富士フイルム・旭化成を比較!大手化学メーカー2社の強みや社風、選考の違いとは
38,395 views
最終更新日:2025年11月14日
記事公開日:2022年2月10日
就職活動に差をつけるなら今。
業界研究完全攻略ガイドで、素材業界の全てを把握し自信を持って選考に臨みましょう。
富士フイルムの強み・事業内容

まず初めに、富士フイルムの強みと事業内容について見ていきましょう。
下記グラフは、富士フイルムの2020年度における売上高をセグメント別にまとめたものです。

富士フイルムの2020年度の売上高は、2兆1,925億円でした。2019年度の2兆3,151億円から、5%減益となっています。
富士フイルムの特徴ですが、他の化学メーカーと大きく異なり、異業種から参入し、写真分野で培った高い技術力を有する点です。その高い技術力を活かして、様々な事業に応用しています。
「ヘルスケア&マテリアルズ」事業とは、人々の健康に関わる「予防」「診断」「治療」の3つの領域におけるビジネス展開を指します。
上記の「診断」で用いられる医用画像情報システムは、世界シェア1位を獲得しています。その他にも液晶ディスプレイに不可欠なフィルムである偏光板保護フィルムも世界シェア1位となっています。
これは、元々写真フィルムのベースフィルムであり、写真分野での技術が活きた好例であると言えるでしょう。
旭化成の強み・事業内容

続いて旭化成について、見ていきましょう。
下記グラフは、旭化成の2020年度における売上高をセグメント別にまとめたものです。

旭化成の2020年度の売上高は、2兆1,060億円でした。2019年度の2兆1,516億円から、2%減益となっています。
旭化成の特徴は、「マテリアル」つまり化学や素材事業を主軸に置きつつも「住宅」や「ヘルスケア」という領域にも事業展開する、コングロマリット経営を行っている点です。
旭化成がコングロマリット経営を行う理由は、「景気変動の影響を受けにくく、安定した経営を行うことが可能である」点と「各領域の強みを掛け合わせて新たな価値創造ができる可能性がある」点の2点です。
新型コロナウイルス感染拡大によって需要が減少する領域や製品がある一方で、「ウィズコロナ」や「アフターコロナ」の段階で新たに生まれる需要があります。事業を多角化することで、新型コロナウイルスのような予測できない外部環境変化にも対応可能になり、リスクヘッジすることができます。
また「マテリアル・住宅・ヘルスケア」のように一見無関係の領域であっても、マテリアルやヘルスケアのリソースを活用して在宅医療を展開できたり、家にいながら健康状態が把握できたりするスマートハウスなど、他の企業には真似できない強みになる場合もあります。
富士フイルムと旭化成の業績比較

まず初めに過去5年間における売上高の推移を比較していきましょう。

両社ともに2兆円を超える売上高を記録しており、2022年2月時点における日経225の「化学業界」に分類されている企業の中では、富士フイルムが第3位、旭化成が第4位となっています。
化学メーカーの売上高・年収ランキング|各社の強みも解説【2021年最新版】の記事では、化学メーカーの売上高と平均年収ランキングを掲載しているので、本記事と併せてご覧ください。
続いて、富士フイルム・旭化成両社の過去5年間における営業利益の推移を比較していきましょう。

両社の営業利益も売上高と同様の規模で推移しています。
2017年度のみ、富士フイルムの営業利益が大きく減少していますが、富士フイルムの有価証券報告書によると、この理由はローエンドプリンタービジネスの縮小や構造改革費用等の一時的な費用発生によるものです。
富士フイルムと旭化成の年収比較

以下、富士フイルムと旭化成の年収を比較していきます。富士フイルムと旭化成の「平均年収」・「平均年齢」・「平均残業時間」は以下の通りです。
◆平均年収 970万円
◆平均年齢 45.5歳
◆平均残業時間 19.8時間(月)
旭化成
◆平均年収 750万円
◆平均年齢 41.5歳
◆平均残業時間 21.1時間(月)
富士フイルムと旭化成の社風比較

以下では、富士フイルムと旭化成の社風比較を行っていきます。
並べて比較することで、各社ごとに社風を分析していると気づかなかった違いが浮き出てくる場合もあるかと思いますので、ぜひご覧ください。まず初めに富士フイルムです。
富士フイルムの社風:年次関係無く若手の段階から挑戦できる環境
実際の社員のインタビューを見ていきます。富士フイルムの魅力を教えてください。
「社員の温かみを感じられること」です。私は新入社員の頃から大きい仕事を任せてもらえる環境にいました。若手には難しいと思わ...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
旭化成の社風:主体的に行動する社員が集う自由闊達な企業風土
まず初めに、旭化成が求める人物像についてチェックしていきましょう。1.未知を恐れず、挑戦できる方
旭化成100年の事業の変遷は、挑戦の歴史です。
時代の要請に応えるべく、技術を創出し、新たなビジネス...
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
富士フイルムと旭化成の選考プロセス比較

2022卒の本選考レポートをもとに解説していきます。
富士フイルムの選考プロセス(技術系総合職)
選考プロセステストセンター受験・ES提出→個人面接→技術面接→人事面接→内定
参考:富士フイルム本選考レポート(22卒:技術系総合職)
22卒の選考では、テストセンターとWebテストの計2種類が課さ...
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。 大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、
富士フイルムの選考プロセス(事務系総合職)
選考プロセスエントリーシート・適性検査→一次面接→二次面接→最終面接
参考:富士フイルム本選考レポート(22卒:事務系総合職)
事務系総合職においても、人柄が重視されたと内定者は語っています。富士フ...
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。 かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
旭化成の選考プロセス(事務系総合職)
選考プロセスES・Webテスト→1次面接→Talk Session(複数回、選考ではない)→2次面接→Talk Session→最終面接
参考:旭化成本選考レポート(22卒:事務系総合職)
旭化成の...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
化学メーカーの情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介

unistyleでは業界別のLINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。
実際に化学メーカー志望者向けグループでも選考や企業に関するトークが活発に交わされています。
下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。
最後に

いかがでしたでしょうか。
本記事では、化学メーカーに分類される富士フイルムと旭化成の2社に焦点を当てて解説してきました。
同規模の収益を上げている2社ですが、異なる点が多々あったと思います。
unistyleでは富士フイルムや旭化成をはじめ、化学メーカー各社についてエントリーシートを中心に選考対策記事を多数掲載していますので、unistyleを活用して更に理解を深めてください。






