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外資コンサル企業(BIG4)比較|デロイト・EY・KPMG・PwC

外資コンサル企業(BIG4)比較|デロイト・EY・KPMG・PwC

掲載開始日:2016年08月02日
最終更新日:2018年10月25日

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ここ数年採用数が拡大しており、上位校学生を中心に就職活動における存在感が増している会計系コンサルファーム。

今回は就活生に人気のBIG4(デロイトトーマツコンサルティング・EY・PwC・KPMG)に注目し、各社の社風や業務内容、企業理念を比較し各社の違いについて迫っていきたいと思います。

会計コンサルの事業内容・コンサル領域

会計系コンサルファームのビジネスパートナーは、金融・製造業界などの産業界から、中央官公庁を筆頭としたパブリックセクターに至る幅広い業界です。

上流の戦略~下流のオペレーションまでの様々なサービス提供を行っています。

なかでもデロイトでは、業界と提供サービスの2軸でマトリクスを構成したアプローチをとっていることが明言されており、仕事をする上でのイメージがしやすいと思いますので、各社の事例もこのマトリクスにあてはめて紹介致します。

【PwCのプロジェクト例】

「楽天銀行 IFRS対応の基盤整備」(金融×オペレーション変革)

 

楽天グループの一員である楽天銀行において、IFRS(国際財務報告基準)適応のため、約12カ月でIFRS対応の基盤となる新規事務プロセスおよび会計システムの整備を完了しました。

 

参考:PwC HP

【EYアドバイザリーのプロジェクト例】

「大学の競争力強化を実現する戦略シナリオの立案支援」(パブリックセクター×企業戦略・事業戦略)
 
進学人口減少が続くなか、「大学の今後10年間のあるべき姿」を明確にし、競合や外部状況の調査・分析、半年にわたる段階的な戦略シナリオ立案を経て、施策実行フェーズに移っている。

参考:EYアドバイザリー HP

会計系のコンサルティング・ファームであることから、PwCの事例のように会計基準のコンサルティングなどに強みを持っていますが、EYアドバイザリーの大学に対する戦略立案など、幅広い業界に対するコンサルティングを実施しています。

こういった一つ一つのプロジェクトに対して、半年から1年ぐらいの期間で、アサインされて、様々な案件に関わりながらコンサルタントとしてのキャリアを歩むのが一般的です。

最初の数年間は様々な業界、分野のコンサルティングに関わりながら、徐々に自分の強み・専門性を磨きたい分野を突き詰めていくことになるようです。

事業内容から考える会計コンサルが求める人材

会計系コンサルの仕事内容は、様々な関係者と協力し信頼関係を構築し、問題解決を行うことにあります。

ここでは、KPMGコンサルティングの代表取締役社長のメッセージを引用したいと思います。

設立当初の300名規模から年々社員数を増やし、700人体制となり現在も拡大中です。

ファームとしてはBIG4の中で後発であることを逆にチャンスと捉え、金融をはじめ、自動車、製造業、通信、エネルギー等、幅広い業界のお客様を相手に多角的なコンサルティングを提供しています。

組織の拡大に合わせて業績も拡大し続ける中で、重視したいのは売り上げだけを追求するのではなく、サービスのクオリティを第一に考えるということです。

もちろん利益も必要ですが、常に企業やマーケットのニーズを読み、どういった領域でどのようなソリューションが求められているのかを分析し、新しいことに挑戦していく姿勢こそがアドバイザリーサービスの未来を築いていくことなのです。 

一流のコンサルタントと、一流ではないコンサルタントの違い。それは、企業や目の前の人の課題を解決していくことに情熱を抱けるかどうか。そして、世の中の状況や動きを冷静な目で分析できることが条件であると私は考えています。

ここからは、会計系コンサルティングが求める人材について、ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?を参照しながら見ていきます。

上記、特に第一、三段落を見ると、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行える」能力が求められることがわかります。

また、コンサルタントはクライアント先から見れば外部の人間であり、報酬も高い事から、それに見合う成果や社内の人間には出せないバリューを発揮する力が高いレベルで求められるので、「4.価値観や立場を異なる人と協力して成果をあげることができる」「5. 今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」の2点も非常に重要です。

社風・組織風土について

デロイト トーマツ コンサルティング:働き改革を推進し、人を育てる文化が根付く

コンサルティングファームに対する世間の認識は、ハードワークかつロングタイム。それを放っておくと、コンサルティングファームから人材が遠ざかります。これは業界全体の死活問題です。

 

実際のところ、長い時間会社にいたところで優れたアウトプットが出せるわけではありませんよね。

 

具体案の提言は少し先になりますが、働き方については徹底した効率化と収益性を上げるための抜本的な方策を打ち出します。他のファームがびっくりするような仕掛けを考えています。

 

(中略)

何も疑わず、不安も持たず、DTCの一員になってください。DTCでの仕事は、皆さんのキャリアにとって必ずプラスになります。

 

初めてコンサルタントになる方でも、この世界で十分に通用するトレーニングを用意しています。かつてメーカーに在籍していた私がここにいることがその証明です。

 

共に助け合う文化の中で、より強力なプロフェッショナルファームをつくり上げていきましょう。


参考:社長インタビュー

デロイトのキャリアパスの特徴として、始めから専門性を固定するのではなく、 まずは色々な分野のプロジェクトを経験しつつコンサルタントとしての基礎スキルを身につけるプールユニット採用をとっている点が挙げられます。

個人が担当するインダストリー同士の垣根も低く、複数の業種や仕事の種類の経験を持つこと、また、キャリアを積む中で自分の志向が選べる期間を重視しています。

このことから、新卒採用を重視し、長いスパンで育てていく文化が出来上がっている事と推測され、コンサルタントを長期的なキャリアとして考え、素直に学び続ける人に向いているでしょう。

少子高齢化や地域・個人の経済格差などの「社会アジェンダ」の解決に取り組めるのも、人を長く育てる文化が根付いている事の証明になっています。

また、日本企業の長期的な発展の為には海外進出は避けられないことから、日本企業の海外進出支援も盛んです。

その際に世界中のデロイトネットワークを活用するため、入社後に英語力を発揮する事が求められます。

最近では、東京大学と連携しサイバーセキュリティ人材を育成する取組みや日系企業のデジタルトランスフォーメーション(デジタル化時代の事業改革)を実現するDigital Strategyコンサルティングの提供を2016年2月24日に開始するなど、最先端ITに注力しているようです。

EY:業務・会社の規模ともに変化のスピードが高いベンチャー気質ファーム

「当社はまだ若い企業で、ベンチャーのような気質があります。変化に柔軟で価値観にズレがなく、迷いなく支え合うチームワークがあります」


参考:同社ディレクター 土田氏の発言より 

EYアドバイザリーの設立は2010年11月で、EY ジャパンの国内ネットワークを活用しながら急速に成長しています。

2014年時点で従業員数は500名規模でしたが、2020年に2000人規模にすることを目指しています。

2016年7月にはインターネット広告会社のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)との統合的コンサルティングサービスの提供を開始し、企業におけるマーケティング領域のデジタル活用の加速に向けて戦略から実行・運用サービスの提供を開始しました。

KPMG:2014年設立のコンサルティング会社、風通しのよい組織づくりを意識

また、設立間もない同社は、若手にも提案を求め、よいアイデアは積極的に取り上げる風通しのよい組織づくりを図っている。

 

人材養成の面では、世界155カ国に広がるKPMGの海外拠点への出向など、実践的なグローバル経験を積む機会にも恵まれている。

 

参考:KPMGの多彩な専門家集団がビジネス変革を成功に導くサービスをワンストップで提供

「KPMGマネジメントコンサルティング株式会社」と「KPMGビジネスアドバイザリー株式会社」を統合し、2014年4月1日に設立された会社です。

2014年に設立された新しい会社であることから若手にも提案を求める組織づくりに注力しているようです。

PwC:風通しのよい自由な社風

自由というのはその通りですね。

 

年次にかかわらず「私はこの分野に興味があり、専門にしたい」と望むキャリアを主張することが許される会社です。

 

もちろんその自由は自律性とセットのもので、自己研鑽のないものにはリターンもないことはハッキリしています。

 

参考:CONSULTANT CAREER 

コンサルサービスを提供しているPwCコンサルティング合同会社、PwCアドバイザリー合同会社の特徴としては、2社が合同で採用活動を行っている点がまず挙げられます。

採用HPの社員紹介ページを見ると、経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供するPwCコンサルティング合同会社社員のページが多いため、採用枠もこちらの方が多い事が推測されます。

社員同士がお互いを尊重し合い和やかな雰囲気で、こちらの会社の事業内容としては、ERPソフトウェアなどのシステム開発や導入が中心であり、最近の事例だと2016年4月に銀行向けのデジタルバンキングシステムソリューションMicrosoftと共同で手がけています。

また、実際、社長やパートナーに対しても言いたいことは何でも言え、自由な社風の会社だそうです。

各社の選考について

デロイトトーマツコンサルティング

-選考プロセス(経営コンサルタント職)-

セミナー参加→ES+WEBテスト→個人面接(学生1人社員1人)→ケース面接+個人面接(学生1人社員1~2人)→個人面接(学生1人社員1人)→個人面接(学生1人社員1人)


参考:デロイトトーマツコンサルティング 本選考情報

デロイトトーマツコンサルティングは、HPで毎年100名程度の採用を続けている事が明記されています。

また、上に挙げたフロー以外にも、インターン参加や内定者の推薦による優遇など別ルートも存在しているようです。

2次ではケース面接がありますが、選考フロー全体を通して人柄素直さも重視して評価しているようです。

また、コンサル職以外に、管理部門社員やエンジニアを別枠で採用しています。

EYアドバイザリー

-選考プロセス(経営コンサルタント職)-

一次面接(説明会&GD&ES提出)→二次面接→webテスト→三次面接(GD)→四次面接


参考:EYアドバイザリー 本選考情報 

募集職種は経営コンサルタント職のみとなっています。

採用人数ですが、2013年から2015年の間で250名従業員増となっているため、新卒採用は毎年70名ほど推測されます。

採用フローで2度もGDがあることから、チーム内での役割や能力を重視している事が伺えます。

フレームワークやロジカルツリーを有効に使う事も求められるので、対策が必要でしょう。

KPMGコンサルティング

-選考プロセス-

ES+web test→面接複数回→内定
参考:KPMGコンサルティング 本選考情報

コンサルではよく出されるケース面接やGDが無いことが大きな特徴で、面接では志望動機の深堀りがどの選考過程でも聞かれるそうです。

PwC

-選考プロセス(コンサルタント部門)-

ES+WEBテスト→1次面接(GD)→2次面接(個別面接)→最終面接(個別面接)


参考:PwC 本選考情報 

PwCでは、コンサル部門と、テクノロジーを駆使してクライアントの課題解決に取り組むテクノロジー部門が職種別での採用となっております。

夏期にインターンがあり、優秀者は本選考で一部選考が免除されるなどの優遇があるようです。

また、戦略部門は同社のグループ会社であるStrategy&が行い、採用も別となっております。

最後に

今回は就活生に人気な会計系コンサルティングファームについて、様々な視点でその特徴を紹介させていただきました。

会計系でありながら、会計のプロジェクトのみならず、多彩な案件を担っている事がご理解いただけたと思います。

もちろん読むだけでなく実際に説明会や人に会うことで各社の雰囲気を感じることも非常に大事なことだと思いますので、ぜひこの記事を参考に様々な人に実際に会って理解を深めてください。

photo by System One Gang

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