【BIG4比較】デロイト・PwC・KPMG・EY+アクセンチュアの強みや特徴、社風の違いとは?
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最終更新日:2024年11月11日
本記事では就活生に人気のBIG4(デロイト・EY・PwC・KPMG)とアクセンチュアに注目し、各社の強みや特徴、社風を比較していきます。
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- 本記事のコンテンツ
- 総合コンサルの事業内容とコンサル領域
- BIG4・アクセンチュアの強みや特徴、社風
└デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)の強みや特徴、社風
└PwCコンサルティングの強みや特徴、社風
└KPMGコンサルティングの強みや特徴、社風
└EYストラテジー・アンド・コンサルティングの強みや特徴、社風
└アクセンチュアの強みや特徴、社風 - コンサル各社(BIG4・アクセンチュア)の選考フロー
└デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)の選考内容
└PwCコンサルティングの選考内容
└KPMGコンサルティングの選考内容
└EYストラテジー・アンド・コンサルティングの選考内容
└アクセンチュアの選考内容 - 最後に
- コンサル業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介
総合コンサルの事業内容とコンサル領域
※上図は日本経済新聞の記事を参考にunistyleが独自に作成
総合コンサルのビジネスパートナーは、金融・製造業界などの産業界から、中央官公庁を筆頭としたパブリックセクターなど様々です。
クライアントの戦略立案と言った上流のフェーズからシステム導入、オペレーションの改善、システムアウトソーシングまで幅広い領域を担当しています。クライアントの課題に対して川上から川下まで担当できることが魅力と言えるでしょう。
→業界地図を用いて領域別にコンサルティングファームを紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
総合コンサル領域の中でも大きな存在感を持っているのは会計事務所を母体としたBIG4(PwC・デロイト・KPMG・EY)とITコンサル系のアクセンチュアです。
BIG4は会計事務所を母体としたコンサルティング・ファームです。会計事務所は企業の経営状態を見極めることが仕事であり、その業務を通じて財務や金融に関する知見を集めていきました。その知見をもとにして、企業の経営方針にまでアドバイスを行うコンサルティング業務を行うようになったのです。
また、近年はBIG4各社がテクノロジー領域にも力を入れ、他企業との提携やテクノロジー部門の設立などを進めています。そのため、ITに注力しているアクセンチュアとBIG4が比較されることが増えてきているようです。
また、総合コンサルティングファームを志望している方は、就職エージェントneoがおすすめです。アドバイザーから、過去のエピソードやガクチカを書く方法についてアドバイスがもらえます。
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BIG4・アクセンチュアの強みや特徴、社風
コンサル各社(BIG4・アクセンチュア)の強みや特徴、社風を解説していきます。
- デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)の強みや特徴、社風
- PwCコンサルティングの強みや特徴、社風
- KPMGコンサルティングの強みや特徴、社風
- EYストラテジー・アンド・コンサルティングの強みや特徴、社風
- アクセンチュアの強みや特徴、社風
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)の強みや特徴、社風
上記はデロイト トーマツ グループの概要(2021年6月30日時点)です。
※FYとはfiscal yearの略で、FY21は2020年6月1日~2021年5月31日の会計期間を表す
デロイトは、ニューヨークを本拠地とし、世界150ヵ国以上に及ぶグローバルネットワークに約312,000人(2022年1月時点)のスタッフを擁する世界最大級のプロフェッショナルサービスファームです。
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は、上記のデロイトのメンバーで、日本ではデロイト トーマツ グループに属しています。デロイト トーマツ グループは、監査・税務・法務・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリーなど多岐にわたるサービスを提供しています。
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は日本のコンサルティングサービスを担い、デロイトおよびデロイト トーマツ グループの総合力と国際力を活かし、あらゆる組織・機能に対応したサービスで、提言と戦略立案から実行まで一貫して支援しています。
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PwCコンサルティングの強みや特徴、社風
上記は、PwC Japanの概要(2021年6月30日時点)です。
※FYとはfiscal yearの略で、FY21は2020/7/1~2021/6/30の会計期間を表す
PwCは、ロンドンを本拠地とし、世界156に及ぶグローバルネットワークに295,000人以上(2021年3月時点)のスタッフを擁する世界最大級のプロフェッショナルサービスファームです。
日本におけるPwCグローバルネットワークおよび関連会社をPwC Japanと呼び、監査やアシュアランス、コンサルティング、税務、法務など多岐にわたるサービスを提供しています。
その中で、コンサルティング業務を担うのがPwCコンサルティング合同会社です。ソリューションは「ストラテジーコンサルティング」、「マネジメントコンサルティング」、「テクノロジーコンサルティング」の3つに分かれており、経営戦略の策定から業務改革、そしてITを有効に活用した改革の実現まで統合的な提案を行います。
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KPMGコンサルティングの強みや特徴、社風
上記は、KPMGジャパンの概要(2022年6月30日時点)です。
※FYとはfiscal yearの略で、FY20は2019/7/1~2020/6/30の会計期間を表す
KPMGは、オランダを本部とし、世界146の国と地域に約220,000人(2022年1月時点)を擁する世界最大級のプロフェッショナルファームのグローバルネットワークです。
日本におけるメンバーファームはKPMGジャパンと呼ばれ、監査・税務・アドバイザリーの3つの分野にわたる8のプロフェッショナルファームによって構成されています。
その中で、コンサルティング業務を担うのがKPMGコンサルティングです。当社は、グローバル規模でのビジネストランスフォーメーション(事業モデルの変革やオペレーションの改善、ITテクノロジーを活用したビジネス改革など)や、リスクマネジメントといったサービスを提供しています。
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EYストラテジー・アンド・コンサルティングの強みや特徴、社風
上記は、EY Japanの概要(2020年6月30日時点)です。
※FYとはfiscal yearの略で、FY20は2019/7/1~2020/6/30の会計期間を表す
EYは、ロンドンを本拠地とし、世界150以上の国・地域で約300,000人(2022年1月時点)が、アシュアランス、コンサルティング、税務およびストラテジー・アンド・トランザクションの分野で活躍するプロフェッショナル・ファームです。日本におけるメンバーファームはEY Japanと呼ばれ、アシュアランス、コンサルティング、税務およびストラテジー・アンド・トランザクションにおける豊富な業務経験を有するプロフェッショナル・チームが連携して、企業が抱えるさまざまな課題に最適なサービスを提供しています。
その中で、コンサルティング業務を担うのがEYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)です。当社は、戦略的なトランザクション支援を提供する「ストラテジー・アンド・トランザクション」と、変化の激しいデジタル時代にビジネスの変革を推進する「コンサルティング」の二つのサービスラインを担っています。
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アクセンチュアの強みや特徴、社風
上記は、アクセンチュアの概要です。
※FYとはfiscal yearの略で、FY20は2019/9/1~2020/8/31の会計期間を表す
アクセンチュアは、アイルランドのダブリンを本拠地とし、世界50ヵ国200都市以上の地域で約514,000人(2021年2月時点)を擁する世界最大級の総合コンサルティング企業です。ストラテジー、コンサルティング、インタラクティブ、テクノロジー、オペレーションズの領域で幅広いサービスとソリューションを提供しています。日本法人はアクセンチュア ジャパン(以下、アクセンチュア)と呼ばれ、豊富な業務経験を有するプロフェッショナル・チームが連携して、企業が抱えるさまざまな課題に対する最適なサービスを提供しています。
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コンサル各社(BIG4・アクセンチュア)の選考フロー
続いては、コンサル各社(BIG4・アクセンチュア)の選考フロー並びに対策方法を解説していきます。
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)の選考内容
エントリーシート・筆記試験
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一次面接(面接官2、学生1)
面接官は二人とも若手から中堅ほどの印象。面接時間は20分ほど。WEB面接。非常に和やかな雰囲気であったが論理はしっかりと聞かれた印象。学生時代に頑張ったこととその深堀り。
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二次面接(面接官2、学生1)
面接官は少し年次が上の方だった。面接時間は30分ほど。WEB面接。非常に和やか。逆質問あり。ケース面接。お題を出されて5分で考え、その後に質問をされる。
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三次面接(面接官2、学生1)
面接官はパートナークラス。面接時間は30分ほど。WEB面接。非常に和やか。逆質問あり。志望動機や自分の考え、将来やりたいことについて聞かれる。
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最終面接(面接官2、学生1)
面接官は人事のパートナー。面接時間は30分ほど。WEB面接。非常に和やかで途中から雑談ベースだった。逆質問あり。集団でのコミュニケーションについて質問された後は、和やかな雑談が続いた。
内定者本選考レポート:22卒デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)
デロイト トーマツ コンサルティングは、HPで毎年100名程度の採用を続けている事が明記されています。
また、上に挙げたフロー以外にも、インターン参加や内定者の推薦による優遇など別ルートも存在しているようです。2次ではケース面接がありますが、選考フロー全体を通して人柄や素直さも重視して評価しているようです。
PwCコンサルティングの選考内容
エントリーシート、WEBテスト
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動画面接
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筆記試験
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GD
GDは5人でディスカッションを行なった上で10人のグループになり、再度ディスカッションを行う。一時間程度、抽象的なお題で雰囲気は良かった。
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一次面接(面接官1、学生1)
一対一でケース面接と個人面接を行う。45分、最初はかたい雰囲気だったがだんだん穏やかになっていった。ケース面接のアウトプットは微妙だったと感じる。
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人事面接(面接官1、学生1)
人事面接は一対一で個人面接と事務作業を行う。45分、極めて穏やか、評価されていたのかわからない。
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最終面接
最終面接も一対一でパートナーと面接を行う。45分、極めて穏やか、逆質問の時間がほぼであった。
内定者本選考レポート:23卒PwCコンサルティング
エントリーシート、WEBテスト
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GD(面接官1、学生5)
オンライン、30分。ほとんどの議論進行を学生のみで行った。非常に抽象度の高いテーマであったため難易度が高かった印象。正直手応えはなかったが積極的にファシリテーションしようとする姿勢が評価されたのだと思う。
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一次面接(面接官1、学生1)
戦略コンサルタントを志望する理由とフェルミ推定。フェルミとしての難易度は中程度か、歯科矯正にかかる期間と費用は前提条件として与えられた。こちらの説明が拙い箇所には難色を示され、比較的堅い雰囲気であった。指摘に対していかに柔軟に対応できるかが重要。
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二次面接(面接官1、学生1)
戦略コンサルタントを志望する理由とフェルミ推定。フェルミとしての難易度はやや難か。前回と比較すると穏やかな雰囲気。しかし指摘は鋭く、議論の中で仮説のアップデートを要求された。
⇩
三次面接(面接官1、学生1)
戦略コンサルタントを志望する理由と研究内容。志望理由と研究内容を5分程度話した後は全ての時間を逆質問していいよと言われた。パートナーレベルの役職の方とも建設的な会話ができるのか、質問が的を射ているのかなどが評価対象だったのだと思う。
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四次面接(面接官1、学生1)
戦略コンサルタントを志望する理由、Strategy&を志望する理由、フェルミ推定。ここにきて初めてStrategy&を志望する理由を求められた。雰囲気としては穏やかで、フェルミについては確認程度であったように思う。
内定者本選考レポート:22卒PwCコンサルティング合同会社 Strategy&
PwCコンサルティングは本記事でも紹介したように、職種別での採用となっております。夏期にインターンがあり、優秀者は本選考で一部選考が免除されるなどの優遇があるようです。
また、戦略部門は同社のグループ会社であるPwCコンサルティング合同会社「Strategy&」が行い、採用も別となっております。
PwCコンサルティング(ビジネスコンサルタント)のインターンES・GD対策|インターン徹底攻略
Strategy&(PwCコンサルティング合同会社)のインターン選考(ES・Webテスト・面接)対策
KPMGコンサルティングの選考内容
エントリーシート
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WEBテスト
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一次面接(面接官1、学生1)
オンライン、所要時間1時間。なぜコンサルタントになりたいかをかなり深掘りされた。穏やかな雰囲気だが、面接官の方もよく喋っていた。
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二次面接(面接官1、学生1)
オンライン・所要時間45分・志望動機やどういうコンサルタントになりたいかを深ぼられた。
内定者本選考レポート:22卒KPMGコンサルティング
コンサルティングファームの選考でよく出されるケース面接やGDが無いことが大きな特徴です。面接では志望動機の深堀りがどの選考過程でも聞かれるそうです。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの選考内容
エントリーシート
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WEBテスト
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GD(面接官1、学生6-8)
オンライン一時間ほど、各グループに社員一人、学生6-8名ほど。穏やかな雰囲気だった。
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一次面接(面接官1、学生1)
40分ほど、フェルミ推定20分、志望動機、就職活動の軸、学生時代力を入れたことについて20分ほど。
⇩
1dayジョブ
半日かけて実施、1グループ学生6人と社員1人。社員は基本的に関わらない。
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最終面接(面接官1、学生1)
パートナー面接40分、人事面談20分、パートナー面接は、逆質問がメイン、人事面談はガクチカ、志望動機等の深堀。ネガティブチェック的な側面が強いと感じた。
内定者本選考レポート:22卒EYストラテジー・アンド・コンサルティング
選考では、論理的に物事を伝えることができるのかに加えて、EYのカルチャーに合っているのかが重視されるようです。EYストラテジー・アンド・コンサルティングの社風・組織風土を確認しておきましょう。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングのインターン選考対策(ES・Webテスト・面接・GD)| 合格者ES付き
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの強みを解説|事業内容や社風から見る就活対策・企業研究
アクセンチュアの選考内容
エントリーシート、WEBテスト
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GD(面接官1、学生5)
1時間20分。始める前に10分ほど学生のみで自己紹介兼アイスブレイク。GDは40分間で、その後2分程度発表の時間がある。面接官からのGDに対するFB、余った時間で質疑応答。
⇩
一次面接(面接官1、学生1)
45分。ケース面接+通常面接。自己紹介と面接の流れ説明。ケース面接(20分で考え発表まで終える)、通常面接(10分程度)。質問は志望動機や人柄を見るような一般的なもの、逆質問。
⇩
二次面接(面接官1、学生1)
30分。自己紹介と志望動機、今までの選考の振り返り、選考状況、入社後何がしたいか、逆質問(全体の半分くらい)。
内定者本選考レポート:22卒アクセンチュア(ビジネスコンサルタント)
アクセンチュアでは、ビジネスコンサルタントの他に、テクノロジーコンサルタントやソリューションエンジニアなど様々な職種で同時採用しています。選考過程に応じて、職種が変化することもあるようなので注意が必要です。
また、戦略部門であるストラテジーも採用を行っていますが、夏のインターンから内定に直結するため、興味がある人はそのチャンスを逃さないようにしてください。
最後に
今回は総合コンサルティングファームの中でも特に人気なBIG4・アクセンチュアについて、様々な視点でその特徴を紹介させていただきました。企業概要や業績、社風など様々な観点で比較することで、各社の特徴が見えてきたと思います。
また、本記事とあわせてコンサル業界の仕組みから選考対策まで徹底解説!も参考にし、コンサル業界全体の理解も深めましょう。
PwCコンサルティングの企業研究(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
KPMGコンサルティングの企業研究(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの企業研究(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
アクセンチュアの企業研究(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
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コンサル業界の仕組みから選考対策まで徹底解説!
【業界研究|コンサルティング】コンサルティング業界とは何かから選考対策までを解説
【コンサル業界】日系・外資系コンサルティング企業一覧と各社の特徴を徹底解説
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