新聞社の志望動機の書き方解説!大手新聞社のES例文15例を掲載

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最終更新日:2024年05月22日

新聞社は、紙媒体の契約者数の大幅な減少など、変革を求められている業界の1つです。しかし、間違った情報が広がりやすい現代において、正確性に信頼のある新聞社は変わらず求められ続ける職業の1つとも言えます。

また、志望動機を作成する際、特に記者職においては志望度の高い就活生が多いため、内定を勝ち取るためにはいかに自分がその会社に貢献できるかを、理論的に伝えられる志望動機でなければなりません。

本記事では、朝日新聞や毎日新聞の実際の選考通過ESを紹介しながら、新聞社への内定を掴める志望動機の書き方を解説します。

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志望動機を書く前に知っておこう!新聞社の動向

新聞社の志望動機の書き方新聞社は契約者数の減少に伴い、発行部数が大幅に減少し、生き残りのために大きな変化を求められている業界の一つです。

志望動機を書く際には、そうした変革を求められている新聞社の中で、自分は何をして企業に貢献していきたいのかを記載すると良いでしょう。

より内定に近づける志望動機を作成するため、志望動機を書くまえに、新聞社が今どのような状況に置かれていて、これからどのように動いていくのかを確認しましょう。

新聞社の現状

新聞社の現状の特徴として一番にあげられるのは、やはり「発行部数の減少」といえるでしょう。

日本新聞協会の調査によると、一世帯あたりの新聞の部数は、2007年は1.01部でしたが、2021年には0.57部と、新聞を購読しない家庭が大幅に増えていることがわかります。この流れは今後も続くことが予想されます。

上記に加え、総務省の調査では、新聞を読む行為者率は20代で平日2.6%というデータが出ており、若年層の新聞を読む習慣がほとんどなくなりつつあることも、認識しておくべき事項でしょう。

また、重要な収入源の一つである広告収入が大きく減少しているのも特徴です。日本新聞協会によると、2021年度の新聞業界の広告収入は3,815億円で、2007年と比較すると約60%減少していることが分かります。

新聞業界は、購読者の減少と、新規顧客となりえる若年層が減っていることで、拡大が難しい業界になりつつあります。

この現状は、志望動機を作成する際に必ず盛り込まなければならない事項ではありませんが、知っておくだけで志望動機の質が変わってくることは間違いないでしょう。志望動機を作成する前後に、新聞社の現状に対し、自分で知らべ、業界の現状を認識しておきましょう。

新聞社の今後

新聞業界は「新聞の購読料」と「新聞紙面の広告掲載料」の2つで成り立っています。

毎朝、各家庭に新聞が配達される「戸別宅配制度」は多くの購読者の囲い込みとなり、それによって安定した収益が得られるため、紙面の広告掲載料も高額でも契約できるという、安定したサイクルが成り立っていました。

しかし、上記のような購読者数の減少に加え、ニュースアプリなどの台頭や、Web広告業界の成長で、新聞社の従来のビジネスモデルは崩壊しつつあります。収益が減ることで、取材費等の捻出が困難となり、質の高い報道活動が困難になることは想像に容易いでしょう。

これからの新聞社には、デジタル版を充実させることを始め、収益構造をみなおしていくことが求められています。

それを証明するように、新卒採用の段階から各社ではエンジニアやデザイナーなど、インターネットに強い人材の採用を行っています。

志望動機を作成するにあたり、細かい改善方法まで志望動機に記入する必要はありません。しかし、業界が厳しいが、新しい風を求めている状況であることは、必ず認識し、情報収集を行い、自分なりの考えをもっておきましょう。

志望動機を書く前に知っておこう!新聞社の仕事内容

新聞社の志望動機の書き方

新聞社や通信社の就職活動においては、大きく「記者部門」「ビジネス部門」「技術部門」と分けて募集がかけられているのが一般的です。新聞社の志望動機では、志望動機に「なぜ記者職なのか」「なぜビジネス職」なのかと、職種の志望動機を問われることも多いです。

自身が志望している職種以外の職種も知り、比較することで、より説得力のある志望動機が書けるようになります。

新聞社の仕事内容(1)記者部門

新聞社への就職で、最もイメージしやすいのがこの記者職でしょう。昼夜問わず、国内外のニュースを取材して執筆、編集を行い、正しい情報を世に届けます。新聞のメインのコンテンツとなり、読者が最も価値を求めているのは、この記者が書く記事の情報です。

情報は速さが価値の一つとなるので、昼夜問わず現場に行かねばなりません。また取材の際のカメラ等の機材は重さがあり、心身ともに強さが求められる仕事です。しかし、自らの名刺1枚で様々な人に話を聞きに行くことができ、その情報で世界を動かすことができるという経験は、他の仕事では体験しがたいやりがいがあります。

選考を通過した志望動機には、そうしたハードな仕事に対する情熱を記入したものが多く見受けられます。

新聞社の仕事内容(2)ビジネス部門

読売新聞社では「業務職」、毎日新聞社では「総合営業職」として募集されており、新聞社によって違いは見られますが、主に新聞をめぐるビジネス(販売営業、広告営業など)を行う職種を指しています。

販売営業は、読者に新聞を届ける販売網の維持、整備を行います。また、減少しつつある購読者に対し、新たな読者の獲得に向けた宣伝やイベントなどの販促プロモーションを企画・実行していきます。

先述の通り、新聞社は購読料のみならず、空いたスペースに企業からの広告を掲載することで得られる「広告料」も収入源にしています。各家庭に毎朝届く新聞という唯一無二の方法を利用し、企業の広告活動をコンサルティングしていくのが仕事です。また、企業を広告する記事を書くための商談を行ったり、時にはセミナーや企業研修、展覧会を企画・実行することもあります。

選考を通過した志望動機には、報道に関する情熱ももちろんですが、人との関わりの中で成し遂げたことを記入している志望動機が多く見受けられます。

新聞社の仕事内容(3)技術部門

新聞の電子化が進む昨今、重要視されているのがこの技術職です。

ITエンジニアなどとして、各紙の電子版の企画開発、アプリの企画や管理を行います。

先述の通り、恩後の新聞社の収益構造改善の要とも言え、情報を得るツールがスマートフォンに移行した現在、いかにその流れにフィットした仕組みをつくるかというのは各社で頭を悩ませている部分です。

新聞社という信頼性の高い看板と、信ぴょう性の高い新聞記者による記事を使って、新しいサービスを考案、実行していけるところは、技術職として新聞社で働く魅力といえるでしょう。

新聞社の志望動機で評価されやすい強み

新聞社の志望動機の書き方

新聞社の今後や実態がわかったところで、新聞社で働くうえで評価されやすい強みを見ていきましょう。

新聞社の志望動機で評価されやすい強み(1)好奇心の強さ

「好奇心の強さ」というアピールポイントは、実際に選考を通過した志望動機においてよく見られるものの一つです。とくに記者職では、取材テーマにおけるヒントがありそうな場所に出かけ、様々な人に話を聞きに行くことがメインの仕事となります。また、営業職であっても、新聞という公共性の高さから、商談をする相手は様々な業界にわたります。

好奇心の強さを活かし、物事に興味を持ち、追いかけて、記事や商談をまとめることができる人材は、新聞社の志望動機において評価されやすい人物像の一つといえるでしょう。

新聞社の志望動機で評価されやすい強み(2)フットワークの軽さ

新聞社の選考を通過した志望動機において、「フットワークの軽さ」も良く見られるものの一つです。

フットワークの軽さから来るすぐやる、すぐ行くといった特性は記者職であれば速報を掴みに行くことに、営業職であれば顧客からの信頼を勝ち取ることに役立ちます。

サークル活動やアルバイトなどで、自ら課題や改善点を見つけたときに、迅速さを意識して行動を起こしたことがあれば、その経験を志望動機に記入すると、新聞社において評価される志望動機になる可能性は高くなるでしょう。

新聞社の志望動機で評価されやすい強み(3)粘り強さ

「粘り強さ」という強みも、新聞社の選考を通過したESの志望動機においてよく見られる特徴の一つです。記者職の特性であるまだ世に出ていない情報を、自分の足で稼ぎ、報道するという仕事は、取材の拒否やどこに取材をすれば情報を得られるのかわからないという困難が付きまといます。

また、営業職においても、新卒では新規開拓などから担当することが多いですが、当然最初は数字が上がらないなど、諦めてしまいそうになる瞬間も多くあることでしょう。

困難の多い職務においても、諦めず、ジャーナリズムに対する情熱を滾らせることができる人材というアピールのできる経験があれば、新聞社において評価されやすい志望動機となりやすいでしょう。

新聞社の志望動機の書き方

新聞社の志望動機の書き方

新聞社の志望動機を書くときに限ったことではありませんが、一斉に応募する多くの就活生の中で差別化を図るには、「なぜ新聞社という業界を志望していて、なぜその業種・職種を志望していて、なぜその企業でなくてはならないのか」がわかりやすく面接官に伝わる志望動機でなければなりません。

志望動機で伝えるべきことは、以下のフレームワークになります。

専門商社の志望動機の書き方

この6つの項目に沿って考えることで、一貫性があり論理的な新聞社への志望動機を作成できます。

思いつくままに志望動機を書いてしまうと、「新聞社ではなくて、ほかのメディア会社でもいいのでは?」「うちの新聞社ではなく、他の新聞社のほうがいいのでは?」と思われてしまう志望動機になってしまいますので、この6つ意識して書きあげるようにしましょう。

もちろん、志望動機には文字数制限がありますので、項目は文字数制限によって柔軟に取捨選択する必要があります。フレームワークの解説は【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説で行っています。

志望動機の理想は最初に解説した基本的な志望動機の書き方のフレームワークをすべて網羅することですが、実際には文字数制限などがあり、すべての要素を志望動機の文中に挿入できることは稀です。

そこで、新聞社を志望するうえで特に志望動機でアピールすべき要素をピックアップして紹介します。

新聞社の志望動機のポイント(1)どうして新聞社を志望したのか

まず始めに、どうして新聞社を志望したのかをアピールすることが重要になります。

どれほど魅力的な志望動機を書いても、その業界を選んだ必然性がなければ、「他の業界でもできるのでは?」と選考官に思われてしまいます。

どうして新聞社を志望したのかをアピールするためには、志望動機を作成する前に業界比較をきちんとしておくことが重要です。

以下は、業界比較をするための3つのステップになります。

業界比較の3ステップ

(1)企業選びのポイントを明確にする

 ⇨どのポイントを一番重視するのかを明確にする
 

(2)業界比較すべき企業をビックアップする

 ⇨(1)のポイントと関連性の薄い企業やその業界は除く
 

(3)メリット・デメリット両方を含めて業界比較を行う

 ⇨良い面だけでなく悪い面もきちんと理解しておくことによって覚悟の強い説得力のある主張が可能となる

新聞社の志望動機のポイント(2)なぜその企業でなくてはならないのか

新聞社を志望しているアピールができたらそこからさらに掘り下げて、業界内でもなぜその企業を志望するのかを伝えておくことが重要です。

同じ業界であれば仕事内容が類似している場合も多くあります。そのため企業ごとの差別化がしっかりとできていなければ、他の企業でも良いのではないかと人事から思われてしまうこともあります。

「この企業だから志望している」ということが伝わるように、その企業ならではの特徴や強み踏まえて志望動機を伝えましょう。

企業の理念や社風、ビジョンに基づく中期/長期計画はその企業ならではのポイントになるので、それらを軸に志望動機を考えるのも良いかもしれません。企業のHPやIR情報を参考に調べてみるのが得策です。

大手新聞社の違いや特徴については、以下の記事でも解説していますので、志望動機を書く前後に参考にしてください。

新聞社の志望動機のポイント(3)実現したいことや将来の目標

【新卒】就活の志望動機とは?書く時の注意点やテンプレも紹介-例文5選付-」で解説しているように、社風はもちろん企業のビジョンと就活生の目指す将来像が一致していることは働いていく上で、大切な要素になります。

将来どんな目標を持っているかを伝えることで、企業は「この就活生はうちの企業で長く頑張ってくれそうだな。」という印象を持つでしょう。

その中で目標に向かってこのように努力していきたいと志望動機で話すことができれば、きちんと計画性のある就活生だと企業から評価されるとも考えられます。立てた目標が企業ごとのビジョンや方針とマッチしていると企業により良い印象を与えられます。

また、上述されているように、一口に新聞社と言っても様々な職種が存在し、職種によって行う仕事内容も大きく変わります。

職種や仕事内容まで述べることで、志望動機内で「自分の志望している職種だからこそ実現できることや活躍できることがある」と主張する説得力が高まります。

新聞社の職種や仕事内容について理解した上で書くことによって、より整理された志望動機を作成することができるでしょう。

新聞社の志望動機の例文15選

新聞社の志望動機の書き方15選

新聞社の志望動機の書き方をマスターしたところで、実際に大手新聞社の選考を通過した志望動機を見てみましょう。

新聞社の志望動機の例文・朝日新聞社

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新聞社の志望動機の例文・読売新聞社

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新聞社の志望動機の例文・毎日新聞社

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新聞社の志望動機の例文・日本経済新聞社

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新聞社の志望動機の例文・産業経済新聞社

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新聞社の志望動機の例文・共同通信社

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新聞社の志望動機の例文・時事通信社

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最後に

新聞社の志望動機の書き方本記事では、新聞社の志望動機の書き方を解説しました。

自分が企業にとってどのような貢献ができるのか。そして、自分が成し遂げたいことに対し、どうして専門商社でなければならないのかということを明確に伝え、企業への志望度の高さを効果的に伝えられるようにしましょう。

最後となりますが以下では、各社のES対策の記事を載せておりますので、是非今回の志望動機作成の機会にご一緒にご覧ください。

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