【業界研究】エネルギー業界とは?事業内容や働く上での魅力についても解説
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最終更新日:2023年09月19日
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現代社会を支えているものは多くありますが、生活を根幹から支えているものは、日常の中のあらゆる機材を動かす動力となるエネルギーだということができます。
そのエネルギーを人々に届ける「エネルギー業界」は、身近なようでいて詳しく知らないという方の多い業界です。
本記事では、エネルギー業界を志望している就活生向けに、そもそもエネルギー業界とはどのようなものなのかということを解説します。
そもそもエネルギー業界とは
私たちの生きている現代社会を支えているエネルギーは、大きく分けて石油・電気・ガスの三つです。この三つの業界を合わせてエネルギー業界と呼びます。
自動車などの交通機関や電子機器の普及により、この三つのエネルギーは生活になくてはならないものとなっています。エネルギー業界の企業は、これらを安定供給することによって収益を得ています。
エネルギーが供給するフェーズは三段階に分かれており、【1】探鉱・開発【2】輸送【3】加工・流通を経て私たちの暮らしにエネルギーが運ばれています。
unistyleでは今回、エネルギー業界の中でも就活生人気の高い【3】加工・流通のフェーズに焦点をあて、石油会社・電力会社・ガス会社に分けて紹介していきます。
エネルギー業界の事業内容
私たちの暮らしに身近なエネルギー業界ですが、実際にはどのような事業を行っているかわからない方も多いと思います。
以下では、エネルギー業界の事業内容について紹介します。
石油会社の事業内容
石油会社は「石油元売り会社」とも呼ばれ、石油の輸入・精製・販売を一貫して行っている会社を指します。
海外で調達した原油をタンカーで日本まで運び、原油を燃料や化学品へ作り変え、それを消費者へ販売する、という全ての過程を取り扱っています。
日本は、石油の99.7%を輸入に頼っており、石油元売り会社はまさに日本の土台を作っていると言えるでしょう。
石油元売り会社の中心事業は石油に関連したものですが、最近の原油価格の低下や省エネによる石油需要の減少などにより、石油事業は苦境に立たされています。
そのため、合併による規模の拡大や、再生エネルギーなど石油以外へのエネルギー事業への参入を進めています。
→石油元売り業界について詳しく解説されています。
電力会社の事業内容
電力会社は、発電所を用いて作られた電気を各家庭や施設に提供する会社を指します。主な発電設備は火力と電子力でしたが、東日本大震災の際の原子力発電所の事故により、原子力発電の安全性が問われる中で、新しいクリーンなエネルギーの創生が求められています。
電力会社では、電力を販売する営業職や、発電所の整備を行うエンジニア職が活躍しています。そのため、従業員の多くがエンジニアであるという会社が珍しくありません。
さらに、平成28年に電力の小売りが完全に自由化されたことから、企業間による競争が激化しており、電力会社のイメージとして「安定」が挙げられる時代ではなくなってきています。
日本の電力会社初の海外電力事業(IPP事業)として、1998年にサンロケ水力発電プロジェクトに参画。
現在、フィリピン、タイ、台湾、シンガポール、オーストラリア、ラオス、インドネシア、米国、アイルランド、
英国、ドイツ、フィンランドと12カ国20件のプロジェクトを展開中で、
出資割合分のIPP事業発電容量は約286.1万kWであり、当該国における電気の安定供給の一翼を担っております。
こうした競争激化を受け、海外に進出する企業も増えています。特に発展途上国のインフラ整備を請け負う企業が多く、今後の電力会社ではグローバル展開が期待されるでしょう。
ガス会社の事業内容
ガス業界は一般的な業界とは全く異なる独特な業界です。ガスには都市ガスとLPガスが存在します。
都市ガスではガス管を供給地域に整備します。一度整備してしまえば各家庭でガスをより安く利用することができます。LPガスは都市ガスが供給されていない地域で利用されているガスで、大きなガスボンベを定期的に入れ替えることでガスを利用することができます。
また、電力市場の自由化に続き、2017年から都市ガス市場が自由化しました。
ご存知の通り、2016年4月から電力の自由化がご家庭にも拡大されました。その1年後となる2017年4月から、今度はガスの自由化が始まりました。厳密には「ご家庭向けの都市ガスの自由化」が始まりました。
すでに工場向けなどの都市ガスは自由化されていましたので、これをもって都市ガスの全面自由化が行われたことになります。
では、ガス自由化によって何が変わったのか。これまで地域で決められた都市ガス会社としか契約できなかった一般のご家庭でも、自由にガス会社を選べるようになりました。
TEPCO公式HP|ガス自由化とは
都市ガスが自由化されたことにより、様々な企業が都市ガス事業に参入したことで、顧客が料金だけでなく、さまざまなサービスを比較して会社を検討することができるため、料金の低下やサービス向上の競争がますます激化していくでしょう。
エネルギー業界の魅力
ここまで、エネルギー業界とはそもそもどのようなものなのかということについて解説しました。
ここからは、エネルギー業界で働くことにはどのような魅力があるのかということについて、実際の志望者が魅力を感じた点を元に解説しています。
本記事では、エネルギー業界で働く上での魅力を3つに絞り、実際のエントリーシートを引用しながら解説していきます。
「エネルギー業界に興味はあるけど、働く上での魅力がわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。
エネルギー業界で働く魅力(1)
エネルギー業界で働く魅力の1点目は、「海外で働けるチャンスがある」という点です。エントリーシートの実例は以下の通りです。
関西電力で実現したいことを教えてください。(500字以下)
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エネルギー業界で働く魅力(2)
エネルギー業界で働く魅力の2点目は、「人々の暮らしを支える業務である」という点です。エントリーシートの実例は以下の通りです。
あなたがエネルギー開発業界・INPEXに感じている魅力と、なぜINPEXを志望しているのかについてご記入ください。(350文字以下)
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エネルギー業界で働く魅力(3)安定した需要がある
エネルギー業界で働く魅力の3点目は、「安定した需要がある」という点です。エントリーシートの実例は以下の通りです。
あなたが東京ガスを舞台に実現したいことは何ですか。理由も書いてください。(300字)
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まとめ
エネルギー業界は、私たちの暮らしを支えるまさに「縁の下の力持ち」な業界だということが分かったかと思います。自由化により、従来は存在しなかった競争が発生したことで、変化の真っただ中にある業界だともいえます。
本記事を読み、エネルギー業界への興味を深めていただければ幸いです。
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