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SPIテストセンター攻略|知ることから始める効果的対策

SPIテストセンター攻略|知ることから始める効果的対策

掲載開始日:2018年09月10日
最終更新日:2018年11月01日

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テストセンターやWebテストといった適性検査は毎年多くの企業が選考に利用しています。ほとんどの場合選考の序盤に実施され、その結果によって面接を受けられるかどうかが決まります。そのため、面接の対策を十分にしていても最初の適性検査で落とされるというケースも少なくありません。

面接も受けられずに落とされるという残念な結果にならないためにも、適性検査の対策は十分にしておく必要があるでしょう。

今回はその適性検査として最も利用されているSPIのテストセンターに関して解説しています。

下の本記事の構成にもある様に、テストの形式、受験する際のポイント、対策方法まで幅広く解説しているため是非最後まで目を通してみて下さい。

SPIテストセンターの概要

まずは「SPIとは何か?」という概要から解説していこうと思います。

SPIとはリクルートキャリア社が作成している適性検査です。40年以上の提供年数があり、年間で約12,600社の企業が採用約延べ200万人の就活生が受験しています。適性検査の中では圧倒的に採用企業が多く、最も採用されています

正式には「SPI3」という名称ですが、”3”はバージョン数であるためSPIとSPI3は同様のものと捉えて問題ありません。

「テストセンター」とは4つある受験形式の内の1つ

俗に言う「テストセンター」とは受験形式です。テストセンター会場に出向いて専用のPCで受験する形式のことを指します。

下の表のようにSPIには4つの受験形式があり、企業によってどの形式で受験するかが異なります。

テストセンター形式は採用担当がテストを実施する負担を減らせるという効率性の面、替え玉受験ができないという公平性の面でメリットがあることから多くの企業が採用しています。特に受験者が比較的多い人気企業や大手企業ではよく採用されています。

また「テストセンター」と「Webテスト」をよく混同しがちですが、Webテストとは自宅のPCで受験するという形式(SPIではWEBテスティングの形式)であり、その点で異なります。

4パターンの科目構成

受験形式に加えて、SPIテストセンターには3つの科目(性格を除いた能力、英語、構造把握)と4つの受験パターンが存在します。


(注:こちらの表はテストセンター形式での科目になるため、上で解説した他の形式とは異なります。)

上の表では「能力」と一括りにまとめられていますが、実際に出題される問題は言語と非言語の2つに分類できます。どの形式においても能力検査は必須となっているため、SPIを受験する学生は言語・非言語の対策は必ずしておくべきです。

能力検査が必須であるのに対して、表のパターン②〜④のような構造把握や英語に関しては採用企業数はあまり多くありません。構造把握や英語まで課す企業は総合商社や外資系コンサルといった就活において比較的難関とされる企業に多いです。

一例として、総合商社では7大商社の内5社がSPIを採用し、その中でも4社が(能力+英語+構造把握)の形式を採用しています。(5社の残り1社である双日も能力+英語の形式を課しています)

また英語の試験に関しては、海外にビジネスを展開している企業や英語を必要とする企業において課される場合が多いです。近年人気の高い航空業界や外資系企業などで課されています。

他の適性検査にない特徴

ここまでで受験形式や科目などの基本的な情報をまとめてきました。SPIにはこの他にも知っておくべき特徴がいくつかあるので確認していきましょう。

問題の難易度が毎回変わる?特殊な出題形式

SPIでは受験者の回答の正誤によって出題される問題の難易度が変動します。簡単に言えば、1問目に正解すれば2問目はより難しい問題が出題され、誤答すればより簡単な問題が出題される、というような形です。

つまり受験者の正答率によって問題の難易度が変わるため、点数や正答率で結果の良し悪しが決まるわけではありません

よく「この企業では◯点以上取れれば合格」、「◯割できれば合格」といった声を聞きますが、そのように判断することはできません。(実際の成績判定のされ方に関しては下の偏差値による成績判定の解説で詳しく書いています)

この特徴から、簡単な問題が数問続くと全体の成績としては悪いと言えます。誤答が続き、どんどん簡単な問題が出題されているからです。

逆に、後半に難しい問題が続くと全体の成績が良いという場合が多いです。前半の問題で連続して正答するとどんどん難易度が上がっていくため、後半で難しくて解けなかったり時間がかかりすぎてしまってもそこまで成績が悪くない場合が多いです。

偏差値により成績が付けられる

先ほど点数や正答率で結果が予想できないと述べましたが、それはSPIが偏差値によって成績を出しているためです。

総受験者の平均から偏差値を割り出し、各科目ごとに下の表のような7段階の評価が付けられます。

正確にはわかりませんが、多くの企業はこの7段階評価によって書類選考の評価をしているでしょう。例えば、能力・構造把握・英語の3科目を課す企業では、その3つの科目の合計で足切り点数を設けていると言われています。

問題ごとに制限時間が設けられている

SPIのテストを難しくさせる1つの要因として、一つの設問ごとに制限時間が設けられていることが挙げられます。制限時間自体は短すぎるということはないですが、じっくり考えて解くほどの時間はありません。

しかし焦りすぎて計算ミスなどをしてしまうと回答できずに次の問題にいってしまうこともあるので、素早くかつ正確に回答することを意識しましょう

またもう一つ言えることは、簡単な設問を素早く回答して難しい設問に時間をかけるということもできません。そのため難しい問題も素早く解く練習をしておくべきでしょう。

前回結果の使い回しが可能

こちらもSPIテストセンターならではの特徴です。エントリーする企業毎に毎回テストを受ける必要はなく、一度受けた試験の結果を他の企業に提出することが出来ます。(しかし提出できるのは【前回の成績のみ】であり、2回以上前の結果は提出できません。)

つまり、何回かテストを受験して良い結果だと思える結果や、テストセンターのボーダーが高い企業に通過した結果を送信することもできます。

一度良い結果を出せばそれを使い回せるので、その分面接など他の対策に時間をかけられるというのは1つの良い特徴だと言えるでしょう。

受験の際のポイント

ここからは実際に受験する際に注意するべきポイントを伝えていきたいと思います。

時間に惑わされない(完答する必要はない)

SPIのテストでは回答状況と回答時間が画面に表示されます。それを見ながら回答を進めていく方がほとんどだと思いますが、これにペースを乱されるという方が毎年よくいます。

↓実際のテスト画面で表示される制限時間目安(①:回答数、②:経過時間)

試験終了時間が近づいてきて、それに対して回答状況が遅れていると、焦って適当な選択肢を選んでなんとか全問回答しようとする方がいますが、これは絶対にやめたほうが良いです

SPIテストセンターでは正答数ではなく正答率で結果が出されるので、正解数を増やすより誤答数を減らしたほうが良いからです

よって最後に時間が足りないと感じても、適当な回答をして完答するのではなく、目の前の1問を確実に正解することを目指して落ち着いて解きましょう。

実際、「ボーダーの高い企業に通過している方の多くは最終的な回答数が7割程度で通過している」という結果もあります。このことからも無理に完答する必要はないと言えます。

問題の難易度から結果を推測する

学生側はテストセンターの結果を知ることができないため、結果の善し悪しがわからず不安なまま企業からの合否結果を待つという学生は毎年います。

しかし、ある程度の成績を予想する方法があります。

それは「出題される問題の難易度を見る」ことです。

先ほど正答を続けると難しい問題が出されるようになってくると伝えました。このことから、難しい問題が出される→今までの問題の正答率が高いということが言えます。

難しい問題の具体例としていくつか挙げると、言語分野での長文の問題、非言語分野での推論、複数タブ(1つの問題で複数の設問が設けられているもの)の問題などがあります。

実際、外資系企業や総合商社といったテストセンターのボーダーが高い企業に通過した方からは、「言語で長文が2回出された」「推論の問題が数問続いた」、「4タブの問題が出た」などの声をよく聞いています。これらのような問題が出題されれば良い結果が期待できると考えてよいでしょう。

対策方法

実際にSPIを受けた方からの意見も参考にし、準備や対策の仕方等を4つ示したいと思います。

①問題集を1冊やりこむ

SPIテストセンターの問題のレベルとしては主に中学高校レベルと言われています。例えば非言語分野では高校数学の範囲である確立や集合の問題などが出題されます。

ですので大学受験で数学を使っていた方ならそこまで難しいとは感じないと思います。またそうでない方にとってもかなり勉強しないと解けないというほどではないでしょう。

しかしその問題でも難しく感じさせるのが制限時間との闘いがあるからだと思います。

よって、問題を解けるようになるだけでなく早くかつ正確に解く練習をしておく必要があります。

そのためにはやはり実際に問題を何回も解いて早く正確に解くことに慣れておくべきでしょう。ESや面接の対策もあるので気が進まないかもしれませんが、問題集を1冊買って慣れるまでやりこんだ方が良いと思います。

②志望していない企業やインターン選考で受験して慣れる

SPIテストセンターを採用している企業は多いので、一部の就活生は練習としてテストセンターを受ける目的で企業にエントリーするということをしています。

あまり好ましいことではありませんが、もしテストセンターを通過してもその後の選考に必ず行かなければいけないということはないので、企業から注意されるということはありません。

ESを書かなければテストセンターを受験できない企業が多いですが、三菱総研DCSや昭和シェルなどのいくつかの企業ではESを提出せずにテストセンターを受けることができます。そのような企業を就活生同士の情報交換などで知り、練習として何度か受けるというのも1つの戦略になるかもしれません。

またその応用として、BCGの使い回しは安全?総合商社のテストセンター通過基準の記事でも書かれていますが、BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)、ゴールドマン・サックス、野村総合研究所などのボーダーの高い企業で通過した結果を他で使い回すことで確実に通過させるということもできます。

上に挙げた企業は比較的選考の開始時期が早い企業なので、総合商社などの選考が遅めの企業を志望する方は練習や使い回しのためにエントリーしてみてもよいでしょう。

③非言語を仕上げる

言語・非言語・構造把握・英語と科目がある中で、最も成績が伸ばしやすいのが非言語だと言えます。その理由としては、

・言語は漢字や語彙などを覚える量が果てしない

・英語で求められる速読力は長期的に勉強しないとなかなか身につかない

・構造把握はシンプルに難しい(人によりますが)

という対策のしづらさがあるのに対して、非言語は公式や解法を覚えればほとんどの問題が解け、その覚える量が他に比べて少ないからだと言えます。

言語があまりできなくても非言語がよくできていれば挽回できることもあるので、少なくとも非言語だけは完璧に仕上げておきましょう。

④3月の情報解禁前までに使い回せる結果を用意しておき、3月以降はESや面接対策等に時間をかける

テストセンターの対策は面接に繋げるために必要ではありますが、それ以上に面接の対策が必要であることは誰もがわかっていると思います。総合商社ではOB訪問の数も評価されているとも言われています。

テストセンターの対策はできるだけ早い時期から開始し、通過できるレベルまで達したらそれ以上極めることはせず、ES対策、OB訪問、企業研究、自己分析、面接練習といったその次の選考に向けた準備をしていくのが理想的だと思います。

そのためにも情報解禁前の3月までにはテストセンターの対策を終わらせることを目指しましょう。

最後に

今回解説したSPIテストセンターには十分な対策が必要だと述べてきました。実際、採用企業も多く対策するべきものではありますが、それだけの対策にならないように気をつけましょう。

テストセンター以外にも他の種類の適性検査が多くあります。そのテストごとに形式が異なり、解き方や対策の仕方なども大きく異なる場合が多いです。

例えば、この記事で何度か総合商社に触れていましたが、7大商社の内5社はSPIを採用していますが、三井物産と住友商事だけはC-GABという適性検査を採用しています。このC-GABという適性検査はSPIと形式が大きく異なるため、SPIと全く別の対策をする必要があります。(C-GABの対策はこちら

このように同業界でも別の対策をしなければいけない場合が多いので、自分の志望する企業がどの適性検査を採用しているのかをまず把握し、それに対して十分な対策ができるように計画を立てて就活を進めていきましょう。

参考:「やらない理由がない」Webテスト対策【練習例題・本・不正の是非】
→就職活動をする上では避けては通れないWEBテストの対策方法を紹介した記事です。ステップごとの具体的な対策方法や、おすすめの書籍を紹介しているので、ぜひ参考にご活用ください。
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