JPモルガンのES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・自己PRへ
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最終更新日:2023年09月22日

JPモルガンはハイレベルな学生層から人気の高い業界である外資系投資銀行の一つです。
外資系投資銀行ではアセット・マネジメント部門は別会社採用であることが多いですが、JPモルガンは同部門も採用を行っているという特徴があります。
また、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよびJPモルガン・チェース財団は、世界の非営利団体や慈善団体を支援しており、社会的貢献を軸とする就活生にとってはその点でも魅力的な企業ではないでしょうか。
そのようなJPモルガンの求める人材像を採用HPやESから考えていきます。
事業内容と採用HPから考えるJPモルガンの求める人材
J.P.モルガンでは世界中の社員と協力して行う業務がたくさんありますが、東京オフィス内にも世界各国出身の社員が多く働いています。私もこれまで、アメリカ人やシンガポール人、日本人の上司のもとで様々なバックグラウンドを持つ同僚からたくさんの刺激を受けながら働いてきました。
参考:ミドルオフィス・オペレーション部門 社員の声
J.P.モルガンは、「一流のビジネスを一流の方法で実践する」という基本理念を掲げています。今日持てる力の全てを尽くし、そして明日はさらに良い成果を出そうとする社員の意欲や向上心は、J.P.モルガンを確固たるグローバルチームとして団結させる礎となっています。
We are a winning team - 社員は高い倫理感を持ち、お客様を第一に考えて仕事に取り組んでいます。こうした姿勢はお客様からも評価をいただいており、また、世界で同じ志を持つ優秀な人材を惹きつけています。
参考:企業文化
自身でチャンスを掴みに行く姿勢が重要だと思います。ただし先ばかり見るのでなく、着実に足元を確かめつつ、ぐいぐい前に進んでいく、バランス力の長けた社員が多いことがJ.P.モルガンの強さに繋がっているのだと思います。
参考:アセット・マネジメント部門 社員の声
上記はJPモルガンの採用HPにある社員の声を引用しています。社員の語る事業内容やメッセージからJPモルガンの求める人材について考えていきます。
一番始めに引用した記述からは、日々の業務の中で様々なバックグラウンドを持つ人々と働く環境がJPモルガンにはあることがわかります。また採用HPではそのように様々なバックグラウンドを持った人々が協働しやすい職場づくりを目指しているといった記述もあり、多種多様な視点でコミュニケーションがとれ、協力して成果をあげることのできる能力が求められていると理解できます。
「社員は高い倫理感を持ち、お客様を第一に考えて仕事に取り組んでいます。こうした姿勢はお客様からも評価をいただいており、また、世界で同じ志を持つ優秀な人材を惹きつけています。」という記述では「高い倫理感」と「お客様第一」といった姿勢がJPモルガンで働く上での共通理念であること、そしてこの姿勢を持って働くことのできる人材を求めていることがわかります。
外資系投資銀行であるJPモルガンのビジネスモデル上、お客様との信頼関係が非常に重要であることは理解できます。そして、「高い倫理感」と「お客様第一」という姿勢はその信頼関係を構築するためであることが考えられますので、この姿勢を大切にして働ける人材というのはお客様との信頼関係が構築できる人材であることがわかります。
また、「今日持てる力の全てを尽くし、そして明日はさらに良い成果を出そうとする社員の意欲や向上心は、J.P.モルガンを確固たるグローバルチームとして団結させる礎となっています」や「自身でチャンスを掴みに行く姿勢が重要だと思います。」といった記述からは、強い意欲や自身で積極的に行動していく必要性があることがわかります。
その後の「ただし先ばかり見るのでなく、着実に足元を確かめつつ、ぐいぐい前に進んでいく、バランス力の長けた社員が多いことがJ.P.モルガンの強さに繋がっているのだと思います。」からは、前に進んで行きながらも着実に実力をつけていく地道な努力がJPモルガンの成果の秘訣であることがわかります。
このことからは、JPモルガンでは個人で努力し続け、着実に実力をつけて成果を上げる能力が求められていることが理解できます。
以上より、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」における
「1.個人として努力し、成果をあげることができる」
「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」
「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」
人材が求められていると考えられます。
JPモルガンのES解説
(1)第1志望部門への応募理由を記入してください
(2)自己PR・その他特記事項などを記入してください
(3)金融業界およびJ.P.モルガンを志望する理由を記入してください
以下、回答例を参考にJPモルガンのESを解説していきます。
設問(1)「第1志望部門への応募理由を記入してください」について私が投資銀行本部に応募した理由は二点あります。
一点目は、モノに縛られずに、様々な業界の方と深いレベルで関われるなかで、若くから最...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
私の強みは変化への柔軟性と体力です。
私は大学二年生時にサンフランシスコの美術館でインターンシップを行い、プロモーション活動を学ぶ予定でした。しかし、私の到着二日前に社長が癌だと宣告されたため...
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。 大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、
設問(3)「金融業界およびJ.P.モルガンを志望する理由を記入してください」について
「ウォールストリート」という映画を見て以来、金融業界に興味があったので、夏に幾つかの外資系金融機関のインターンに行った。そこは想像以上に刺激的な世界だったが、クビになるなどのリスクはあるものの、自...
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。 かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
最後に
外資系投資銀行、外資系コンサル志望学生はJPモルガンの選考を考えている人は多いのではないでしょうか。外資系投資銀行の中でも企業毎に社風や企業文化は大きく異なります。
OB訪問や説明会で社員の方々と接することはそのような差異を捉える上で非常に重要になります。また、外資系投資銀行の選考は早い時期から行われ、サマーインターンの参加がその後の就職に有利に働くことがあります。
unistyleではサマーインターンの情報についても豊富に掲載していますので、ぜひご活用ください。
photo by Martin Thomas