履歴書の自己PRはどう書く?受かる自己PRの書き方・例文を紹介

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最終更新日:2024年11月15日

「履歴書での効果的な自己PR方法が分からない。」

就活生の皆さんの中には、このように思っている方もいるのではないでしょうか。ESであれこれ質問されることもある中、履歴書では空欄が一つだけ与えられ何となく心細い思いがするかもしれません。

しかし、履歴書の自己PRも特別変わったことはありません。ポイントさえ押さえればESと共に自分をアピールできる武器になります。あなたの手元の履歴書の「自己PR」に活かすためにぜひ本記事を確認してみてください。

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自己PRとは

自己PRとは

まずはそもそも自己PRとはどういうものであるかを確認しましょう。

自己PRとは企業に自分をアピールすることです。

限られた時間、文字数の中でいかに自分の長所を効果的に伝え、そしてどのように会社に貢献できるかということを伝えられるかがポイントとなります。

自己PRを聞く意図とは?

自己PRを聞く意図とは

相手に伝わる自己PRを考えるには、まず採用する側の企業が自己PRを聞く意図を理解する必要があります。企業が自己PRを聞く意図として考えられることは以下の2点です。

  • 自社の求める長所・能力があるかを知るため
  • 人柄を判断するため

この2点について詳しく見ていきましょう。

自社の求める長所・能力があるかを知るため

各企業の採用ページには、必ずと言って良いほど「求める人物像」が載っています。これは入社した際どのように活躍し、利益を出すことを期待するかを提示しているということになります。

そして目の前の就活生が、その様な求める人材かどうかを判断する材料の一つに自己PRがあるのです。

人柄を判断するため

企業は自己PRを踏まえ、その人が長所を培った過程からその人柄を引き出します。そして人柄と自社がマッチしているかどうかを見て、採用するかどうかを判断しているのです。

自己PRを履歴書に書く際のポイント

自己PRを履歴書に書く際のポイント

自己PRの概要、企業側が求めているものを知ったうえで実際に自己PRを履歴書に書いていきましょう。

ここでは自己PRの構成の仕方・履歴書に書く際のポイントを3つの観点から紹介します。

わかりやすい論理展開で書く

想像に難しくありませんが、採用担当者は膨大な量の履歴書に目を通します。そのため相手に伝わりやすいものでないと内容も100%は届きません。よって論理立った構成で書くことが必要不可欠になります。

分かりやすい論理展開で書くために以下のフレームワークに沿って書き進めていきましょう。

自己PRの書き方 フレームワーク

上記の図のようにまずは長所を端的に述べ、次に具体的なエピソードを用いて話を膨らませていきます。実際に行動を起こした動機や実践の過程について述べた後、その長所がどのように会社に貢献できるのかまで落とし込みます。

書き終わったら必ず添削を行いましょう。

それぞれの過程については以下の記事で詳しく説明します。

 

自己PR欄以外でもPRする

履歴書の「自己PR」欄にどのように自己PRを書くかを解説してきましたが、趣味・特技・資格・免許などの、自己PR欄以外で自己PRすることも重要です。なぜなら自己PRとの一貫性を示したり、逆に意外性や多面性をアピールしたりことができるからです。

それぞれどのようにアピールすると良いか、以下を参考にしてください。

  • 趣味:具体的な行動、それによって何を得たかを含むと良い
    (例 旅行先でガイドブックを使わず、常に現地の人と関わることを意識した。)
  • 特技:仕事で活かせることや自己PRの補填となるものを(例 暗算)
  • 資格・免許:仕事で活かせるものは必ず組み込む 面接でこれから取得予定のものをアピールするきっかけにもなる(例 グローバルな仕事における「英検」)

強みそのものではなく強みを獲得するまでのプロセスが重要

自己PRの書き方について解説してきましたが、大切なことは企業は学生の強みや成果そのものだけに興味があるわけではないということです。

むしろ強みを獲得するまでの過程(プロセス)においてどう考え、どう行動し、なにを学んだのか、という部分こそが評価されるポイントになります。

企業側は社会で働いたことのない学生に対して今後の伸びしろを図る「ポテンシャル採用」を行います。そのためどのように目標に向かって試行錯誤することができるのか、その姿勢を見たいのです。

履歴書で使える自己PRの例文を紹介

履歴書で使える自己PRの例文を紹介

さて、ここからは履歴書に書く自己PRの例文をエピソード別に紹介し、解説していきます。あなたの体験に近いものや考え方が近いものなどは、ぜひ自分で書く際の参考にしてください。

最後には自己PRNG例も紹介します。

サークル・ゼミ・部活

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自己PRのNG例

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履歴書の自己PR作成時の疑問を解消

履歴書の自己PR作成時の疑問を解消最後に、履歴書に自己PRを書くにあたり出てくるであろう疑問点についてお答えしたいと思います。

本記事では就活生からよく聞かれる疑問を7つ取り上げ、それぞれ回答していきます。

  • エントリーシートの自己PRと履歴書の自己PRが同じでもいいの?
  • 自己PRと志望動機と被っていても大丈夫?
  • アピールできる強みが一つしかない場合は?
  • 自己PRに複数のエピソードを書いてもいいの?
  • 自己PRは何文字で書けばいいの?
  • 履歴書の日付はいつにすればいいの?
  • 「ですます調」と「だである調」どっちがいいの?

Q1.エントリーシートの自己PRと履歴書の自己PRが同じでもいいの?

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Q2.自己PRと志望動機と被っていても大丈夫?

志望動機と自己PRは書き分けた方が良いです。なぜなら志望動機と自己PRでは企業側が知りたいことが異なっているためです。

志望動機と自己PRの違い

志望動機:他社でなくなぜこの会社を選ぶのかを伝える場
自己PR:自分の経験やスキル、入社後の姿勢についてアピールする場

相手の知りたいことを把握したうえで、それぞれ効果的に伝えましょう。

関連記事:
志望動機を「入社したい理由」だと考えるから噛み合わない面接になる
エントリーシート(ES)の書き方対策記事まとめ|自己PR・志望動機・ガクチカ

Q3.アピールできる強みが一つしかない場合は?

上に挙げた通り多面的なアピールをすることが好ましいですが、どうしても見つからない場合は以下の方法があります。

言葉を言い換えて書く
「集中力がある」→「粘り強い」「継続して物事に取り組む」の様に言葉を言い換えることで使い回した感じが軽減します。

 複数エピソードを書き、1つの強みで推す
興味をもってもらえるようなエピソードを複数用意します。強みが相手を納得させられるものであれば、複数エピソードがあることで説得力が増すためマイナスには捉えられないでしょう。

Q4.自己PRに複数のエピソードを書いてもいいの?

複数のエピソードを書くと面接に有利です。ESと同様エピソードを絞るべきでは、と思う方もいるかもしれませんが、そもそもESと履歴書には以下の様な性質の違いがあります。

ESと履歴書の違い

ES:合否に直結→一番自信のある強み、経験を書くべき
履歴書:一次選考の際に提出→面接で質問してもらうために複数エピソードを書くべき

この違いを踏まえた上で、先に挙げた

自分の強みを多面的にアピールするべき
話の種は多くまいておくほうが良い

という理由から、自己PRに複数のエピソードを書くことは有効だと考えられます。

関連記事:【強み別例文付き】面接で自己PRを魅力的に伝えるには?

Q5.自己PRは何文字で書けばいいの?

明確な文字の規定はありません。しかし見やすい文字のサイズで、枠の8割以上は埋めるのが無難です。所説ありますが目安は300字程度と言われています。

Q6.履歴書の日付はいつにすればいいの?

履歴書を持参する日か郵送する日の日付が良いでしょう。作成日のように日付が古いと「使い回している」という印象を持たれかねないためです。

 以下でその他注意点も掲載していますので、こちらもあわせてご確認ください。

他の注意点

・元号や西暦の表記を統一する

→注意力が足りない、とマイナスな印象を与えかねないため
 

・数字は算用数字か漢数字で統一し、横書きの場合原則算用数字を用いる

Q7.「ですます調」と「だである調」どっちがいいの?

「ですます調」が無難です。学生は企業から「選ばれる」立場のため、少しでも「謙虚でない」というマイナスの印象を与えるリスクを減らすためです。ただし、文字数の関係で内容を短縮したい場合などは「だである調」を用いても良いでしょう。

まとめ 

自己PRを履歴書に書くには まとめ

履歴書に書く自己PRを書く際のポイント下記の3点です。

  • 採用担当者の視点に立ち、伝わりやすいように書く
  • 面接で質問してもらいやすくするために話の種をまく
  • 自己分析を基に、企業が求める人材像とすり合わせてアピールをする

自己PRとは、「自分を採用すべき理由」「入社後貢献できること」をアピールし、採用にかかわる重要な部分となります。特に履歴書の自己PRは、その後の面接に繋がることを意識して書きましょう。

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