【三菱地所】選考フロー別対策|ES・Webテスト・面接まで
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最終更新日:2024年05月21日
様々な立場の関係者をまとめながら「街づくり」というビッグプロジェクトを推進することができる不動産デベロッパーは、就活生の間で人気を集める業界の1つです。その中でも、三菱地所は学生に屈指の人気を誇っています。
しかし、例年の採用人数は30人前後と非常に狭き門であるため、内定を獲得するためには入念な対策が不可欠です。
こちらの記事では三菱地所の選考に向けて、押さえておくべきポイントをお伝えします。
本記事のコンテンツ
・三菱地所が掲げる、求める人材像
・三菱地所のビジネスモデル
・三菱地所が求める素養
・三菱地所の本選考、採用数
・三菱地所の本選考エントリーシート対策
・三菱地所の本選考Webテスト対策
・三菱地所の本選考面接・グループディスカッション対策
・まとめ:三菱地所に評価されるために
・最後に
三菱地所が掲げる、求める人材像
ホームページでは、三菱地所が求める人材像について、以下のように述べています。
三菱地所グループでは、社員は企業にとっての重要な経営資源であるとの認識のもと、「人材」ではなく「人財」と捉えています。人財の成長は三菱地所グループの持続的な成長に不可欠との考えから、2017年度より、新しい人財育成制度の運用を開始しました。
三菱地所では、求める人財像を「志ある人」「現場力・仕事力のある人」「誠実・公正である人」「組織で戦える人」「変革を起こす人」の5つの要素を備えた人物であると定義し、研修制度や人事ローテーション、職場レベルでの組織的な人財育成への取り組みと併せ、複合的なアプローチで人財の育成を進めています。
①志
②現場力・仕事力
③誠実さ・公正さ
④組織力
⑤変革を起こす力
三菱地所はこれらの5つの要素を兼ね備えた人物を求めているとのことです。
次の段落では、これらの抽象的な概念について、三菱地所のビジネスモデルや働き方に基づいて、より具体的に考えていきます。
三菱地所のビジネスモデル
三菱地所のビジネスモデルについて、①収益源、②扱う商材・サービス、③商材・サービスの提供方法、これら3点を紐解き、どういった素養が求められるのかを考えていきます。
三菱地所の収益源
三菱地所を始めとしたデベロッパーのビジネスは、
①ビル事業(オフィスビルの開発・賃貸)
②生活不動産関連事業(商業施設の開発・賃貸・テナントリース)
③住宅事業(マンション・戸建て住宅の開発・分譲・賃貸・管理)
④海外事業(海外における不動産賃貸・開発)
上記の大きく4つの柱で成り立っています。
中堅以下のデベロッパーでは住宅事業を主力とする企業が多い一方で、三菱地所は都心一等地におけるビル事業が最大の収益源となっています。2016年度の業績においても、ビル事業が収益の42%を占めています。
特に、東京・丸の内エリアのオフィスビル街に安定した基盤を保持しており、三菱地所の最大の収益源となっています。その一方で、近年では丸の内エリアへの依存から脱却し、事業ポートフォリオを分散させるために海外事業に積極的に取り組んでいます。
三菱地所の扱う商材・サービス
一般的にデベロッパーとは、不動産の企画・開発をメインとする土地開発者のことを指します。
その中でも、三菱地所などの総合デベロッパーは、扱う商材がオフィスビルだけでなく商業施設・ホテル・マンションまで多岐に渡るため、1つの区画を対象に総合的な街づくりを推進することが可能です。
また総合デベロッパーは、本来のデベロッパーとしての開発業務の枠にとらわれずに、不動産を資産として運用するアセットマネジメント、管理面を担うプロパティマネジメント、テナントのリース業などの幅広いサービスを提供することができるという特徴もあります。
三菱地所の商材・サービスの提供方法
三菱地所などの総合デベロッパーは、グループの持つ企画力・開発力・運営力を活用した総合的な「街づくり」を実施しています。
こうした「街づくり」の代表的な事例が、丸の内エリアの再開発です。1990年代には無機質なオフィスが立ち並び、紙面で「黄昏の街、丸の内」と揶揄されていた丸の内を日本屈指のビジネス街へと再生させました。
また、ソフト面でのマネジメントを同時に実施することにより、ビジネスパーソンのためだけの街であった丸の内を、ショッピングや観光を楽しむ人々の活気に満ちあふれた街へと生まれ変わらせました。
公民連携による最たる取り組みが歩道環境の整備。
“クルマのための通路”から“人が中心の空間”へとリニューアルすべく、歩道:車道:歩道の幅員をそれまでの6m:9m:6mから7m:7m:7mに。
あわせて車歩道を共通の舗装(アルゼンチン斑岩)とし、公有地・民地の境界にこだわらない一体的な仕様とした。街並に統一感を持たせるため、沿道の建物の軒高を31mに揃えていることも大きな特徴のひとつ。加えて、並木にはあえて落葉の多いケヤキを採用している。その理由を重松はこう話す。
「清掃が大変なので通常ではこんなに落ち葉の多い木は採用しないのですが、春夏には緑陰が、そして秋には紅葉を楽しめる、四季の感じられる通りを目指したのです」
三菱地所が「人を、想う力。街を、想う力。」という言葉をブランドスローガンに採用していることからも分かるように、デベロッパーの仕事ではただ建物を作るだけでなく、その地に住み、働き、生活する人々の暮らしを長期的な視点から考えることが求められます。
そのため、三菱地所は行政・地域の地権者に働きかけながら、公民一体となった街づくりを進めています。
「街づくりは行政だけの役割でも民間だけの仕事でもありません。地域の特色を表現しつつエリア全体の魅力を高めていくには、全地権者が同じビジョンを共有し、行政と対話しながら街づくりを行う必要があります。
日本では現在、そんな“エリアマネジメント”が各地で盛んに行われているのですが、丸の内エリアはその先駆者であり、質・規模ともに群を抜いています」
また不動産の建設・運用といったハード面での業務においても、他の開発事業者・設計会社・ゼネコン・テナントなどの多様な立場に置かれた関係者をまとめながらビジネスを推進する必要があります。
例えば三菱地所が参画した複合商業施設「グランフロント大阪」の開発プロジェクトでは、12社もの開発事業者によって約7haもの土地を再開発に取り組んでいます。
三菱地所が求める素養
上記のビジネスモデルや働き方に基づき、三菱地所の抽象的な求める人材像をより具体的に落とし込んでいきます。
①志
こちらは「街づくりに対する強い使命感」であると考えられます。
デベロッパーの仕事は街の未来を考える仕事であるが故に、社会の発展に貢献するという強い使命感を持ち、三菱地所が手掛ける事業に対して強く共感できる学生が求められていると考えられます。
採用ホームページでも、社員の方は以下のように発言しています。
いま見えているニーズだけでなく、その先の街の姿を見据えて議論を重ね、「未来はこうあるべきだ」「こんな街をつくろう」という強い意志がこれからのまちづくりにも必要ではないでしょうか。
出典:「街」を語らう
②現場力・仕事力
先述の通り、デベロッパーの仕事には開発事業者・設計会社・ゼネコン・テナント・地域住民・行政などの多様な立場に置かれた関係者をまとめながらビジネスを推進する必要があります。そのため、ここでの現場力・仕事力とは、リーダーシップを発揮して関係者をまとめながら成果を上げる力であると考えられます。
③誠実さ・公正さ
総合デベロッパーがプロジェクトを完遂するまでには長期間を要するため、様々な立場の関係者と長期的に良好な関係を築いていくことが求められます。また、三菱グループの企業活動の指針である「三綱領」には、公正明大に事業経営に取り組むという意味の「処事公明」という言葉が含まれています。
こうした背景から、一人ひとりの社員に人としての誠実さ・公正さが求められているのだと考えられます。
④組織力
三菱グループは旧財閥企業の中でも比較的結束が強く、「組織の三菱」と呼ばれています。
三菱地所においても、チームワークを重視する姿勢を持つ人物が好まれると考えられます。
⑤変革を起こす力
人口減少により国内市場の先細りが見込まれるため、デベロッパーは新しい事業・サービスの創出に力を入れています。三菱地所でも、2009年度より「新事業提案/人材公募制度」を開始しています。
そのため、主体的に新たな取り組みを始めることができる人材を求められているのだと窺えます。
三菱地所の本選考フロー、採用数
本選考フロー
次に本選考フローについて見ていきましょう。年度により選考内容は微妙に変化しますが、おおむね以下のようなプロセスで選考が行われています。
エントリーシート提出・Webテスト(3月〜)
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グループディスカッション(6月)
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一次面接(6月)
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二次面接(6月)
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最終面接(6月)
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内々定(6月)
各選考の対策方針については後ほどお伝えするので、ここでは各選考の概要を紹介します。(こちらも年度によって変化するので、下記のデータはご参考程度にお願いします。)
◆エントリーシート
過去のエントリーシート設問では、「学生時代に頑張ったこと」「自分の強み」「大切にしている信念」などの学生のパーソナリティーを問う質問が多いです。
また、同時に企業に対する理解度を確認するために「三菱地所で成し遂げたいこと」が問われます。
◆グループディスカッション
学生7〜8人で行います。社員の方はメモを取りながら見ているだけで、口を出してくることはないようです。
◆一次面接
若手社員1名:学生1名の15分で行われます。非常に和やかな雰囲気で進んだという学生が多いようです。
◆二次面接
中堅社員1名:学生1名の20分で行われます。
頑張ったことの深堀り、入社したら実現したいことなどのオードソックスな質問が多いそうです。
◆最終面接
社員3名(人事部1名+ベテラン社員2名):学生1名の15分で行われます。かなり具合的に「どんな街づくりをしたいのか」について聞かれるそうです。
採用数
就職四季報によると、過去3年の採用人数は下記のようになっています。採用人数は30人前後と非常に狭き門です。
また、新卒社員は全員総合N職に配属されます。総合N職の「N」は”Non area fixed”の略です。
三菱地所の本選考エントリーシート対策
ここからは、三菱地所の最新のエントリーシート設問内容を確認し、求められる素養を踏まえた回答方針を考えていきます。
三菱地所のエントリーシート設問
2018年卒のES設問は、以下の通りでした。
◆あなたが学生時代にした最大のチャレンジは何ですか。( 300文字以上500文字以内)
◆あなたが大切にしている信念は何ですか。 それを培ってきた経験をふまえて教えてください。(300文字以上500文字以内)
◆ あなたは三菱地所でどのような仕事をし、何を成し遂げたいですか。そのように考える理由も併せて教えてください。(300文字以上500文字以内)
以下、対策方針をお伝えします。
求められる素養を踏まえたエントリーシート回答方針考察
◆設問の全体感
・過去の経験を聞く設問が1題
・あなた自身のパーソナリティーを聞く設問が1題
・志望動機を聞く設問が1題
という構成になっています。
エントリーシートでは設問ごとの繋がりを意識して、「過去」→「現在」→「未来」の一貫性のある回答をするように心がけると良いでしょう。
各設問の文字数は300〜500字と長めに設定されております。三菱地所ではグループディスカッションで多くの学生を振るい落としているため、エントリーシートそのものの通過率は低くないと思われます。
しかし、エントリーシートの内容は面接選考の際の参考資料として使われるため、事前に入念な準備をしておくことが求められます。
また、エントリーシートの段階で三菱地所・不動産に対する強い関心を示すことができると良いでしょう。
◆求められる素養と結びつけた回答方針
大枠としては、設問全体を通じて先述の三菱地所が求める人材の素養である5つの観点を示すことができると良いでしょう。
「あなたが学生時代にした最大のチャレンジは何ですか」
こちらの設問では、様々な立場の関係者をまとめながらビジネスを推進する総合デベロッパーの特徴を踏まえて、周囲の人物を巻き込んで何かを成し遂げた経験を書いて「誠実さ」「組織力の強さ」をアピールすると良いでしょう。
また、取り組みの動機・内容を通じて「志の高さ」や「変革を起こす力」をアピールしてみてください。
「あなたが大切にしている信念は何ですか。それを培ってきた経験をふまえて教えてください」
こちらの設問でも、三菱地所が求める人材の5要素や三綱領につながる信念を記入しましょう。
あなたが三菱地所に入社してから活躍することができる人材であることを証明するためにも、三菱地所の経営方針やデベロッパーのビジネスに対する親和性の高い内容を伝えると良いでしょう。
一方で、設問に「それまで培ってきた経験をふまえて」と書かれていることから、安直に上記のキーワードを記入するのではなく、これまでの体験に基づいた自分自身の言葉で説明するべきだと考えます。
「あなたは三菱地所でどのような仕事をし、何を成し遂げたいですか。そのように考える理由も併せて教えてください」
こちらの設問では、いわゆる志望動機を聞いています。街づくりに関わりたい、不動産ディベロッパーの仕事がしたい理由を自分自身の経験に当てはめて答える必要があります。
三菱地所の本選考Webテスト対策
三菱地所では自宅で受験する玉手箱のWebテストが課されます。
トップクラスの人気を誇る企業である一方、受験者の肌感としてはそこまで通過のボーダーは高くないという意見が多く見受けられました。
とは言え、そもそもの受験者のレベルが高いことから、「高くない」と感じた場合でも実際は高得点が必要であるという可能性も十分考えられるため、最低限の事前勉強はしておくべきだと考えられます。
対策は以下の記事を参考にすることをすすめします。
→玉手箱で出題される全8形式の例題と、対策方法について解説した記事です。
三菱地所の本選考面接・グループディスカッション対策
以下では、三菱地所のグループディスカッション・面接で実際に問われた内容をまとめるとともに、それらへの対策プランを提示します。
ちなみに、内定者の中にはグループディスカッション・一次面接を免除されていた学生もいるようです。事前のOB訪問における評価が選考を有利に進める鍵であると思われるため、積極的にOB訪問を行うと良いでしょう。
一方で、1人しかOB訪問をしていなくても内定を獲得した方もいるため、OB訪問が出来ずとも必要以上に心配する必要はないでしょう。
また、競合の三井不動産の選考が順調に進んでいる場合には本選考で優遇されることもあるようです。
グループディスカッションの内容
◆グループディスカッションのテーマ
・飲食チェーン店の新規店舗の出店先について、3つの選択肢のどれを選択するか
・建物の建て替えに際して、3つの選択肢のどれを選択するか
ディスカッションの流れとしては、個人で資料の読み込みを10分間行った後に、グループで議論を行う時間が40分間与えられます。発表・質疑応答の時間は設けられていないようです。
テーマの内容は、3つの選択肢の中から企業が取るべき選択を決定する意思決定型のディスカッションです。
情報量が非常に少ないため、初めに①意思決定を行う目的②選択肢のメリット・デメリットを整理した上で、新たな情報を付け加えながら結論をまとめると良いでしょう。
また、様々な関係者を取りまとめながらビジネスを推進するデベロッパーの特徴を踏まえると、グループディスカッションでは「周囲の意見を尊重する協調性」と「議論をリードする統率力」が試されていると考えられます。
常に議論の円滑な進行を心がけながら、自分の意見を主張するだけではなく、良いと思った意見があれば積極的に取り入れようとする姿勢を見せることが出来ると良いでしょう。
▼グループディスカッションの進め方については、以下の記事を参考に対策しておきましょう。▼
参考:
グループディスカッション(GD)完全対策!企業の意図・役割・議論の進め方まで
→GDと聞くと「運次第」、「役割によって不利・有利がある」「目的は採用担当者にいかにして自分をよく見せるかである」と考える学生も多いと思います。しかし、企業側は明確な評価ポイントを持ってGDの選考を設けています。参考記事ではそんなGDの評価基準・対策法・テーマの種類及びGDの目的を提示します。
【グループディスカッション(GD)の頻出テーマ89例】業界別に過去の出題テーマも公開
→GDのテーマ5パターンとテーマに応じた対策法についてのコラムも参考にしてみて下さい。
一次面接の内容
一次面接ではESに記入した内容をもとに質問が進みます。
学生時代に頑張ったことに対する深堀りを通じて、自分がどのような人物であるのかを見られていると思われます。
面接時間は15分と短く、会話形式で進みます。
そのため、質問に対して簡潔かつ分かりやすい回答が出来るように自分の考えを整理してから面接に臨むと良いでしょう。
一次面接の質問は非常にオーソドックスなものが大半を占める一方で、「好きな街はどこか」といった非常にデベロッパーらしい質問も問われるようです。
この質問では間接的に志望度が問われるため、三菱地所の事業内容に対する理解を深めてから面接に臨むようにしましょう。(必ずしも三菱地所が開発に携わった街を選択しなければいけないという意味ではありません)
◆過去の経験についての質問
・大学時代に一番力を入れたことは何か
・なぜその活動に力を入れたか
・その活動の中でどのような工夫をしていたか
・その活動の中でどのような役割を務めていたか
・苦労したことは何か
◆あなた自身に関する質問
・自己紹介
・対立した意見をまとめるにはどうすれば良いと思うか
◆志望動機に関する質問
・好きな街はどこか
・その理由は何か
二次面接の内容
一次面接と同様に、質問形式はESの内容をもとしたオーソドックスなものです。捻った質問が少ないだけに、その人がどのような学生であるかを引き出す質問が多いようです。
また、二次面接からは志望動機についての深堀りのウェイトが高まります。志望動機の深堀りでは、デベロッパーの事業内容・三菱地所の都市開発に対する深い理解が求められます。
特に、丸の内エリアに対する意見を詳しく聞かれることが多いようです。あらかじめ自分の関心の強い開発例や建物を認識し、それがどのように魅力的なのか、またどのような改善余地があるのかを考えておく必要があると思います。
◆過去の経験についての質問
・大学時代に一番力を入れたことは何か
・なぜその活動に力を入れたのか
・結果はついてきたか
・周囲をまとめる経験をしたことはあるか
・ゼミではどのようなことをしているのか
◆あなた自身に関する質問
・趣味は何か
・自己PR
◆志望動機に関する質問
・就職活動の軸は何か
・なぜデベロッパーを志望するのか
・なぜ三菱地所を志望するのか
・なぜ三井不動産でなく三菱地所なのか
・好きな建物は何か
・丸の内の魅力は何か
このように、学生の「人柄」「志望動機」が様々な角度から問われます。
質問に対する回答が論理破綻を起こさないように気をつけましょう。
最終面接の内容
最終面接の内容も、「学生時代に頑張ったこと」「自己PR」「志望動機」の3点について問う非常にオーソドックスなものです。
これまでの面接と比較すると、「自己アピールをどうぞ」など自由度の高い質問が多いようです。
◆過去の経験についての質問
・大学時代に一番力を入れたことは何か
・なぜその活動に力を入れたのか
◆あなた自身に関する質問
・自己PR
・自分の長所と短所は何か
・自分はどういう性格か
・自分は周囲からからどんな人と言われているか
・趣味は何か
◆志望動機に関する質問
・なぜ三菱地所を志望するのか
・もし入社したらどんな事業を手掛けたいか
・自分の好きな街は何か、その改善点は何か
・選考状況の確認
ご覧の通り、真新しい質問はありません。
しかし、最終面接では入社してからやりたいことに対する具体的なビジョンを持っているかどうかが試されています。
「入社後に携わりたいこと」「街づくりに対するアイデア」を自分なりに考え、具体的かつ論理的に説明できるように準備しておきましょう。
また、向上心の高い学生は評価されやすい傾向にあるようです。
上辺だけの志望動機ではなく、OB訪問や自分で街を見た感想などの、自分が肌で直接感じたことを、熱意をもって伝えられると良いでしょう。
まとめ:三菱地所に評価されるために
三菱地所の選考では、以下の5つの素養が総合的に求められています。
①街づくりに対する強い使命感
②リーダーシップ
③誠実さ・公正さ
④チームワーク
⑤主体性
採用人数の少ない三菱地所の採用担当者を納得させるためには、自分自身の経験・価値観にもとづいた明確な志望動機を伝える必要があります。
そのため、徹底した「自己分析」「業界・企業理解」が内定獲得のためには必須です。
自分自身のこれまでの経験を振り返った上で、「なぜデベロッパーを志望するのか」「その中でもなぜ三菱地所なのか」を明確にかつ論理的に伝えられるようにしましょう。
また、OB訪問や不動産見学などを通じて、入社後のビジョンを明確化しましょう。
以上のことを自身を持って伝えることができれば、内定獲得に一歩近づきます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
人気の企業ながら、非常に採用人数としては狭き門です。
是非本記事をご活用いただき、内定を勝ち取っていただければと思います。
その他、unistyleでは様々な選考の情報を掲載しておりますので、そちらも併せて是非ご参照ください。
▼三菱地所のES・選考レポートは下記からご覧ください。▼
参考:三菱地所の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
デベロッパーの業界研究を行いたい方は、こちらの記事も参照してみてください。