【内定者例文5選】自己PRで傾聴力をアピールするために4つのポイントを押さえよう!

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最終更新日:2024年10月25日

自己PRで用いられる強みとして「傾聴力」が挙げられます。

傾聴力は他の言葉に代替することや、他の強みと合わせてアピールすることがができるため、魅力的な自己PRを作るための差別化を図ることができます。

一方で、「傾聴力」をアピールした自己PRを作成したい就活生の中には、「企業が求める傾聴力」がわからない人や、自己PRにおいて「傾聴力」をどのようにアピールしたら良いのかわからない就活生も多いと思われます。

そこで本記事では大手内定者の自己PRで「傾聴力」をアピールしたES(エントリーシート)を例文として掲載し、傾聴力をアピールするためのメリットやポイントを掲載します。

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自己PRで「傾聴力」を強みとしたES回答例文

大手企業内定者ES例文5選

以下で大手企業内定者の自己PRの回答例文を紹介します。

それぞれ継続力をアピールしている回答となっているので、自己PRで継続力をアピールしようと思っている方は参考にしてみてください。

西日本電信電話(NTT西日本)内定者の自己PRで傾聴力をアピールしたES回答例文

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SMBC日興証券内定者の自己PRで傾聴力をアピールしたES回答例文

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EYストラテジーアンドコンサルティング内定者の自己PRで傾聴力をアピールしたES回答例文

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オリエントコーポレーション内定者の自己PRで傾聴力をアピールしたES回答例文

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企業が傾聴力を求める理由

企業が傾聴力を求める理由

ビジネスの場面では信頼関係を構築するために傾聴力が重要視されています。

例えば、ターゲットとなるクライアントに自社の売りたい商品を購入してもらうには、その顧客と信頼関係を築かなくてはなりません。

そのため信頼関係を構築するには、そのクライアントがどのような悩み事があるのかを把握する必要があります。

そして傾聴した内容からクライアントのニーズを考え、課題解決につながる商品を提案することで、売り上げの向上につながります。

上記の内容からビジネスにおける傾聴力の高さは、企業の成果に貢献することができ、傾聴力がある人材を求めていると思われます。

自己PRでアピールしたい「傾聴力」とは何か

企業が求める傾聴力とは

自己PRでよく目にする、「傾聴力」を理解している人はどれくらいいるのでしょうか。

自己PRで「傾聴力」をアピールする人は多くなってきていますが、傾聴力の意味を理解している人は少ないと思います。そのため、傾聴力の意味を的確に理解して、アピールするできるようにしなければなりません。

傾聴力とは、人と会話をする際に相手の話をなんとなく聞き流したり自分ばかりが話すのではなく、相手が話していることを集中して聴く能力を指しています。

もともとは、アメリカの臨床心理学者カール・ロジャースによって、来談者中心療法というカウンセリングの技法においてカウンセラーが身に付けるべきスキルの1つとして提唱されました。 

傾聴力はビジネスにおいて、取引先との信頼関係を強化したり、上司と部下との間でよりスムーズなコミュニケーションが可能になります。

傾聴力

「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、3つの能力と12の能力要素から構成される『社会人基礎力』を経済産業省が提唱しています。
本記事でテーマにしている「傾聴力」はそのうちの一つであり、「相手の意見を丁寧に聴く力」として定義されています。
勿論、企業により求められる要素は異なりますが、社会一般で求められる要素を理解しておくべきでしょう。

 

【参考】経済産業省:社会人基礎力

自己PRを差別化してオリジナリティを!傾聴力の言い換え例

まず最初に以下のような疑問・悩みが浮かんだ就活生もいるのではないでしょうか。

傾聴力を自己PRに選んだ時他の就活生と被りそうだから、何か別の言葉に言い換えたい!

傾聴力だと何だかしっくりこず、もっと適当な言葉がある気がするんだよな…

そんな就活生に向け、傾聴力と類似した言い換え言葉を下記にまとめてみました。
必ずしも言い換える必要はありませんが、上記のような悩み・疑問を持っている方は参考にしてみてください。

  • 相手のニーズを的確に把握することができる力
  • 他人の意見やアイデアを受け入れ、まとめる力
  • 他人や状況を理解し、その背後にある要因や動機を把握する力

自己PRで傾聴力をアピールするメリット

傾聴力をアピールするメリット

傾聴力がある人材は企業にとっても重宝する存在です。それだけ貴重な存在である傾聴力を持った就活生は多くのメリットがあります。

ここでは自己PRで傾聴力をアピールするメリットをいくつか紹介します。傾聴力がある人は多くのメリットがあり、大きなアピールポイントとなるので、参考にしてみてください。

  • 人の話を最後まで聞き、理解することができる
  • 社内外で友好関係が築ける
  • 課題を正確に把握する能力がある

話を最後まで聞き、理解することができる

傾聴力がある人は基本的に話を最後まで聞き、理解する聞き上手な一面があります。

話を途中で遮り、自分の意見を言う人がいますが、話を途中で遮られた人は決して気持ちのいいものではありません。

傾聴力がある人は相手の話を最後まで聞いたうえで会話を続けます。なぜなら傾聴力がある人は自然と話を途中で遮ることは相手が嫌がることであると理解し、会話をすることができるからです。

しっかりと相手の話を聞き、相手が何を考えているかを理解しようとしている姿勢は人に安心感や好感を持たれます。人間関係を取り持つうえで聞き上手であることはとても重要なことです。

社内外で友好関係を築くことができる

次に傾聴力がある人は相手の状況や立場を理解しているからこそ、社内外で広い友好関係が築けます。

傾聴力がある人は、多面的に相手をよく知ろうという意識が強く、自分の主張や意見を押し付けることはありません。そのため、相手の感情や気持ちといった見えにくい部分まで配慮することができ、社内外でも友好関係を築くことができます。

特に社外の友好関係では商品やサービスを効率的に売り上げに結び付けるために、顧客のニーズに応えることが重要です。

いくら市場調査やアンケートを行ったところで、ある程度の信頼関係がないと本音を聞き出すことが難しい場合もあります。

信頼関係が構築できている顧客であれば、詳しく話を聞けるので、本当のニーズや課題を把握することが可能です。

社内外で友好関係を築くことが出いれば、ビジネスの場面で良い影響を与えてくれるでしょう。

課題を正確に把握する能力がある

最後に傾聴力がある人は課題発見能力があります。

仕事は、課題の連続ですので課題発見能力を高めることで継続的に成果を挙げられるようになります。
また、目標達成までの課題を分析して優先度を決めて実行することで、より大きな成果を出すこともできるでしょう。

課題を理解して分析できると、業務フローなどの仕組みや別の課題点を見つけ出すこともできます。結果として、仕組みの改善や新たな業務フローの構築、生産性の向上を実現できます。

さらに、傾聴力がある人は顧客側の視点に立って、顧客の課題を分析することで、顧客の潜在的なニーズをつかむこともできます。結果として、新規サービスの立ち上げや既存サービスの改善企画をつくることにつながるでしょう。

自己PRで傾聴力をアピールする手順

傾聴力をアピールする手順

自己PRで傾聴力を最大限にアピールするために、必要な手順を解説していきます。文章の構成を意識して、論理的に表すことができるようにできるようにしましょう。

以下の項目が、傾聴力をアピールするための手順になります。

  • 結論ファーストで傾聴力が活かされた内容を簡潔に述べる
  • 傾聴力がどんな場面で発揮されたのかエピソードを述べる
  • 傾聴力を活かすために何を意識したのかを述べる
  • 傾聴力を活かしてどのように企業に貢献するのかを述べる

結論ファーストで述べる

自己PRでは冒頭で、自分の強みを聞かれているわけですので、アピールしたい内容を簡潔に伝えます。

内容自体はそこまで詳細に伝える必要はなく、"どのような強みがあるのか"がある程度伝わるのであれば問題ありません。

特にエントリーシート(ES)においては、第三者である面接官の方が確認するわけですので、ダラダラと冗長に記載するよりは、内容を簡潔に記載した方が読みやすく、採用担当者に対して良い印象を与えることができるでしょう。

傾聴力がどの場面で発揮されたのかエピソード述べる

次に話す内容がイメージしやすいように回答することを心がけましょう。

話す内容を抽象的な表現でまとめてしまうと、傾聴力が発揮されたエピソード"がどのようなものなのかイメージしにくくなってしまいます。

結論ファーストから具体的な内容や方法論を話すことができれば具体性が増し、イメージしやすい内容にすることができます。

面接では限られた時間で採用担当者にアピールしたい内容を具体的に伝える必要があります。したがって、傾聴力がある人材だとイメージしてもらうために、論理的に且つ具体的な構成も必要になってきます。

傾聴力を活かすために何を意識したのか述べる

次に傾聴力を活かすために行動したことを伝えるようにしましょう。

何を意識したかを述べることで、よりエピソードが具体化され、読み手がイメージしやすくなります。

傾聴力を意識した中でも様々な行動パターンがあります。

例えば「相手の本音を聞き出すために、ヒアリングを徹底した」や「課題を特定するために、多くの人の意見を聞いた」などが挙げられます。

傾聴力を活かして企業にどう貢献するか述べる

ここが自己PRでの最重要ポイントです。

その企業の仕事内容をしっかりと理解した上で、あなたがこれまでに培ってきた強みである傾聴力が入社後にどのように活かされるのかを提示しましょう。

企業側が重視するのはあくまでも「あなたが企業の利益に貢献できる(=企業で活躍できる)人材かどうか」です。したがって、自己PRでアピールする強みは、入社後にその企業に貢献するための武器になるものでなければ意味がないと言えます。

自己PRの最後に「その企業での仕事内容」と「これまでに培ってきた傾聴力」が結びついていることを示し、あなたがその企業にとって「採用すべき人材」であることを証明しましょう

自己PRにおける「企業での貢献」(締めの文)の考え方や書き方について、詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。

参考:就活の面接で語るべき「志望業界であなたの強みをどう活かすか」
→自己PRも学生時代頑張ったことも、最終的には「企業の利益に貢献できる能力があること」を伝えるために話をするものです。本記事では仕事と強みの結びつけ方を紹介しています。
参考:自己PRの締め方はどうするべき?書く際のポイントからES例文までを紹介
→自己PRの締めを書く際のポイント・例文などをそれぞれ詳しく解説しています。

自己PRで傾聴力をアピールするポイント 

傾聴力をアピールするポイント

ここまでで、エントリーシート(ES)で評価される自己PRを書くためのフレームワークを説明しました。

続いては自己PRでアピールする傾聴力をより魅力的なものにし、採用担当者からの高評価を得るためのポイントを解説していきます。

自己PRを書く際のポイントは以下の4点になります。

  • 他の就活生との差別化を図る
  • 企業が求める人物像に沿って伝える
  • 面接時の対応に注意する
  • 他の言葉に言い換えてアピールする

他の就活生との差別化を図る

自己PRは、アピールしたい部分が他の就活生と似てしまうことが多いです。そのためには、自分オリジナルの強みをアピールしなければなりません。

差別化を図るためには、アピールしたい「傾聴力」を裏付けるエピソードを複数用意することが必要です。

自己PRを書く上で再現性が重要視されるので、その強みが入社後にも発揮できることをアピールすることが大切です。

複数のエピソードについて言及することができれば、あなたの強みである「傾聴力」が一定の再現性を伴っていること(=あなたが様々なシーンでその強みを発揮していること)を示すことができるため、自己PR全体の説得力をさらに高めることができます。

一つ一つのエピソードのインパクトが弱いと感じる場合には、エピソードを複数用意することであなたの「強み」に再現性があること、入社後にもその強みを発揮できることをアピールしてみましょう。

また、面接ではエントリーシート(ES)の内容を質問で深掘りされます。こうした質問対策の一環としても、エントリーシート(ES)作成の段階でエピソードを複数用意しておくとよいでしょう。

参考:自己PRに複数のエピソード・強みを用意すべき?理由から対処法まで徹底解説
→大学もしくは高校以降の複数エピソードを述べ、その強みの一貫性を担保することで面接官を納得させる方法を紹介しています。

下記の動画や記事でも自己PRの書き方を詳しく解説していますので、こちらも参考にしてもらえればと思います。

関連記事:文字数別で自己PRの書き方と例文を解説‐100字/200字/400字/500字/600字/800字‐
→100字~400字に分類し、文字数別の自己PRの書き方を解説しています。

企業が求める人物像に沿って伝える

自己PRで「傾聴力」をアピールする際に必ず念頭に置いて欲しいのは"志望企業が求めている強みをアピールすること"です。

仮にいくら素晴らしい強み・エピソードを持っていたとしても、その強みを企業が求めていなければ高い評価を得ることは難しいでしょう。反対に、多少ありきたりな強み・エピソードをアピールしたとしても、それが企業の求めている素養であれば自ずと評価はされるはずです。

では企業の人物像を知るためにはどうすればいいのでしょうか。それは企業の採用HPから把握することができます。

多くの企業が自社の採用HPに求める人材像を明記しています。そのため、採用HPを見ることで「その企業がどのような人材を求めているか」を知ることができます。

もっとも単純且つオーソドックスな方法になりますが、各社の採用HPは必ずチェックしておきましょう。

また、求める人物像は年度によって変更される場合が往々にしてあります。採用HPから求める人物像を把握する際には、必ず最新年度の情報を参考にするようにしましょう。

面接時の対応に注意する

傾聴力は実際の面接でも、アピールすることができます。逆に言えば、面接時の対応で、傾聴力が発揮できないと評価されないケースがあります。

そこで、面接では人事の話に対して、適度に相づちを打つなどのリアクションを入れましょう。

相づちを打つことで、相手に対してしっかり話を聞いている姿勢がアピールできます。

傾聴力をアピールするわけですから、話を聞くのは大前提の姿勢です。

ただし、オーバーリアクションや過度な相づちは、相手を煽る行為になり却って逆効果になるので、話の区切りが良いタイミングで相づちを打ちましょう。

他の言葉に言い換えてアピールする

最後に、傾聴力は他の言葉に言い換えてアピールすることもできます。

傾聴力は抽象的な強みであるため、他の言葉に言い換えてアピールすることで、自分の強みをより伝えやすくすることができ、他の就活生との差別化を図ることができます。

傾聴力を言い換えてアピールすることができる強みを以下で紹介していきます。自分に合う強みがあったら参考にしてみてください。

  • 相手の意見を聞きだす力
  • 意見の調整力がある
  • ヒアリング力

自己PRを魅力的に伝える方法についてはこちらの記事で解説しているので、併せて参考にしてみてください。

関連記事:【強み別例文付き】面接で自己PRを魅力的に伝えるには?
→自己PRの書き方・伝え方を例文付きで解説しています。

まとめ

まとめ:就活の自己PRはESでも面接でも頻出

改めてにはなりますが、自己PRを述べる際に念頭に置くべきことは、「強み」をアピールする際は、企業に貢献できる武器であるということを示さなければならないということです。

本記事の総括として、重要なポイントは以下の2つです。

本記事の総括

(1)企業を理解し、伝えるべき「強み」を決める

∟あなたの志望する企業がどんな人材を求めているのかを認識した上で、それにマッチするような強みをアピールすべきです。

(2)「強み」を論理的に伝えるための自己PRを作成する
∟読み手・聞き手にしっかりと伝わる自己PRを作成するためには、論理性が最も重要なポイントになります。本記事で紹介したフレームワークに沿って作成すれば、読み手に伝わりやすい自己PRになります。

本記事を参考にしていただければ、自己PRを通じて自身の強みを志望企業の採用担当に分かりやすく伝えられるはずです。

また、面接ではエントリーシート(ES)でアピールした強みについて深掘りされるだけでなく、様々な角度からの質問であなたの強みが評価されます。エントリーシート(ES)でアピールした強みと面接内容にズレがないように、面接での自己PRについても対策を進めましょう。

面接での自己PR対策については、以下の記事も参考にしてみてください。

参考:【強み別例文付き】面接で自己PRを魅力的に伝えるには?
→新卒就活の面接でも頻出の自己PRにおいて、採用担当が重視する評価基準・自己PRを魅力的にするためのポイントについて解説しています。
参考:【自己PR】面接で必ず聞かれる9の質問と回答ポイントを解説
→新卒就活において就活生の強みを知るために問われる自己PRですが、面接では様々な角度からの質問で就活生の強みや弱みを深掘りされます。この記事では自己PRにまつわる面接で頻出の質問を紹介しています。
自己PR完全攻略記事一覧
1.新卒就活の自己PRとは-種類別例文19選と共にNG自己PR例も紹介-
2.自己PRすることがない!強みの見つけ方から回答例まで解説
3.【例文35選】新卒就活で高評価を得る自己PRの書き方・伝え方を徹底解説
4.文字数別で自己PRの書き方と例文を解説‐100字/200字/400字/500字/600字/800字‐
5.自己PRの書き出しで押さえるポイントは4つ!ー例文8選付きで解説ー
6.自己PRの締め方はどうするべき?書く際のポイントからES例文までを紹介
7.【例文31選】自己PR例文を経験・強み・職種別に紹介。面接で高評価を得るための伝え方とは?
8.【業界別】エントリーシートの自己PRの書き方とES例文を紹介
9.【強み別例文付き】面接で自己PRを魅力的に伝えるには?
10.【自己PR】面接で必ず聞かれる9の質問と回答ポイントを解説

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