【人気六大デベロッパー比較】業界大手の事業内容と社風、選考内容の違いとは|三井不動産・三菱地所・住友不動産・東急不動産・野村不動産・森ビル
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最終更新日:2024年11月11日
本記事では、デベロッパーの中でも特に人気の高い六大デベロッパー(三井不動産・三菱地所・住友不動産・東急不動産・野村不動産・森ビル)に焦点を当て、それぞれの企業の事業内容や社風、特徴や選考内容に関して詳しく解説します。
デベロッパーの事業内容・ビジネスモデル
デベロッパーの業務は多岐にわたり、オフィスビル、商業施設、住宅といった不動産開発から、物流施設、グローバル展開、ホテルの建造・運営・管理といった不動産サービスを総合的に取り扱っています。
デベロッパーの事業内容とビジネスモデルに関してはデベロッパーとは?仕事内容や魅力、やりがいについて徹底解説でも紹介しています。
不動産業界とは?業種ごとの仕組みをわかりやすく解説
デベロッパーの業務のなかでとりわけ注目を浴びるものに大規模開発があげられます。ここ最近(2020年4月時点)で話題になったものでは、東京オリンピックに伴う晴海フラッグプロジェクトがあります。
HARUMI FLAG
このような大規模なプロジェクトを、社内の人物と協力するのはもちろんのこと、ゼネコンや設計士、デザイナー、土地の持ち主である地権者など、立場も考え方も異なる様々な人物・会社と協力して成功に導くことができるがデベロッパーの業務になります。
これらの企業の収入は、主に受け入れるテナントからの賃料・売上一部から獲得しています。テナントと交渉し不動産を管理することや、不動産を盛り上げるためにイベントの企画を行うこともデベロッパーの仕事です。
なお、デベロッパー業界の情報収集や選考対策を行い、内定獲得を目指したいという就活生には就職エージェントneoの利用もオススメです。エージェントを利用することで、アドバイザーから各社の選考に合わせた選考対策や、他に受けるべき企業など客観的にアドバイスがもらえます。
少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。
大手六大デベロッパー各社の業績比較
六大デベロッパーの市場における規模を理解するためには、各社の業績を把握することが役立ちます。ここでは、過去四年間の六大デベロッパー各社の営業収益の推移についてみていきましょう。
不動産業界のトップランナーは変わらず三井不動産。2017年3月期通期決算から三菱地所が次いで二番手。その2社を追いかけるのが住友不動産という構図です。
昨年度の不動産業界4位は、過去4年間を通して毎年度微増している東急不動産でした。それに対し、野村不動産・森ビルの営業利益は過去4年間でほぼ横ばいの状況です。
三井不動産と三菱地所がトップ2ですが、両社の営業利益は大きく差が開いています。それにも関わらず、この二社は二大デベロッパーとして並んで称されることが多いようです。このことから、デベロッパーを志望する学生にとって、その魅力は各社の業績というよりも、仕事内容にあるのかもしれません。
業績を比較することで、業界の全体像が見えてきたのではないでしょうか。営業利益などが掲載されているIR情報の読み方の解説や、各社ごとの詳しい業績については以下の記事で詳しく解説しています。
大手六大デベロッパー各社の社風・組織風土・選考内容について
ここからは、各社の事業の特徴と社風、選考内容について詳しくお話します。
三井不動産の事業内容・社風・選考情報
三井不動産の事業内容と強み
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三井不動産の社風
三井不動産は「人の三井」として、社員を大切にすることで知られています。
実際に、三井不動産はOpenwork(旧 vokers)主催の働きがいのある企業ランキング2020で五位にランクインしており、社員の仕事に対する満足度が非常に高いということがわかります。
“三井不動産の若手の意見を受け入れてくれる風土。何かをやってみたいと発信すれば、周囲のメンバーは「じゃあやってみよう、何かあったらサポートするから」言ってくれます。”
引用:三井不動産新卒採用HP社員インタビュー
企業インタビューからも、若手を含めた個人の意見を尊重し、周囲でサポートをしながら育んでいく風土がわかります。このように、社員一人一人を大切にする社風が、仕事に対する満足度につながっているのではないでしょうか。
三井不動産の選考情報
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三井不動産の採用大学・文理・男女別採用人数|合格者ES付き
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三菱地所の事業内容・社風・選考情報
三菱地所の事業内容と強み
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三菱地所の社風
三菱グループでは、世のため人のためにビジネスを展開していくという考えが重視され、有名な三菱グループ三綱領があります。
1.所期奉公=期するところは社会への貢献
2.処事光明=フェアープレイに徹する
3.立業貿易=グローバルな視野で
引用:三菱グループHP根本理念「三綱領」
三菱地所の社員として、社会の期待を裏切らないように、自分の仕事に誇りを持ち、誠実に行動する社風であることが、以下の若手社員座談会の様子からもわかります。
“でも、一番の理由は先輩社員の印象。会う人の誰もが自分の仕事に誇りを持っていて、自分もそんな仕事にチャレンジしてみたいと思ったんだ。”
参考:三菱地所採用HP若手社員座談会
三菱地所の選考内容
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住友不動産の事業内容・社風・選考情報
住友不動産の事業内容と強み
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住友不動産の社風
住友不動産は体育会系の社風だといわれています。先ほど述べた通り、住友不動産は顧客に対して長く粘り強い働きかけを行うため、地道な努力ができる忍耐強い人材が多いのではないでしょうか。
"次第に各社の違い、特に住友不動産の特徴が分かるようになってきました。会社説明会など様々な機会を利用し、若手社員からベテラン社員の方までお会いしましたが、みなさんがとても“熱い”のです。"
参考:住友不動産新卒採用HP社員インタビュー
社員インタビューでもこのように語られていることから、住友不動産には熱く体育会系の風土があるということが言えるでしょう。
住友不動産の選考情報
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東急不動産の事業内容・社風・選考情報
東急不動産の事業内容と強み
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東急不動産の社風
“一言で言いますと「風通しの良い会社です」。750名程度の社員しかおりませんので若手でも何十億という予算を持ちプロジェクトに携わることができます。また、若手社員のうちから、自分の意見を求められ、さらに社員一人ひとりの考えを尊重する風土があります。”
参考:東急不動産新卒採用HP FAQ
企業の公式サイトでも述べられている通り、風通しの良い社風であるようです。人数の少なさから、上司とのコミュニケーションもとりやすく、風通しの良さにつながっているということができます。
東急不動産の選考情報
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野村不動産の事業内容・社風・選考情報
野村不動産の事業内容と強み
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野村不動産の社風
野村不動産は「高給なのに残業が少ない会社ランキング」第二位にランキングしており、ワークライフバランスが取れている社風だということがわかります。
“全社を通じて、マーケットの中でも良い商品を開発している自負があるんじゃないかと思うんです。だから本当に品質や生活者のことを緻密に考える。熱いけど知的な集団と言えるのかもなあ。”
参考:野村不動産新卒採用HP社員インタビュー
社員全体の雰囲気は「熱くて知的な集団」であり、仕事において必要な熱意と冷静な思考力である知性を常に兼ね備えた集団であるようです。生活においても、仕事においても、バランスの取れた社風であるということができます。
野村不動産の選考情報
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野村不動産の選考対策・企業研究を進めたい方は、下記の記事もご覧ください。
野村不動産の採用大学・文理・男女別採用人数|合格者ES付き
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森ビルの事業内容・社風・選考情報
森ビルの事業内容と強み
森ビルは総合デベロッパーであり、市街地再開発事業ならびに各種ビルの企画・開発・設計監理・営業・運営管理を主な事業としています。六本木ヒルズや表参道ヒルズ、虎ノ門ヒルズなどは一般にも広く知られています。
“都市は完成した時が、始まり。質の高い空間、環境をつくるだけではなく、そこに暮らし、働き、そこを訪れる方々と一緒になって丁寧に育んでいく。その都市がつねに新鮮で魅力に満ちた場所であり続けるよう、様々な知恵と、経験と、情熱と、細部へのこだわりを注ぎ込んでいく。それが森ビルの都市づくりです。”
参考:森ビル新卒採用HP
採用メッセージにもありますが、事業規模が他デベロッパーよりも小さいからこそ可能になる「細部へのこだわり」こそが、森ビルの強みといえるでしょう。
森ビルの社風
“森ビルには確固たる都市づくりのヴィジョンがあり、「都市を創り、都市を育む」という仕事を一気通貫で行ってきた強みがあります。さらに、既成概念にとらわれず、自ら考え自ら行動する社風があります。これが新しい価値や魅力を生み出してきた原動力であり、都市という舞台を創造していく力です。”
引用:森ビル 企業情報ページ
森ビルは、六大デベロッパーの他社に比べて収益は高くありませんが、既成概念に捉われないビル開発により、独自のブランディングに成功しています。近年では吹き抜けにアート作品を設置する施設のあるGINZA SIXの開発も行われ、オリジナリティの高いビル開発に特色があるということができます。
GINZASIX
“自分の性格に合った都市づくりという仕事ができるというフィールドに加え、明確でユニーク、かつ懐の広い会社の考え方が、自分の理想の働き方像にマッチしていたからだと思います。
引用:森ビル新卒採用HP社員インタビュー
このように、森ビルでは社員の発想力を大切にしており、採用ページからもそれを読み取ることができます。社風としても、愛社精神が強く、森ビルの仕事に誇りを持った社員が多いようです。
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森ビルの選考対策・企業研究を進めたい方は、下記の記事もご覧ください。
森ビルの採用大学・文理・男女別採用人数|合格者ES付き
【合格者ES付き】森ビル インターン選考対策(エントリーシート・Webテスト)
その他デベロッパー業界注目企業
就活生がデベロッパー業界に魅力を感じる理由の一つに、高収入があります。
総合職の年収はどのくらい?一般職との違いと平均年収の調べ方を解説でもご紹介しているように、三菱地所は「総合職の平均年収が高い企業ランキング」で10位にランクインしているなど、デベロッパーは高収入で知られる職業でもあります。
そこで今回は番外編として、平均年収が特に高いデベロッパー企業をご紹介します。
ヒューリック
ヒューリックは「総合職の平均年収が高い企業ランキング」で三位にランクインしており、平均年収は1500万円を越えるようです。事業の特徴としては、東京23区を中心とした駅至近の好立地にオフィスビルや商業施設等を数多く保有しています。
その他の平均年収1000万円越えのデベロッパー
東洋経済ONLINE「平均年収が高く離職者が少ない中堅企業ランキング」によると、日本商業開発が1位、サンケイビルが3位にランクインしています。
両社ともに平均年収は一千万を超えており、新卒の三年後定着率は100%と、安定して働きやすい環境が整っている企業だということができます。
デベロッパー業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介
unistyleでは業界別のLINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。
実際にデベロッパー業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。
下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。
デベロッパー業界志望者向けグループに参加したい方はこちらをクリック
まとめ
今回はデベロッパー各社を比較してご紹介しました。同じ業界内でも、企業によって事業内容や働き方が変わるため、求める人材像も異なります。
本記事を参考に自分に合った企業選びをしていただければと思います。
デベロッパーの「企業研究/選考対策」をしたい方はこちら
三井不動産の企業研究/選考対策はこちらから
三菱地所の企業研究/選考対策はこちらから
住友不動産の企業研究/選考対策はこちらから
野村不動産の企業研究/選考対策はこちらから
森ビルの企業研究/選考対策はこちらから
ヒューリックの企業研究/選考対策はこちらから
日本商業開発のES・選考レポートはこちらから
サンケイビルのES・選考レポートはこちらから
デベロッパー業界完全攻略記事まとめ
1.デベロッパー業界の仕組み(仕事内容や魅力、やりがいについて)
2.大手デベロッパー各社の比較
3.デベロッパー業界の今後の課題や動向
4.デベロッパー業界で年収が高い企業ランキング
5.デベロッパー業界で必要な資格
6.デベロッパー業界の業界研究にオススメの本
7.デベロッパー業界の志望動機の書き方(大手内定者ES例文あり)
本記事では大手デベロッパーの違いについて解説してきました。