玉手箱の難易度は?SPIとの違いや正答率の目安、難易度や受験のコツも解説
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最終更新日:2024年10月07日
【玉手箱の完全対策】言語・計数・英語の例題や最新出題企業を掲載
1.玉手箱の難易度は?SPIとの違いや正答率の目安、難易度や受験のコツも解説
2.玉手箱 計数問題対策!四則逆算・図表の読み取り・表の空欄推測を解くコツ
3.性格検査に対策は必要?SPIと玉手箱の形式や落ちる可能性を解説
4.玉手箱で解答集を使うのはアリ?バレるリスクや答えの見つけ方とは
5.【全30社】玉手箱が出題される企業を25卒向けに紹介
6.玉手箱対策のオススメ本を26卒向けに3冊紹介!出題企業一覧も掲載
7.おすすめの玉手箱対策アプリ7選と無料で試せるwebサイトを紹介!
「玉手箱の問題が難しい、、」「時間内にすべての問題が解き終わらない、、」
このような悩みを抱えた就活生もいるのではないでしょうか。
玉手箱の選考を通過するためには、難易度や正答率をはじめとした特徴を掴み、試験に挑むことが重要です。
そこで本記事では、玉手箱の出題形式や他の自宅受験型webテストのSPIとの違い、正答率の目安について解説します。試験中に実践できる問題を解くコツも紹介しているので、玉手箱が難しいと感じている方もぜひ参考にしてください。
玉手箱は難しい?玉手箱の難易度とは
「玉手箱が難しい、、」「玉手箱が時間内に終わらない、、」
このような悩みを抱えている就活生は多いと思います。
そこでまずは「なぜ玉手箱は難しく感じるのか」について、玉手箱の出題形式、そして自宅受験型webテストのSPIとの比較という2つの側面から玉手箱の難易度を解説していきます。
玉手箱の出題形式
玉手箱が難しいと言われる理由のひとつに、受験者や企業ごとに出題パターンが異なり、問題を予想しづらいという点が挙げられます。
玉手箱の出題科目は言語、計数、英語、性格検査です。性格検査以外の3科目に関しては言語3種類、計数3種類、英語2種類の計8種類の問題パターンがあり、以下の通りとなっています。
【言語】
■論理的読解/GAB形式 (32問/15分または52問/25分)
■趣旨判定/IMAGES形式 (32問/10分)
■趣旨把握 (10問/12分)
【計数】
■四則逆算 (50問/9分)
■図表読取 (29問/15分または40問/35分)
■表推測 (20問/20分または35問/35分)
【英語】
■論理的読解/GAB形式 (24問/10分)
■長文読解/IMAGES形式 (24問/10分)
この中から企業毎に各科目1形式ずつ選択されて出題される形式となっています(企業によっては、英語は課されない場合もあります)。仮に計数で最初に表推測の問題が出たとすれば、その後も最後まで表推測の問題しか出ないということです。
科目ごとの制限時間によってどの形式の問題が出題されるか判断できますが、これは企業からの受験指示の連絡が届かない限り判断できません。
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さらに、玉手箱は多くの問題ストックがあるため、受験者ごとに異なる問題が出題されます。そのため、科目ごとの問題形式を判断できたとしても、どんな問題が出るかまでを特定することは難しいです。
このように、受験者や企業ごとに出題パターンが異なり問題を予想しづらい、すべての出題パターンをまんべんなく対策する必要があるという点が、玉手箱が難しいと感じる要因になります。
玉手箱とSPIの違い
次に、玉手箱と同じ自宅受験型テストのSPIと比較した際の玉手箱の特徴を解説します。以下の3つが挙げられます。
・解答時間
・難易度
・成績の判断基準
1つめは、「解答時間」です。
1問ごとに解答時間が制限されているSPIとは異なり、玉手箱は科目ごとの時間制限しかありません。そのため、どの問題に時間を割くかをコントロールできます。
さらに、出題される問題パターンや科目にもよりますが、玉手箱の受験は1時間を超える場合もあります。長時間の受験において、時間配分を意識し続ける力も重要です。
2つめは、「難易度」です。
SPIは受験者の回答状況により出題される問題が変わります。しかし、玉手箱は出題パターンに差異はありますが、問題の難易度は受験者ごとに違いはありません。
どの受験者に対しても同程度の難易度の問題が出題されるため、出題された問題が難しいと感じるかもしれません。そのため、自分のレベルに合った問題が解けるかどうかではなく、玉手箱の問題に太刀打ちできる能力があるかで判断されます。
3つめは、「成績の判断基準」です。
SPIの成績基準は総受験者の平均から偏差値を割り出し、各科目ごとに7段階の偏差値で判断されます。また、先ほど解説したように、受験者の解答の正誤により問題が変わるため、難易度が高い問題の正解が続くと成績が良いと判定されます。
一方で、玉手箱の成績では間違えた問題数や誤謬率(解答した問題のうち間違えた問題が占める割合)は測定されません。そのため、未回答を防ぎ、正答率を上げることが重要になります。
【SPIテストセンター対策】知ることから始める効果的な攻略法とは
上記の違いから、SPIよりも解答時間と問題の選別を意識した受験が重要になります。「試験での時間配分が苦手だ、、」という就活生は玉手箱を難しく感じるかもしれないでしょう。
玉手箱の正答率の目安とは?
続いて、玉手箱の正答率の目安について解説します。
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玉手箱の試験を円滑に進めるのコツ
「玉手箱の難易度とは?」で説明した点を踏まえた上で、試験を円滑に進めるコツを2つ紹介します。
前に戻る/次に進むボタンを活用する
1つめは、「前に戻る/次に進むのボタンを活用する」ことです。
玉手箱のテスト画面には「前に戻る/次に進む」のボタンが設定されており、問題に応じて回答する順番を選ぶことができます。
このボタンを多用するあまり解答時間がなくなってしまったという事態は避けたいですが、正答率を上げるためには問題の選別が役立ちます。前に戻る/次に進むボタンを活用してみてください。
時間内にすべての問題を解く
2つめは、「時間内にすべての問題を解く」ことです。
先ほど紹介したように、玉手箱は間違えた問題数を計算する誤謬率は測定されません。そのため、残り時間が短く、答えを導き出せないまま解答を選択した場合でも、正答率を上げられる可能性があります。
解答を間違えるリスクではなく、正答率を上げるメリットの方が大きいことを押さえておきましょう。試験中のページ下部で問題数と経過時間が確認できます。問題に集中するあまり、未回答の問題があったという事態は避けましょう。
また、玉手箱では電卓の使用が認められています。使いやすい電卓や電卓の利用に慣れることも時間内に全問を解く上で役立つでしょう。
以上が、玉手箱の試験中に実践できるコツでした。上記で紹介した2つのコツを活用するには、受験数をこなして感覚を掴むことが重要です。
「前に戻る/次に進む」のボタンを使うタイミングや、全問解答できるペースを掴むためにも玉手箱を受験する機会を増やしてみてください。
玉手箱の対策方法
玉手箱の正答率を上げるためには、試験中だけでなく事前の対策も不可欠です。そこで最後に、玉手箱の対策方法を3つ紹介します。
玉手箱の問題傾向を掴む
【玉手箱の完全対策】言語・計数・英語の例題や最新出題企業を掲載で解説されている通り、玉手箱の出題科目と形式は言語3種類、計数3種類、英語2種類の計8種類の問題パターンとなっています。
各科目において1つの形式の問題しか出題されないため、問題形式を理解し、解き方を身に付けることが重要です。
数多くの問題をこなし、玉手箱特有の問題形式に慣れることが選考通過の鍵となります。
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時間配分を調整する
玉手箱の特徴として、問題を解く時間が短いことが挙げられます。例えば、計数問題の四則逆算では50問の問題を9分で解かなければなりません。そのため、1問あたり約11秒で問題を解く必要があります。
自分が解ける問題か、どの問題に時間をかけるか判断する力が求められます。練習問題をこなし、時間配分の感覚を磨きましょう。十分な問題数がある対策本や対策アプリを選択することも重要です。
選考通過者のなかには、計数問題に暗算で対応できるように対策した人もいるようです。
本番の問題を解く
玉手箱の対策で効果的な方法は、本番の問題を解くことです。実際の玉手箱に触れることで、問題形式に慣れることができます。
対策本や対策アプリなどで玉手箱の問題を練習した後には、本番同様にパソコンで玉手箱の問題を解いてみることや、志望度の低い企業の玉手箱を受験して力試しをすることをおすすめします。
最後に
本記事では、玉手箱の難易度と正答率に関する内容を紹介しました。
玉手箱は正答率の目安が明確ではなく、且つ企業も正答率の通過基準を公表していないため、どの程度対策したらいいのか分からないと悩む方もいると思います。
ですが、選考通過のために玉手箱の正答率を上げることは不可欠です。どの企業にも対応できるように対策を行いましょう。
玉手箱の難易度が高いと思う方はなぜそう感じるのか、玉手箱の特徴を踏まえた上で準備を進めてみてください。