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【企業選びの軸選定法】二項対立で決める企業選びの軸の7つの事例

【企業選びの軸選定法】二項対立で決める企業選びの軸の7つの事例

掲載開始日:2016年06月03日
最終更新日:2018年12月05日

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企業選びの軸は効率的に自分に合った業界・企業を受けていく上で非常に重要な概念である一方で、適切に設定できない就職活動生は非常に多いと感じています。

多くの就活生が年収・企業の知名度やブランドといったものに左右されて受ける企業を選んでしまい、自分に合っているとはいえない企業を受けて撃沈してしまいがちです。

納得のいく就職活動にするためにも、自分に合った業界や企業に出会う上でも有効な企業選びの軸について、どう考えればいいのか今回は説明したいと思います。

unistyleでは企業を選ぶ軸は大きく分けて7つに分類されると考えています。7つの軸についての紹介と各軸ごとにどのような業界を受けるとよいのかを簡単にまとめています。

参考:7つの「企業選びの軸」|軸に合った業界を知る

企業選びの軸を考える際には二項対立で考える

企業選びの軸は何も就職活動に限った話ではなく、転職活動においても、転職エージェントが求職者の受ける企業を紹介する際にも話題にあがることがあります。転職活動において求職者側は明確に自分自身の希望を言語化するのが難しいケースがあるため、その際に転職エージェントが極端な2つの選択肢を提示しながら求職者の企業選びの軸をあぶり出す手法を使ったりします。

例えば、「成果報酬で3年単位で出世が決まるような仕事」or「年功序列で緩やかに出世していく仕事」のように様々な二項対立する条件を出しながら求職者の傾向を探っていきます。

注意事項としては、二項対立というと、「給与が高い」or「給与が低い」であったり、「福利厚生がある」or「福利厚生がない」といったように「対立」ではなく「優劣」を考えてしまう人がいますが、対立した概念でなければ優れている方がいいに決まっているので、考える材料にならないことは注意してください。

「優劣」ではなくどちらにも良い点と悪い点が存在する「対立」した項目で考えることが大事です。

二項対立の企業選びの軸の例

二項対立の企業選びの軸の例として下記の通り、7つあげています。かなり網羅しているとは思いますが、これ以外にももちろん二項対立の例はありえるので、上記で説明したとおり、「優劣」にならないように気をつけながら考えて欲しいと思います。

二項対立の企業選びの軸の事例

①チームで取り組む仕事or個人で取り組む仕事
②短期で結果の出る仕事or中長期で結果の出る仕事
③業界変化の激しい仕事or普遍的な価値を提供する仕事
④愛着のある商品を提供する仕事or顧客に応じてカスタマイズした商品を提供する仕事
⑤スペシャリストorゼネラリスト
⑥論理が重要な仕事or感情に訴えかける仕事
⑦緩やかな出世を前提した仕事or3年単位での出世がありえる仕事

それでは、個別にそれぞれの良い点・悪い点、どのような業界が当てはまりそうか考えていきたいと思います。

チームで取り組む仕事or個人で取り組む仕事

チームで取り組む仕事

チームで取り組む仕事の具体例としては、Web系企業にて、プロデューサー、デザイナー、エンジニア、マーケターなどが協力してチームでサービスを運営するのをイメージすると考えやすいでしょう。

チームで取り組む仕事の良い点としては、スキルの異なるメンバーが揃うことで個人ではできないようなサービスや商品を生み出し、チームとして機能する点があげられます。

一方で悪い点としては、個人の評価基準が難しく、社内での評判という不確かなもので個人個人が評価されてしまうという点が嫌だという人はいるかもしれません。また単純に個人として目立ちたい、フォーカスをあててほしいと思う人にとってもチームで取り組む仕事はストレスになるかもしれません。

個人で取り組む仕事

個人で取り組む仕事の例としては、銀行の融資担当として日々、企業経営者に対して営業するというのがイメージしやすいかと思います。銀行の仕事では個人個人に融資の目標額や金融商品販売の手数料の目標額が設定されており、その達成のために個人で動くことも多い仕事です。

個人で取り組む仕事では良くも悪くも、結果が明確に個人に紐づくためわかりやすく評価してもらうことが可能です。そのため仕事ができて数字をあげることができる人にとってはプレッシャーはあるものの楽しい仕事になり、数字をあげることができない人にとってはかなり辛い職場となることが考えられます。

以下記事は入社2年目の地方銀行員の生の声をまとめたコラムです。銀行員の働き方や考え方について生々しく綴られていますので是非参考にしてみて下さい。

参考:新入社員ながら個人部門トップセールス20位に入った銀行員の考え方

短期で結果が出る仕事or長期で結果が出る仕事

短期で結果が出る仕事

短期で結果がでる仕事の具体例としては、食品メーカーの営業もイメージしやすいかと思います。食品メーカーの営業では自社の製品を扱ってもらう、もしくはもっと露出を増やしてもらうためにスーパーやコンビニの店長・エリアマネージャーに対して提案を繰り返していきます。自分自身の企画や提案が日々の売上に繋がる仕事といえます。

このような仕事の良い点としては、常に自分の行動が数字にあらわれるため刺激的であるということがいえます。一方で悪い点としては、過去に起こった物事の分析をする間もなく常に、前進し続ける必要があるため、立ち止まって整理して考えたいという人にとってはストレスを感じるかもしれません。

長期で結果が出る仕事

長期で結果が出る仕事の具体例としては、製薬会社の開発などが当てはまります。新規薬品の開発にはそれこそ10年単位の長いスパンでの研究開発、治験が必要になります。

長期で結果が出る仕事の良い点としては、長期的な視点で世の中に大きなインパクトを残すことができる仕事に取り組むことができるという点にあります。一方で長期で結果が出る仕事は日々の変化がわかりづらくモチベーションを保つのが難しいともいえます。

変化が激しい仕事or普遍的な価値を提供する仕事

変化が激しい仕事

変化が激しい仕事の例としては、Webサービスの運営・開発があげられます。スマートフォンのゲームも変化が激しく、1年前に大流行したゲームもすぐに下火になり、新しいゲームがあらわれるというのを繰り返しています。SNSにしても5年単位で流行が変化し、mixi⇒facebookのように過去のプラットフォームを駆逐してしまう例も少なくありません。

変化が激しい仕事は良くも悪くも、常に新しい施策や対応に迫られ、安定とは無縁な刺激的な仕事であるということです。

普遍的な価値を提供する仕事

普遍的な価値を提供する仕事の例としては、電鉄会社などインフラ系企業はイメージしやすいのではないでしょうか。沿線の開発などが10年単位で発生するものの、提供する本質的な価値は、安全な日々の運行です。

こうした普遍的な価値を提供する仕事はよくも悪くも、刺激や新規の取り組みには乏しいものの、安定的に仕事ができるということです。

愛着のある商品・サービスに関わる仕事or柔軟に提案する仕事

愛着のある商品・サービスに関わる仕事

愛着ある商品・サービスに関わる仕事としては、メーカーの営業などがイメージしやすいでしょう。自分が好きな企業の愛着のある商品やサービスに関わりたいと考えて就職活動をしている人も多いのではないでしょうか。

愛着のある商品に関わる仕事では、何よりも自分が好きな商品に関われることが良い点としてあげられます。好きだからこそ商品に詳しくなることも苦ではないし、積極的に仕事をしたいと思えるでしょう。

一方で、商品の提供に縛られるため、自分の考えや提案よりも商品の善し悪しが自分の成績や仕事の直結してしまいます。自分の考えや提案の価値を高めることで仕事をしていきたい人にとっては物足りない職場かもしれません。

柔軟に提案する仕事

柔軟に提案する仕事としては、戦略コンサルタントがイメージしやすいでしょう。経営者層を中心とした顧客からのヒアリングを中心に価値のある提案を資料にまとめていく仕事になります。

柔軟に提案する仕事では、自分の考えたことが価値の源泉になり、その個人に価値が紐づくことがやりがいに繋がる人は多いでしょう。一方で、対象となる顧客が目まぐるしく変わり、一つのことにじっくり取り組むといったことがしたい人には向かないかもしれません。

スペシャリストorゼネラリスト

スペシャリスト

スペシャリストとしてイメージしやすいのは外資系企業の職種別採用でしょうか。外資系金融のIB部門や外資系メーカーのマーケティング部門に採用されれば、その道のプロフェッショナルとして基本的には職種を変えることなくキャリアを進めていくことになります。

スペシャリストとしての仕事はよくも悪くも専門性を究める部分にあり、その職種が自分に合ったものであれば専門性を高めながら仕事を楽しめるでしょう。一方で採用されて入社されたものの自分自身に適正がないと感じれば転職して職種を変えるなど機会を自分で作る必要があります。

ゼネラリスト

ゼネラリストと言えば、日系大企業の多くは総合職として採用を行い、本人の適性および成長度合いを見ながら配属を変えていくのが一般的なキャリアパスです。例えばメーカーなどでは最初の1年間は研修として工場に配属され、その後に本社に戻り生産管理の仕事を経て商品知識を得た上で、法人向けの営業に配属されるといったことが考えられます。

ゼネラリストとしての仕事の良い点は、一つの職種に縛られることなく様々な仕事を経験でき、その上で自分自身の適性を見極めて専門性を深めたり、マネージャーとして成長できる点です。

悪い点としては異動や配属は基本的に自分の意志で決めることはできずに、会社の判断に身を委ねなければならないことです。中には不本意な配属で自分自身が歩みたいキャリアとは異なってしまうこともあります。

論理で伝える仕事or感情に訴える仕事

論理で伝える仕事

基本的にはBtoBで企業向けに商品やサービスを販売する際には、「論理」が重要になります。営利団体である企業は、常に利益を追求しており商品やサービスの導入も理にかなっていなければ導入しません。

感情に訴える仕事

BtoCで個人に向けて商品やサービスを提供している、百貨店の販売員や量販店の販売員、塾の社員などは論理で攻めることも大事ですが、お客さんの感情に寄り添って、訴えかけることが大事です。みなさんも衝動買いや一時の感情で商品やサービスを購入したことがあるのではないでしょうか。


論理と感情のどちらを重視するかは本当に個人の好みによるでしょう。論理を重視したい人と感情を重視したい人はかなりすっぱりと別れる傾向にあるのではないでしょうか。もちろん優秀なビジネスマンとなると論理も感情も巧みに使い分けながら自分の目的達成のために動けたりもしますが。。。

緩やかな出世を前提とした仕事or3年単位での評価を前提とした仕事

緩やかな出世を前提とした仕事

10年目までは同期の間でも差をつけずに、10年目以後に差をつけるというのが日系企業では一般的です。住友商事はこの方針を鮮明にだしており下記の記事でも紹介されています。

住友商事において「求められる人材」は、OJTとOFF-JTの両輪で育成していきます。また、「入社後10年目まではプロの商社パーソンになるための育成期間」と位置付け、計画的なローテーションを通じて、商社パーソンに共通して求められる基礎的素養・一般的知識の習得を目指します。


参考:人材の育成

緩やかな出世を前提とした仕事のメリットとしては、10年目程度までは差がつかずに能力的に低かったとしても一定ラインまでは到達することができるということがあげられます。強いプレッシャーがないなかで伸び伸びと仕事をしたい人に向いているかもしれません。

一方で競争環境にさらされていないため、10年目には大きな差がついてしまっており、社内でも出世できず、転職でもあまり評価されないという可能性もないわけではありません。

3年単位での評価を前提とした仕事

外資系企業やベンチャー企業では、年功序列ではなく実力主義にもとづき、結果を出すことができれば3年単位で出世することができる環境です。早い人であれば4年目にはマネージャー、7年目には部長・役員クラスになることもありえます。

3年単位での評価を前提とした仕事では、競争環境にさらされるため、優秀な人であれば年齢にとらわれず出世し、どんどん面白い仕事を任されるようになるのが良い点だといえます。

一方で3年目で評価されない場合は、年功序列の企業とは異なり、出世できず待遇も改善されないまま仕事をしなくてはならない環境におかれます。同期が出世したにも関わらず自分自身ができなかった時などのプレッシャーは非常に大きいでしょう。

最後に

以上のように、二項対立になるような企業選びの軸についてそれぞれある程度丁寧に説明してみました。項目によっては自分はどちらでもよいと思ったり、この企業選びの軸は非常に重要など、人によって傾向が異なるでしょう。
業界や企業を見ていく上では、このように二項対立の企業選びの軸のどちらに当てはまるのか考えながら見てみると、すっきりと業界研究が進むでしょう。

就職活動を進める中で、自分にとって大事な企業選びの軸が定まってくると思いますので、ぜひ考えながら進めていただければと思います。

photo by Martin Thomas

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