「アイディアで勝負したい」という企業選びの軸研究
26,236 views
最終更新日:2023年09月25日
企業選びの軸から、業界をおおざっぱに把握することの重要性および企業選びの軸に基づき、志望動機を構成することの重要性についてunistyleではかなり説明してきました。
世の中には多種多様な業界があり、どのような業界を受けるかを考える際の観点は人それぞれです。どの業界を受ければ良いか悩んでいる人は、こちらの記事で紹介している観点を参考にできるはずです。
参考:企業選びで使える7つの分類軸|BtoB・ゼネラリスト・個人主義?
参考:企業選びで使える7つの分類軸|BtoB・ゼネラリスト・個人主義?
実体験に紐づいた論理的な志望動機は、他の学生との差別化を図るためには必須です。この記事を読めば、そのような志望動機を作るためのフレームワークを習得することができます。
参考:【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説
参考:【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説
今回からは過去のunistyleユーザーの様々な実際の企業選びの軸と結びつく経験および、企業選びの軸が当てはまる業界、当てはまらない業界について詳しく解説していきたいと思います。今回は「自らのアイディアで勝負したい」という企業選びの軸を取り上げて、説明したいと思います。
一つの食料品を取ってみても、生産されてから消費者の手に渡るまで多くの業界の企業を経ています。このように、ある商材に対して複数の業界が関与するため、それら業界の中での差別化が重要になります。
参考:「なぜうちの業界?」|業界研究の重要性
参考:「なぜうちの業界?」|業界研究の重要性
1.企業選びの軸と結びつく経験
これを読んでいる皆さんも、ゼミやサークル、部活など所属している組織において、何か提案をして、その提案を組織のメンバーと共有して、実現した経験があるのではないでしょうか?unistyleの過去の内定者でも、下記の様な経験と結びつけて、企業選びの軸として、「自らのアイディアで勝負したい」ということを述べていました。
総合商社内定:コーヒーチェーン店アルバイトにおける新しい販売制度の考案
メガバンク内定:文化系サークル活動における顧客企業の課題解決
総合商社内定:塾アルバイトにおける新たな仕組みの考案と提案
DeNA内定:サークルや学生団体の立ち上げ経験
サイバーエージェント内定:学生時代のWebサイト構築とその運営経験
旭化成内定:サッカーサークルにおける練習制度の考案
メガバンク内定:文化系サークル活動における顧客企業の課題解決
総合商社内定:塾アルバイトにおける新たな仕組みの考案と提案
DeNA内定:サークルや学生団体の立ち上げ経験
サイバーエージェント内定:学生時代のWebサイト構築とその運営経験
旭化成内定:サッカーサークルにおける練習制度の考案
全員が全員いわゆる「すごい経験」をした学生というわけではなく、所属している組織の中で、どうすれば自分自身が貢献できるか考えて、自分の考えを発信し、組織のメンバーと共有して実現した経験がある人であれば、こういった企業選びの軸に基づき、志望動機を考えることは十分に可能です。
自分の考えを周りの人と共有して何か新しいモノを生み出したり、顧客の課題を解決する仕事に興味がある人は、過去の自分自身の経験と結びつけることができないか考えてみて下さい。
自分の考えを周りの人と共有して何か新しいモノを生み出したり、顧客の課題を解決する仕事に興味がある人は、過去の自分自身の経験と結びつけることができないか考えてみて下さい。
2.企業選びの軸に当てはまる業界・当てはまらない業界
当てはまる業界としては、上記で内定者を取り上げた通り、総合商社、メガバンク、ネット系ベンチャー企業など、モノよりもサービスを提供している企業はその分、ヒトの考えがダイレクトにサービスに影響するため、当てはまる業界が多いと言えます。
広告代理店やテレビなどもダイレクトに自分のアイディアで勝負できる環境があるでしょう。モノを扱う業界の中でも、素材メーカーのように、顧客企業の意向を聞きながら最適な製品を提案する仕事の場合、「自分のアイディアで勝負する」という企業選びの軸が当てはまる可能性が高いです。それぞれの業界において、上記の軸がどのように当てはまるかは業界研究編において後日丁寧に解説したいと思います。
当てはまらない業界としては、上記で話した通り、既製品メーカーでの営業などにおいては、商品が優れていれば、販売担当者が優秀でなくても販売できてしまう例もあると考えられるため、当てはまりづらいと言えます。
だったら商品企画を志望すればと考えがちな学生も多いのですが、商品企画の部署に配属されるのは営業などで経験を積んだ社員であることも多いので、企業が求めているのは、「アイディアで勝負したい」という人材よりも、「自社の製品を愛し、販売することにやりがいを感じる」といった人材である可能性が高いということは忘れないようにしましょう。
また運輸や電力などのインフラ関連の業界も、「アイディアで勝負する」仕事というよりは、「日々の当り前を提供する」、「安全・安心で堅実な運営が求められる」仕事と言えるため、当てはまりにくい業界といえるでしょう。
鉄道業界においては、不動産関連事業の展開など、自身のアイディアが入り込む余地のある事業を行っていますが、鉄道の運行に関わる部署や業務につく可能性もあり、「アイディアで勝負したい」といった企業選びの軸の場合は、面接の際に突っ込まれることが考えられますので、予め準備しておきましょう。
広告代理店やテレビなどもダイレクトに自分のアイディアで勝負できる環境があるでしょう。モノを扱う業界の中でも、素材メーカーのように、顧客企業の意向を聞きながら最適な製品を提案する仕事の場合、「自分のアイディアで勝負する」という企業選びの軸が当てはまる可能性が高いです。それぞれの業界において、上記の軸がどのように当てはまるかは業界研究編において後日丁寧に解説したいと思います。
当てはまらない業界としては、上記で話した通り、既製品メーカーでの営業などにおいては、商品が優れていれば、販売担当者が優秀でなくても販売できてしまう例もあると考えられるため、当てはまりづらいと言えます。
だったら商品企画を志望すればと考えがちな学生も多いのですが、商品企画の部署に配属されるのは営業などで経験を積んだ社員であることも多いので、企業が求めているのは、「アイディアで勝負したい」という人材よりも、「自社の製品を愛し、販売することにやりがいを感じる」といった人材である可能性が高いということは忘れないようにしましょう。
また運輸や電力などのインフラ関連の業界も、「アイディアで勝負する」仕事というよりは、「日々の当り前を提供する」、「安全・安心で堅実な運営が求められる」仕事と言えるため、当てはまりにくい業界といえるでしょう。
鉄道業界においては、不動産関連事業の展開など、自身のアイディアが入り込む余地のある事業を行っていますが、鉄道の運行に関わる部署や業務につく可能性もあり、「アイディアで勝負したい」といった企業選びの軸の場合は、面接の際に突っ込まれることが考えられますので、予め準備しておきましょう。
unistyleでは企業を選ぶ軸は大きく分けて7つに分類されると考えています。7つの軸についての紹介と、各軸ごとにどのような業界を受けるとよいのかを簡単にまとめています。
参考:【就活における7つの企業選びの軸】自身の軸に合った業界を知ろう
参考:【就活における7つの企業選びの軸】自身の軸に合った業界を知ろう
3.まとめ
如何でしたか?「アイディアで勝負する」ことのできる仕事は様々な仕事が存在します。このような企業選びの軸を持っているという方は、次は当てはまる業界ごとの比較を下記の記事を参考にしてみて下さい。
また企業選びの軸は一つに絞らなくてはいけないということはないので、いくつか自分が大事だと思う軸を上げて、そこに当てはまる業界はどんな業界か考えるという癖をつけるようにしましょう。
また企業選びの軸は一つに絞らなくてはいけないということはないので、いくつか自分が大事だと思う軸を上げて、そこに当てはまる業界はどんな業界か考えるという癖をつけるようにしましょう。
photo credit: qisur via FindCC