自己PRで自己管理能力を魅力的にアピールできる3つのポイント-ES例文5選付
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最終更新日:2023年12月20日
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8.【業界別】エントリーシートの自己PRの書き方とES例文を紹介
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10.【自己PR】面接で必ず聞かれる9の質問と回答ポイントを解説
新卒就活のエントリーシートや面接で頻出の質問である自己PR。どのような強みをアピールするか迷う就活生も多いと思います。
自己PRの強みを裏付ける定番エピソードとしてはサークルのような組織運営の経験や、部活動や研究活動など他者とかかわり巻き込みながら成果を上げた経験が挙げられます。
しかし、そうしたエピソードがあまりないという人でもアピールできる強力な強みが「自己管理能力」です。ただし、自己管理能力を自己PRの強みとしてアピールする際には注意が必要となります。
本記事では、選考通過者のエントリーシート(ES)例文を紹介し、自己PRの強みとして「自己管理能力」を魅力的にアピールするための工夫や注意点、NG例を交えて解説していきます。
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- 本記事の構成
- 自己管理能力の自己PRエントリーシート(ES)例文5選
自己管理能力の自己PRエントリーシート(ES)例文(1):NECネッツエスアイ
自己管理能力の自己PRエントリーシート(ES)例文(2):メディサイエンスプラニング
自己管理能力の自己PRエントリーシート(ES)例文(3):損害保険ジャパン
自己管理能力の自己PRエントリーシート(ES)例文(4):三井不動産レジデンシャル
自己管理能力の自己PRエントリーシート(ES)例文(5):三菱ケミカル - 自己管理能力は自己PRできる強みなのか?
自己管理能力は社会人に求められる必須の強み
当たり前に求められる能力なので自己PRでの伝え方には注意が必要 - 自己管理能力を自己PRする際の注意点
成果を上げたエピソードを用いる
自己管理能力を別の表現に言い換える
企業への貢献を説明する - 自己管理能力をアピールする自己PRの書き方
自己管理能力が生かされたエピソードを選ぶ
「結論→エピソード→企業への貢献」の順で自己PRを書く - 自己管理能力の自己PR:NG例
- まとめ
自己管理能力の自己PRエントリーシート(ES)例文
ここからは、主に「自己管理」や「自己管理能力」という言葉を用いて自己管理能力をアピールした自己PRのエントリーシート(ES)例文を見ていきましょう。
自己管理能力の自己PRエントリーシート(ES)例文(1):NECネッツエスアイ
設問:自己PR
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自己管理能力の自己PRエントリーシート(ES)例文(2):メディサイエンスプラニング
設問: エントリー時に選択した希望職種(CRA、DM、統計、PV)にあなたが向いていると思う理由を記述してください。(300字以内)
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自己管理能力の自己PRエントリーシート(ES)例文(3):損害保険ジャパン
設問: 学生時代最も力を入れて取り組んだこと(500文字)
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自己管理能力の自己PRエントリーシート(ES)例文(4):三井不動産レジデンシャル
設問: 学生時代に力を入れて取り組んだことを、あなたの想いや取られた行動を交え具体的なエピソードをご記入ください。(タイトル30字、本文300字以内)
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自己管理能力の自己PRエントリーシート(ES)例文(5):三菱ケミカル
設問:人生最大の挑戦を通じてあなたを自由に自己PRをしてください。(600文字)
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自己管理能力は自己PRできる強みなのか?
そもそも、「自己管理能力」という漠然とした能力は、就活における自己PRの強みとして採用担当者から評価されるのでしょうか。
結論から言えば、自己管理能力は高く評価されるといえます。本節では、自己管理能力という強みがなぜ企業から評価されるのかについて解説します。
自己管理能力は社会人に求められる必須の強み
「自己管理能力」と一言に言っても、そこには様々な意味が含まれます。自己管理をもう少し具体的に言い換えるとすれば、時間管理・モチベーション維持・計画の遂行・規律を守ることなどが挙げられるでしょう。
こうした能力・素養は、企業が自社の社員に求める強みだといえます。例えば、時間にルーズな社員では、同僚・上司や社外の取引先・顧客からの信用を得ることは難しいでしょう。
また、大変な仕事であっても自分の気持ちを律して高いモチベーションを維持できる社員でなければ、業務の生産性を高め、十分な成果を上げることはできません。
このように、自己管理能力は社員が業務において関係者と信頼関係を構築し生産性の高い仕事をするために必須の土台であり、企業が就活生に求めている強みの一つだといえます。
当たり前に求められる能力なので自己PRでの伝え方には注意が必要
とはいえ、自己管理能力は自己PRの強みとしてアピールするためには工夫が必要です。というのも、自己管理能力は社会人に求められる必須の強みですが、それゆえに「自己管理能力はあって当たり前」と見られてしまう場合があるためです。
したがって、あまりにありきたりなエピソードや説明では採用担当者からの高評価を得ることが難しくなるどころか、むしろ「自己管理能力以外にアピールできる強みがないのかな」とマイナスの印象を与える恐れがあります。
自己PRでは、社会人としての基本的な能力や素養にとどまらないプラスアルファの能力・強みをアピールすることが求められています。
そのため、自己管理能力という強みを自己PRでアピールする際には、それを根拠づけるエピソードや表現の選び方に特に気を付ける必要があるのです。
経団連が、経団連全会員企業に対して、「企業の求める人材像」などについてアンケートを実施しました。
そのアンケート結果を見ると、企業が学生に特に期待する資質として、回答企業の約8割が「主体性」「チームワーク」「リーダーシップ」「協調性」を挙げています。そのほかにも、「課題設定・解決能力」「論理的思考能力」「創造力」も上位に並んでいます。
「企業からどのような資質が求められているのか」を正しく認識したうえで、自己PRを考えるようにしましょう。
自己管理能力を自己PRする際の注意点
では、どのような点に注意すれば自己管理能力を強みとして用いた魅力的な自己PRを作れるのでしょうか。ここからは自己管理能力を自己PRで強みとしてアピールする際の注意点について解説していきます。
成果を上げたエピソードを用いる
先ほども触れましたが、自己管理能力は社会人に当たり前に求められる能力であり、採用担当者からすれば「自己管理能力は備えているのが当たり前」です。
したがって、ただ体調管理や時間の管理に気を使ったなどのありきたりな話を漫然と説明しても高い評価は得られないでしょう。
「ありきたりなエピソードを用いない」と言われても、自信をもって「これをやりました!」と言えるような分かりやすいエピソードなんてない、と考える就活生もいるかもしれません。
しかしここでお伝えしたいのは、自己管理能力という強みが企業の利益に貢献するものであることを説明する内容になっていることが重要だということです。
したがって、自己管理能力が何らかの成果や自分なりの目標を達成する上で役に立ったというエピソードであれば、優れた自己PRを作ることが可能です。
自己管理能力を別の表現に言い換える
また、自己管理能力を別の表現に言い換えることが効果的な場合もあります。先ほども言及した通り、自己管理能力は時間管理能力・体調管理の徹底・計画的な行動など、様々な表現で具体化することが可能です。
例えば、先ほど例に挙げた資格試験の勉強で成果を上げたエピソードの場合には、計画性や継続性などの表現をすることも可能です。このように、エピソードの内容や書き方によっては、「自己管理能力」ではなく用いるエピソードに合わせて強みを適切な言葉に言い換えたり表現を補足したりすると効果的です。
本記事の後半では、自己管理能力を強みとする自己PRで実際に選考を通過したエントリーシート(ES)例文を紹介しているので、そちらも参考に表現を考えてみてください。
→自己PRで「継続力」を強みとしてアピールする際の注意点を解説しています。大手企業内定者のエントリーシート(ES)例文も多数掲載しているので、継続力を強みに自己PRを書く際の参考にしてみてください。
→自己PRで計画性を強みとしてアピールするための3つのポイントに加え、企業に評価される計画性とは何かを具体的に説明しています。「計画性」を強みとして自己PRを作りたいときに参考にしてみてください。
企業への貢献を説明する
この後より詳しく解説しますが、説得力のある自己PRを作るためには強みが企業での業務に貢献することを説明することが効果的です。これは自己管理能力に限らずどんな強みをアピールする自己PRでも求められる要素です。
しかし、自己管理能力は社会人として当たり前に求められる能力です。自己管理能力が企業での業務に付加価値をもたらす要素であることを採用担当者にアピールするためには、自己管理能力が業務のどのような場面で役に立つのかを具体的に明示することが特に効果的だといえます。
→自己PRの締めの部分の書き方について具体的に解説しています。自己PRの締めでは企業の求める人物像を踏まえつつ、強みを業務の中でどのように活かすのか具体的に述べるのがポイントです。選考通過者のエントリーシート(ES)例文も掲載されているので、書き方に迷ったら参考にしていただければと思います。
自己管理能力をアピールする自己PRの書き方
ここからは自己管理能力をアピールする自己PRの書き方を解説します。
自己管理能力が生かされたエピソードを選ぶ
まずは自己管理能力を発揮して成果を上げたエピソードを選びましょう。自己管理能力をアピールする自己PRを作る際に適しているエピソードの一例を、以下に挙げておきます。
- 資格試験:TOEICや英検などの語学力検定や簿記をはじめとする資格
- 筋トレやランニングなど、日常的かつ長期間にわたる取り組み
例えば、TOEICや簿記のような資格試験の勉強ではモチベーションを維持して中長期にわたって勉強し続ける必要があります。こうした試験で結果を出したエピソードがあれば、そのエピソードで自己管理能力をアピールする自己PRを作ることが可能です。
また筋トレなども長期間トレーニングや食事制限を続ける必要があり自己管理能力が求められるといえます。「持ち上げられるウェイトが伸びた」などのエピソードを持っている人は成果もアピールしやすくなります。
ただし、これらのエピソードはいずれも個人の努力で完結する経験です。他者との協働が求められる企業の採用活動では、他者と協力して成果を上げられる力があるかも重視されます。
したがって、部活動やアルバイトなど他者を巻き込んだエピソードがあればそれを使ってアピールすると良いでしょう。
→こちらはガクチカの解説記事ですが、筋トレのエピソードを用いたエントリーシート(ES)を書くための解説記事となっています。
エピソードを紹介するときに(1)課題・目標、(2)努力・工夫などの具体的な取り組み、(3)成果を盛り込むというポイントは自己PRもガクチカも共通なので、エピソードをまとめる際の参考にしてみてください。
「結論→エピソード→企業への貢献」の順で自己PRを書く
自己PRには採用担当者に分かりやすく強み(=アピールポイント)とその根拠を伝えるためのフレームワークが存在します。
自己PRを書く際に押さえるべきポイント(1)結論:
結論(=アピールしたい強み)を最初に述べることで、採用担当者は就活生の強みが何なのかをイメージしながら読み進めることができます。
(2)強みが形成されたきっかけ:
強みがどのようなきっかけで形成されたのかを説明することで、就活生のキャラクターを明確に示すことができます。
(3)エピソード:
強みを裏付けるようなエピソードを紹介します。エピソードを紹介するときは(1)課題・目標、(2)努力・工夫などの具体的な取り組み、(3)成果という3つの要素を盛り込みましょう。成果については点数や順位などの数字を用いると分かりやすく伝わります。
(4)強みを発揮するための方法論:
アピールする強みが紹介されているエピソードの中だけで発揮されるような再現性の低いものでは入社後の活躍が見込めません。エピソードを通じて学んだ教訓や、強みを発揮するために意識していることを述べることで、強みがどのような場面・状況でも発揮できる(=再現性が高い)ことをアピールできます。
(5)企業への貢献:
魅力的な強みを持っていたとしても、それが志望している企業で活かされる強みでなければ意味がありません。アピールする強みが志望している企業での仕事においてどのように活かされるのか述べることで、適切に企業研究ができていることもアピールすることができます。
制限字数などを考えるとこれらすべての要素を含むのは難しいですが、少なくとも結論・エピソード・企業への貢献は自己PRに含むことが重要です。
自己管理能力をアピールする場合にも、このフレームワークに沿って書くことで採用担当者に効果的に強みを伝えることができます。
→この記事では、どのような強みでも共通する自己PRの書き方を詳しく解説しています。
自己管理能力の自己PR:NG例
ここまでは、自己管理能力を強みとしてアピールする自己PRの書き方・注意点を解説してきました。本節ではNG例をもとに、自己管理能力を強みとする際にやってしまいがちなミスについて触れていきたいと思います。
この自己PRは自己管理能力という強みが資格取得という目標達成に役立ったという内容になっており、そこまで悪くないようにも見えます。 しかし、この自己PRには以下のような問題があります。
- 課題に対する取り組みが具体的に述べられていない
- 強みが具体的に述べられていない
- 企業への貢献が十分に述べられていない
まず、上の自己PRでは取り組みの説明が不十分です。「早起きや電車移動などの時間を活用して3ヵ月で200時間の勉強時間を確保しました」という部分は時間についての定量的な指標を使っており悪くない表現に見えます。しかし、これではただ頑張って時間を確保したという行き当たりばったりな内容になっており、再現性のある強みとして表現されていません。
例えば、「目標から必要な勉強時間を決定し、早起きや電車移動などの時間の活用・スケジュール帳を使った時間管理で3ヵ月で200時間の勉強時間を確保しました」などと努力をどうやって可能にしたのかを表現すれば、自己管理能力という強みが目標や課題を解決する際に役立つ能力であることを示すことが可能です。
第二の問題は自己管理能力という強みが具体的に述べられていないことです。「目標に対して適切な計画を立て、それを実行しきる自己管理能力」のように言い換えれば、自己管理能力を成果を上げるために必要な企業が就活生に求める能力として演出することができます。
第三の問題は企業への貢献が十分に述べられていない点です。ここでは、志望企業で求められる業務と強みを結び付け、入社後の活躍が具体的にイメージできるように表現するのがポイントです。
「適切な計画の設定と自己管理による計画の実行という私の強みは、複数の案件を両立しながらきめ細かいサービスを提供することが求められる貴社の業務に貢献するものと考えています」のように表現すればアピールしたい強みと企業での実際の業務が結びついた自己PRになるでしょう。
まとめ
本記事では、自己PRで自己管理能力を強みとしてアピールするためのポイントについて解説しました。
- 成果を上げたエピソードでアピールする
- 自己管理能力をエピソードに合わせた表現に言い換える
- 自己管理能力という強みが企業での業務に貢献する能力であることを説明する
自己管理能力を強みとしてアピールする際には、ただ「努力して○○を成し遂げた」という話をするのではなく、目標達成のための努力をどうやって可能にしたのか(=方法論)を明確にすることが重要です。
本記事で解説した以上のポイントを押さえて、自己管理能力をアピールする自己PRを作っていただければ幸いです。
1.新卒就活の自己PRとは-種類別例文19選と共にNG自己PR例も紹介-
2.自己PRすることがない!強みの見つけ方から回答例まで解説
3.【例文35選】新卒就活で高評価を得る自己PRの書き方・伝え方を徹底解説
4.文字数別で自己PRの書き方と例文を解説‐100字/200字/400字/500字/600字/800字‐
5.自己PRの書き出しで押さえるポイントは4つ!ー例文8選付きで解説ー
6.自己PRの締め方はどうするべき?書く際のポイントからES例文までを紹介
7.【例文31選】自己PR例文を経験・強み・職種別に紹介。面接で高評価を得るための伝え方とは?
8.【業界別】エントリーシートの自己PRの書き方とES例文を紹介
9.【強み別例文付き】面接で自己PRを魅力的に伝えるには?
10.【自己PR】面接で必ず聞かれる9の質問と回答ポイントを解説