コンサル業界の役職とその仕事内容を徹底解説
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最終更新日:2021年06月09日
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コンサル業界を志望している就活生であれば、「コンサルタント」という職種を耳にすることが多々あるかと思います。
とは言え、コンサルタントと言っても、実際にどのような手順で日々仕事をしているのか想像できないという人が多いかもしれません。
コンサルタントは、経験年数や期待される役割に応じて「アナリスト」や「マネージャー」などいくつかの役職に分かれています。役職の名前はファームによって異なる場合もありますが働き方に大差はありません。
本記事では、コンサルティングファームの役職と具体的な働き方について解説していきます。役職ごとに求められる役割や、働き方は異なってきますので、入社した後の働き方をイメージするのに参考にしてみて下さい。
- 本記事の構成
- コンサルタントとは?
- コンサルタントの役職
┗アナリスト
┗コンサルタント
┗マネージャー
┗パートナー - コンサルタントの仕事内容とその流れ
- コンサルティング事例まとめ
- コンサル業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介
- コンサル業界の関連記事一覧
コンサルタントとは?
コンサルタントとは「ある分野についてのコンサルティングを行うことを仕事とする人のこと」です。つまり「相談に乗って、解決方法を示すこと」を目指しているのです。
コンサルタントは、その分野において深い知識と経験を持ち、業務の遂行について的確な助言ができます。ゆえに、その助言を求めている人がコンサルティングファームと契約します。
「○○コンサルタント」という職種は多く存在しますが、その中の一例を挙げてみましょう。
・経営コンサルタント
・投資コンサルタント
・ITコンサルタント
・建設コンサルタント
・環境コンサルタント など
このようにコンサルタントによって業務で扱う領域が異なるため、それぞれの分野に強みを持つコンサルティングファームが存在します。コンサルティングファームの分類や企業一覧を以下の記事で紹介していますので参考にしてみましょう。
コンサルタントの役職
コンサルティングファームは多種多様に存在していますが、コンサルタントの基本的な役職、仕事内容には大差がありません。
本記事では4つの役職を解説していきます。各職位の呼び方はファームごとに異なる場合がありますが、基本的に差はありません。
役職ごとに「大まかな仕事内容・役割」を紹介していますので、役職名とあわせて確認し、イメージを掴んでもらえればと思います。
アナリスト(アソシエイト、リサーチャーなど)
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コンサルタント(シニアアソシエイト、アソシエイトなど)
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マネージャー(プロジェクトマネージャー、マネージコンサルタントなど)
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パートナー(ディレクター、ヴァイスプレジデント、プリンシパルなど)
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コンサルタントの仕事内容とその流れ
ここではコンサルティングファームの仕事をイメージできるよう、一般的な業務の流れを説明していきたいと思います。
コンサルティングファームは、クライアントから案件を受注することにより、業務に取り組み始めます。案件の獲得方法として、依頼による受注や営業、競合他社とのプレゼンテーションなどがあります。
そして案件を受注すると、その案件に取り組むプロジェクトチームが組成されます。そのため、プロジェクトごとに期間やチームが異なるシステムとなっています。
チームが組まれると、クライアントとプロジェクトの体制やスケジュールについて確認を行います。その後は、コンサルタントがプロジェクトの問題解決の仮説を構築するため、クライアントの社内外の人へのインタビューやデータの収集を行います。
集めたデータを基に課題解決方法を策定し、内容を固めていきます。出来上がった提案をクライアントに発表することで一つのプロジェクトが終わり、次のプロジェクトにアサインされる流れになっています。
また、最近は解決法の提案だけでなく、実行支援まで行うコンサルティングファームが増えてきています。
コンサルタントは業務内容からも見てわかるようにデータの収集・分析、仮説構築、資料作成が主な仕事となります。特に若手のうちは上司の指示を基に仕事をするため、細かい作業ばかりとなり、転職する人が現れてくるのではないかと考えられます。
実際のコンサルティングの案件に関しては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コンサルティング事例まとめ
コンサルタントの役職やプロジェクトの流れを理解した所で、実際にコンサルティングファームが提供しているサービスの事例を見てみましょう。
サービス事例を確認し、入社後の働き方をより詳細にイメージしていただければと思います。
配電ネットワークの10年間の戦略を策定(A.T.カーニー)
業界・クライアントの課題
オーストラリアの大規模な配電ネットワークの幹部は、ビジネスに影響を与える可能性のある巨大なトレンドをよりよく理解したいと考えていました。新しい技術、規制、および環境要因が、電気事業者やエネルギー関係者にすでに混乱を引き起こしていました。 65万人の顧客と20億ドルのネットワーク資産を持つ同社は、未来を運任せにするのではなく戦略的に切り開いていきたいと考えていました。そこで管理チームはA.T.カーニーを引き留め、最も有害な傾向を特定し、それらを緩和するための長期戦略を策定しました。
A.T.カーニーのアプローチ
カーニーチームは、2030年までに電力およびエネルギー産業に影響を与える可能性が最も高い傾向を特定するための戦略ワークショップを実施しました。当社は、ビジネスのすべてのレベルが「トップ30」であるハイパフォーマンス企業と協力して、戦略的専門知識と潜在的なビジネスをリードします。ワークショップの参加者は、気候変動、再生可能エネルギーとマイクロ発電、ネットワーク設計、および規制リスクという4つのメガトレンドを特定しました。チームはシナリオ計画を使用して、各トレンドが会社の設備投資、配電量、収益性に与える影響を評価しました。 2つのセクター、つまり分散型発電と蓄電が最も大きな打撃を受けると判断し、同社の配電量が20%減少し、2030年までに利益が60%減少すると予測しました。
AIとアナリティクスを活用した番組視聴率予測モデルの構築支援(PwCコンサルティング合同会社)
業界・クライアントの課題
メディアのチャネルが多様化する中、消費者のコンテンツ消費の仕方も多様化しています。本クライアントは、過去の映画作品の買い付け、放送を手がけており、広告費として収益を得るビジネスモデルです。映画の買い付けの際、視聴率を予測した上で買い付け金額を決定しています。しかし近年、従来の勘と経験からだけでは正確な視聴率予想を立てることができず、買い付け金額決定に際し、判断が困難な状況でした。
PwCのアプローチ
まず、ターゲットとなる番組における過去10年以上にわたる視聴率についてあらゆる角度から評価、分析を実施しました。その結果、性別・年代別視聴率や興行成績など従来の指標だけでは今後の視聴率を予測するには不十分と判断しました。よって従来の指標に加え、天気、SNS上のコメント、大手OTTのラインナップなど視聴率に影響しそうなパラメーターをデーターベース化し、詳細な検証と分析を重ねました。同時に番組視聴率予測のためだけにカスタマイズされた独自のAIも開発しました。このAIによる解析を評価・分析に加えることで、正確な視聴率予測モデル構築に成功しました。これにより、映画コンテンツ買い付けにおける金額決定を勘と経験だけに頼らずデータから導き出すことに大きく貢献しました。
電力会社の全社的なコスト低減と調達の高度化を支援(アビームコンサルティング)
業界・クライアントの課題
北海道電力では泊発電所の長期停止に伴い、2度の電気料金値上げを余儀なくされたことに加え、電力小売全面自由化に伴う競争激化の中で、経営効率化・コスト低減が大きな課題となっていた。従来の取り組みに加え、さらに効果が望める手段を模索した同社では、アビームコンサルティングをパートナーとして、外部の視点と手法を取り入れた調達改革に着手。電力安定供給の要となる電力資機材費用の大幅な低減を実現した上で、グループでのさらなる調達の高度化に取り組んでいる。
導入前の課題
経営基盤の強化のための経営効率化
膠着した調達先や価格の客観的視点での見直し
主管部と協働で検討が必要な電力資機材のコスト低減
ABeam Solution
蓄積された購買データベースの活用と経験に裏打ちされた戦略的アプローチの策定
情報収集と分析手法に加えファシリテーションによる関係者と一体となった推進
グループ調達力を最大化するPDCAサイクルの設計
コンサル業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介
unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。
実際にコンサル業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。
下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。
コンサル業界の関連記事一覧
本記事では、コンサルタントの役職や仕事内容を紹介してきました。
コンサルタントの役職や仕事内容に関する理解が深まった方は、下記の記事もあわせて確認し、コンサル業界の業界/企業研究・選考対策に努めていただければと思います。
コンサル業界の仕組みから選考対策まで徹底解説!
【業界研究|コンサルティング】コンサルティング業界とは何かから選考対策までを解説
【コンサル業界】日系・外資系コンサルティング企業一覧と各社の特徴を徹底解説
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