【グループディスカッション練習11選】一人でも複数人でも出来る完全対策
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最終更新日:2024年08月06日
1.【まず始めにこれを読もう!】GDとは?基礎知識を解説
2.GDの対策方法・コツ
3.GD頻出テーマと業界別の過去に出題されたテーマ
4.GDのテーマごとの進め方
5.GDの役割別(司会・書記・タイムキーパー)の対策方法
6.一人でも複数人でも出来るGD練習方法(11選)
就活生ならば誰もが一度は経験するグループディスカッション(GD)。
「限られた時間の中でメンバーと折り合いをつけながら結論を導く」という行為は難しく、苦手意識を持っている学生の方も多いと思います。しかし、グループディスカッションの能力は対策をすることで確実に伸ばせます。実際に、事前の対策の有無がグループディスカッション選考の通過率を大きく左右します。
本記事では一人でも複数人でもできるグループディスカッション(GD)の練習方法を紹介します。
- 本記事の構成
- グループディスカッション(GD)の練習が必要な理由
- グループディスカッション(GD)練習方法(1):普段の生活の中でニュースに対して意見を持つ
- グループディスカッション(GD)練習方法(2):Twitterで他者の意見を吸収し発信する
- グループディスカッション(GD)練習方法(3):ケース問題の参考書を活用する
- グループディスカッション(GD)練習方法(4):You Tubeなどの動画を見る
- グループディスカッション(GD)練習方法(5):授業やゼミを本気で受ける
- グループディスカッション(GD)練習方法(6):頻出テーマを調べ対応できるようにする
- グループディスカッション(GD)練習方法(7):動画で撮影する
- グループディスカッション(GD)練習方法(8):友人・知人と協力して模擬グループディスカッションを行う
- グループディスカッション(GD)練習方法(9):外部開催のグループディスカッションセミナーに参加する
- グループディスカッション(GD)練習方法(10):キャリアセンターで練習する
- グループディスカッション(GD)練習方法(11):実際に企業のグループディスカッション選考を受ける
- 最後に
グループディスカッション(GD)の練習が必要な理由
多くの企業で実施されているグループディスカッション(GD)は以下のような目的のもと行われています。
- ビジネスパーソンとしての基本的なマナーが備わっているかを知るため
- 議論が今どの段階にあって、何について話すべきか適切に見極められているかを知るため
- しっかりと自身の意見を他者に伝えアウトプットに良い影響を与えられるか
- 自らグループの意見を統率して牽引する動きができるか
グループディスカッション(GD)選考を通過するためには、練習を行っていかなければなりません。なぜ練習をする必要があるのかを下記で解説します。
こちらの記事ではグループディスカッション(GD)のポイント解説や、グループディスカッション(GD)対策にオススメの本を紹介しています。
事前準備の量が合否を左右する
グループディスカッション(GD)は、議題をその場で初めて知ることがほとんどになります。そのため、例えば面接のように予め話す内容を考えておくということは不可能です。
しかし、「グループディスカッション(GD)のテーマはどのようなものがあって、このテーマの時はこのように議論を進めよう」などといった対策は行うことができます。
そういった対策をしているかいないかで大きく評価に差が出てしまうと思うので、事前準備はとても重要になります。
数をこなせば上達する
グループディスカッション(GD)は誰もが最初は難しく苦手意識を持ってしまうものだと思いますが、回数をこなすことで慣れていき、徐々に対応力も身についてくるはずです。
何事も繰り返すことで上達するのと同様で、グループディスカッション(GD)でも経験を積むことで確実に力は身につけることができます。
就活対策を効率よく進めることができる
就活で重要なことは効率の良さです。グループディスカッション(GD)の準備は面接練習にもつながります。
具体的には、対応力やコミュニケーション能力を身につけることができるため、就活で求められるスキルを一気に伸ばすことができます。
グループディスカッション(GD)の練習をしつつも、面接など他の選考にも役立つスキルを磨くことができるため、とても効率が良いと言えます。
クラッシャーへの対策
グループディスカッション(GD)では必ずと言っていいほどクラッシャーが出現します。クラッシャーに振り回されて満足いくグループディスカッション(GD)ができないというのは最も避けたいものです。
しかし、事前に準備をしておくことでクラッシャー対策をすることができます。クラッシャーの特徴や対処方法をしっかりと学んでおき、当日クラッシャーが出現しても冷静にグループディスカッション(GD)に臨めるように準備をしておきましょう。
上記ではグループディスカッション(GD)の練習が必要な理由を解説したので、続いては具体的な練習方法を紹介していきます。
グループディスカッション(GD)練習方法(1):普段の生活の中でニュースに対して意見を持つ
こちらは厳密には "練習" ではありませんが、1つ目の対策は、普段の生活の中で触れるニュースに対して自分なりの意見を持つことです。
グループディスカッションのテーマは、就活生に身近な業界・企業や時事問題から設定されることが多くなっています。普段からメディアを通じて業界や企業の動向、世の中のニュースについて知っていれば、「グループディスカッションのお題の詳細が分からないので話せない」といったケースに陥りにくくなると思います。
当然一人でも出来る練習方法です。
この方法は、あまり「練習するぞ!」と意気込むのではなく、日常の中で楽しみながら習慣化できると良いと思います。受験勉強で「英単語の勉強するぞ!」と机に向かって勉強するのはナンセンスであり、隙間時間を使って対策にあてる感覚に近いかもしれません。
NewsPicksなどのWebサービスを活用する
ニュースと言われるとNHKなどのテレビニュースを連想する方も多いかもしれませんが、NewsPicksなどのWebサービスを活用することも有効です。
NewsPicksでは、ニュースを各業界の著名人や有識者が付けたコメントと一緒に読むことが出来るため、同じニュースに対して他の人がどのような意見を持っているのかについて知ることが出来ます。
しかしNewsPicksは意識高めのビジネスパーソンのユーザーが多く、全体的に自由市場主義的な論調が強いかもしれません。
どんな情報に触れる際にも言えることですが、ただ与えられた情報を鵜呑みにするだけでは効果がありません。ニュースから自分なりの意見を形成し、その意見を論理的に伝えることが大切となります。
こちらの記事では先程紹介したNewsPicksの活用法や実際に利用している著名人などを掲載しています。就活生必見な内容となっています。
グループディスカッション(GD)練習方法(2):Twitterで他者の意見を吸収し発信する
情報収集において、Twitterの利用は非常に有効です。友人同士でフォローし合って内輪で使うだけでなく、発信力のある人物をフォローして他者の意見を吸収してみると良いと思います。また、自分なりの意見を発信することでアウトプットの訓練にもなります。
しかし先程も述べましたが、Twitterも発信者のバックグラウンドによって意見にバイアスがかっているため、与えられた情報を鵜呑みにするだけにならないよう注意しましょう。
こちらの記事では、就活における”Twitter”の活用方法とおすすめアカウント38選を提示しています。
グループディスカッション(GD)練習方法(3):ケース問題の参考書を活用する
これはケース面接の参考書を活用するという対策方法です。
コンサルティング業界の選考で課されることの多いケース面接では、グループディスカッション同様に論理的思考力が問われます。そのため、ケース問題の勉強をすることでグループディスカッションの能力を高めることが出来ます。
これも一人で実施することができる練習法です。
『東大生の書いたケース問題ノート』は必ず読むべき
unistyleでは何度も紹介していますが、『東大生が書いた問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』はグループディスカッション対策において必読です。
実際にグループディスカッションで使われそうなお題をもとに、問題解決のプロセスを学ぶことが出来ます。また、グループディスカッションに頻出のフレームワーク集が付録に付いています。
グループディスカッション初心者の方は、ダイヤモンド社から出版された『世界一分かりやすい問題解決の授業』を導入書籍としてもいいと思います。
マッキンゼー出身の作者が中学生向けに分かりやすく執筆した本であり、問題解決についてシンプルに説明されています。中学生だけでなく、大学生・社会人が読んでも非常に役立つ内容です。
一人で結論まで導けることが大事
ケース問題の参考書を活用した練習では、まず一人で結論まで導く力を鍛え上げることを意識しましょう。
グループディスカッションはメンバー全員で議論を進めながら結論を導き出すものですが、一人でも結論を導き出せる人物が集まった方がより良いアウトプットを出せるのは明らかです。
企業間でグループディスカッションの評価基準が完全に合致するわけではないため一概には言えませんが、自分なりの結論・その理由や根拠付けを明確に持っている学生は実際の選考の場においても評価が高い傾向にあります。
マナー等の細かい部分を気にする前に、まずは自分一人で物事を順序立てて結論まで導けるようになることを目指した方が良いでしょう。
グループディスカッションの能力を高めるには
こちらの記事では、上記で紹介したグループディスカッション(GD)対策本以外のオススメの本も紹介をしています。
外コンの本選考で課されたケース面接過去問まとめ|レポート付
こちらの記事では、「外コンの20卒本選考で課されたケース面接の過去問」をまとめてあります。
グループディスカッション(GD)練習方法(4):You Tubeなどの動画を見る
YouTubeには就活系の動画がたくさんアップされています。もちろんグループディスカッション(GD)の対策動画もあります。動画内ではグループディスカッション(GD)のポイントを細かく解説してくれているものもあるため、参考になると思います。
また、実際のグループディスカッション(GD)の様子をアップしているものもあるため、まだグループディスカッション(GD)の経験がないという就活生はぜひ見てみると良いでしょう。
こちらの記事では、unistyleが厳選した「就活に役立つYouTubeチャンネル」を紹介しています。
グループディスカッション(GD)練習方法(5):授業やゼミを本気で受ける
ゼミや演習形式の授業はグループディスカッション(GD)の練習に直結します。
また、大学の授業では一緒に受けるのは慣れ親しんだ先生や友人であるため、就活よりリラックスした状態で挑め、自分の能力を確かめることができます。
グループディスカッション(GD)練習方法(6):頻出テーマを調べ対応できるようにする
グループディスカッション(GD)で出題されるテーマは企業ごとに異なりますが、業界内ではだいたい共通したテーマが出題されることが多くなっています。
そのため、自分が志望している業界のテーマを把握しておくことで、類似したテーマが出題された際には上手く議論を進めることができるようになるため、業界ごとの頻出テーマは調べておくようにしましょう。
こちらの記事では、実際の企業の選考で出題されたテーマ89例を紹介していています。
グループディスカッション(GD)練習方法(7):動画で撮影する
グループディスカッション(GD)の練習では、実践的な議論の進め方や考え方などについて知ることも大切ですが、自分が周りからどう見えているかについて知ることも非常に大切となります。
自分では笑顔でいるつもりかもしれませんが、実際にカメラで撮影して見てみると顔がひきつっていたり、思っている以上に笑えていない可能性があります。
一度自分のことを客観的に見てみることで、自分の意外なな癖なども知ることができるかもしれません。
ぜひグループディスカッション(GD)に参加する前に、一度自分のことを客観的に見てみてください。
グループディスカッション(GD)練習方法(8):友人・知人と協力して模擬グループディスカッションを行う
これは友人や知人と協力してグループディスカッションを実施するという対策方法です。
学生同士で集まって面接練習を行う方は多いですが、グループディスカッションにおいても同様の練習をすることが出来ます。知り合いと一緒に気軽に実施できることがこの対策の利点だと思います。
馴れ合いにならないように注意
しかし、知り合い同士のグループディスカッションの効果は一緒に練習を行う相手よって大きく左右されます。
学生同士で何となくグループディスカッションを実施しても練習にはなりません。的確なフィードバックをすることが出来る人物がおらず、学生一人一人が自身の問題点に気づくことが出来ないからです。
そのためこの対策は、相手に対して的確にフィードバックをし合える人同士で集まって行うべきです。
すでに就職活動を終えた内定者や社会人を連れて来てもよいと思います。
客観的な立場でフィードバックできるとよい
友人・知人とグループディスカッションを行う際には、議論を客観視することが非常に重要です。
グループディスカッションには参加せずに外側から話し合いの全体像を俯瞰し、フィードバックを行う立場を設けてみると良いと思います。また、グループディスカッションの様子を動画撮影し、後でメンバー全員で振り返ってみてもよいでしょう。
グループディスカッション(GD)練習方法(9):外部開催のグループディスカッションセミナーに参加する
これは就活支援企業・団体が開催するグループディスカッションセミナーに参加するという対策方法です。
現在では様々な企業が頻繁にグループディスカッションセミナーを実施しており、無料で参加できるセミナーもたくさんあります。
本番に近い環境を体験できる
学生同士の模擬グループディスカッションに比べて、より本番に近い環境でグループディスカッションを体験できます。
また、フィードバックを貰えない場合が多い企業のグループディスカッション選考とは異なり、フィードバックを貰いやすいこともこの対策法の利点です。
目線の高い友人が作れる
就職活動に対する目線の高い友達を作りやすいこともこの対策の強みです。
セミナーの場で出会った友達とは互いに切磋琢磨することができるだけでなく、企業の選考や対策に関する情報を共有することができるため、今後の就職活動を有利に進める手助けにもなります。
https://unistyleinc.com/topics/26055
https://unistyleinc.com/topics/26715
グループディスカッション(GD)練習方法(10):キャリアセンターで練習する
キャリアセンターは無料で選考対策ができるため、できるだけ利用した方が良いです。自分一人で対策することも必要ですが、客観的な目線で見てもらいフィードバックをもらうこともとても重要です。
グループディスカッション(GD)の対策をある程度理解したら、実践して第三者に見てもらうようにしましょう。
グループディスカッション(GD)練習方法(11):実際に企業のグループディスカッション選考を受ける
これは実際に企業のグループディスカッション選考を受けるという対策方法です。
ここまで様々な対策方法について紹介してきましたが、本番が一番の練習になります。スポーツや資格勉強と同様に、結局は経験値がものを言います。「習うよりも慣れろ!」です。
志望の有無に関わらずコンサル、ベンチャーなどの早期選考は受けておくべき
そのために、選考の開始時期が早いコンサルティング企業・ベンチャー企業の選考は早めに経験するべきだと考えています。選考が早期であればあるほど、レベルの高い学生が参加する可能性が高いです。
ここでも、就活情報を共有する友人を作れると良いと思います。
また、選考を受ける中で企業に興味持ち、能力が評価されてそのまま就職する方も一定数います。どこで自分に合った企業に出会えるかは案外分からないものです。とにかく一つ一つの企業との出会いを大切にしましょう。
参考:コンサルの早期選考を受ける意味とメリット
「ケース面接の練習ができる」「面接の場数を踏める」といった、日系大手志望の学生がコンサルティングファームの選考を受けるメリットを紹介した記事です。
グループディスカッションセミナーとの最大の違いは「内定につながること」
企業の本選考とグループディスカッションセミナーの最大の違いは「内定につながること」です。
第一志望の企業群を受ける前に内定を獲得することができていれば、選考を受ける企業の絞り込みを行うことができます。また、既に内定を獲得しているという安心感により、自信を持って志望度の高い企業の選考に臨むことができます。
参考:準備不足を恐れずに早期に内定を取りに行くことのメリット4選
早期から企業の内定を獲得することのメリットを紹介した記事です。先ほど挙げた「既に内定を獲得しているという安心感」の他にも、「選考を受ける企業を絞り込むことができる」など、様々なメリットがあります。
最後に
本記事ではグループディスカッション(GD)の練習方法について紹介しました。
紹介した練習方法の中には一人で行えるものもいくつか紹介しているので、気軽に対策が行えると思います。
グループディスカッション(GD)では、事前の対策の有無が選考の通過率を大きく左右します。そのため本記事で紹介した練習方法を積極的に行って、グループディスカッション(GD)選考に備えてみてください。
以下の記事でもグループディスカッション(GD)についてわかりやすく解説しています。ぜひご覧ください。
1.【まず始めにこれを読もう!】GDとは?基礎知識を解説
2.GDの対策方法・コツ
3.GD頻出テーマと業界別の過去に出題されたテーマ
4.GDのテーマごとの進め方
5.GDの役割別(司会・書記・タイムキーパー)の対策方法
6.一人でも複数人でも出来るGD練習方法(11選)