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最終更新日:2024年11月15日
近年企業の求めている人物像で「主体性」を挙げている企業が多く見受けられています。
しかし自己PRにおいて「主体性」をどのようにアピールしたら良いのかわからない就活生も多いと思われます。そこで本記事では主体性をアピールするためのメリットやポイントを掲載し、最後に大手内定者の自己PRで「主体性」をアピールしたES(エントリーシート)を例文として掲載します。
以下で大手企業内定者の自己PRの回答例文を紹介します。
それぞれ継続力をアピールしている回答となっているので、自己PRで主体性をアピールしようと思っている方は参考にしてみてください。
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自己PRでよく目にする、「主体性」を理解している人はどれくらいいるのでしょうか。
自己PRで「主体性」をアピールする人は多くなってきていますが、主体性の意味を理解している人は少ないと思います。そのため、主体性の意味を的確に理解して、アピールするできるようにしなければなりません。
主体性とは、自分の意思や考えで判断し、自ら行動を起こすことです。
主体性は、自分の意思や考えを表すだけでなく、その意思や考えのもとに行動を起こすことが重要です。
多くの人は自分の意思はあるものの、行動に移せていないことが多いと思います。主体性がある人は、ある課題に対して、原因を突き止めて、行動に移し、解決に導きます。
「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、3つの能力と12の能力要素から構成される『社会人基礎力』を経済産業省が提唱しています。 本記事でテーマにしている「主体性」はそのうちの一つであり、「物事に進んで取り組む力」として定義されています。 勿論、企業により求められる要素は異なりますが、社会一般で求められる要素を理解しておくべきでしょう。
【参考】経済産業省:社会人基礎力
企業が選考時に重視する能力を見ていくと、21卒、22卒採用ともに主体性が最多で、実に8割以上の企業が選考時に重視すると回答しています。
ではなぜ企業は主体性ある人材を欲しがるのでしょうか。それは主体性がある人は会社への貢献度が高い傾向があるからです。
主体性がある人は、所属している企業にどのような課題があり、どのように改善する必要があるのかを考え行動することができます。加えて、失敗した時でも反省し、改善に努めることができます。
それにより、業績の向上に繋がり、必然と会社に貢献することができます。
企業の人材登用の本質は業績の向上なので、業績を上げることができる主体性を持った人材を企業は欲しがることがわかります。
主体性がある人材は企業にとっても重宝する存在です。それだけ貴重な存在である主体性を持った就活生は多くのメリットがあります。
ここでは自己PRで主体性をアピールするメリットをいくつか紹介します。主体性がある人は多くのメリットがあり、大きなアピールポイントとなるので、参考にしてみてください。
まず最初に仕事へのモチベーションが高いことが挙げられます。
主体性がある人は、今ある課題や目標に対して、自ら考え行動することがあります。常に未来ているを見据えている状態なので、仕事へのモチベーションが高いと言えるでしょう。
一方で主体性がない人はモチベーションが低い傾向にあります。自主的に動くことができず、上司の意見を聞くことしかできないので自然とやる気が出ません。
自己PRで主体性をアピールする人は、志望動機などでも、自分のやりたい仕事や成し遂げたいことなどを明示しておくと良いでしょう。
次に主体性がある人は、自ら考え行動するとことができます。指示待ち人間にはならないということです。
誰かに指示されなくても率先して行動を起こせるのは、主体性がある人の典型的な特徴です。誰かの指示を待っていて何もしていないような時間はなく、常に「自分が今やるべきことは?」と考えています。
上司からすると、主体性に乏しい部下は細かく指示を出さないといけないので労力がかかり、時間を奪われますが、自主性の高い部下はこのような無駄なマネジメントコストがかかりません。
自ら考え行動することで、上司からの評価も向上し、より上のキャリアへステップアップすることができます。
主体性がある人は失敗しても、原因を突き止めて、改善に努めることができます。
主体的でない人は、失敗しそうな状況にはなるべく近づこうとしません。また、リスクをとらない保守的な姿勢を貫き、再挑戦しないので、失敗を活かせずに終わってしまいます。
失敗はどんな人でも経験する事ですが、主体性がない人は自ら考え行動することができないので、改善に繋げることができません。
一方で、主体性がある人は失敗こそすることがありますが、そこで出た課題を分析して改善することができます。
そして原因を究明し、将来同じ過ちを繰り返さないための対策を実行します。また起こってしまった失敗をあえて利用し、チャンスに変えてしまうこともあります。
最後に、主体性がある人は不測の事態があっても臨機応変に対応することができます。
臨機応変に対応することができる人は、物事を瞬時に判断する力があります。その判断能力は、普段から自分自身で物事を判断している人でなければ、対応することができません。
企業に属していると不測の事態に陥る時が往々にしてあります。そんな中でも冷静に判断し、対応できる能力がある人は、企業にとっても貴重な存在です。
一方、主体性がない人は、普段から上司の指示だけを聞いている状態なので、自ら適切な判断をすることができず、臨機応変に対応することができません。
自己PRで主体性を最大限にアピールするために、必要な手順を解説していきます。文章の構成を意識して、論理的に表すことができるようにできるようにしましょう。
以下の項目が、主体性をアピールするための手順になります。
自己PRでは冒頭で、自分の強みを聞かれているわけですので、アピールしたい内容を簡潔に伝えます。
内容自体はそこまで詳細に伝える必要はなく、"どのような強みがあるのか"がある程度伝わるのであれば問題ありません。
特にエントリーシート(ES)においては、第三者である面接官の方が確認するわけですので、ダラダラと冗長に記載するよりは、内容を簡潔に記載した方が読みやすく、採用担当者に対して良い印象を与えることができるでしょう。
次に話す内容がイメージしやすいように回答することを心がけましょう。
話す内容を抽象的な表現でまとめてしまうと、"主体性が発揮されたエピソード"がどのようなものなのかイメージしにくくなってしまいます。
結論ファーストから具体的な内容や方法論を話すことができれば具体性が増し、イメージしやすい内容にすることができます。
面接では限られた時間で採用担当者にアピールしたい内容を具体的に伝える必要があります。したがって、主体性がある人材だとイメージしてもらうために、論理的に且つ具体的な構成も必要になってきます。
次に主体性を活かすために行動したことを伝えるようにしましょう。
何を意識したかを述べることで、よりエピソードが具体化され、読み手がイメージしやすくなります。
主体性意識した中でも様々な行動パターンがあります。
「周囲を巻き込み、物事を良い方向に導いた」や「PDCAサイクルを回すことを意識した」など、」主体性をアピールするためにどう考えて行動を起こしたのかを伝えられるようにしましょう。
ここが自己PRでの最重要ポイントです。
その企業の仕事内容をしっかりと理解した上で、あなたがこれまでに培ってきた強み主体性が入社後にどのように活かされるのかを提示しましょう。
企業側が重視するのはあくまでも「あなたが企業の利益に貢献できる(=企業で活躍できる)人材かどうか」です。したがって、自己PRでアピールする強みは、入社後にその企業に貢献するための武器になるものでなければ意味がないと言えます。
自己PRの最後に「その企業での仕事内容」と「これまでに培ってきた主体性」が結びついていることを示し、あなたがその企業にとって「採用すべき人材」であることを証明しましょう。
自己PRにおける「企業での貢献」(締めの文)の考え方や書き方について、詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。
ここまでで、エントリーシート(ES)で評価される自己PRを書くためのフレームワークを説明しました。
続いては自己PRでアピールする主体性をより魅力的なものにし、採用担当者からの高評価を得るためのポイントを解説していきます。
自己PRを書く際のポイントは以下の4点になります。
アピールしたい「主体性」を裏付けるエピソードを複数用意することです。自己PRを書く上では強みが再現性を持っており、その強みが入社後にも発揮できることをアピールすることが大切です。
複数のエピソードについて言及することができれば、あなたの強みである「主体性が」一定の再現性を伴っていること(=あなたが様々なシーンでその強みを発揮していること)を示すことができるため、自己PR全体の説得力をさらに高めることができます。
一つ一つのエピソードのインパクトが弱いと感じる場合には、エピソードを複数用意することであなたの「強み」に再現性があること、入社後にもその強みを発揮できることをアピールしてみましょう。
また、面接ではエントリーシート(ES)の内容を質問で深掘りされます。こうした質問対策の一環としても、エントリーシート(ES)作成の段階でエピソードを複数用意しておくとよいでしょう。
参考:自己PRに複数のエピソード・強みを用意すべき?理由から対処法まで徹底解説 →大学もしくは高校以降の複数エピソードを述べ、その強みの一貫性を担保することで面接官を納得させる方法を紹介しています。
自己PRで「主体性」アピールする際に必ず念頭に置いて欲しいのは"志望企業が求めている強みをアピールすること"です。
仮にいくら素晴らしい強み・エピソードを持っていたとしても、その強みを企業が求めていなければ高い評価を得ることは難しいでしょう。反対に、多少ありきたりな強み・エピソードをアピールしたとしても、それが企業の求めている素養であれば自ずと評価はされるはずです。
では企業の人物像を知るためにはどうすればいいのでしょうか。それは企業の採用HPから把握することができます。
多くの企業が自社の採用HPに求める人材像を明記しています。そのため、採用HPを見ることで「その企業がどのような人材を求めているか」を知ることができます。
もっとも単純且つオーソドックスな方法になりますが、各社の採用HPは必ずチェックしておきましょう。
また、求める人物像は年度によって変更される場合が往々にしてあります。採用HPから求める人物像を把握する際には、必ず最新年度の情報を参考にするようにしましょう。
自己PRで主体性をアピールする際は"定量的"に伝えるようにしましょう。
そのうちの結果を説明するための指標として用いたいのが具体的な数字や成果です。
例えば「アルバイトで自分が提案した施策を実施した結果売り上げが〇%伸びた」「執筆した論文が学会誌に掲載された」などが挙げられます。
こうした情報を結果に含めることで、強みを発揮したことで得られた成果の大きさを定量的・客観的に示すことができます。
このような客観的な成果を示すのが難しい場合にも、アルバイトであれば上司や同僚、大学では教授や友人など、他者からの評価を提示すると成果をより客観的なものにすることができます。
主体性は抽象的な強みであるため、それに付随してほかの強みをアピールすることで、自分の強みをより伝えやすくすることができます。
主体性に加えてアピールすることができる強みを以下で紹介していきます。自分に合う強みがあったら参考にしてみてください。
改めてにはなりますが、自己PRを述べる際に念頭に置くべきことは、「強み」をアピールする際は、企業に貢献できる武器であるということを示さなければならないということです。
本記事の総括として、重要なポイントは以下の2つです。
(1)企業を理解し、伝えるべき「強み」を決める
∟あなたの志望する企業がどんな人材を求めているのかを認識した上で、それにマッチするような強みをアピールすべきです。 (2)「強み」を論理的に伝えるための自己PRを作成する ∟読み手・聞き手にしっかりと伝わる自己PRを作成するためには、論理性が最も重要なポイントになります。本記事で紹介したフレームワークに沿って作成すれば、読み手に伝わりやすい自己PRになります。
本記事を参考にしていただければ、自己PRを通じて自身の強みを志望企業の採用担当に分かりやすく伝えられるはずです。
また、面接ではエントリーシート(ES)でアピールした強みについて深掘りされるだけでなく、様々な角度からの質問であなたの強みが評価されます。エントリーシート(ES)でアピールした強みと面接内容にズレがないように、面接での自己PRについても対策を進めましょう。
面接での自己PR対策については、以下の記事も参考にしてみてください。
unistyle編集部
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