【内定者ES付き】シンクタンクの自己PRの書き方を徹底解説|求める人材も紹介
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最終更新日:2021年08月19日
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「リサーチにもとづいて国家の政策、企業の経営戦略を支援する」というハイレベルな業務を行うシンクタンクでは、選考官の目を惹くために効果的な自己PRを書く必要があります。
本記事では、求める人材や内定者エントリーシート(ES)の例文を踏まえてシンクタンク系コンサルティングファームの自己PRの書き方を紹介していきます。
- 本記事のコンテンツ
- 自己PRを聞く意図とは?
∟自社の求める長所・能力があるかを知るため
∟人柄を判断するため - 基本的な自己PRの書き方
∟企業を理解し、伝える「強み」を決める
∟「強み」を論理的に伝えるための自己PRを書く - シンクタンクが求める人材に必要な素養とは?
∟シンクタンクが求める素養(1):課題解決力
∟シンクタンクが求める素養(2):コミュニケーション力
∟シンクタンクが求める素養(3):プロフェッショナル精神 - シンクタンクのエントリーシート(ES)通過者の自己PRの例文
∟シンクタンクの自己PRエントリーシート(ES):野村総合研究所(NRI)
∟シンクタンクの自己PRエントリーシート(ES):三菱UFJリサーチ&コンサルティング
∟シンクタンクの自己PRエントリーシート(ES):みずほ情報総研 - シンクタンク業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介
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自己PRを聞く意図とは?
上述したように企業に評価される自己PRを考える際には、まず企業側が自己PRを問う理由からアプローチしてみると分かりやすいでしょう。
企業が学生に対して自己PRを尋ねる理由は以下の2点と考えられます。
- 自社の求める長所・能力があるかを知るため
- 人柄を判断するため
この2点について以下で詳しく説明します。
自社の求める長所・能力があるかを知るため
当然ながら、企業は利益を生み出さなければなりません。そのためには、そこで働く社員が企業に利益をもたらす必要があります。
つまり、あなた自身が入社した際にその企業にプラスをもたらすことができる人物かどうかを企業は見ています。言い換えると、企業は入社後に活躍してくれる人材かどうかを見極めているということです。
そのため、自分の長所をアピールする際はただ長所を伝えるのではなく、企業が求めている長所を意識してアピールすることが大切です。
人柄を判断するため
企業は能力だけでなく、人柄も含めて採用を行っています。
そのため自己PRを通してその人の長所だけでなく、その長所を培った経験を聞きます。その経験から、企業は「この人は〇〇な性質を持っている」などとその人の人柄を導き出します。
つまり、自己PRからその人の物事へ取り組む姿勢を見ることができるということです。そしてその導き出された人柄と自社がマッチしているかを判断し、採用するかしないかを決めていると言えます。
ここまでで自己PRがどんなものかについて理解できたと思います。面接では自己PRとは別に自己紹介を求められる場合があります。その際に自己PRと自己紹介の違いについて理解できていないと企業の求めている回答をすることができません。
基本的な自己PRの書き方
まずは基本的な自己PRの書き方をご紹介します。企業にとって、自己PRとは「その人が企業にマッチしているか」を確かめる項目になります。自己PRに関しては新卒就活の自己PRとは-種類別例文19選と共にNG自己PR例も紹介-で詳しく解説しています。
自己PRのフレームワークを理解することで、選考官に響く効果的なアピールをすることができます。
企業を理解し、伝える「強み」を決める
企業が自己PRをESや面接で問う理由は(1)自社の求める強み・能力を持っているか(2)キャラが自社にマッチしているかを図ろうとしているからです。企業側も採用活動において、一人あたりに莫大な採用コストをかけているため、それ以上に自社に利益をもたらすことができる人材かどうかは必ずアピールしなければなりません。
とはいえ、闇雲に自分の強みを言えばよいのではありません。志望業界のビジネスモデルによって求める人物像は変わってくるからです。すなわち、志望業界や志望企業のビジネスモデルや社風を理解し、求める素養にマッチした強みを自己PRで伝える必要があるのです。
「強み」を論理的に伝えるための自己PRを書く
自身の志望企業に評価される「強み」を定めたとしてもそれがわかりやすく伝わらなければ意味がありません。そこでここでは、「強み」を論理的に伝えるためのフレームワークを紹介します。
(1)強み:あなたの強みは?
(2)強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
(3)強みを表す具体的エピソード
(4)強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
(5)強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かす?
シンクタンクが求める人材に必要な素養とは?
ここまでは基本的な自己PRについて見てきました。選考において自己PRがどのような役割を果たすのかということについて理解できたかと思います。
ここでは、シンクタンクが求める素養とは何か解説します。自分がシンクタンクの求める人材と合致しているということをアピールすることで、自分が企業に貢献できる人材であるということを伝えましょう。
まずシンクタンクに求められる素養を「能力」と「性格」の面でまとめていきます。
インプット(input)
・特定分野の専門知識
・論理的思考力
・調査力、情報収集力
・分析力
・インタビュー力 など
アウトプット(output)
・プレゼンテーション力
・ドキュメンテーション力
・提案内容のデザイン力 など
・チームワーク精神
・プロフェッショナル精神
・コミュニケーション力
・知的好奇心
・向上心 など
シンクタンク系コンサルティングファームで求められる力を整理し、「課題解決力」「コミュニケーション力」「プロフェッショナルマインド」の3つの要素にまとめました。以下でそれぞれの要素を解説していきます。
シンクタンクが求める素養(1):課題解決力
初めに「課題解決力」の定義を確認しておきましょう。
問題解決能力とは、「起こっている問題を分析して問題の原因を可能な限り洗い出し、自分にも対応可能な程度の解決案を作って、問題を解決に導く能力」のことです。
引用:問題解決能力はビジネスの必須スキル!解決までの3ステップ
コンサルタントは、様々な業種のクライアントに対して解決策を提案します。その際に、問題の本質を見極める現状分析力とその問題に対して適切な対応の方向性を見出だす提案力をもとにした課題解決力が必要不可欠です。以下で課題解決力が高い人の特徴を2つ説明していきます。
1つ目は、課題を客観的に分析し本質を見極められることです。課題を解決するためには、思い込みをいったん頭から外して、冷静に課題を把握する必要があります。
2つ目は、問題のステークホルダーを適切に把握し潜在的なものも含めて解決策を提案できることです。課題の原因を探って、過不足なく原因を特定して漏れを出さないことも課題解決力が高いといえます。特にロジカルシンキングではこのような考え方をMECE(意味:モレなくダブりなく)と呼びます。
シンクタンクが求める素養(2):コミュニケーション力
初めに「コミュニケーション力」の定義を確認しておきましょう。
コミュニケーション力とは、人と人の間で意思疎通をとる方法・手法・テクニックを理論付けし、検証を行う技術または知識のことである。
引用:Wikipedia「コミュニケーション能力」
シンクタンクは、あまりコミュニケーション能力を重視されないイメージがあるかも知れません。しかし、コンサルタントとして関わるクライアントから本質的な課題を発見し解決するために、信頼関係を築くことは必要です。
また、企業によっては、1つの案件を自分の担当分野以外の人達とチームを組んだりして協力することがあります。円滑にモノゴトを運ばせるためにも、コミュニケ-ション能力は必要な能力と言えます。
本選考のためにした準備についてお答えください。(200文字以上)
GDではチームの議論を進めて、アウトプットへの強い意識を示すことで存在感を一定出そうとある程度戦略を練って挑んだ。あとは全体的に面接やGDでは、相手の発言を頭ごなしに否定するのではなく、十分に検討し良い点は取り入れ、違う点に関して自分の意見を伝えることに注意した。
この野村総合研究所(NRI)の本選考レポートからは、チームのメンバーと協力して最終的なアウトプットまで持っていくチームワークの精神が重要であることが分かります。
シンクタンクが求める素養(3):プロフェッショナル精神
初めに「プロフェッショナル精神」の定義を確認しておきましょう。
プロフェッショナルマインドとは、プロフェッショナルとして自分の技能に誇りをもち、まじめに仕事をする態度や心がけ。プロフェッショナリズム。
引用:Goo辞書「プロ意識」
シンクタンクは、企業の上層や官公庁がクライアントであり、高い視点を持って業務を進めます。企業を左右する課題解決に取り組め、論理的思考力や発想力を駆使して、一つの案件で高度な経験を積むことができます。
そのため、たとえ入社して1年であっても、クライアントにとってはシンクタンクを代表する一社員として見られ、高いパフォーマンスが要求されます。日常の態度はもちろん、クライアントへの質の高いアウトプットを出し続けられるよう、向上心を持って常に自分を磨き続けることが求められています。
シンクタンクのエントリーシート(ES)通過者の自己PRの例文
ここまでは自己PRの書き方について解説してきました。自己PRの方法がわかったら、今度は実際の内定者ESではどのような自己PRが行われているかということを見ていきましょう。
以下では、各シンクタンクの内定者エントリーシート(ES)を紹介します。
シンクタンクの自己PRエントリーシート(ES):野村総合研究所(NRI)
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シンクタンクの自己PRエントリーシート(ES):三菱UFJリサーチ&コンサルティング
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