面接での「第一志望か?」という問いで嘘をつかずに高評価を得る答え方

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最終更新日:2024年02月08日

「当社が第一志望か?」という質問に対する返答に困ってしまう就活生が多いようです。そこで「当社が第一志望か?」という質問で面接官が何を見ているのか、どう答えるべきなのかについて詳しくみていきたいと思います。

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「第一志望か?」という質問で何を見られているのか

「第一志望か?」という質問で面接官が見ているポイント

 

多くの就活生が「第一志望か?」という質問に対して、どのように答えればいいのか迷っているという話をよく聞きます。

第一志望であれば問題なくそのように答えればいいですが、30社も40社も受ける就職活動において第一志望は1社しかなく、残りの数十社は第一志望ではありません。そのため、素直に第一志望ではないと答えるべきか、嘘をついてでも第一志望だと言うべきか悩んでいるのでしょう。

 

この質問に適切に答えるためには、「第一志望か?」という質問の採用担当者の意図を知る必要があります。

「第一志望か?」という質問で採用担当者は、「志望度」だけでなく、「あなたの企業選びの軸」を知りたいと考えています。つまりこの質問の裏には、以下の質問が含まれると考えて下さい。

  • 企業選びのポイントは何か?
  • 他にはどのような業界を受けているのか?(他社の選考状況は?)
  • なぜ他業界ではなく、この業界か?
  • 業界の中でもなぜうちの会社か

「第一志望です!」と答える場合においても、単純に伝えるだけではなく、上記4つのポイントを適度に補足しながら答えるべきでしょう。

 

【模範解答例:総合商社志望動機】
「御社が第一志望です。海外留学経験から、日本のプレゼンスを高める仕事をしたいと思い(①:企業選びのポイントは何か)、商社・海運業界・メーカーを志望しています。(②:他にはどのような業界を受けているのか)

中でも、多様な利害関係者をまとめ、事業を生み出す総合商社の事業に魅力を感じており(③:なぜ他業界ではなく、この業界か)、総合商社の中でも、貴社は若手に仕事を任せる社風とお会いした◯◯様や◯◯様に惹かれたため、御社が第一志望です。(④:業界の中でもなぜうちの会社か)」

第一志望と伝えずに評価される方法

第一志望と伝えずに評価される方法

 

第一志望の場合には上記のように答えれば、何の問題もないのですが、そもそも②の業界部分で迷っている、もしくは第一志望ではない場合や④の業界の中でも迷っている場合はどのように答えるべきでしょうか。

上記の通り、嘘をつくというのも一つの手ではあります。一方で「迷っているポイント」と「その会社」の魅力をセットで伝えるというのも選考序盤においては非常に有効な手です。例えば、下記の様な答え方になります。

 

【模範解答例:海運会社志望動機(第一志望は総合商社の場合)】

「正直に申し上げますと、業界選びの点で迷っており、貴社も含めて第一志望群として考えております。

海外留学経験とそこで見た日本製品の多さから日本のプレゼンスを向上させる仕事がしたいと考え(①:企業選びのポイント)、海運業界、総合商社、メーカーを受けております(②:他に受けている業界)。

特に海運業界及び総合商社のどちらがより私の思いを叶えるフィールドとして適切なのか悩んでおります。

総合商社であれば、日本のプレゼンスを高めるために様々な事業を生み出すことができると考えていますが、一方で配属リスクも高く、一度配属された部署の商品にしか関わることができないのがネックとなっています。(総合商社の魅力と懸念点)

一方で海運業界であれば重量ベースで国際貿易の99.7%を占める海運業に関わることができ、更に商品の縛りもなく、様々な日本の製品を世界に届けることができると考えております。(海運業界の魅力)

最終的には業界及び会社の雰囲気と人で決めたいと考えており、面接を通しても知ることができたらと考えています。」

参考:【例文付】なぜその会社なの?志望動機の伝え方・企業選びの軸の定め方を解説
→「なぜうちの会社を志望するのか」という質問に困ってしまう就活生は多数いると思います。その質問に対して簡単に答えるアプローチ方法をご紹介します。

最終面接では志望度の割合が高くなる

最終面接での傾向

上記の通り、迷っているのであれば、素直にその旨を伝えて、「あなたなりの企業選びの軸」と「迷っている業界の魅力と懸念点」及び「受けている業界の魅力」を語ることで、あなたの魅力を十分に伝えることが可能です。

但し、最終面接に近くなると、より「志望度」が重視される傾向になります。

いくら優秀でも最終的には自社に入社してくれる人に内定を出したいのが会社としての考えであり、しっかりと第一志望と伝えてくれる人材を優先したい気持ちがあることは理解しましょう。

一方で優秀な人材であれば取りあえず内定を出して、入社してくれるかどうかを待ちたいというのも会社としての考えです。

最終的にはあなたの「能力」と「志望度」のバランスを考えて内定を出すか判断するということを理解した上で、どのように答えるか「戦略的に」判断しましょう。

参考:【夢がない人必見】就活での将来の夢・成し遂げたいことの答え方|良い例・悪い例付
→入社後成し遂げたいことは、その企業でなければ実現できないことを答えるのがベストです。働いている姿が想像しにくいため、答えにくい質問ですがフレームワークに沿うことである程度機械的に考えることができます。

内定者の回答例 

内定者の回答例

これまで、面接での「第一志望か?」という問いに対して高評価を得るために必要なポイントを見てきました。続いては大手企業内定者の回答例を見ていきたいと思います。

面接ではなくESの回答例にはなりますが、内定者の回答例を参考に更に理解を深めていただければと思います。

伊藤忠商事内定者の回答例

伊藤忠商事の志望理由

私の夢は「自らの行動・アイデアを武器に、後世まで残る新たなビジネスを創りだすこと」だ。
予備校での受験アドバイザー業務で校舎の「営業成績全国1位」を目指すために作った「仕組み」や、生徒支援のため新規企画した「大学生活報告会」が、私が辞めた後も継続し、他校舎にも取り組みが波及したことで自分の取り組みに納得し、充足感を得られた。
冒頭の夢を達成するには、自ら関係者をリードし様々な利害関係を調整し、世界を相手に貢献度の高い課題解決ができる総合商社こそ、私の強みを最も発揮して夢を実現できる環境だと考えている。
受験アドバイザーとして、社員が営業成績を要求する一方、生徒は学費を抑える傾向があり相反するニーズを満たすため「ポイント制」を提案した。
この計画の認可・実行・維持にはそれぞれ苦労があったが、この経験から異なるニーズを調整できる力・机上の計画を実際に仲間と共に実行できる力を得て、夢の実現・貴社の発展にも貢献できるはずだ。
また、この夢を実現させる上で私は、多面的なサポートにより周囲から信頼される人でありたい。高校時のサッカー部で現役最後の大会に出られなかった経験から、どのような状況でも成功のために多様なサポートをする事が、取り組みの成功・周囲からの信頼に欠かせないと感じた。
そこから、「人」が資本だからこそ様々な形でビジネスに貢献できる総合商社、中でも「人」に最も魅力を感じた貴社を志望している。
伊藤忠商事の企業研究ページ(内定者ES・選考レポート・関連記事)はこちら

予備校でのアルバイトの経験から、総合商社のビジネスの「仕組みづくり」の部分に興味を持った学生の志望動機です。新たに事業や仕組みを生み出す仕事としては、総合商社以外にもネットベンチャーが挙げられます。また、新規の事業や仕組みをサポートする役割でも良ければ、広告代理店やコンサルティング会社でも良いかもしれません。

ESの回答なので他に受けている業界については言及されていませんが、異なるニーズを調整する力・作り上げた計画を最後まで実行する力などの総合商社に通じる能力のアピールがされており、総合商社への志望度の高さが感じられる回答になっています。

ESの回答としてはこれで十分ですが、面接を意識して他の業界と比べた総合商社のメリット・デメリットをまとめておくと良いかもしれません。以下の記事も参考にしていただければ幸いです。

また、志望動機の内容としては申し分がないのですが、エピソードの書き方については少しだけまとまりがないように感じました。文字数が限られた志望動機においては、「成し遂げたいこと→きっかけとなる経験→企業選びの軸→業界比較→取り組みたい仕事→同業比較」といった流れで分かりやすくまとめる必要があります。

この内定者の回答では1つ1つの文章はきれいにまとめてあるものの、学生時代のエピソードがバラバラに散りばめられているために、若干読みづらい印象を与えてしまっています。

アクセンチュア内定者の回答例

コンサルタントを志望する理由と、アクセンチュアで何を実現したいかをご記入ください。(全角800文字以内)

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シティグループ内定者の回答例

シティグループ証券について、他社との比較も交えて説明してください。(400字)

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最後に

結局は、「第一志望か?」という質問でも、採用担当者の意図が存在します。

その意図を汲み取り、単純に「第一志望です」と答えるだけでなく、なぜ第一志望なのかという「論理」を伝えることが大事でしょう。

相手の意図まで読み取り、必要な情報を提供することは全ての質問で言えることです。今から「相手の立場に立って考える」癖をつけて答えるようにしましょう。

なお、エントリーシートや面接といった選考に不安があるという就活生には就職エージェントneoがおすすめです。

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