面接で残業について聞かれたらどう答える?逆質問はアリ?
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最終更新日:2023年05月18日
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「残業がどれくらいあるか。」
これは、就活生が企業選びをする上で気になるポイントの1つなのではないでしょうか。
面接で「残業はできますか?」と質問されることもありますが、どう答えてよいか分からない就活生もいると思います。
そこで、本記事では面接で残業について質問された時の答え方や、逆質問をする際に気を付けるべきポイント、実際に面接で残業についての質問をされた例などについて解説していきます。
面接で残業について質問するのは危ない?NG逆質問の特徴
面接で「残業はありますか?」と質問するのは大丈夫なのでしょうか。一般的には面接の最後に逆質問の時間が設けられています。しかし、面接の場にふさわしくない逆質問をしてしまうと、かえってマイナスな印象を与えかねません。
そこで、まずは逆質問の内容としてNGなものの特徴について解説していきます。
説明会やHPからも分かる内容
説明会やHPからも分かる内容としては、「御社の求める人材像は何でしょうか?」「御社にはどのような職種があるのでしょうか?」などが該当します。
こういった、企業研究の段階で把握できる内容を質問してしまうと、「たいして調べもせずに面接を受けに来たんだな。」という印象を与えてしまう可能性があります。十分な企業研究をしてから面接に臨み、このような逆質問をすることは避けましょう。
給与・待遇に関する内容
給与・待遇に関する内容としては、「実際のところ給与はどれぐらい貰えるのでしょうか?」「残業は月に何時間くらいあるのでしょうか?」「休日出勤はありますか?」などが該当します。
企業選びの際に気になる内容ではありますが、これらの逆質問をすることも避けたほうが良いでしょう。なぜなら、「給与にしか興味がないのかな」「残業について質問するということは仕事への熱意が薄いのかな」というように捉えられてしまう可能性があるからです。
面接で残業について逆質問する際の方法
残業についての逆質問は避けたほうが良いと言われても、どうしてもリアルな話を聞きたい!という就活生もいると思います。
そのような就活生に向けて、面接で残業について逆質問する際の方法について解説していきます。ポイントは以下の2点になります。
- 直接的な表現を避ける
- リスクを回避するならOB・OG訪問で質問する
直接的な表現を避ける
「残業はどれくらいありますか?」などの直接的な表現は、悪印象を与える可能性が高いため避けるようにしましょう。どうしても質問したいのならば、
「御社の繁忙期に皆さんはどのくらい残ってお仕事をされていますか。」
「目標達成に向けて、必要な時に残って作業をすることは可能でしょうか。」
といったように、オブラートに包んだ表現をするように心掛けましょう。残業に対して否定的であるという印象を持たれないことが大切です。
リスクを回避するならOB・OG訪問で質問する
質問の仕方によってどのような印象を抱くのかは、面接官によっても変わってきます。そのため、リスクを回避するならば、面接で残業について質問するのは避けたほうがよいかもしれません。
しかし、「どうしても実際に働く社員のリアルな声が聞きたい!」という就活生がいると思います。その場合は、OB・OG訪問で質問するのがオススメです。
面接では実際に選考が行われるため、話す内容や与える印象に特に注意を払う必要があります。しかし、OB・OG訪問であれば、面接の時よりは自由な会話ができるため、本やサイトでは知り得ない情報について聞き出すことができます。質問の仕方には注意しつつ、面接では聞きづらい内容も質問してみると良いでしょう。
企業が面接で残業について質問する意図
続いて、企業側が面接で残業についてどう思うかを質問する意図について解説していきます。
企業が残業について質問する意図は主に以下の2点になります。
- 自社への志望度の高さを測るため
- 就活生が自社の社風とマッチするかを見極めるため
自社への志望度の高さを測るため
1つ目は自社への志望度の高さを測るためです。
大前提、残業をよく思う就活生はほとんどいません。
そんな中たとえ残業があるとしても、自社に入社したいという強い意志や熱意が感じられた就活生を採用したいと企業は考えています。
就活生が自社の社風とマッチするかを見極めるため
2つ目は就活生が自社の社風とマッチするかを見極めるためです。
成果を重視し残業をすることも多々あるような企業と、定時退社を第一優先に考える就活生では、マッチしているとは言えません。
企業は自社の社風に合った就活生を求めています。そのため、企業側が学生に対して残業があるということを知らせるために質問をしているという場合もあります。
面接で残業について質問された時の答え方
では、実際に面接で残業についてどう思うかを質問されたときに、なんと答えればよいのでしょうか。答え方のポイントは以下の2点になります。
- 基本は「残業できます。」と答える
- 熱意を伝えた上で、事情を正直に伝える
基本は「残業できます。」と答える
「残業はできますか?」と質問された場合は、基本は「残業できます。」と答えるようにしましょう。
企業側の意図でも述べた通り、企業は自社に入社したいという強い意志を持った就活生を採用したいと考えています。そのため、残業ができないと答えてしまうと、「自社で頑張りたいというやる気がないのかな。」と思われてしまいます。
「残業はできますか?」という質問の中には、就活生の熱意を知りたいという意図も含まれているということを理解しておきましょう。
熱意を伝えた上で、事情を正直に伝える
「残業はできません。」と即答することはもちろんNGです。しかしどうしても残業をすることができないのに、残業に前向きな姿勢を見せることも危険です。
「○○な事情があり厳しいこともあるかもしれませんので、できるだけ残業を減らせるように努力してまいりたいと思います。」といったように、業務に対する意欲を示したうえで、事情を伝えるようにしましょう。
また、就活においては選考通過した企業を辞退することも可能です。自分と企業が合わないと思った場合は後から対応することも出来ますので、面接の際には悪い印象を与えないことを意識しましょう。
面接で残業についてどう思うかを質問された実際の例
続いて、実際に面接の際に「残業についてどう思うか。」を質問された事例を紹介していきます。
面接で残業について質問された実際の例:デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)
本選考において評価されたと感じたポイントや選考において重視されていたと思う点についてお答えください。(100文字以上)
コンサルタントは残業も多く忙しい職業であるので、そのような環境でも働き続けられるかが見られていたと思う。実際に面接の際に、
「あなたにとって本当にコンサルタントが最適であるのか?」
「忙しいけど大丈夫?」という質問を受けた。
これらの質問に対して根拠を示しつつ、熱意を伝えると良いと思う。本選考レポート:20卒デロイト トーマツ コンサルティング(経営コンサルタント)
面接で残業について質問された実際の例:大成建設
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面接で残業について質問された実際の例:AGC
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面接で残業について質問された実際の例:スタンレー電気
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まとめ
本記事では面接で残業について質問された時の答え方や、逆質問する際の注意点について解説してきました。
「残業についてどう思いますか?」と質問された際には、否定的な意見を言わないように気を付けることが必要です。
面接はその場で与える印象がとても重要になります。急な質問に戸惑うことがないよう、十分な対策をしてから面接に臨むようにしましょう。