デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考(ES・ Webテスト・面接)対策
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最終更新日:2024年06月26日
デロイトの一員として日本でのコンサルティングサービスを担っているデロイトトーマツコンサルティング。
本記事ではデロイトトーマツコンサルティングのインターン内容と選考対策について紹介します。
- 本記事の構成
・コンサルティング業界とは
・デロイトトーマツコンサルティングとは
・デロイトトーマツコンサルティングのインターン内容
・デロイトトーマツコンサルティングの求める人物像
・デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考フロー
・デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考:エントリーシート(ES)対策
・デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考:Webテスト対策
・デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考:面接対策
・最後に
コンサルティング業界とは
コンサルティングとは、「企業や各種団体が経営上抱える様々な課題に対して解決策を提示し、その実現を支援する業務」です。
コンサルティングファームはクライアントの様々な情報を分析し、社内システムから経営方向、今後の展開や人事戦略など、多角的な視点に基づき解決策を提示します。
コンサルティングは、企業の課題解決を担うという性格から、病気を診察し、投薬や治療を行う医者に似ていると言われることがあります。しかし、コンサルティングの業務は、企業の課題解決に留まりません。
例えば、新規事業の立ち上げを成功させるなど、企業が目指す姿を共に実現する役割があります。
ユーロモニター、IDC Japan、電通、日本交通公社の調査結果によると、2020年の国内コンサルティング業界の市場規模は約1800億円から3000億円であり、一方アメリカのコンサルティング業界の市場規模は約6兆円から10兆円といわれます。(アビームコンサルティングHP参照)
国内のコンサルティング業界は現在発展を続けており、今後大きな成長が期待される業界といえます。
コンサルティングの対象はサービスにより分類され、業界は以下の5つに大別されます。
■総合系コンサルティングファーム
→デロイトトーマツコンサルティング、KPMGコンサルティングなど
■戦略系コンサルティングファーム
→マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)、ベイン・アンド・カンパニーなど
■ITコンサルティングファーム
→アクセンチュア、IBM、など
■シンクタンク系コンサルティングファーム
→野村総合研究所、三菱総合研究所、など
■業界・業務特化型コンサルティングファーム
→マーサー・ジャパン、リンクアンドモチベーション、など
参考:【業界研究|コンサルティング】コンサルティング業界とは何かから選考対策までを解説
今回ご紹介するデロイトトーマツコンサルティングは、総合系コンサルティングファームに該当します。
総合系コンサルティングファームとは、金融・製造業界などの産業界から、中央官公庁を筆頭とした、パブリックセクターに至る幅広い業界をビジネスパートナーとしています。また、上流〜下流のオペレーションまでの様々なサービス提供を行います。
一つ一つのプロジェクトに対して半年から1年ほどの期間で企業にアサインし、様々な案件に関わりながらコンサルタントとしてのキャリアを歩みます。そのため最初の数年間は様々な業界、分野のコンサルティングに関わりながら、徐々に自分の強み・専門性を磨きたい分野を突き詰めていくことになるようです。
コンサルの詳しい分類や働き方については、以下の記事も参考にしてみてください。
【コンサル業界】日系・外資系コンサルティング企業一覧と各社の特徴を徹底解説
コンサル業界は激務って本当?忙しい時期や理由について解説
UPorOUT(アップ・オア・アウト)とは?その実態や現状について解説
コンサル業界の役職とその仕事内容を徹底解説
デロイトトーマツコンサルティングとは
デロイトトーマツコンサルティングは設立1993年に総合系コンサルティングファームとして設立され、提言と戦略立案から実行まで一貫して支援しているコンサルティング会社です。
現在では、PwC・EY・KPMGと並び、監査法人のグループファームのBIG4と呼ばれています。
特徴としては、日本企業の海外進出支援が盛んなことや、初めから専門性を固定するのではなく、 まずは色々な分野のプロジェクトを経験しつつコンサルタントとしての基礎スキルを身につけるプールユニット採用を用いている点が挙げられます。
また、デロイトトーマツコンサルティングは、日本で最大級のビジネスプロフェッショナルグループのひとつであり、2,700名規模のコンサルタントが、デロイトの各国現地事務所と連携して、世界中のリージョン、エリアに最適なサービスを提供できる体制を有しています。
デロイトトーマツコンサルティングのインターン内容
ここでは、デロイトトーマツコンサルティングのインターン内容について紹介します。
デロイトトーマツコンサルティングのインターンは複数の種類があるのでそれぞれ説明していきます。
4daysオンラインインターンシップ【東京・大阪】
【東京オフィス】
(1)8月25日(火)~8月28日(金)
(2)9月 1日(火)~9月4 日(金)
(3)9月 8日(火)~9月11日(金)
【大阪オフィス】
(1)8月17日(月)~8月20日(木)
(2)9月1 日(火)~9月 4日(金)
◆概要
疑似プロジェクトを通じ、経営コンサルティング業務を体感することができるプログラムになっています。各チームに、現場社員がアドバイザーとして参加し、みなさんを手厚くフォロー、サポートします。最終日のプレゼンテーションでは、実際にデロイトトーマツコンサルティングの役員を相手にプレゼンをしていただき、アドバイザーからフィードバックを行います。
◆スケジュール例
・1~2/3/4日目:会社説明・講義(ロジカルシンキング等)・グループワーク
・最終日:グループ毎にプレゼンテーション・講評・懇親会
※昨年実施時のスケジュールであり、日程・内容に変更がある場合があります
◆エントリー締切
6月30日 12:00
2daysインターンシップ【福岡】
【福岡オフィス】
(1)8月20日(木)~8月21日(金)
(2)9月10日(木)~9月11日(金)
◆概要
疑似プロジェクトを通じ、経営コンサルティング業務を体感することができるプログラムになっています。各チームに、現場社員がアドバイザーとして参加し、みなさんを手厚くフォロー、サポートします。最終日のプレゼンテーションでは、実際にデロイトトーマツコンサルティングの役員を相手にプレゼンをしていただき、アドバイザーからフィードバックを行います。
◆スケジュール例
・1~2/3/4日目:会社説明・講義(ロジカルシンキング等)・グループワーク
・最終日:グループ毎にプレゼンテーション・講評・懇親会
※昨年実施時のスケジュールであり、日程・内容に変更がある場合があります
◆エントリー締切
(1)8月20日(木)~8月21日(金) 【エントリー締切】 6月30日 12:00
(2)9月10日(木)~9月11日(金) 【エントリー締切】 7月31日 12:00
2days Technologyオンラインインターンシップ
(1)8月20日(木)~8月21日(金)
(2)9月17日(木)~9月18日(金)
◆概要
Technology関連の擬似プロジェクトを通じ、経営コンサルティング業務を体感して頂きます。
※各チームにコンサルタントがケースマネジャーとして参加し、プロジェクトをサポートします。
◆スケジュール例
1日目:会社説明・講義・グループワーク
2日目:グループワーク・グループ毎にプレゼンテーション・講評・懇親会
◆エントリー締切
(1)8月20日(木)~8月21日(金) 【エントリー締切】 6月30日 12:00
(2)9月17日(木)~9月18日(金) 【エントリー締切】 7月31日 12:00
DTC(デロイトトーマツコンサルティング) 1day ワークショップ【東京】
(1)9月14日(月)
(2)9月15日(火)
◆概要
1日のプログラム(ケースワークやパネルディスカッションなど)を通じて、経営コンサルティングに関する基礎的な理解を深めて頂きます。
◆エントリー締切
(1)9月14日(月) 【エントリー締切】 8月13日 12:00
(2)9月15日(火) 【エントリー締切】 8月13日 12:00
デロイトトーマツコンサルティングの求める人物像
ここでは、デロイトトーマツコンサルティングの求める人物像について紹介します。
デロイトトーマツコンサルティングの採用HPでは、求める人物像として以下を挙げています。
- 「日本企業を強くしたい」という熱い想い
- 明確な長期的自己実現ビジョン
- グローバルなマインドセット
- 特定領域の深い専門性
それぞれ詳しく紹介します。
「日本企業を強くしたい」という熱い想い
クライアントの成功・成長がわれわれの成功・成長である。
デロイトトーマツコンサルティングのビジョンである「100年先に続くバリューを、日本から。」を実現するためには、まず一人一人が成功・成長をリードしたいという「熱い想い」を持てるかどうかが重要と考えます。
明確な長期的自己実現ビジョン
まずは自分自身がどうありたいか。
周囲の共感・理解は得られているか。長期的な視野で自身のキャリアを計画し、デロイトトーマツコンサルティングにおいてその計画を実現したいと考え、自己実現に向けて具体的に行動できるかどうかが重要と考えます。
グローバルなマインドセット
「グローバル=英語力」ではない。
文化・価値観の違うクライアント・メンバーと共に、混沌とした状況下でも平常心で、粘り強いコミュニケーション能力・強いリーダーシップを発揮できる人物こそ、真の「グローバルプレイヤー」と言えるでしょう。
特定領域の深い専門性
「過去の栄光」はいらない。
今、そして将来にわたって、市場から、クライアントから、真に認められる卓越した専門性を身につけているかどうか。それをチームのために惜しみなく提供し、チームと共に問題意識を持ち、その能力を高めたいと考えられるかどうかが重要と考えます。
求められる素養
上記のデロイトトーマツコンサルティングの求める人物像からES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?で挙げられている内容を踏まえると、求められる素養として特に以下3つが当てはまると推測します。
(2)価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる
(3)リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる
それぞれについて詳しく解説します。
まず、「(1)個人として努力し、成果をあげることができる」に関しては、採用HPでも述べているように、デロイトトーマツコンサルティングが掲げる「100年先に続くバリューを、日本から。」というビジョンを実現するためには、卓越した専門性を身につける必要性があるからです。
また、「(2)価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」に関しては、様々な業界のクライアントと関わっていく上で、価値観が異なる人は必ずいると言えます。コンサルティングの仕事はクライアントの課題を解決することであるため、たとえ価値観が異なる人であっても協力し成果を出さなければなりません。このことからこの素養は必要であると言えます。
最後に、「(3)リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」に関しては、求める人物像にもあるようにデロイトトーマツコンサルティングはリーダーシップがある人を求めています。クライアントの課題を解決するためには、周囲と協力することも必要になってくるため、求められる素養であるといえます。
デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考フロー
ここではデロイトトーマツコンサルティングの22卒向けインターン選考フローについて紹介します。
本記事では、21卒のインターン選考フローについて載せますので、参考程度にご覧ください。
4days オンラインインターンシップ(参考:【21卒】5days サマーインターンシップ)
▼
Webテスト
▼
1次面接
▼
2次面接
2daysインターンシップ【福岡】/2days Technologyサマーインターンシップ【東京】
▼
Webテスト
▼
面接
DTC 1day ワークショップ【東京】
エントリーシート(ES)
▼
Webテスト
以下では、それぞれの選考対策について紹介していきます。
デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考:エントリーシート(ES)対策
ここでは、デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考のエントリーシート(ES)対策について紹介します。
22卒のインターン選考のエントリーシート(ES)では以下の設問が設けられています。
- インターン志望動機を教えてください(250文字以下)
- 学生時代に頑張ったことを教えてください(250文字以下)
- 自分の長所・短所についてエピソードをまじえて教えてください(250文字以下)
- 困難を乗り越えた経験を教えてください。またそこから何を学びましたか(250文字以下)
それぞれの設問対策について詳しく解説します。
インターン志望動機を教えてください(250文字以下)
この設問では、いわゆる「志望動機」を聞かれています。
企業が志望動機を質問する目的としては、(1)自社への志望度を知りたい、(2)入社の際のモチベーションを知りたいという2つが主に挙げられます。
そのため上記2つの目的を網羅する論理的な志望動機を伝え、志望している理由を、企業の採用担当者に納得してもらう必要があります。
また、今回の設問は「インターン参加への志望動機」となります。
そのため、"このインターンで何を学びたいのか・このインターンに参加することによってどのような姿になりたいのか"などを書けると、高い評価を得ることができます。
志望動機の大まかな構成については以下のフレームワークを参考にしてみてください。
また、実際に通過したエントリーシート(ES)のこの設問に対する回答は以下の通りとなっております。
インターン志望動機を教えてください(250字以内)
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学生時代に頑張ったことを教えてください(250文字以下)
上記の設問はいわゆるガクチカについて聞かれています。
ガクチカを聞かれる意図としては(1)経験自体のレベル・スペックの把握、(2)自社に合う・マッチする人材か知るための2つがあります。
ガクチカを書く際は、「実績自体のインパクトがどれだけあるか」「書いてある内容から思考力・考えの深さ・人柄を示すことができているか」に注意して書くようにしましょう。また、その際はデロイトトーマツコンサルティングの求める人物像を意識して書くと良いと思います。
詳しい書き方は以下のフレームワークや記事を参考にしてください。
また、実際に通過したエントリーシート(ES)のこの設問に対する回答は以下の通りとなっております。
学生時代に頑張ったことを教えてください(250字以内)
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自分の長所・短所についてエピソードをまじえて教えてください(250文字以下)
この設問では、自分の長所・短所について聞かれています。
長所・短所を聞かれる意図としては、それぞれ以下のように考えられます。
上記の内容を踏まえて、長所と短所(強みと弱み)のES例文44選-エントリーシートの書き方付-の記事を参考にしながら、長所・短所の書き方をそれぞれ解説します。
長所に関しては以下のフレームワークを参考にして書きましょう。
【結論】
長所(強み)を一言で述べる
⇩
【具体例】
その長所(強み)を活かしたエピソードを述べる
⇩
【企業での活かし方】
その長所(強み)を業務でどのように活かせるかを述べる
また、闇雲に長所をアピールするのではなく、デロイトトーマツコンサルティングの求める人物像に沿った上で長所を述べることを意識することが重要です。
次に、短所に関しては以下のフレームワークを参考にして書きましょう。
短所=結論
⇩
短所による失敗経験=具体例
⇩
失敗を経験して得たもの=意識の変化・気づき・学び
⇩
改善策=現在と今後に向けて
また、短所を書く際は改善方法をセットで述べることが重要です。
実際に通過したエントリーシート(ES)のこの設問に対する回答は以下の通りとなっております。
自分の長所・短所についてエピソードをまじえて教えてください(250)
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困難を乗り越えた経験を教えてください。またそこから何を学びましたか(250文字以下)
この設問では、困難を乗り越えた経験について聞かれています。
困難を乗り越えた経験を聞かれる意図としては、「その人は自分でしっかりと目標設定をし、達成するためにチャレンジできる人材であるかどうか」を見極めようとしています。
つまり困難な状況に見舞われることが多い人ほど、主体的に行動しているということが言えます。そういった観点のもと、面接官は”困難を乗り越えた経験”を聞いています。
また、困難な状況を乗り越える際に、「どう乗り越えようとするか」と「そこから乗り越えた結果、何を学んだのか」でその人の素の人間性や思考プロセスを知ることができます。
例えば、困難な状況に遭遇した時諦めて逃げてしまうのか、解決のために必死に努力するのかなど、立ち直り方は人それぞれです。 そのため面接官は”困難を乗り越えた経験”を聞くことによって、その人の人間性を知り、入社後の働き方をイメージしているということが言えます。
また、困難を乗り越えた経験と学ぶの書き方に関しては、以下のフレームワークを参考にしてください。
【困難は何か?】
どのような困難があったのか具体的に述べる
⇩
【取り組みとその理由】
困難に対してどのように取り組んだのか、理由を添えて述べる
⇩
【取り組みの結果】
困難に対して取り組んだ結果、どのように乗り越えたかを簡潔に述べる
⇩
【経験から得た学び】
困難を乗り越えた経験から何を学べたのか、それを今後どのように活かしていくのか述べる
実際に通過したエントリーシート(ES)のこの設問に対する回答は以下の通りとなっております。
困難を乗り越えた経験を教えてください。またそこから何を学びましたか(250字以内)
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デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考:Webテスト対策
ここでは、デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考のWebテスト対策について紹介します。
以下では21卒のインターン選考のWebテストの対策情報を載せます。参考程度にご覧ください。
21卒のデロイトトーマツコンサルティングのインターン選考のWebテストの形式は以下のようになっています。
形式 :TG-WEB
所要時間:1時間程度
内容:言語・計数・性格診断
「TG-WEB」とは、SPIや玉手箱と並ぶWebテスト(適性検査)の一種です。ヒューマネージ社の作成する自宅受験型の適性検査で、他の適性検査と問題形式が異なり「従来型」と「新型」があることから、難易度が高めであると言われています。
「従来型」
「従来型」では他の適性検査とは異なる、馴染みのない比較的難しい問題が課されます。
言語では、長文読解や空欄補充、並べ替えなどが出題されます。特に長文では専門的な内容や抽象的な内容が多いことが特徴とされています。計数では、暗号や展開図などSPIでは見ないような問題が課されます。また、推論の問題も出題されますが、他社のテストよりも難しいことが特徴です。
【言語】
■問題数と時間
12問/12分
■内容
空欄補充(熟語・接続詞)/空欄補充(二語補充)/文字の並べ替え/長文読解・趣旨把握)
■ポイント
文章読解の問題が出題されます。1問あたりに1分で解かなければ完答できないので、あまり読み込み過ぎず手際よく解いていくことがポイントになります。
【計数】
■問題数と時間
9問/18分
■内容
積木問題/立体の切り口/積木の切断個数/経路問題/一筆書き/折り紙/タイル敷詰め/サイコロ/サイクロイド/暗号/場合の数/平行四辺形・立体・直方体の数/多面体の辺・頂点の数/数列(郡順列・表型)/論理・待遇と三段論法/推論(順位付け・嘘つき・じゃんけん・表で整理)/集合(SPIレベル・3つの質問・集合)
■ポイント
・基本的に9問のうち4問が図形・パズル形式、5問が推論形式の問題となっています。
推論形式の問題については、文章から推測して解くタイプの問題であり、SPIの非言語分野で出題される推論の問題と似ています。
図形・パズル形式の問題は複雑な図形の展開図を問う問題など、比較的難しい問題が出題されます。SPIなどで出題されない問題であるため注意が必要です。
【英語】
■問題数と時間
10問/15分
■ポイント
全体で2つの長文が用意され、1つの長文につき5つの設問が課されます。それぞれの設問では、空所補充、語句の言い換え、内容一致などの問題がランダムに出題されます。
大学受験などで課されるような一般的な長文読解の問題としてイメージして良いと思います。
また、Webテストであるため辞書を引くことも可能ですが、制限時間を考えるとそう何度も辞書を引く余裕は無いと思います。辞書を使わないのがベストですが、もし使うとしても回答する上で重要となる単語だけにした方が良いでしょう。
「新型」
一方新型では、比較的難しくない問題を短時間で数多く課されます。
言語では、従来型では出題されない同義語や対義語と言った単発的な問題が出題されます。計数では、SPIで課されるような方程式を使う問題や四則演算、図表を使った問題が課されるようです。
【言語】
■問題数と時間
34問/7分
■内容
空欄補充(熟語・接続詞)/空欄補充(二語補充)/文字の並べ替え/長文読解・趣旨把握)
■ポイント
文章読解の問題が数問と、単語の同義語・対義語・意味などを問う語彙問題が課されます。割合としては語彙問題の方が多く、従来型の問題よりもスピードを意識して解くことが重要です。
語彙問題のレベルとしてはそこまで難しくはありません。難問というよりは、社会人として必要となるレベルの問題だと言えるでしょう。ただ、語彙問題においては予め知識が必要です。
【計数】
■問題数と時間
36問/8分
■内容
積木問題/立体の切り口/積木の切断個数/経路問題/一筆書き/折り紙/タイル敷詰め/サイコロ/サイクロイド/暗号/場合の数/平行四辺形・立体・直方体の数/多面体の辺・頂点の数/数列(郡順列・表型)/論理・待遇と三段論法/推論(順位付け・嘘つき・じゃんけん・表で整理)/集合(SPIレベル・3つの質問・集合)
■ポイント
基本的に36問のうち6問が図表の読み取り問題、30問が四則逆算の問題という構成となっています。
問題自体の難易度はそこまで高くありませんが、8分という短時間で解く必要があるという点で正確に素早く解くことが求められます。
【英語】
■問題数と時間
10問/15分
■ポイント
英語は「従来型」同様、全体で2つの長文が用意され、1つの長文につき5つの設問が課されます。それぞれの設問では、空所補充、語句の言い換え、内容一致などの問題がランダムに出題されます。
大学受験などで課されるような一般的な長文読解の問題としてイメージして良いと思います。
また、Webテストであるため辞書を引くことも可能ですが、制限時間を考えるとそう何度も辞書を引く余裕は無いと思います。辞書を使わないのがベストですが、もし使うとしても回答する上で重要となる単語だけにした方が良いでしょう。
「従来型」「新型」で問題形式が大きく異なります。例えば、一度ある企業で「TG-WEB」を受験していた場合、次に受ける企業で「TG-WEB」を受けても「従来型」「新型」で異なる場合もあります。
一度受験した形式が他の企業でも同じ形式であるという保証はないので注意が必要です。それぞれの問題形式についてもしっかりと把握しておきましょう。
下記で出題される科目のごとの問題数と所要時間をまとめているので参考にしてみてください。
デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考:面接対策
ここでは、デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考の面接対策について紹介します。
以下では21卒のインターン選考の面接対策の情報を載せます。参考程度にご覧ください。
デロイトトーマツコンサルティングのインターン面接は以下のような形式で行われます。
一次面接
時間:約15分間
質問内容は以下の内容になります。
(2)志望動機、学生時代に1番頑張ったことなど(15分)
エントリーシート(ES)とは異なり、面接では面接官とのコミュニケーションが重要になるため、面接官の質問の意図に沿って回答することを意識することが大切です。
(1)の30秒の自己紹介では、「150~200文字」程度の文量が目安と言われています。
そのため、ダラダラと冗長に話すのではなく、簡潔に「最低限話すべき内容」だけを話すようにしましょう。 内容に関しても、「基本情報(名前・大学名など)・学生時代の主な取り組み・最後の挨拶」だけで問題ありません。
また、エントリーシート(ES)対策の際でも述べましたが、志望動機に関してはただ単純に「参加したい理由」を述べるだけではなく、「そのインターンで何を学びたいのか?何を経験したいのか?」という内容を述べ、その上で「参加したい理由」を伝えるようにしましょう。
【志望動機のフレームワーク】
【ガクチカのフレームワーク】
二次面接
時間:1時間半程度
二次面接はケース面接です。 まずは個人ワークで各自与えられたケース問題を回答します。その後にその回答をもとに面接をする流れになります。
特定のテーマに関する新聞記事を読み、以下の3つの設問についてB4の紙にまとめます。
(1)記事の内容に関して、メリットとデメリットをまとめよ
(2)記事の内容に関して、自分は賛成か反対かを理由とともに答えよ
(3)賛成の場合は、賛成時に伴うデメリットをどう補うのか、反対の場合は、反対時に失われるメリットをどう補うのかについて答えよ
質問事項は以下の通りです。
- メリットとデメリットについて、どうしてこのようなまとめ方をしたのか
- 本当にこれだけで良いのか、抜け漏れはないか
- なぜそう考えたのか
- この問題の背景にはどのようなものがあると思うか
- その施策だとこういったリスクがあると思うがそれに対してはどう対処するか
ケース面接では「コミュニケーションスタイル」と「思考力」が問われています。
お題は新聞記事があるとは言え、ある程度の社会情勢を知っておいたほうが良い内容になると思います。独自の質問では、それぞれの内容のメリット・デメリットやどうすればデメリットをなくすことができるかなどの質問がされるため、対策が必要だと言えます。
またディスカッションは各自が書いた回答をもとに行われるため、相手にも分かりやすいように自身の考えをまとめることが大切です。
論理が甘いところや分かりづらい部分などは鋭い質問が飛んでくるため、自分の考えをしっかりと答えられるようにしておきましょう。
ケース面接については以下に完全攻略記事一覧を載せておりますので、是非参考にしてみてください。
・【ケース面接完全攻略】解き方や評価基準、対策に役立つフレームワーク・例題・本を徹底解説
・ケース面接とは?フェルミ推定との違いや出題業界について解説
・ケース面接の評価基準と対策まとめ【現役コンサルタントが解説】
・ケース面接の解き方と対策方法を徹底解説【外コン過去問付き】
・ケース面接対策に役立つフレームワーク、おすすめ本、数値を徹底解説
・ケース面接対策に読むべき本6冊
・外コンの本選考で課されたケース面接過去問まとめ|レポート付
└アクセンチュアのケース面接過去問まとめ
└BCG(ボストン コンサルティング グループ)のケース面接過去問まとめ
└デロイト トーマツ コンサルティングのケース面接過去問まとめ
最後に
本記事ではデロイトトーマツコンサルティングのインターン内容とその対策について紹介しました。
デロイトトーマツコンサルティングはインターン選考の内容がエントリーシート(ES)、Webテスト、面接、ケース面接となっています。そのため幅広く対策する必要があります。
また、デロイトトーマツコンサルティングのインターンは内定に直結するほど重要視されているようなので、本記事を参考にし、万全な体制でインターン選考に臨めるよう準備をしておきましょう。
デロイトトーマツコンサルティングの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
【BIG4比較】デロイト・PwC・KPMG・EY+アクセンチュアの強みや特徴、社風の違いとは?
デロイト トーマツ コンサルティングのES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機へ
デロイトトーマツの特徴(強み)を解説|業績や社風から見る就活対策・企業研究