【業界研究】エネルギー業界(ガス・電力・石油)の大手企業一覧まとめ

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最終更新日:2023年03月13日

本記事では、業界地図を用いながらエネルギー業界(電力・ガス・石油)の大手企業を紹介しています。各社の特徴を把握して業界全体の理解を深めましょう。

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そもそもエネルギー業界とは?

エネルギー業界とは私たちの生きている現代社会を支えているエネルギーは、大きく分けて石油・電力・ガスの三つです。この三つの業界を合わせてエネルギー業界と呼びます。

自動車などの交通機関や電子機器の普及により、この三つのエネルギーは生活になくてはならないものとなっています。エネルギー業界の企業は、これらを安定供給することによって収益を得ています。

エネルギーが供給するフェーズは三段階に分かれており、(1)探鉱・開発(2)輸送(3)加工・流通を経て私たちの暮らしにエネルギーが運ばれています。unistyleでは、今回、エネルギー業界の中でも就活生人気の高い、(3)加工・流通のフェーズに焦点をあて、石油業界・電力業界・ガス業界に分けてそれぞれの企業を紹介していきます。

なお、エネルギー業界を志望する就活生には就職エージェントneoの利用がオススメです。アドバイザーから、エネルギー業界を志望する理由を基に、ほかに受けるべき企業に関するアドバイスなどが受けられます。

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電力業界の大手企業一覧

電力・ガス業界大手企業一覧

電力業界大手企業:東京電力

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1951年に創立された東京電力は電力業界のリーディングカンパニーです。2016年には家庭用電力の小売り全面自由化に対応するため、ホールディングス体制に移行しました。

主に電力小売り事業、送配電事業、発電事業等を行っており、エネルギーの最適サービスを通じてゆたかで快適な環境の実現を目指しています。

そして東京電力ホールディングスは、燃料・火力発電事業会社の「フュエル&パワー」、一般送配電事業会社の「パワーグリッド」、小売電気事業会社の「エナジーパートナー」、再エネ発電事業会社の「リニューアブルパワー」という4つの事業会社に分けられています。

電力業界大手企業:関西電力

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関西電力は、1951年の創業以来「持続可能な未来社会の実現を支える共通基盤」の担い手として様々なことに挑戦しています。

主に、電気やガス、ユーティリティサービスなどの総合的なエネルギー・ソリューションを提供する「総合エネルギー・送配電事業」、総合的な情報通信サービスを提供する「情報通信事業」および不動産関連サービスや生活・ビジネス関連サービスの提供を行う「生活・ビジネスソリューション事業」を展開しています。

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電力業界大手企業:中部電力

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中部電力は、長野、愛知、岐阜(大半の地域)、三重(大半の地域)、静岡(富士川以西)を営業地域としている電力会社です。

合計202ヶ所の発電所を持ち、9,114.8千kWを発電しています(2019年度末時点)。エネルギー事業を取り巻く環境が急激に変化している中、「一歩先を行く総合エネルギー企業グループ」を目指して、中部電力は電力・ガスシステム改革などの大幅な事業環境の変化を通して人々の生活に欠かせないエネルギーを届けています。

また「低炭素社会の実現」をはじめとする現代社会が直面する様々な課題の解決に向け、再生可能エネルギーの導入拡大を図るとともに、デジタル技術を活用したコミュニティサポートインフラの創造に取り組んでいます。

ガス業界の大手企業一覧

電力・ガス業界大手企業一覧

ガス業界大手企業:東京ガス

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 東京ガスとは、日本最大級のガス会社で明治18年に創立し、130年にわたり首都圏を中心とした地域(群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県)へ都市ガスを供給している会社です。

東京ガスは、2016年4月に、「電力小売り自由化」、2017年4月には、「都市ガス小売り自由化」と同社を取り巻く環境が大きく変化したため新たな事業を展開する動きが見られています。「快適な暮らしづくり」と「環境に優しい都市づくり」に貢献するという理念の下で幅広い事業を展開しています。

具体的には、賃貸マンション、ファシリティマネジメントなどを扱う東京ガス不動産、エネルギー自由化によるガスと電気をセットにした新たな事業戦略などがあります。

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ガス業界大手企業:大阪ガス

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大阪ガスは京阪神に展開する都市ガス会社です。「暮らしとビジネスのさらなる進化のお役に立つ企業グループ」として多角的に事業を行っています。

国内エネルギー事業(電力・ガス)を軸として海外エネルギー事業やライフ&ビジネスソリューション事業(不動産開発・情報処理サービス)にも注力しています。

企業の重点課題として、国内外エネルギー事業における「安定的経済的な原料調達・供給と再生可能エネルギーの普及拡大」を挙げています。

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ガス業界大手企業:東邦ガス

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東邦ガスは、ガス事業を主に行う企業です。1922年に設立し、愛知県に本社を置いています。供給区域は愛知・岐阜・三重3県で54市21町1村(2020年3月時点)で、原料調達からパイプライン管理、保管、供給まで幅広く取り組んでいます。

現在エネルギー業界では、電力都市ガスの小売全面自由化による競争激化や、脱炭素化への動き、デジタル技術の進展など、様々な外的要因によって産業構造が変化しているため、それに対応していく取り組みも進めています。

具体的には、都市ガス事業のさらなる成長を図るとともに都市ガス・LPG・電気と新たなサービスを提供するトータルエネルギープロバイダーになることを目指しています。

石油業界の大手企業一覧

石油業界の大手企業一覧

石油業界大手企業:ENEOS

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JXグループ(現ENEOSグループ)の中核事業会社の一つとして発足したENEOSは、石油精製・販売部門を手がけています。主な製品は、燃料油(ガソリン・軽油・灯油・ジェット燃料・重油など)やアスファルト、液化石油ガス、潤滑油といった石油製品、さらにベンゼン・トルエン・キシレン・ナフサなどの石油化学製品です。

石油・石油化学以外のエネルギー事業では、液化天然ガスや石炭の輸入販売や燃料電池・エネファームの開発を進めているほか、製油所・製造所併設の発電所や油槽所に設置した風力発電設備などを使用した電力卸供給事業 (IPP) や電力小売事業 (PPS) も展開しています。

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石油業界大手企業:出光興産

出光興産の企業研究(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

出光興産は、2019年4月に当時の昭和シェル石油(現:RSエナジー)と経営統合し、新たな企業形態として生まれ変わった会社です。主に燃料油、潤滑油、アスファルト、石油・ガス開発、再生可能エネルギー、石炭、石油化学、電子材料、アグリバイオなどの事業をグローバルに展開しています。

近年では、車両の燃費改善など構造的要因によるガソリンの需要減に加え、暖冬の影響による灯油等の中間留分、電源の多様化などの影響に伴う電力向け重油の需要減少により、全体的に石油売上高が下がっている状態です。

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石油業界大手企業:コスモエネルギー

コスモエネルギーの企業研究(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

コスモエネルギーホールディングス株式会社は、2015年にコスモ石油株式会社から持株会社体制に移行してできた会社です。コスモ石油株式会社は、1986年に大協石油株式会社、丸善石油株式会社、旧コスモ石油株式会社(精製コスモ)の3社が合併し発足しています。

2016年にはグループ事業体制を変更し、供給事業を担う「コスモ石油株式会社」、販売事業を担う「コスモ石油マーケティング株式会社」、資源開発事業を担う「コスモエネルギー開発株式会社」などを直接の子会社としています。

コスモ石油ではこうした生活に欠かせない石油製品や、インフラの整備をグローバルに取り組んでおり、生活者の満足感と心豊かな毎日の実現を目指しています。

石油業界大手企業:国際石油開発帝石(INPEX)

国際石油開発帝石(INPEX)の企業研究(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

国際石油開発帝石(以下INPEX)は国際石油開発、帝国石油、国際石油開発帝石ホールディングスの経営統合によって2008年に創立されました。

日本の資源開発の大手会社であり、原油を探すところから、掘る、生産、運ぶまで行う企業です。資源投資においては莫大な投資金額が必要になるため、国を超えた複数の企業(総合商社、オイルメジャー、石油開発会社など)が協力しプロジェクトを進めることも多くあります。

石油業界大手企業:石油資源開発(JAPEX)

石油資源開発(JAPEX)の企業研究(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

石油資源開発は、国際石油開発帝石(INPEX)と並び石油、天然ガスの開発を手がける企業です。

E&P事業と呼ばれる石油・天然ガスの探鉱、開発・生産、輸送、販売までを行う事業を中心に行っており、エネルギーの流れ全般に携わることができる企業となっています。

近年では新規事業として太陽光発電や地熱発電などの再生可能エネルギーにも取り組んでおります。始まりは北海道や秋田、新潟などの国内でガス田を操業していましたが、近年ではカナダやイラクなどの海外開発も行っています。

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