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【三菱重工業】選考フロー別対策|ES・Webテスト・面接まで

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    【三菱重工業】選考フロー別対策|ES・Webテスト・面接まで

    最終更新日:2022年02月04日

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    重工メーカーはその事業規模の大きさや商材が使われる分野の幅広さから、工学部系以外の学生からも毎年人気を集める業界の一つです。

    中でも業界内でのリーディングカンパニーである三菱重工業は、知名度・人気共に業界トップの企業と言えるでしょう。

    しかし、2017年3月。
    志望者の学生にとっては衝撃的なニュースが飛び込んできました。

    記事自体は7月末に発表されたものです。実際は広報活動解禁日と同日に、同社の採用ホームページで事務系採用見送りの旨が公表され、就活生の間で大きな話題を集めました。

    19卒以降の採用が今後どうなっていくかは現状公表されていませんが、重工メーカーのビジネスモデルは他企業でも大差ないため、業界として志望されている方は三菱重工業の選考について理解を深めておいて損はないと考えています。

    重工メーカーに関心がある方は是非最後まで一読してください。

    【本記事の構成】
    ・三菱重工業が求める人材像
    ・三菱重工業のビジネスモデルに基づく求める人材像の考察
    ・三菱重工業の本選考フロー、採用数
    ・三菱重工業のエントリーシート対策
    ・三菱重工業のWebテスト対策
    ・三菱重工業の面接対策

    三菱重工業が掲げる、求める人材像

    まずは三菱重工業の採用ホームページに記載されている求める人材像を引用し、検証の対象を特定します。

    大きな変貌を遂げようとしている三菱重工に「これからどのような人材が必要か?」と考えたとき、求められる資質の中で、大きなものとしてあげたいのはバランス感覚です。
    (中略)

     

    物事を俯瞰的かつ重層的に捉える視点をもち、一面的な考え方に陥ることなく大きな目標に向けて行動できる資質も必要になってきます。さらに、多様な人材と技術の融合体を力強く牽引するリーダーシップ、過去にとらわれない新しい発想と提案力、困難な状況を打破する気概もおおいに必要でしょう。

     

    出典:三菱重工 新卒採用 人事労政部長メッセージ

    文中に「求められる資質」という表記があるように、かなり直接的に求める人物像が掲げられています。

    同ページにはActive, Balanced, Creativeという求める人物像を語るうえでおさえておくべき3つのポイントまで示されているなど、かなり明確な定義付けがなされている印象があります。

    この点も踏まえ、三菱重工業が掲げる人物像を抽出すれば、

    この3点に整理されるでしょう。

    以下ではこの3つの素養について、具体的な解釈を加えていきます。

    三菱重工業のビジネスモデル

    ここでは収入源・扱う商材・提供方法の観点に基づき、重工メーカー三菱重工業のビジネスモデルを説明していきます。

    三菱重工業の収入源・扱う商材

    "重工メーカー"という名称だけに、単純に言えば"重工"を作り出すことが重工メーカーの事業で、納品の対価として収益を確保しています。"重工業"という言葉は地域・時代・社会情勢などによって定義付けが変化するものであり、あくまで軽工業と比較して相対的に重量感が高いというだけの意味を持ちます。

    すなわち、重工業という言葉に絶対的な線引きはないと考えていいでしょう。そのため、各社事業分野は多岐に渡っており、企業によって注力・得意分野が異なっています。

    中でも三菱重工業では、軍事・防衛・原子力分野などに強みを持っています。

    三菱重工業の商材・サービスの提供方法

    重工メーカーではまず国内・国外あらゆる地域から資材を調達する必要があり、その後自社の技術力を結集し開発・製造を行います。

    他の例えば重電メーカー等とは異なり、商材の提供先は基本的に法人になります。

    規模の大きいBtoBビジネスという意味では素材メーカーに近しいところもありますが、例えば化学メーカーの調達は「いくらで買うか」が最大の焦点となる一方、重工メーカーでは調達部品の品質が最終製品に及ぼす影響度合いも高いなど、より先を見通した判断が求められます。

    部品自体は大きいものではありませんが、使用数量が多いので、これら一つ一つの部品を軽量化していけば、飛行機全体でかなりの重量を軽減でき、性能の向上につながります。

     

    出典:三菱重工 新卒採用スペシャルサイト 社員インタビュー

    特に製造過程では、各フェーズでの取引額・人員共に非常に大きいものになります。

    その多大な関係者一人ひとりが国家の防衛や人々の命を握る航空機といった分野に影響を与えるということを考慮すると、より強い責任感が求められる仕事と言えると思われます。

    三菱重工業が求める素養

    ここまで説明した三菱重工業のビジネスモデルから、人事労政部長の言葉の意味を探っていきます。

    ①多様な価値観の間に入り調整・尊重ができるバランス感覚

    この場合の"バランス感覚"とは、各関係者が自分たちの利益や目標のみを追及するのではなく、三菱重工業という一つの組織に対してプラスの方向に寄与する姿勢や考え方という意味が込められていると考えます。

    事務系・技術系といった社内の区分けが異なる立場でもスキルや価値観が異なる中で、調達先の企業・プロジェクトを共に遂行する関連企業の社員・受注先の企業や地域などに目を向ければ、その違いがさらに大きくなることは想像に難くないでしょう。

    このような価値観の相違を尊重しつつ、建設的な関係の構築及び各プレーヤーが一体となった事業推進をしていくうえで、この素養が求められていると考えられます。

    ②多数の関係者とまとめ上げ、組織を牽引するリーダーシップ

    とは言えこのような関係者と「協力」や「チームプレー」を発揮していこうと言えば聞こえはいいものの、実際は自社のプロジェクトであれば自らイニシアティブを取って関係者を巻き込んでいく必要があると言えるでしょう。

    「みんなが協力すればいい」と考えるのではなく、強い当事者意識からプロジェクトの牽引役として自ら主体的に行動できるという意味が、人事労政部長が述べる "リーダーシップ" に込められていると考えます。

    ③物事を俯瞰的かつ重層的に捉える柔軟な発想

    こちらは重工メーカーとしてモノの流れに数多くの関係者が携わる中で、納品先やそこから価値提供を受ける一般消費者にまで目を向けた大局的な視点という意味があると考えられます。

    目先で共に仕事をしていく関係者だけでなく、その先に存在するプレーヤーが何を求め、自分はどう行動すべきなのか。それを思考していく中で柔軟な発想が求められているのでしょう。

    三菱重工業の本選考フロー、採用数

    次に、三菱重工業の採用基本情報を確認します。

    選考フロー

    三菱重工業の選考フローは事務系と技術系で分かれており、それぞれのフローは以下の通りです。

    尚、先述の通り2018年度の採用では事務系職種は募集していないため、以下の内容はそれ以前の情報に基づきます。

    事務職

    エントリーシート+SPI試験
     ▼
    一次面接
     ▼
    二次面接
     ▼
    最終面接

    リクルーター面談やOB訪問を通して、面接が免除される場合もあるようです。

    参考:リクルーターとは?役割や導入企業、面談時に気をつけるべきポイントを解説
    →リクルーター、及び面談を解説した記事です。企業側の意図、またそれらを踏まえた対策や心構えを解説しています。

    技術職

    エントリーシート+SPI試験
     ▼
    マッチング面接(最大3回)
     ▼ 
    最終面接

    本選考レポートによると、マッチング面接では社員6人:学生4人で約2時間行われた回もあったようです。

    最終面接は意思確認のケースも多く、マッチング面接から徹底的に適性を見られるようです。"マッチング"と言えども評価されているという意識は当然持つべきでしょう。

    採用数

    就職四季報によると、採用人数の内訳は以下の通りです。

    2018年卒事務系採用停止からも、技術者を重視する姿勢が窺われる三菱重工業。

    やはり修士卒の院生を技術職として多く採用しているようです。

    等級別に以上のような区分もなされています。基本的に大卒以上の学歴を持つと2級からのキャリアになるようです。

    三菱重工業の本選考エントリーシート対策

    ここでは技術系18卒・事務系17卒のエントリーシート設問を挙げ、対策方針を解説していきます。

    三菱重工業のエントリーシート設問


    事務系の設問

    (1)-1あなたが企業を選ぶ際に最も大切にしている基準は何ですか?その上で、あなたが三菱重工を志望する理由を、携わってみたい事業や職種を盛り込んで教えてください。(15文字以内)
    (1)-2上記の詳細を教えてください(500文字以内)

     

    (2)-1あなたがこれまでの人生において直面した、最も困難だった経験は何ですか?また、その困難を乗り越えるためにあなた自身がとった行動と、その経験から学んだことについても併せて、具体的に教えてください。(30文字以内)
    (2)-2上記の詳細を教えてください(500文字以内)

     

    (3)-1当社に伝えたいことタイトル あなたをより深く知るために、当社に伝えたいことを自由にご入力ください。(15文字以内)
    (3)-2上記の詳細を教えてください(200文字以内)

    技術系の設問

    (1)当社志望理由をご記入ください。 (500文字以内)

     

    (2)配属予約(マッチング)希望先の中で強く希望するところがあれば、理由とともにご記入ください。 (500文字以内)

     

    (3)あなたは自分の性格をどのように自覚していますか。簡潔にご記入ください。 (例 注意深く慎重、明るくて素直、好奇心が強く物怖じしない、自分に厳しく周囲への気配りができる、など) (50文字以内)

     

    (4)他の人と比べて優れている能力や、経験、特性などのうち、入社後の業務に生かせると思われる点について、簡潔に言葉をまとめて自己PRを行ってください。(記入例 自分は○○部で主将を務めリーダーシップを養ってきた。目標に向かって人をまとめていく能力があるので、入社後もプロジェクトの推進役として力を発揮できると思う。/私は子供の頃から努力家で集中力を持続できるタイプで、卒論でも非常に根気を必要とする試験結果の解析に取り組み成果を出せた。会社の中でも、困難な課題に対して熱意を失わずに取り組めると思う、など) (400文字以内)

    求められる素養を踏まえたエントリーシート回答方針考察

    ◆全体の設問感
    事務系については、少ない文字数で概要を示したのち、詳細をある程度のボリュームで記述するという形式が取られています。

    (1)志望動機・(2)学生時代頑張ったこと・(3)自己PRについての設問ということで、問われている内容自体はそこまで難しくはないでしょう。

    とは言え全体的に指定文字数が多いことと、「携わってみたい事業や職種」「具体的に教えてください」といった設問文から、より詳細な記述が求められています。

    一方技術系については、(1)(2)と志望動機についての設問が500文字で2つと重視されています。

    特に配属希望についてここまでエントリーシートから詳細に記述させる企業はそこまで多くはなく、専攻分野で培われた知識や技術が三菱重工業でどう活かされるのかが深く問われています。

    実際、(4)でも事務系には無かった「入社後の業務に生かせる」という指定が加わっています。

    ◆求められる素養と結びつけた回答方針
    学生時代頑張ったことを直接述べる設問はそれぞれ一つしかありませんが、事務系(3)自由記述や技術系の(4)自己PRも含め、バランス感覚・リーダーシップ・柔軟性という三菱重工業が求める素養について複合的に伝えられるといいでしょう。

    全体的に指定文字数が多いため、一つの設問で複数の素養を伝えることも可能だと考えます。

    また、事務系(1)企業を選ぶ際の基準に関しても結局は実体験をベースに記述していくことになるため、3つの素養全てを示すことは十分可能だと考えられます。

    以下の記事を参考にして志望動機・学生時代頑張ったこと・自己PRを書くことをおすすめします。

    三菱重工業の本選考Webテスト対策

    三菱重工業ではテストセンターでのSPI試験が課されます。

    ボーダーがどの程度か定かではありませんが、ここで振るい落とされることのないよう入念な対策を行いましょう。

    構造力把握検査については課していない企業も多くあり、「過去の結果を使い回そうと思っていたら構造力だけ受験していなかった」というミスも時おり報告されています。

    受験科目については慎重に確認しておく必要があるでしょう。

    SPIの対策は以下の記事を参考にすることをおすすめします。

    三菱重工業の本選考面接対策

    続いて、三菱重工業の面接で過去に問われた質問から傾向と対策を紹介します。

    マッチング面接・1次面接過去問

    ◆過去の経験についての質問
    ・エントリーシート記載の経験の深掘り
    ・研究以外で頑張ったエピソードについて
    ・チームで取り組んだ活動と自分自身の役割

    ◆あなた自身に関する質問
    ・最近怒ったこと
    ・研究で行き詰った際のリフレッシュ方法について

    ◆志望動機に関する質問
    ・志望部署はどこか
    ・逆質問

    ◆学業に関する質問
    ・研究内容について深掘り

    ◆その他の質問
    ・最近気になるニュースについて

    全体としてエントリーシートの内容の深掘りに加え、やや切り口を変えた質問も一定数含まれている印象があります。

    過去の経験を洗い出すことは多くの就活生が取り組んでいるでしょうが、「最近」にフォーカスした質問があることから直近の自身の行動や関心事についても振り返る必要があるでしょう。

    技術系に関しては面接時間のほとんどが研究内容についての深掘りに費やされたという方も多く、概要説明だけでなく三菱重工業での活かし方、さらには「どう社会の豊かさに貢献できるのか」という抽象的な問いかけもなされるようです。

    最終面接過去問

    ◆過去の経験についての質問
    ・学生時代力を入れたことを3つ
    →それぞれの経験がどのような社会で活かされるか
    ・今までで最も苦労した経験

    ◆あなた自身に関する質問
    ・強みと弱みを簡潔に
    ・10年後の自分の理想像

    ◆志望動機に関する質問
    ・第一志望か
    ・三菱重工でどのようなことがしたいか
    ・他社選考状況
    ・三菱重工が真のグローバル企業になるためにはどうあるべきか

    最終面接は一次面接と比較して全体的に深掘りの精度が高まる傾向にあるようです。

    特に志望動機に関しては、企業に対する提言なども含め、本当に三菱重工業に来て活躍したいという強い意思を持っているかが深く問われていると考えられます。

    最後に

    2019年度の採用方針にも注目が集まる三菱重工業ですが、採用活動が行われる場合特に事務系は狭き門となることは必至でしょう。

    三菱重工業はもちろん、同業他社を志望する際も本記事をお役立てください。

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