【SPIテストセンター対策】知ることから始める効果的な攻略法とは

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最終更新日:2024年05月17日

本記事では、適性検査として最も利用されているSPIテストセンターに関し、テストの形式・受験する際のポイント・対策方法まで幅広く解説していますので、是非最後まで目を通してみて下さい。

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SPIテストセンターの概要

SPIテストセンターの受検形式・科目・流れ

SPIとはリクルートキャリア社が作成している適性検査です。40年以上の提供年数があり、適性検査の中では圧倒的に採用企業が多く、最も採用されています

正式には「SPI3」という名称ですが、”3”はバージョン数であるため、SPIとSPI3は同様のものと捉えて問題ありません。

テストセンターとは4つある受験形式の内の1つである

俗に言う「テストセンター」とは受験形式です。テストセンター会場に出向いて専用のPCで受験する形式のことを指します。

下の表のようにSPIには4つの受験形式があり、企業によってどの形式で受験するかが異なります。

テストセンター形式は採用担当がテストを実施する負担を減らせるという効率性の面、替え玉受験ができないという公平性の面でメリットがあることから多くの企業が採用しています。特に受験者が比較的多い人気企業や大手企業ではよく採用されています。

SPIの受験形式

また「テストセンター」と「Webテスト」をよく混同しがちですが、Webテストとは自宅のPCで受験するという形式(SPIではWEBテスティングの形式)であり、その点で異なります。

SPIテストセンターは4パターンの科目で構成されている

受験形式に加え、SPIテストセンターには3つの科目(性格検査を除いた能力、英語、構造把握)と4つの受験パターンが存在します。

SPIテストセンターの受験科目
(注:こちらの表はテストセンター形式での科目になるため、上で解説した他の形式とは異なります。)

上の表では「能力」と一括りにまとめられていますが、実際に出題される問題は言語と非言語の2つに分類できます。どの形式においても能力検査は必須となっているため、SPIを受験する就活生は言語・非言語の対策は必ずしておくべきです。

能力検査が必須であるのに対し、表のパターン②〜④のような構造把握や英語に関しては採用企業数はあまり多くありません。構造把握や英語まで課す企業は総合商社や外資系コンサルといった就活において比較的難関とされる企業に多いとされています。

また英語の試験に関しては、海外にビジネスを展開している企業や英語を必要とする企業において課される場合が多いです。そのため、外資系企業などで課される場合が多いとされています。

SPIテストセンターを受験するまでの流れとは

SPIテストセンターを受験するまでの流れを簡単にまとめると以下のようになります。

受験までの流れ

企業からの受験案内メールを受信

テストセンターマイページにて受験会場・日時を選択

性格検査を自宅のパソコンであらかじめ受験

選択した会場に行き、能力検査などを受験

テストセンターマイページにおいて受験会場などの登録が済むと、テストセンターから受験ID・名前・会場などが記載されたメールが届きます。

このメールを印刷したもの(もしくは内容を紙に書き写したもの)が受験票となり、顔写真付き身分証明証(運転免許用、学生証など)と共に当日の持ち物となりますので必ず忘れないようにしてください。忘れた場合、本人確認が出来ずに受験することが出来ません。

また、仮に印刷や紙に書き写す時間が取れなくても、最悪メールさえあればテストセンター会場受付で専用の紙にメール内容を記載することで受験票の代用として認められるようです。

筆記用具・メモ用紙は会場から貸し出されるため、不要です。また、当日は企業の採用担当者などは一切いないため、自身が一番受験しやすいラフな服装で臨むと良いでしょう。

受付を済ませたら、一区画ずつ区切られた指定されたパソコンの前に座り、自身の好きなタイミングで受験を開始し、終了したら随時解散となります。

なお、テストセンターや各種webテストなど就活に不安のある就活生には就職エージェントneoの利用もオススメです。

エージェントを利用することでアドバイザーから、就活全般のノウハウや今から受けるべき企業など客観的にアドバイスがもらえます。

少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。就職エージェントneo

他の適性検査にはない特徴

SPIテストセンターと他の適性検査との違い

ここまでで受験形式や科目、受験方法などの基本的な情報をまとめてきました。

SPIにはこの他にも知っておくべき特徴がいくつかあるので確認していきましょう。

問題の難易度が毎回変わる?特殊な出題形式

SPIでは受験者の回答の正誤によって出題される問題の難易度が変動します。簡単に言えば、1問目に正解すれば2問目はより難しい問題が出題され、誤答すればより簡単な問題が出題される、というような形です。

つまり受験者の正答率によって問題の難易度が変わるため、点数の良し悪しで合否が決まるわけではありません

よく「この企業では◯点以上取れれば合格」、「◯割できれば合格」といった声を聞きますが、実際にはそのように判断することはできません(実際の成績判定のされ方に関しては下の偏差値による成績判定の解説で詳しく書いています)。

こういった特徴から、簡単な問題が数問続くと全体の成績としては悪いと言えます。誤答が続き、どんどん簡単な問題が出題されているためです。

逆に、後半に難しい問題が続くと全体の成績が良いという場合が多いです。前半の問題で連続して正答するとどんどん難易度が上がっていくため、後半で難しくて解けなかったり時間がかかりすぎてしまってもそこまで成績が悪くない場合が多いとされています。

偏差値により成績が付けられる

先ほど点数や正答率で結果が予想できないと述べましたが、それはSPIが偏差値によって成績を出しているためです。

総受験者の平均から偏差値を割り出し、各科目ごとに下の表のような7段階の評価が付けられます。

正確にはわかりませんが、多くの企業はこの7段階評価によって書類選考の評価をしているでしょう。例えば、能力・構造把握・英語の3科目を課す企業では、その3つの科目の合計で足切り点数を設けていると言われています。

問題ごとに制限時間が設けられている

SPIのテストを難しくさせる1つの要因として、一つの設問ごとに制限時間が設けられていることが挙げられます。制限時間自体は短すぎるということはないですが、じっくり考えて解くほどの時間はありません。

しかし、焦りすぎて計算ミスなどをしてしまうと回答できずに次の問題にいってしまうこともあるため、素早く且つ正確に回答することを意識しましょう

またもう一つ言えることとしては、簡単な設問を素早く回答して難しい設問に時間をかけるということもできません。そのため、難しい問題も素早く解く練習をしておくべきでしょう。

以前に受験した際の結果の使い回しが可能

こちらもSPIテストセンターならではの特徴です。エントリーする企業毎に毎回テストを受ける必要はなく、一度受けた試験の結果を他の企業に提出することが出来ます。(しかし提出できるのは【前回の成績のみ】であり、2回以上前の結果は提出できません。)

つまり、何回かテストを受験して良いと思える結果や、テストセンターのボーダーが高い企業に通過した結果を送信することもできます。

一度良い結果を出せばそれを使い回せるため、その分面接など他の対策に時間をかけられるというのは1つの良い特徴だと言えるでしょう。

SPIテストセンターを受験する際のポイント

SPIテストセンターを受験する際のポイント

ここからは実際に受験する際に注意するべきポイントを伝えていきたいと思います。

本記事では受験のポイントを2点に絞り、それぞれ詳しく解説していきます。

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SPIテストセンターの対策方法4選

SPIテストセンターの対策方法

最後に、実際にSPIを受けた就活生からの意見も参考にし、準備や対策の仕方を4つ示していきます。

対策方法は以下になりますので、それぞれ詳しく解説していきます。

  • 問題集を1冊やりこむ
  • 志望度の高くない企業やインターン選考で受験して慣れる
  • とにかく非言語を仕上げる
  • 3月の情報解禁前までに使い回せる結果を用意しておき、3月以降はESや面接対策等に時間をかける

問題集を1冊やりこむ

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志望度の高くない企業やインターン選考で受験して慣れる

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とにかく非言語を仕上げる

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3月の情報解禁前までに使い回せる結果を用意しておき、3月以降はESや面接対策等に時間をかける

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最後に

今回解説したSPIテストセンターには十分な対策が必要だと述べてきました。実際、採用企業も多いため対策すべきものではありますが、SPIテストセンターばかりを対策し過ぎないよう気をつけましょう。

また、テストセンター以外にも他の種類の適性検査が多くあります。そのテストごとに形式が異なり、解き方や対策の仕方なども大きく異なる場合が多いです。

例えば、この記事で何度か総合商社に触れていましたが、総合商社ではここ最近C-GABという適性検査を用いる企業が増加しています。このC-GABという適性検査はSPIと形式が大きく異なるため、SPIと全く別の対策をする必要があります。(C-GABの対策はこちら)

このように同業界でも別の対策をしなければいけない場合が多いため、自分の志望する企業がどの適性検査を採用しているのかをまず把握し、それに対して十分な対策ができるように計画を立てて就活を進めていきましょう。

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