ガクチカが弱い人へ|書き方のNG例と改善方法・例文付き
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記事公開日:2018年12月21日
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- 特別な実績がなくても書ける「強いガクチカの作り方」がわかる
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- 「本選考の評価ポイント」を事前に把握して対策に活かせる
- 本記事のコンテンツ
-
ガクチカを問う目的と評価基準
∟企業がガクチカを問う目的
∟ガクチカの評価基準 - ガクチカの基本的な書き方(6ステップ)
-
なぜ「ガクチカが弱い」と感じるのか?よくある3つの原因
∟実績の大きさで判断してしまっている
∟過程・思考プロセスの言語化が不足している
∟企業が求める人物像とアピール内容がズレている -
弱い例(NG例)から考えるガクチカの注意点
∟1. エピソードが自己完結している
∟2. 手段が目的化している
∟3. 施策と結果の間の因果関係が弱い
∟4. 問題解決のための施策として相応しくない
∟5. 嘘をつく・エピソードを盛る -
弱いガクチカを強くする5つの方法
∟1. 自己分析をやり直す
∟2. 定量的なデータで成果を可視化する
∟3. 課題解決の過程で発揮した工夫を言語化する
∟4. 企業が求める人物像に合わせて伝え方を調整する
∟5. PREP法で論理的に構成する -
文字数別ガクチカ例文テンプレート
∟100字の場合
∟200字の場合
∟400字の場合 -
よくある質問(FAQ)
∟Q. ガクチカが本当に見つからない場合はどうすればよいですか?
∟Q. 自己PRとガクチカは何が違いますか?
ガクチカを問う目的と評価基準

企業がガクチカを問う目的
エントリーシート(ES)や面接でガクチカを聞かれるのか、理由は大きく分けて以下の3つです。
- モチベーションの源泉や価値観を知るため
- 経験や経験から学んだことを知るため
- 自社に合う・マッチする人材かどうか知るため
ガクチカの書き方を学ぶ前に、先にガクチカを聞く意図を把握しておくことで、書き方の理解度を高めることができます。
ガクチカの評価基準
ガクチカの評価基準として考えられるのは以下の3つです。
- エピソードに再現性があるか
- 記載内容から「思考力・モチベーションの源泉・人柄」を示すことができているか
- 企業で活かせる学びを得ているか
勿論、ガクチカエピソードのインパクトも重要ではありますが、「インパクトだけ」で企業側は判断しているのではなく、様々な評価基準を持ち、包括的にガクチカを評価しています。
企業側のガクチカの評価基準を先に理解しておくことは、選考確率の高いガクチカを書き上げることに繋がります。
関連記事:
ガクチカ完全版!意味・書き方・例文・ない場合の対処法・面接対策までを徹底解説
ガクチカの基本的な書き方(6ステップ)
ガクチカのフレームワークは以下の6ステップです。このステップに沿って書くことで、論理的で伝わりやすいガクチカが作成しやすくなるでしょう。
- 結論:何に取り組んだのか?
- 動機:なぜ取り組んだのか?
- 目標と困難:どんな目標を掲げ、課題は何だったのか?
- 取組みと結果:どのように取り組んだのか?取組みの結果はどうだったのか?
- 人柄:活動の中であなたのどのような性格が活かされたのか?
- 学び:取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?
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上記のフレームワークを用いるのが、基本的なガクチカの書き方です。各ステップで記載する内容も重要なため、詳しいガクチカの書き方を確認しておきましょう。
関連記事:
ガクチカの書き方|テンプレ・添削例・テーマ別例文付きで徹底解説
なぜ「ガクチカが弱い」と感じるのか?よくある3つの原因

企業からの評価が伸び悩む背景には、内容そのものよりも「伝え方」に原因があるケースが多くあります。ここでは、ガクチカが弱いと判断されやすい3つの原因を整理します。
実績の大きさで判断してしまっている
「全国大会出場」「売上を2倍にした」といった目立つ実績がなければ評価されない、と思い込んでいないでしょうか。
しかし企業が見ているのは成果の規模ではなく、目標に向けてどう考え、行動したかという過程です。
実績が小さくても、そこに至るまでの思考プロセスを具体的に示すことで、十分に評価されるガクチカになります。
過程・思考プロセスの言語化が不足している
「がんばりました」「工夫しました」だけでは、何をどう頑張ったのかが伝わりません。
なぜその課題に取り組んだのか、なぜその方法を選んだのかという理由をセットで書くことで、読み手はあなたの考え方や価値観を具体的にイメージできるようになります。
企業が求める人物像とアピール内容がズレている
どれだけ内容が優れていても、志望企業が求める人物像と合っていなければ評価にはつながりにくくなります。
ガクチカを書く前に、企業研究を通じて「どのような人材を求めているか」を把握しておくことで、伝えるべきポイントが明確になります。
弱い例(NG例)から考えるガクチカの注意点

1. エピソードが自己完結している
私は英語力向上を目指し、大学を休学して半年間◯◯に語学留学をしました。渡航当初は英会話経験がなく会話が全く成り立ちませんでしたが、複数人と自然に会話できるようになることを目標に設定し、一日に話しかける人数を決めるなど行動を細かく管理しました。話せなかったトピックを毎日ノートにまとめる振り返りも重ね、帰国後にはTOEICの点数を300点以上伸ばすことができました。
このエピソードでは、目標設定とPDCAによる個人の努力にのみ焦点が当たっており、周囲にどのような影響を与えたのかが語られていません。
企業という集団の中で働く以上、周囲との関係性の中での強みも伝えられないと、評価されにくいガクチカになってしまいます。
目標設定とPDCAを繰り返し、TOEICの点数を300点以上伸ばしました。
留学先で会話にほとんど参加できずにいたため、同じ悩みを持つ留学生を集めて週2回の英会話勉強会を立ち上げました。互いの弱点を共有し合う仕組みを取り入れたところ、勉強会は20人以上が参加する会に成長し、TOEICの点数も300点以上伸ばすことができました。
改善のポイントは、個人の努力だけでなく、周囲を巻き込んで影響を与えた行動を加えることで、集団の中での強みを示している点です。
2. 手段が目的化している
私はアルバイト先での雰囲気作りに力を入れました。当初、職場には少しピリピリした空気があり、スタッフ同士の会話も少ない状態でした。そこで、積極的にスタッフへ声をかけることを意識し、休憩時間の雑談を増やしました。その結果、職場の雰囲気が明るくなり、円滑に仕事を進められるようになりました。
このエピソードでは、「声をかけること」自体が目的になってしまっており、それによって何を解決したかったのか、どのような成果につながったのかが曖昧です。
手段が目的化していると、「行動はしているが、考えて動けているかが見えない」という評価になってしまいます。
スタッフへの声かけを増やし、雰囲気を良くしました。
職場の雰囲気の悪さがミス報告の遅れにつながっていると考え、休憩時間に一人ひとりと話す機会を意識的に作りました。その結果、ミスの報告件数が改善前と比べて減り、店長からも「相談しやすくなった」という声をもらいました。
改善のポイントは、「声かけを増やす」という手段の先にある課題(ミス報告の遅れ)を明確にし、成果を第三者の声で裏付けている点です。
3. 施策と結果の間の因果関係が弱い
高級寿司店でのアルバイトで、売上増加が求められていました。当初はマニュアル通りの接客をしていましたが、思うように成果が出ませんでした。そこで「お客様に寄り添う接客」を意識するようにしたところ、徐々に売上が伸びていきました。
この例では「マニュアル通りの接客」から「寄り添う接客」に変えたことと、売上が伸びたこととの間に、具体的にどのような行動の変化があったのかが説明されていません。
原因分析から施策、結果までの筋道が見えないと、思考力や再現性を疑われてしまいます。
寄り添う接客を意識したら、売上が伸びました。
売上が伸び悩んでいた原因を分析したところ、常連のお客様の好みを把握できていないことが課題だと気づきました。そこで、来店されたお客様の好みや会話の内容をメモに残し、次回の接客に活かす仕組みを作りました。結果として、常連のお客様からの追加注文が増え、担当していた期間の売上を前年比で1.2倍に伸ばすことができました。
改善のポイントは、「なぜ売上が伸びなかったのか」という原因分析を明示した上で、その原因に対応する具体的な施策とセットで説明している点です。
4. 問題解決のための施策として相応しくない
友人と「やったことのないことに挑戦」するイベントを企画・運営するサークルを立ち上げ、企画部の部長を務めました。部員の主体性を高めるため、部員一人ひとりに役割を割り振り、意見を出しやすい雰囲気づくりを意識しました。
この例では「部員の主体性を高める」という課題に対して、「役割を割り振る」という施策がなぜ有効だったのかの説明が不足しています。課題の内容と施策の対応関係が見えないと、問題解決の適切さを判断してもらえません。
役割を割り振ることで、部員の主体性を高めました。
イベントの参加率が伸び悩んでいた原因を探ったところ、「決められた役割がなく、当事者意識を持ちにくい」という部員の声が多いことが分かりました。そこで、部員一人ひとりに企画立案・広報・当日運営といった役割を明確に割り振り、月1回の進捗共有会を設けました。その結果、イベントの参加率は前回比で1.5倍に向上しました。
改善のポイントは、課題の背景(当事者意識の低さ)を明らかにした上で、それに対応する具体的な施策を示し、成果につなげている点です。
5. 嘘をつく・エピソードを盛る
サークル活動においてリーダーとして部員をまとめ、目標としていた大会で優勝を果たしました。この経験から、周囲を巻き込みながら目標達成に向けて行動する力を培いました。
このエピソードでは、実際はサブリーダーだったにもかかわらず「リーダーを務めた」と事実を誇張して記載しています。
選考通過率を高めたいという思いから、ガクチカで嘘をついたりエピソードを盛ってしまう意識が働くことは多々ありますが、unistyleとしてはおすすめしません。
面接では書類の内容についてより深く質問されるのが一般的で、誇張していると深掘りされた際に説明に矛盾が生じ、かえって信頼を失うリスクがあります。
実績そのものが小さくても、その過程での気づきや工夫を誠実に伝えることで、十分に評価されるガクチカになります。
サークル活動でリーダーを務め、大会で優勝しました。
サークル活動ではサブリーダーという立場でしたが、リーダーを支える役割として、練習メニューの提案やメンバー間の意見調整を担いました。この経験から、役職の有無にかかわらず、周囲を支える立場でも成果に貢献できることを学びました。
改善のポイントは、実際の立場や事実を変えずに、その中でどう考え行動したかを具体的に描写することで説得力を持たせている点です。
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弱いガクチカを強くする5つの方法
- 1. 自己分析をやり直す
- 2. 定量的なデータで成果を可視化する
- 3. 課題解決の過程で発揮した工夫を言語化する
- 4. 企業が求める人物像に合わせて伝え方を調整する
- 5. PREP法で論理的に構成する
1. 自己分析をやり直す
ガクチカが弱いと感じる場合、まずは自己分析をやり直すことから始めましょう。
過去の経験を振り返り、何を考え、どう行動したのかを整理することで、これまで気づかなかった強みが見つかることがあります。
2. 定量的なデータで成果を可視化する
「売上を伸ばした」だけでなく「売上を前年比1.2倍に伸ばした」のように、数値を用いることで説得力が高まります。
正確な数値がない場合でも、期間や関わった人数など、規模感が伝わる情報を加えるとよいでしょう。
3. 課題解決の過程で発揮した工夫を言語化する
成果に至るまでにどのような工夫をしたのかを具体的に描写しましょう。「なぜその方法を選んだのか」という理由まで書くことで、思考力や主体性が伝わりやすくなります。
4. 企業が求める人物像に合わせて伝え方を調整する
同じ経験でも、企業が何を重視しているかによって、伝えるべきポイントは変わります。
企業研究を通じて求める人物像を把握し、それに合わせてエピソードの切り口を調整することで、マッチ度をアピールできます。
5. PREP法で論理的に構成する
結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)の順で構成するPREP法を使うと、読み手に伝わりやすい文章になります。最初に結論を伝えることで、話の要点がぶれずに伝わります。
文字数別ガクチカ例文テンプレート
企業によって、ガクチカの指定文字数は100字・200字・400字などさまざまです。
文字数が変わると、どこまで詳しく書けるかも変わるため、文字数に応じて盛り込む要素を調整する必要があります。ここでは、文字数別にテンプレートと例文を紹介します。
100字の場合
結論と学びを中心に簡潔にまとめます。
私は個別指導塾のアルバイトで、生徒一人ひとりに合わせた指導を行いました。理解度を把握し伝え方を工夫した結果、担当生徒の成績が向上しました。相手に合わせて柔軟に対応する力を学びました。
200字の場合
課題と工夫を1つ加えます。
私は個別指導塾のアルバイトで、生徒一人ひとりに寄り添った指導を心がけました。当初、生徒ごとの特徴を踏まえた授業ができていないという課題があったため、対話を重ねて理解度や興味を把握し、伝え方を工夫しました。例えば、苦手意識のある生徒にはイラストを用いて説明するなど、個別に対応しました。その結果、担当生徒の成績が向上し、積極的な発言も増えました。この経験から、相手に合わせて柔軟に対応する力を学びました。
400字の場合
背景・課題・施策・結果・学びをすべて盛り込みます。
私が学生時代に力を入れたことは、個別指導塾のアルバイトにおいて、一人ひとりに寄り添った指導を行うことです。当時、8名の生徒を担当する中で、生徒ごとの特徴を考慮した授業を提供できていないという課題がありました。そこで、一人ひとりと対話を重ね、性格・興味・習熟度を把握した上で授業を行いました。例えば、苦手意識を持つ生徒には、テキストの説明に加えてイラストや例え話を用いるなど、伝え方を工夫しました。また、各教科の内容を生徒の趣味に関連付け、勉強への興味を引き出す工夫もしました。さらに、授業の最後に理解度を確認する時間を設け、次回の授業内容を都度調整しました。その結果、担当していた生徒から積極的な発言が増え、良好な学習環境を築くことができ、8名のうち6名の成績が向上しました。この経験から、相手のニーズを把握し、柔軟に対応することでより良い結果を生み出せることを学びました。
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ガクチカが弱い人によくある質問(FAQ)
Q. ガクチカが本当に見つからない場合はどうすればよいですか?
A. 大きな実績がなくても、日常の小さな取り組みを深掘りすることでガクチカになります。詳しくは「ガクチカが本当にない場合の対処法」の記事もあわせてご覧ください。
Q. 自己PRとガクチカは何が違いますか?
A. 自己PRは自分の強みそのものを伝えるのに対し、ガクチカは経験のプロセスを通じて人柄や価値観を伝えるものです。
最後に
本記事ではガクチカの弱い例(NG例)を見てきました。中には自分が書いたガクチカと重なる部分もあったのではないでしょうか。
もちろん、これを書いたからと言って絶対にESが通らないとは言い切れません。しかし、その後の面接を想定した場合には必ず面接官から厳しい言及がなされることでしょう。ES作成段階から面接の場を想定しておき、エピソードを論理的にまとめておくことが重要です。





