【SPI非言語】 頻出4ジャンルの例題・問題の対策方法をわかりやすく解説!
549,507 views
最終更新日:
記事公開日:2018年9月21日
【SPIテストセンター対策】知ることから始める効果的な攻略法とは
なお、今回参考にしている問題集はこちらです。↓
SPI非言語とは?
リクルートマネジメントソリューションズが提供する「SPI」は、受検者の資質を多角的に判定するため、「性格検査」と「能力検査」の2つで構成されています。
能力検査は主に「言語」と「非言語」の2科目からなり、企業の採用方針によっては「英語」が加わることもあります。
中でも非言語分野は、中学・高校レベルの数学的な問題を用いることで、受検者が備えている論理的思考力や数的処理能力を測定することを目的としています。
SPI非言語の特徴
ここでは、SPI非言語の特徴についてわかりやすく解説します。
難易度と出題傾向
問題自体のレベルは決して高くはありませんが、「出題範囲の広さ」と「SPI特有の出題形式」が大きな特徴です。
特に、論理的な思考を要する「推論」や、一つの設定に対して複数の問いが続く「組問題」などは、内容を把握するのに時間を要するため、事前の慣れが正答率を左右します。
公式や解法を把握していないと制限時間内に解き切ることは難しいため、十分な準備が必要です。
推論
表の読み取り
集合
場合の数
確率
金額計算
分担計算
速度算
割合
制限時間と問題数
SPI非言語において最大の壁となるのが、制限時間の短さと問題数の多さです。
この問題数や制限時間は、受検形式(テストセンター、WEBテスティング、ペーパーテストなど)によって異なります。それぞれの形式における具体的な問題数と制限時間は以下の通りです。
| テストセンター | WEBテスティング | ペーパーテスト | |
| 問題数 | 解答状況による | 解答状況による | 言語:約40問 非言語:約30問 |
| 制限時間 | 35分 (言語・非言語あわせて実施) |
35分 (言語・非言語あわせて実施) |
言語:約30分 非言語:約40分 |
合格ラインと対策のポイント
SPIの結果は偏差値スコア方式で採点されるため、単に「何割正解すれば合格」という一律の仕組みではありません。
選考を通過するためには、各企業が独自に設定しているスコア基準をクリアする必要があり、特に応募者が集中する大手・人気企業では、より高いスコア(上位層の成績)が求められる傾向にあります。
SPIは出題範囲が広く独特な形式を持つため、短期間での攻略は困難です。目標とする企業の基準を突破するには、早期から対策を始め、出題パターンの習熟により解答スピードを底上げしておきましょう。
順列・組み合わせ

例題
(1)各位の数字が異なる4けたの整数の個数はいくつか。
A:15個 B:60個 C:180個 D:360個 E:AからDのいずれでもない
(2)各位の数字が異なる4けたの5の倍数の個数はいくつか。
A:15個 B:60個 C:180個 D:360個 E:AからDのいずれでもない
(1)少なくともオランダかフランスのどちらかを入れる選び方は何通りあるか。
A:8通り B:9通り C:10通り D:11通り
(2)オランダとフランスのうち、どちらか一方だけを入れる選び方は何通りあるか。
A:5通り B:6通り C:8通り D:10通り
※解答・解説は下に載せています。
順列と組み合わせ、どちらの問題であるかを判断することが重要
順列・組み合わせの範囲は高校の数学で習った方がほとんどだと思います。問題自体は公式を使えば簡単に解けるものが多いですが、順列と組み合わせを混同してしまうために難しいと感じる方が多いです。
それぞれの意味と使う公式を確認しておきましょう。
順列:順番を考慮した並べ方(順列)の総数
(公式)nPr (n個の中からr個を選んで並べる時)
組み合わせ:順番を考慮しないで要素を選ぶ組み合わせの総数
(公式)nCr (n個の中から異なるrを選ぶ時)
上記の通り、順列と組み合わせで最も気をつけるべきことは順番を考慮するかどうかです。むしろそこだけ押さえておけばほとんどの問題が解けるでしょう。
ここでは公式などについての詳しい説明は省きますが、必要であれば本やネットで調べてみてください。
対策:問題に多く触れて2つの違いを瞬時に判断できるようにしておく
上で述べたように、順列と組み合わせの違いがわかるようになってしまえば公式を使った計算は簡単です。問題を見た時点で解き方が思いつくようにしておけるようにしましょう。
そのためには多くの問題パターンに触れ、問題ごとに解き方をある程度覚えてしまうのが最も簡単だと思います。
上で紹介した問題集でも多くの問題が載せてあるので、人によりますが2〜3周勉強すれば瞬時に解き方がわかるようになると思います。
例題の解答・解説
問1. 1、2、3、4、5、6の数字を使って整数を作りたい。
(1)各位の数字が異なる4けたの整数の個数はいくつか。
A:15個 B:60個 C:180個 D:360個 E:AからDのいずれでもない
(2)各位の数字が異なる4けたの5の倍数の個数はいくつか
A:15個 B:60個 C:180個 D:360個 E:AからDのいずれでもない
(解答)
(1)D
(2)B
(解説)
(1)いくつかの数字を使って整数を作るということは数字の順番を考慮して並べることなので順列の問題になります。
6つの中から順番を考慮して4つ並べる並べ方の総数なので、式は6P4となります。
これを解くと、6P4=6×5×4×3=360(個) (答え:D)
(2)5の倍数であるため1の位には5が必ず入ります。
残りの3桁(十の位、百の位、千の位)には1、2、3、4、6の5つの数字を並べるので、式は5P3になります。
これを解くと、5P3=5×4×3=60(個) (答え:B)
(1)少なくともオランダかフランスのどちらかを入れる選び方は何通りあるか。
A:8通り B:9通り C:10通り D:11通り
(2)オランダとフランスのうち、どちらか一方だけを入れる選び方は何通りあるか。
A:5通り B:6通り C:8通り D:10通り
(解答)
(1)B
(2)B
(解説)
(1)5カ国から3カ国を選ぶということから順番を考慮しないので組み合わせの問題です。
また少なくともオランダかフランスのどちらかを入れる選び方の総数は、すべての選び方からオランダもフランスも入れない選び方を引いた数に当たります。
オランダもフランスも入れない選び方はイタリア、スペイン、ドイツを選ぶ1通りしかないので、式は以下のようになります。
5C3(すべての選び方)ー 1(オランダもフランスも入れない選び方)
=5×4×3/3×2×1−1=9(通り) (答え:B)
(2)求める数は(1)で求めた数からオランダとフランスの両方が入る選び方の数を引いた数に当たります。
オランダとフランスの両方が入る組み合わせの数は、イタリア、スペイン、ドイツの中から1カ国を選ぶ選び方の数に当たるので、3C1=3(通り)
よって、求める式は、
9ー3=6(通り) (答え:B)
【unistyleオリジナル】SPIテストセンター問題集(非言語ver)|解答・解説付
料金問題

例題
(1)Tシャツの定価が1680円のとき、定価の2割引で販売すると、利益はいくらか。
A:72円 B:144円 C:336円 D:672円
(2)靴下を定価の2割引で販売すると、利益が72円だった。この靴下の原価はいくらか。
A:400円 B:510円 C:600円 D:670円
※解答・解説は下に載せています。
原価・定価・売値の意味を明確にしておく
代金精算、損益算、割引計算などの料金系の問題はSPIにおいてよく出題される分野となっています。
順列・組み合わせの問題同様、料金系の問題においても意味の理解が重要になります。こちらももう一度確認しておきましょう。
原価:商品を仕入れるときの価格(仕入れ値と書かれることもある)。ふつうは定価より安く設定される。
定価:あらかじめ決めておく販売価格。定価で売った場合は(定価)−(原価)=(利益)となる。定価はふつう原価より高く設定するが、必ずそうなるわけではない。
売値:実際に売るときの価格。割引がなければ定価と同じで、割引があれば定価より安くなる(例:定価300円の2割引後の売値は?→答240円)。利益は(売値)−(原価)で求める。売値が原価を下回ると、利益はマイナス(損失)になる。
実際の問題ではこれらを組み合わせた計算を求められます。ここで確実に意味を理解しておくとともに、実際に問題を解いて定着させましょう。
例題の解答・解説
(1)Tシャツの定価が1680円のとき、定価の2割引で販売すると、利益はいくらか。
A:72円 B:144円 C:336円 D:672円
(2)靴下を定価の2割引で販売すると、利益が72円だった。この靴下の原価はいくらか。
A:400円 B:510円 C:600円 D:670円
(解答)
(1)B
(2)C
(解説)
(1)ここで求める利益は(売値)ー(原価)によって求められます。そこで、売値と原価それぞれを計算して求めると、
(売値)=(定価)× 0.8
= 1680 × 0.8 =1344
原価に関しては、「原価の4割の利益を見込んで定価をつけている」とあるので、
(定価)=(原価)× 1.4 より
(原価)=(定価)÷ 1.4
= 1680 ÷ 1.4 = 1200
よって利益は、1344ー1200=144(円) (答え:B)
(2) (1)と同様に(利益)=(売値)ー(原価)であり、ここでの売値は定価の2割引なので、
(売値)=(定価)× 0.8
=(原価)× 1.4 × 0.8
(利益)=(売値)ー(原価)
=(原価)× 1.4 × 0.8 ー(原価)
=(原価)×(1.4 × 0.8 − 1)
(利益=72円)を代入して、
72 =(原価)×(1.4 × 0.8 − 1)
この式を問いて、
(原価)= 600(円) (答え:C)
【unistyleオリジナル】SPIテストセンター問題集(非言語ver)|解答・解説付
仕事算

例題
(1)空の水槽にP管で1時間注水し、その後、P管とQ管で同時に注水する。この時、空の水槽を満水にするまでにどれだけかかるか。
A:1時間15分 B:1時間30分 C:2時間 D:2時間15分 E:2時間20分
(2)空の水槽にP管とQ管で注水しながら、同時にR管とS管で排水をすると、満水にするまでにどれだけかかるか。
A:2時間15分 B:2時間30分 C:3時間 D:3時間15分 E:3時間45分
※解答・解説は下に載せています。
1時間あたりの仕事量を使って計算する
仕事算の問題では全体の仕事に対して1人が1時間当たりにする仕事量を求め、それを使って計算すると簡単に解を出すことができます。
上記の例題では「空の水槽を満たすのにP管では3時間かかる」とあるので、全体を1として考えるとP管では1時間に1/3を満たす注水をすることになります。
同様にQ管での1時間の注水量は1/5となり、これを利用すると、PとQ両方を使うときの1時間の注水量は8/15(1/3+1/5より)と求めることが出来ます。
このように1時間あたりの仕事量を求めることで、2人(2つ)以上で同時に仕事をするときの仕事量を求める事ができます。仕事算の問題では基本的にこの考え方で問いていけばスムーズに解けると思います。
例題の解答・解説
空の水槽を満たすのに、P管では3時間、Q管では5時間かかる。また、満水の水槽から水を出して空にするのに、R管だと6時間、S管だと10時間かかる。(1)空の水槽にP管で1時間注水し、その後、P管とQ管...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
推論

例題
Ⅰ 5人は1cmずつ大きさが異なり、同じ大きさの人はいない
Ⅱ RとSの差は1cmである
Ⅲ PとQの差は2cmである
(1)靴を大きい順に並べたとき、Tは5人の中で何番目か。可能性がある順番を全て選びなさい。
A:1番目 B:2番目 C:3番目 D:4番目 E:5番目
(2)Pの靴のサイズが25cmでRより大きいとき、Sの靴のサイズとして可能性があるものをすべて選びなさい。
A:20cm B:21cm C:22cm D:23cm E:24cm
F:25cm G:26cm H:27cm I:28cm
※解答・解説は下に載せています。
推論の問題は複雑な計算をしたりするような問題はありませんが、公式などがない分考えて解く必要があるので比較的難しい分野です。
この分野を解けるかどうかによってボーダーの高い企業に通過できるかどうかが決まってくるので、十分に対策をしておくべき分野でしょう。
問題文からわかる情報をメモする
今回の例題のような問題は、問題の条件に沿って答えを選んでいく必要があります。そのためその条件がはっきりとわかるようにメモを書きながら考えていくのが最も解きやすい方法であると思います。
例えば今回の問題では、
条件Ⅱ:RとSの差は1cm → RS または SR の順
条件Ⅲ:PとQの差は2cm → P◯Q または Q◯P の順
というような組み合わせが考えられると思います。このようなグループ化を最初にし、メモを残しておくことで後の考察がより簡単になります。
他のタイプの形式にも触れておく
推論の例題の一つとして今回は順序決定の問題を扱いましたが、他にも多くの形式の問題が出題されます。先程も述べたように公式などがないのでその問題ごとに解き方を知っておく必要があります。
そのためには問題集を1冊買い、少なくとも1周はしておくと良いでしょう。
例題の解答・解説
P、Q、R、S、Tの靴の大きさについて、次のことがわかっている。Ⅰ 5人は1cmずつ大きさが異なり、同じ大きさの人はいない
Ⅱ RとSの差は1cmである
Ⅲ PとQの差は2cmである
(1)靴を大き...
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
最後に

今回はSPI非言語の頻出ジャンルの問題を取り上げて解説しました。問題の解き方や難易度がある程度イメージできたのではないでしょうか。
しかし、頻出とは言えど実際のSPIの試験ではここで扱っていないタイプの問題も多く出題されます。SPIで高得点を取るためにはこの記事だけでは不十分ですので、問題集を買ってなるべく多くの問題に触れておくなどといった対策は怠らないが吉でしょう。
ESや面接の対策に支障が出ないためにも、早い時期から対策を始めておきましょう。







