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BCGのESと採用HPから考えるBCGが求める人材

掲載開始日:2014年10月13日
最終更新日:2016年12月09日

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BCGはマッキンゼーと並ぶコンサルティンググループです。ライフネット生命COOの岩瀬大輔氏の出身であるなど、多くの人材を輩出しています。BCGを含む外資系コンサルティング会社では、ケース問題による面接が有名です。unistyleでもBCGの面接や論述で出題されたケース問題について、下記のように解説しています。(ケース問題の閲覧には、無料会員登録が必要です)
 
 
 
このようにケース問題が特徴的であるがゆえに、学生側もケース問題対策にやっきになりがちですが、ケース問題がうまくいったから採用されるわけではないようです。ケース問題というのは、あくまで思考力の有無をはかるものであり、採用基準は思考力以外にもあるようです。
 
今回はBCGの採用HPより、BCGの求める人材が定義されていたので、そこに対して補足説明をしたいと思います。
 
【インテレクチュアル】
BCGが取り組む課題は、クライアントが長年考えてきたにもかかわらず、解が見出せなかったものばかりです。その課題に解を見出すためには、しつこく考え、大胆に発想し、本質を深く洞察する力が必要です。単なる表面的な知識に留まらない骨太の思考力が求められます。
 
【インターパーソナル】
どんなに良い提言であっても、クライアントに実行していただかなければ無価値であると考えます。提言を実行に移していただくためには、クライアントの悩みを真に理解し、ロジックと熱意でクライアントを説得し、信頼を得て、クライアントと苦楽を共にできるヒューマンスキルを兼ね備える必要があります。
 
【成長力】
「インテレクチュアル」、「インターパーソナル」の資質を最初からすべて兼ね備えた人などいません。BCGには入社後に自分に不足する資質を学ぶ機会にあふれています。そこで一番重要になるのが、自分の課題を素直に受け入れ、難しい課題にも自ら怯まず挑戦を続け、着実に成長していく力なのです。
 
 
【インテレクチュアル】
一つ目のインテレクチュアルがいわゆるケース問題ではかりたいと考えている思考力の部分であると考えられます。もちろん過去の学生時代の経験において、組織の課題や問題をどのように解決したのかという部分を見てもはかっていると思われます。
 
【インターパーソナル】
二つ目のインターパーソナルの部分を軽視しないで欲しいというのが、コンサルティング会社からのメッセージとして考えられます。コンサルの志望者の多くはケース面接やコンサルという仕事の知的さに憧れて志望するのですが、上記の引用にも書いてある通り、クライアントと苦楽を共にする人間性の部分が重要になります。
 
元マッキンゼーの採用担当者の伊賀氏の著作においても、ケース面接ばかりが注目されているのを危惧している様子が書かれています。マッキンゼーの解説記事でも書いた通り、マッキンゼーにおいてはリーダーシップが重視されていることが書かれています。
 

採用基準

 
顧客と信頼関係を築くことができ、さらに顧客を課題の解決に駆り立て、共に考え、実行することが求められます。このプロセスは上記の戦略を考えたり、思考力が問われるというよりは人間力、パーソナリティの部分が大きいでしょう。
 
【成長力】
三つ目の成長力については何も、新卒学生だけが求められているわけではなく、中途採用の人間にも求められている部分です。事業会社からコンサルティング会社へ転職することも多いのですが、求められる資質というのはやはり微妙に異なります。特にインテレクチュアルの部分については、事業会社で実際に事業を動かしていくのと、戦略を考えて提言する部分の差は大きいように思います。新卒にも中途にも、過度に自信を持ちすぎず、かといって卑屈になりすぎず真摯に自分の足りない部分を見つめ成長することができる人材は新卒・中途問わず求められているということでしょう。
 
 

BCG設問

 
ゼミ・研究室の研究内容、貴方の卒論テーマ等をお書き下さい。※ゼミ・研究室所属が未定な方は予定しているテーマをご記入下さい 50 文字以内
学業以外に力を入れていたことについてご記入下さい。(趣味、スポーツ、サークル活動等) 100 文字以内
あなたの一番大事にしていることは何ですか?  200 文字以内
今までの人生の中で成し遂げたことで、人に話したいことは何ですか? 200 文字以内 
一生のうちに必ず成し遂げたい夢は何ですか? 200 文字以内
 
 

一つ目の設問

 
ゼミ・研究室の研究内容、貴方の卒論テーマ等をお書き下さい。※ゼミ・研究室所属が未定な方は予定しているテーマをご記入下さい 50 文字以内
 
自分自身の研究内容について、研究が全くわからない人に向けて、興味深く説明できるかどうかは思考力を示す指標の一つです。シンプルにわかりやすく物事を伝えるためには、深く考えて必要な要素だけを抽出して伝える必要があります。こうした部分を50文字という短い文字数および面接の短い時間で見ていると思われます。
 
 

二つ目の設問

 
学業以外に力を入れていたことについてご記入下さい。(趣味、スポーツ、サークル活動等) 100 文字以内
 
いわゆる学生時代頑張ったことにありますが、コンサルティング業界にふさわしい【インターパーソナル】を備えていることを示せるエピソードがよいでしょう。
 
コンサルティング業界で求められている人材としては、下記が考えられます。
 
①顧客の抱える課題を引き出し、解決の提案を行い、実際に顧客と解決まで実施できる人材
②顧客と時には顧客の現場担当者など価値観の異なるメンバーと協力して成果を上げることのできる人材
③顧客に対してよい変化を促し、顧客企業をよい方向に変えることのできる人材
④リーダーシップを持って顧客企業の抱える課題に対して取り組み、解決まで導ける人材
 
学生時代の経験においても、上記につながる経験を伝えるとより効果的でしょう。どの能力も人や組織と密接に関わる能力です。学生時代にどれだけ勉強して好成績をおさめたかなどの個人に根ざした経験が、あまり評価されない理由もここから理解できるのではないでしょうか。組織やチームの中でどのように考え、貢献することのできる人材なのかが問われています。
 
 

三つ目の設問

 
あなたの一番大事にしていることは何ですか?  200 文字以内
 
ここも上記のようにコンサルティング業界にふさわしい【インターパーソナル】を備えていることを示せると評価される可能性が高いでしょう。生きていく中で大事にしている価値観が問われる問題です。チーム・組織に貢献する上で大事にしていることや、人間関係を築く上で大事にしていること、個人として成果を出す上で大事にしていることなど、仕事に繋がる価値観を伝えると評価される可能性が高まるでしょう。
 
 

四つ目の設問

 
今までの人生の中で成し遂げたことで、人に話したいことは何ですか? 200 文字以内 
 
ここも二つ目、三つ目の設問同様に、コンサルティング業界にふさわしい人材であることを伝えるエピソードがよいでしょう。学生時代の経験に当てはめれば、所属するゼミ・サークルなどの問題を自ら率先して取り組み解決した経験や、リーダーシップを発揮して何か新しいものを企画・提案し実現した経験などが当てはまるでしょう。
 
就活生は「頑張った経験」というと、どうしても個人的に苦労して成果をあげた経験を話したがりますが、上記の通り、個人だけに根ざした経験だけではあまり評価されない可能性があります。
 
 

五つ目の設問

 
一生のうちに必ず成し遂げたい夢は何ですか? 200 文字以内
 
これはいわゆる志望動機の部分です。マッキンゼーの解説にて書いた通り、コンサル業界では何十年も同じ会社にとどまる人は少数で、その後、転職したり、自ら会社を起こしたり次のキャリアを歩むケースが多いのが特徴です。
 
そのため、長期的なビジョンの中で、なぜファーストキャリアとしてコンサルティング会社を選ぶのかという部分に焦点をあてて志望動機を聞かれる傾向にあります。実際の外資系コンサルティングの内定者も将来的には新しい教育システムの確立に貢献したいなど、まったくコンサルティングに関係のない志望動機で内定する人もいます。
 
 
自分自身が人生の中で、どういったキャリアを歩みたいのか考え、そのためのファーストキャリアとしてのコンサルティング会社という位置づけをしっかりと考えて書くようにしましょう。
 
 

最後に

 
コンサルティング業界というと、ケース面接にばかり焦点が当てられてしまいがちですが、採用する側としては問題だと感じているようです。思考力をはかるケース問題というのは、あくまで顧客に提案を行うまでの段階であり、実際に仕事として大事なのは、提案を受け入れてもらい解決まで実行して目に見える成果を上げることです。提案を受け入れてもらい実行していくには、リーダーシップも重要でしょうし、価値観の異なる人に対する理解力や、この人なら信頼できると思わせる人間性も大事でしょう。BCGの採用基準に当てはめれば、【インターパーソナル】の部分を学生ももっと注目してもらえればと思っています。
なお、BCGのES解説はこちらから閲覧できます。
 

 

【参考】外資コンサル内定者の回答

現在グローバルマーケットにおいて活躍しているトップ企業から1社選び、あなたが考えるその活躍の理由を教えてください 100 文字以上 800 文字以内

P&G
P&Gの活躍には、大きく3つの理由があります。
1. 企業目的が社員1人ひとりにまで浸透していること。
2. 国をまたいだ横断的な組織体制。
3. イノベーションを起こす社内文化
まず1.については、「世界の消費者の暮らしをより良くする」という企業目的が社員に浸透しているので、組織の生産性が高いということである。一人ひとりが、目指すべきことを自覚しているので、上司からの命令がなくても、自律的に行動でき、またずれることが少ないからである。2.については、P&Gはインターナショナル企業でなく、グローバル企業と言える。インターナショナル企業は、どこかの国に本社があり、ほかの国の支店は生産拠点や営業拠点でしかなく、すべて動きは本社からしか生まれない。しかし、P&Gのようなグローバル企業は、各国の拠点が、本社機能を有していて、どの拠点からも全世界の拠点に影響を与えるような動きを生み出せる。また、P&Gは国別ではなく、ブランドごとに国を横断した組織体制を構築している。なので、国別体制の弊害をうけることなく、ブランドごとに最適な組織体制で、まさにグローバルなサプライチェーンを構成できる。3.については、常にイノベーションを生み出す組織文化を有していることである。常に消費者目線を心がけ、消費者自身が認識すらしていないニーズを掘り起こし、製品を開発している。また自社技術のみにこだわらず、オープンイノベーションを採用し、革新し続けている。


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