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面接での「人生で一番嬉しかったこと(楽しかったこと)」の答え方|回答例付
最終更新日:2022年01月05日
「あなたが人生で一番嬉しかったこと(楽しかったこと)を教えてください。」
面接では上記のような就活生の経験を問う質問をされることがあります。
本記事では面接で「嬉しかったこと(楽しかったこと)」を聞かれた際の答え方を企業の意図を分析しながら解説していきます。
- 本記事の構成
- 企業が面接で「嬉しかったこと(楽しかったこと)」を聞く意図
・就活生の人柄を知りたい
・モチベーションの源泉を知りたい - 面接で「嬉しかったこと(楽しかったこと)」を回答する際のポイント
- 選考通過者による「嬉しかったこと(楽しかったこと)」回答例
・資生堂選考通過者の回答例
・オリエンタルランド選考通過者の回答例 - 最後に
企業が面接で「嬉しかったこと(楽しかったこと)」を聞く意図
企業が面接で「嬉しかったこと(楽しかったこと)」を聞くのは就活生の価値観を知りたいからです。
さらに価値観を細分化すると以下の2つが聞かれているといえます。
- 人柄
- モチベーションの源泉
人柄を知りたい
採用活動において企業は、"その就活生が企業の利益に貢献できる人物であるかどうか"を基準に就活生を見ています。
ポテンシャル採用が主である就職活動の面接の場では、企業の利益に貢献できる人物を見極めるため、採用担当者は「自社の社風、文化、職種に合っているか」、つまり人柄を評価基準の1つにしています。
「嬉しかったこと(楽しかったこと)」という質問でも、就活生が何に喜びを感じるかを聞くことで就活生の人柄が企業が求める人物像に近いのか見定めています。
モチベーションの源泉を知りたい
人柄と同時に就活生がどのようなことに喜びを感じるか、というモチベーションの源泉を聞きたいという意図もあります。
利益に貢献できる人物であるかを細分化すると「会社の利益に貢献できる能力があるか」と「その能力を100%引き出すやる気(モチベーション)があるか」になります。
「嬉しかったこと(楽しかったこと)」の質問では、モチベーションの源泉を知ることで企業の一員として働くうえで業務の中でやりがいをもって働いてくれるかを確認しています。
また、企業が求める人物像についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事を是非参考にしてください。
企業が求めている人材を知るには
面接で「嬉しかったこと(楽しかったこと)」を答える際のポイント
面接で「嬉しかったこと(楽しかったこと)」を聞く意図を理解できたところで、次は実際に面接で回答する方法について解説します。
面接で嬉しかったこと(楽しかったこと)を答える際は以下の流れが一般的となります。
(1)結論
最初に嬉しかったこと(楽しかったこと)を端的に伝えましょう。
↓
(2)過程と理由
具体的なエピソードに沿って、その感情に至るまでの過程とそう感じた理由を述べましょう。
上記の流れを踏まえたうえで回答する際のポイントを解説します。
嬉しかったこと(楽しかったこと)を答えるポイントは以下の5つです。
- 主体的な経験を選ぶ
- その感情に至るまでの過程を具体的に伝える
- 経験から得た学びを用意する
- 「嬉しかったこと」と「楽しかったこと」の違いを理解する
- ガクチカとエピソードを差別化する
ここからは上記のポイントについて具体的に解説していきます。
主体的な経験を選ぶ
先述のように企業は喜びを感じた経験の質問を通して、人柄やモチベーションの源泉を確認しています。
そのため、「人生で一番嬉しかったことは何ですか?」と聞かれたからといって嬉しかったことをただ伝えるのではなく、なぜ喜びを感じたのか?や喜びに至るまでの過程、経験から何を学んだかを伝えなければ面接官の求める回答とは言えません。
つまり、「プレゼントをもらって嬉しかった」や「アイドルのライブに行って楽しかった」といった主体的な行動が伴わないエピソードを選んでしまうと上記のようなエピソードの深堀りができず、不十分な回答になってしまう可能性が高いです。
自分自身で主体的に考え行動したエピソードを選び、努力した過程やその感情に至った理由を語りましょう。
その感情に至るまでの過程を具体的に伝える
エピソードの背景や期間、自分が行動した内容など喜びまでの具体的な過程を伝えることで、努力したポイントや何がモチベーションに繋がっていたのかなどの人柄がより伝わりやすくなります。
実際のエピソード、その時の感情などを入れ込み、自身の人柄が伝わる内容にしましょう。
経験から得た学びを用意する
面接では回答したエピソードの深堀りをされることが多いです。
嬉しかったこと(楽しかったこと)のエピソードであれば、「その経験から何を学びましたか?」のような経験からの学びを聞く質問をされることがあります。
企業は楽しかった経験から何を学んだのか聞くことで価値観や人柄をさらに深掘っており、回答できるようにしておく必要があります。
以下の記事ではガクチカから学んだことの書き方を解説しているので参考にしてください。
嬉しかったことと楽しかったことの違いを理解する
企業によって「嬉しかったこと」と「楽しかったこと」のどちらを聞かれるかは分かれます。
どちらを聞かれたとしても喜びを感じた経験を聞きたいという目的は同一ですが、言葉のニュアンスの違いがあるため、違いを認識しより適切な回答をしましょう。
嬉しかったことは外側から受けた出来事に対して一時的に喜びを感じることであり、楽しかったことは自発的かつ継続的に喜びを感じることです。
具体例を用いると、部員一丸となった努力の結果部活動の大会で優勝できたというエピソードを持っていた場合、優勝した経験が嬉しかったことであり、優勝に向けて仲間と共に努力した期間が楽しかったこととなります。
エピソードを変える必要はありませんが、面接官に違和感を持たれないようにどちらを聞かれても答えられるようにしておきましょう。
ガクチカとエピソードを差別化する
ここまで嬉しかったこと(楽しかったこと)の答え方を解説してきました。
面接対策をするにあたって、過去に主体的に行動した経験を考えたときに「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」とエピソードが被ってしまうことを懸念する就活生もいるのではないでしょうか。
企業は「自社の社風、文化、職種に合っているか=人柄」と「どのような素養、スキルを有しているか=スキル」の2つの視点から面接を行っています。
このことを踏まえると学生時代に力を入れたことで求められているのは人柄とスキルの両方であるのに対し、嬉しかったこと(楽しかったこと)ではスキルよりも人柄が重視されているといえます。
つまり、ガクチカでは経験そのもののインパクトや経験において発揮した強みを盛り込むことでスキルをアピールする必要がありますが、嬉しかったこと(楽しかったこと)においてはスキルよりも価値観が伝わる内容で人柄をアピールするべきでしょう。
以上の視点からエピソード選びや伝えたい要素の抽出をし、ガクチカとの差別化を図ってください。
以下の記事ではガクチカの書き方を解説しているので比較対象として参考にしてください。
選考通過者による「嬉しかったこと(楽しかったこと)」回答例
最後に実際に選考で用いられた「嬉しかったこと(楽しかったこと)」の回答例を紹介します。
エピソード選びや答え方の参考にしてください。
嬉しかったことの回答例:資生堂選考通過者
これまでの人生で嬉しかったことを3つ挙げて、その共通点を教えてください
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嬉しかったことの回答例:オリエンタルランド選考通過者
大学で嬉しかったこと3つ(150文字×3)
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最後に
本記事では面接で「人生で一番嬉しかったこと(楽しかったこと)」を聞かれた際の答え方とポイントを紹介してきました。
人生で一番嬉しかったこと(楽しかったこと)にはモチベーションの源泉が隠れています。面接対策としてだけではなく、自己分析の一環として是非考えてみてください。
以下では面接に関するunistyle内の記事や動画を掲載しているので面接対策に役立ててください。
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