなさんの就職活動にほんの少しでも役立てば幸いです。ありがとうございました。【関連記事】 38,901 views
初回配属からが勝負?メガバンクの「内定後」の実態 初回配属からが勝負?メガバンクの「内定後」の実態 16卒のメガバンク内定者です。4月1日の入社が着々と迫っており、入社前の取得が望ましいとされる証券外務員の勉強に勤しむ毎日です。私の就職活動時の面接では、「もし入社することとなれば、都市部と地方のどちらで働きたいですか?」「入社するとなった場合の入社後10年間のキャリアプランを教えてください」と聞かれたことが何度かあります。内定取得後の人事社員との近況報告会では、「日本全国にあるメガバンクの支店のうち、どの地域で働くことを希望するか?」ということが聞かれ、いよいよ現実味を帯びて配属を考える機会が多くなったように感じます。周囲のメガバンク以外に内定した友人も同様の状況のようで、下記のリンクのように背番号制の総合商社の内定者の中には行きたい部署に配属されるためにアメリカの関係部署の人に会いに行く方もいるようです。今回は特にメガバンクの「内定後」にフォーカスし、都市部と地方での働き方や1カ店目配属後のキャリアについて考えていきたいと思います。17卒以降の方にとっては、この記事が「銀行という業界が自らの社会人人生に適しているかどうか」という判断を下す一助となってほしいと思います。前提として、都市部とは東京や大阪、名古屋といった人口密集地帯、地方とは県に支店が都市部ほど多くない地域とします。参考:「お悩み解決!就活探偵団2016就活は終わらない次は「ハイカツ」」初回配属に対するメガバンク人事部の見解読者の方は「メガバンクに就職した場合、初回配属が地方なら出世コース」という噂を聞いたことがありますか?どこで得たのか私はこのような先入観を持っている就職活動生でした。ところが実際は、内定先の人事部の方曰く「初回配属は内定者の配属先希望や就職活動時に面接官が感じ取った内定者の適性と、支店特有の雰囲気や都市部や地方での働き方をすりあわせて最も活躍できそうな支店に配属する」とのことでした。都市部と地方の支店では何が違うのかではここで、都市部や地方の支店での働き方について考えていきたいと思います。銀行員の方曰く「規模の大きさに由来する裁量や営業の仕方」が違うとのことです。【都市部の支店の場合】都市部は地方の支店と比べると規模が大きい場合が多く、更なる規模拡大のためのライバルはその他のメガバンク2行。そのため、話を聞いた銀行員の方は初回配属後すぐに担当する会社先を先輩銀行員から引き継ぐだけでなく、自らベンチャー企業に営業をかけて担当する会社先との事業でのマッチングを促すということもされていました。1日3件中小企業取引先をスケジュール通りに回り、支店長や支店の先輩に直接指示を仰ぐ、必ず許可を得るといった働き方から、地方でも働いたことのある銀行員の方にとっては「裁量は(地方と比べると)小さい分、銀行独特の文化の中で着実に成長できる仕組みは整っている」とのことでした。規模が大きい分、自分のロールモデルとなる先輩も見つけやすいのではないかとのことです。また、都市部の支店でも、例えば銀座支店に口座を持っているが会社の所在地は新潟県といったケースもあるようです。土地のブランドなどといった要因で、お客様が敢えて特定の支店に口座を開設しているとのことでしたが、このようなお客様に対しても片道5時間ほどかけて営業しに行ったこともあるとおっしゃっていました。【地方の支店の場合】営業におけるライバルは地銀であり、取引顧客数や信頼関係、ATMの数などでメガバンクは後塵を拝している場合が多いようです。担当する会社先を以前担当していた先輩は他の支店に異動している場合もあり、頼りとなるのは引き継ぎ資料のみ。既に地銀との取引を行っているお客様に営業をかけることはある程度の根気が必要で、頼れるのは自分とおっしゃっていました。働き方としては、1日何件のお客様を訪問するか・どの程度の頻度で訪問するかは自分の判断に依る場合が多いようです。自らの裁量が都市部と比べると大きい分、担当するお客様数は少ないようです。話を聞いた銀行員の方の言葉を借りると、「規模が小さい分、支店に勤務する銀行員も多くないので都市部と比べると家族のような雰囲気がある。」とのことでした。この銀行員の方は現在は都市部の支店で働かれているとのことでしたが、初回配属先の支店長が出張で都市部を訪れた際には必ず飲みに誘ってくれるとにこやかに話していました。いかがでしょうか。都市部と地方の働き方に差があることから、実際の内定者懇親会で内定者にどちらで働きたいか聞いて回ったところ、意見が分かれておりました。一方で共通点としては、初回配属先の支店では内定者全員が中小企業取引を担当することや、融資残高といった数値で自らの成績が厳しく評価されること、1年目はキャリアアップのための簿記やFPの取得に忙殺されるということをおっしゃっていました。いつ何時も配属された先での評価が次の配属先を決めるではメガバンクにおける出世競争はいつから始まるのか?これに関しては現場の銀行員の方曰く、1カ店目の成績からとのことでした。つまり、前項の都市部や地方での働き方を意識した上で希望を伝え、最も自分の力を発揮できる支店で働くことがその後のキャリアの良し悪しにつながるといえます。2カ店目以降も、その時々の支店での自らの成果によって次の配属部署や支店が変わり、最終的に役員にまで上り詰めることができるのは同期で5,6名とのことでした。16卒のメガバンクの総合職の内定者数は500人前後ということを考えると、たった1%しか出世競争に勝ち残れないということになります。残りの99%はどうなるかと言えば、出向や転職、離職して競争から脱落していくとのことで、銀行業界の厳しさを垣間見ました。半沢直樹でお馴染みの「片道切符の島流し」や「一度×がつけば銀行員人生終わり」というのはこのような背景があるということを考えれば納得できます。「半沢直樹で誤解して欲しくない!「出向」の現実と総合商社における出向の具体例」にあるように、これらの言葉は銀行員人生の数ある側面の一端であることはご理解ください。最後に「内定後」にフォーカスしてきましたが、どんなに希望を伝えてもそれが叶う確証はありません。初回配属は比較的自らの希望が叶いやすく、その後のスタートダッシュの良し悪しを決める重要なものだと捉えることができます。17卒以降の読者の方は、以上のような働き方の一例を踏まえて面接の場でキャリアプランを語っていただけると幸いです。photobyessygie 86,529 views

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