【ガクチカの悪い例】賢者は失敗から学ぶ、評価されないガクチカとは

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最終更新日:2024年11月08日

本記事では、就職活動において最頻出といえる「ガクチカ」の要点について考えていきます。あえて悪い例を参考にし、どのような書き方をすると企業から評価されないのかを見ていきます。良い例だけでなく悪い例を知ることで、今まで持ち合わせていなかった視点からもESを見直すことができるでしょう。

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ガクチカを問う目的と評価基準

ガクチカを問う目的と評価基準

 unistyleでは、企業が就活生に対してガクチカを問う目的は以下の2点であると考えています。

  • 経験自体のレベル・スペックを把握するため
  • 自社に合う・マッチする人材かを知るため

多くの就活生がガクチカを書く際、どうしても実績自体のインパクトに意識が向きがちです。ここで示したようにもちろん経験自体のレベルも重要ですが、それと同様にあなたがその企業にマッチする思考力や人柄を有していることを示すことも大事です。

この目的を踏まえた上で、企業の評価基準を考えると以下の3点が挙げられます。

ガクチカの評価基準

【1】実績自体のインパクトがどれだけあるか
【2】書いてある内容から思考力・考えの深さ・人柄を示すことができているか
【3】企業で活かせる学びを得ているか

上記で挙げた目的と評価基準を意識した上で、ガクチカを作成しましょう。

なお、企業から評価されるガクチカを完成させたいという就活生には就職エージェントneoの利用もオススメです。エージェントを利用することでアドバイザーからどのような点が企業に評価されるのか客観的にアドバイスがもらえます。

少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。就職エージェントneo

参考:ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-
→本記事では、評価される学生時代頑張ったことの書き方はもちろん、面接にどう繋げるか・内定者の回答例・エピソードが浮かばないときの対処法など、学生時代頑張ったことを書く上での全体像を提示していきます。ES対策としてだけでなく、面接前の準備としても役立てていただければと思います。

ガクチカの基本的な作成方法

ガクチカの基本的な作成方法

続いてはガクチカの作成方法について示していきたいと思います。以下がガクチカ作成のフレームワークになります。

ガクチカ作成のフレームワーク

ガクチカを書く際は、「①結論→②動機→③目標と困難→④取組みと結果→⑤人柄→⑥学び」という論理構成で展開していきましょう。

この中でも、⑥学びの部分についてどのように書けば良いか分からないという方は、下記記事をご参照下さい。

参考:【ES例文付】他の就活生と差がつく!ガクチカから学んだことの書き方
→単純な経験からでも学び、それを実際に次の行動に活かすことは就職活動に限らず求められる能力の一つになります。今回は、就職活動でよく質問される「取組みにおける学び」について評価のポイントと、評価される具体的回答例について話をしたいと思います。

悪い例から考えるガクチカの要点

ここからはガクチカの悪い例を以下の4つに分類して解説していきます。

例文を基に解説していますので、「自分のガクチカはいずれかの例に該当していないか」を確認しながら見ていただければと思います。

悪い例(1):エピソードが自己完結している

私は以前まで国外で働きたいという思いが強かったため、昨年に大学を休学して半年間◯◯に語学留学をしました。渡航後1週目は留学前のTOEICスコアが◯◯点であることに加え、英会話経験がなかったため、会話が全く成り立ちませんでした。その時の自分の英語力に問題意識を感じ、留学期間の目標設定を行いました。留学後に自分がどうなっていたいのかを考え、日本で友達と会話する際と同様に複数人と自然に思ったことを英語で会話できるようになることを目標にし、そのためのステップとして一日に話しかける人数や週に友人と出かける回数など細かく設定し、英語を使う環境を作りました。また、スピーキング力を鍛えるために一日ごとに自分が話せなかったトピックを書き出し、次の会話のためにどう答えるのかを英語でノートにまとめました。その結果、外国人の友達が増え、英語で自然に会話が成り立つようになりました。帰国後には目標設定と日々のPDCAを繰り返したおかげでTOEICの点数が300点以上伸び、◯◯点を取ることができました。この経験から目標設定の大切さとゴールに近づくためのPDCAの大切さを学びました。

留学を経てTOEICの点数を伸ばした経験について書かれています。エピソードの難易度、インパクトともに内容としては十分なものと言えるでしょう。

しかし、このESは自己完結しているために企業から評価をされにくいESといえます。unistyleでは、以下の5つを企業に伝えるべき強みとして定義しています。

企業に伝えるべき5つの強み

①個人として努力し、成果をあげることができる。
②関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行うことができる。
③リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる。
④価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる。
⑤今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現できる。

参考:ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?

これら5つの強みから分かるように、企業に伝えるべき強み5つのうち4つは周囲との関係の中で生まれるものです。もちろん、個人で努力することができるというのも重要な強みとなりますが、企業という集団の中で働く以上、周囲との関係の中でどのような影響を与えられるのかについてもガクチカで伝えるべきでしょう。

それらを踏まえてこのESを見てみると、①個人として努力し、成果をあげることができるということしかアピールできていないことが分かります。周囲の人々をどう動かし、どのような影響を与えられるかについてもガクチカの中で言及できると良いでしょう。

今回の場合はTOEICを中心にエピソードを構築するのではなく、留学経験を中心にエピソードを構築していけば、周囲との関係の中での強みを伝えられることでしょう。

悪い例(2):手段が目的化している

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悪い例(3):施策と結果の間の因果関係が弱い

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悪い例(4):問題解決のための施策として相応しくない

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最後に

本記事ではガクチカの悪い例を見てきました。中には自分が書いたガクチカと重なる部分もあったのではないでしょうか。

もちろん、これを書いたからと言って絶対にESが通らないとは言い切れません。しかし、その後の面接を想定した場合には必ず面接官から厳しい言及がなされることでしょう。

ES作成段階から面接の場を想定しておき、エピソードを論理的にまとめておくことが重要です。

ガクチカに関し、もっと理解を深めたい・対策をしたいという方は、下記の記事もご覧いただければと思います。

ガクチカ完全攻略記事一覧
1.そもそもガクチカって何?
2.ガクチカがない人の対処法
3.ガクチカの書き方を徹底解説
4.ガクチカの例文を紹介
(1)ガクチカでゼミ活動をアピールするには
(2)ガクチカでサークル活動をアピールするには
(3)ガクチカで留学経験をアピールするには
(4)ガクチカで長期インターンシップをアピールするには
(5)ガクチカでボランティアをアピールするには
(6)ガクチカで研究(研究室)をアピールするには【理系学生向け】
(7)ガクチカで体育会系部活動をアピールするには
(8)ガクチカで資格・TOEICをアピールするには
(9)ガクチカで趣味をアピールするには
(10)ガクチカでアルバイトをアピールするには
5.面接でのガクチカ対策と頻出質問10選

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