【三菱重工業】選考フロー別対策|ES・Webテスト・面接まで
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最終更新日:2025年06月23日
三菱重工業が掲げる、求める人材像
まずは三菱重工業の採用ホームページに記載されている求める人材像を引用し、検証の対象を特定します。
大きな変貌を遂げようとしている三菱重工に「これからどのような人材が必要か?」と考えたとき、求められる資質の中で、大きなものとしてあげたいのはバランス感覚です。
(中略)
物事を俯瞰的かつ重層的に捉える視点をもち、一面的な考え方に陥ることなく大きな目標に向けて行動できる資質も必要になってきます。さらに、多様な人材と技術の融合体を力強く牽引するリーダーシップ、過去にとらわれない新しい発想と提案力、困難な状況を打破する気概もおおいに必要でしょう。
文中に「求められる資質」という表記があるように、かなり直接的に求める人物像が掲げられています。
同ページにはActive, Balanced, Creativeという求める人物像を語るうえでおさえておくべき3つのポイントまで示されているなど、かなり明確な定義付けがなされている印象があります。
この点も踏まえ、三菱重工業が掲げる人物像を抽出すれば、

この3点に整理されるでしょう。
以下ではこの3つの素養について、具体的な解釈を加えていきます。
三菱重工業のビジネスモデル
ここでは収入源・扱う商材・提供方法の観点に基づき、重工メーカー三菱重工業のビジネスモデルを説明していきます。
三菱重工業の収入源・扱う商材
"重工メーカー"という名称だけに、単純に言えば"重工"を作り出すことが重工メーカーの事業で、納品の対価として収益を確保しています。"重工業"という言葉は地域・時代・社会情勢などによって定義付けが変化するものであり、あくまで軽工業と比較して相対的に重量感が高いというだけの意味を持ちます。
すなわち、重工業という言葉に絶対的な線引きはないと考えていいでしょう。そのため、各社事業分野は多岐に渡っており、企業によって注力・得意分野が異なっています。
中でも三菱重工業では、軍事・防衛・原子力分野などに強みを持っています。
三菱重工業の商材・サービスの提供方法
重工メーカーではまず国内・国外あらゆる地域から資材を調達する必要があり、その後自社の技術力を結集し開発・製造を行います。
他の例えば重電メーカー等とは異なり、商材の提供先は基本的に法人になります。
規模の大きいBtoBビジネスという意味では素材メーカーに近しいところもありますが、例えば化学メーカーの調達は「いくらで買うか」が最大の焦点となる一方、重工メーカーでは調達部品の品質が最終製品に及ぼす影響度合いも高いなど、より先を見通した判断が求められます。
部品自体は大きいものではありませんが、使用数量が多いので、これら一つ一つの部品を軽量化していけば、飛行機全体でかなりの重量を軽減でき、性能の向上につながります。
特に製造過程では、各フェーズでの取引額・人員共に非常に大きいものになります。
その多大な関係者一人ひとりが国家の防衛や人々の命を握る航空機といった分野に影響を与えるということを考慮すると、より強い責任感が求められる仕事と言えると思われます。
三菱重工業が求める素養
ここまで説明した三菱重工業のビジネスモデルから、人事労政部長の言葉の意味を探っていきます。
①多様な価値観の間に入り調整・尊重ができるバランス感覚
この場合の"バランス感覚"とは、各関係者が自分たちの利益や目標のみを追及するのではなく、三菱重工業という一つの組織に対してプラスの方向に寄与する姿勢や考え方という意味が込められていると考えます。
事務系・技術系といった社内の区分けが異なる立場でもスキルや価値観が異なる中で、調達先の企業・プロジェクトを共に遂行する関連企業の社員・受注先の企業や地域などに目を向ければ、その違いがさらに大きくなることは想像に難くないでしょう。
このような価値観の相違を尊重しつつ、建設的な関係の構築及び各プレーヤーが一体となった事業推進をしていくうえで、この素養が求められていると考えられます。
②多数の関係者とまとめ上げ、組織を牽引するリーダーシップ
とは言えこのような関係者と「協力」や「チームプレー」を発揮していこうと言えば聞こえはいいものの、実際は自社のプロジェクトであれば自らイニシアティブを取って関係者を巻き込んでいく必要があると言えるでしょう。
「みんなが協力すればいい」と考えるのではなく、強い当事者意識からプロジェクトの牽引役として自ら主体的に行動できるという意味が、人事労政部長が述べる "リーダーシップ" に込められていると考えます。
③物事を俯瞰的かつ重層的に捉える柔軟な発想
こちらは重工メーカーとしてモノの流れに数多くの関係者が携わる中で、納品先やそこから価値提供を受ける一般消費者にまで目を向けた大局的な視点という意味があると考えられます。
目先で共に仕事をしていく関係者だけでなく、その先に存在するプレーヤーが何を求め、自分はどう行動すべきなのか。それを思考していく中で柔軟な発想が求められているのでしょう。
三菱重工業の本選考フロー、採用数
次に、三菱重工業の採用基本情報を確認します。
選考フロー
三菱重工業の選考フローは事務系と技術系で分かれており、それぞれのフローは以下の通りです。
尚、先述の通り2018年度の採用では事務系職種は募集していないため、以下の内容はそれ以前の情報に基づきます。
事務職
エントリーシート+SPI試験
▼
一次面接
▼
二次面接
▼
最終面接
リクルーター面談やOB訪問を通して、面接が免除される場合もあるようです。
→リクルーター、及び面談を解説した記事です。企業側の意図、またそれらを踏まえた対策や心構えを解説しています。
技術職
エントリーシート+SPI試験
▼
マッチング面接(最大3回)
▼
最終面接
本選考レポートによると、マッチング面接では社員6人:学生4人で約2時間行われた回もあったようです。
最終面接は意思確認のケースも多く、マッチング面接から徹底的に適性を見られるようです。"マッチング"と言えども評価されているという意識は当然持つべきでしょう。
採用数
就職四季報によると、採用人数の内訳は以下の通りです。

2018年卒事務系採用停止からも、技術者を重視する姿勢が窺われる三菱重工業。
やはり修士卒の院生を技術職として多く採用しているようです。
等級別に以上のような区分もなされています。基本的に大卒以上の学歴を持つと2級からのキャリアになるようです。
三菱重工業の本選考エントリーシート対策
ここでは技術系18卒・事務系17卒のエントリーシート設問を挙げ、対策方針を解説していきます。三菱重工業のエントリーシート設問
事務系の設問
(1)-1あなたが企業を選ぶ際に最も大切にしている基準は何...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
最後に
2019年度の採用方針にも注目が集まる三菱重工業ですが、採用活動が行われる場合特に事務系は狭き門となることは必至でしょう。
三菱重工業はもちろん、同業他社を志望する際も本記事をお役立てください。






