【三菱UFJ信託銀行のES対策】求める人材を理解して採用レベルの志望動機・自己PR・ガクチカへ
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最終更新日:2022年02月16日
三菱UFJ信託銀行は、三井住友信託銀行と並ぶ国内大手の信託銀行です。信託銀行では、銀行業務に加え信託業務等もあり、幅広い業務をこなします。
三菱UFJ信託銀行は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の一員であります。グループによる圧倒的な顧客基盤があることも強みです。
三菱UFJ信託銀行には、リテール業務、法人業務、不動産業務、証券代行業務、受託財産業務、市場国際業務の6つの事業とシステム業務があります。
事業内容と採用HPから考える三菱UFJ信託銀行の求める人材
以下採用HPに掲載されている社員の方へのインタビューです。
大企業の役員・部長さまはとてもお話が上手です。お客さまの話をじっくり聴く姿勢は入社以来のテラー時代に鍛えられました。テラーを経験すると、たいてい聴き上手になります。それはなぜか?テラーの仕事は、お客さまの思いを聴くことから始まるからです。
お話を聴いて、お客さまの気持ちを理解する。そのうえでご提案、ご説明という流れがあるからです。お一人おひとりじっくりと時間を頂戴して話をお聴きするので、お客さまの思いに対して強く共感でき、その方のニーズに合った提案をすることができます。
待ち時間が長いときにはお客さまからお叱りを受けることもありますが、最後は親しく話し込む関係になれるのは、そこに理由があると思っています。
入社以来、ずっとRMです。RM(Relationship Manager)は言わば法人のお取引先に対する当社の総合窓口で、財務・経理部だけでなく、総務部や人事をはじめとするいろいろな部署を訪問し、部署ごとに異なるさまざまな課題やニーズを把握します。
その課題に対して、預金や融資といった通常の銀行業務に加えて、不動産や年金、証券代行など、信託銀行ならではの豊富な商品ラインナップを駆使して、お客さまに対して最適な解決策を提供しています。
入社して最初に配属されたのは、福岡の九州法人営業部。ここでは担当者は地域別にお取引先を持ち、私は佐賀県と宮崎県を担当しました。知識も経験もない新人の頃、一番つらかったことは、お客さまにせっかく時間をつくっていただいても、十分に話せなかったことです。
きちんとRMとしての役割を果たせなかった。不明な点があると、一度会社に戻って確認して、すぐにまた訪問したことが何回もありました。この悔しさをばねに、時間を見つけては、事務の流れを理解することはいうまでもなく、自社のさまざまな商品や企業経営、財務・経理に関する専門知識などを自主的に勉強するようになりました。
三菱UFJ信託銀行では、上記のような幅広い業務があります。例えばリテール業務に関しては、顧客の資産運用を手伝うだけでなく、顧客の世代に応じてコンサルティング業務を行います。
そのため、顧客と信頼関係を構築するのは勿論のこと、その上で顧客のニーズを見出し解決していくことが必要です。実際に上記の1人目の社員の方も、「お話を聴いて、お客さまの気持ちを理解する。そのうえでご提案、ご説明という流れがある」と述べています。
また上記の2人目の社員の方も、「RM(Relationship Manager)は言わば法人のお取引先に対する当社の総合窓口で、財務・経理部だけでなく、総務部や人事をはじめとするいろいろな部署を訪問し、部署ごとに異なるさまざまな課題やニーズを把握します。」と述べています。
このことから三菱UFJ信託銀行では、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」に照らし合わせて考えてみると、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」という資質が必要であることが分かります。
また例えば法人業務では、専門性を身に着け様々な企業の経営課題を解決します。実際に上記の社員の方も、「時間を見つけては、事務の流れを理解することはいうまでもなく、自社のさまざまな商品や企業経営、財務・経理に関する専門知識などを自主的に勉強するようになりました。」と述べています。
このことから三菱UFJ信託銀行では、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」に照らし合わせて考えてみると、「1.個人として努力し、成果をあげることができる」という資質も必要になると考えられます。
三菱UFJ信託銀行のES設問
(1)自覚している長所を一言で表現してください。(20文字以内:必須)
(2)自覚している短所を一言で表現してください。(20文字以内:必須)
(3)上記「長所」と「短所」それぞれ自覚する理由を客観的な行動事実に基づいて説明してください。 (200文字以内:必須)
(4)これまであなたが、最も力を入れて取り組んできたことを簡潔に記入してください。(50文字以内:必須)
(5)上記の質問に関して、苦労した点と、どのようにしてそれを乗り越えたか、また創意工夫した点を記入してください。(500文字以内:必須)
(6)就職活動においてもっとも印象に残った当社の広報物を選択し、選んだ理由について記入してください。(100文字以内:必須)
(7)あなたが就職する企業を選ぶ際に大切に考えているゆずれないことと当社で実現したい働き方を記入してください。(400文字以内:必須)
→三菱UFJ信託銀行の本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。
設問(1)「自覚している長所を一言で表現してください。」について
長所を問う設問です。「内定レベルの自己PRが簡単に書ける自己PRのフレームワーク」を参考にしてみてください。
その強みが、上記で述べた、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」、「1.個人として努力し、成果をあげることができる」という資質に合っていると良いと思われます。
設問(2)「自覚している短所を一言で表現してください。」について
短所を問う設問です。『面接官の「あなたの短所は?」という質問に答える2つのアプローチ』を参考にしてみてください。
短所の伝え方は、長所の裏返しを述べるか、長所とは関係なく短所をさらけ出す2つのアプローチがあります。両者のメリット・デメリットを理解したうえでどう回答していくべきか考えられるといいでしょう。
設問(3)「上記「長所」と「短所」それぞれ自覚する理由を客観的な行動事実に基づいて説明してください。 」について
設問(1)(2)を説明する設問です。「内定レベルの自己PRが簡単に書ける自己PRのフレームワーク」や下記の動画を参考にしてみてください。
理由を説明する際に、その「長所」や「短所」が現れた経験を書いてみてください。実際に設問に「客観的な行動事実に基づいて」とあるので採用側にもわかるように噛み砕いて説明することが必要でしょう。
設問(4)「これまであなたが、最も力を入れて取り組んできたことを簡潔に記入してください。」について
最も力を取り組んできたことについて問う設問です。「内定レベルの学生時代頑張ったことが10分で書ける学生時代頑張ったことのフレームワーク」の①結論について問われています。結論ですので、他の人にも伝わるように簡潔にまとめましょう。
設問(5)「上記の質問に関して、苦労した点と、どのようにしてそれを乗り越えたか、また創意工夫した点を記入してください。」について
設問(4)について詳しく説明する設問です。
設問(4)で答えたエピソードをただ描写するのではなく、困難にぶつかった際にどのよう点に苦労し、どのように感じ、何を考え、それをどのように乗り越えたかについて述べましょう。
そして、その経験を通して何を学んだのかについて述べることが出来れば良いと思われます。その際に、その学びが将来三菱UFJ信託銀行において活かすことができる学びであると良いでしょう。
設問(6)「就職活動においてもっとも印象に残った当社の広報物を選択し、選んだ理由について記入してください。」について
印象に残った広報物について問う設問です。
説明会に参加したり、新卒採用ページ、定期的に配信される会社情報に目を通して置く必要があると思われます。そして、それを選んだ理由が三菱UFJ信託銀行を志望するに至ったものであると良いと思われます。
設問(7)「あなたが就職する企業を選ぶ際に大切に考えているゆずれないことと当社で実現したい働き方を記入してください。」について
企業選びの軸、実現したい働き方を問う設問です。「内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」の③企業選びのポイント、①社会で成し遂げたいこと・目標について問われています。企業選びの軸を述べる際に、実現したいことを述べる必要があると思います。
自分の目標を実現するために、どのような視点で企業を選んでいるのかについて述べると良いと思われます。企業選びの軸に関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
実現したいことに関しては、個人的にどのようなことを成し遂げたいのか、そしてそれを三菱UFJ信託銀行でどのように実現したいのかについて述べると良いと思われます。
実現したいことがまだ無い方は、説明会やOBOG訪問、新卒採用ページに掲載されている社員の方へのインタビューを通して、社員の生の声を聞き働き方を理解すると良いと思われます。それを聞いた上で、自分がどのように感じたのか考えることで次第に自分の望む働き方が分かってくる思います。
夢や成し遂げたいことに関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
参考:企業選びの軸について
→就活をする上で最も大事な企業選びの軸の形成方法を提示します。
→志望企業で成し遂げたいことを具体的に述べるための方法を提示します。
最後に
三菱UFJ信託銀行が求めている人材や働き方について理解していただけたでしょうか。
エントリーシートを通して、学生にどのような長所・短所があるのか、困難に対してどのような乗り越え方をするのかについて、そして三菱UFJ信託銀行で何を実現したいのかについて、問われていたと思われます。
就職活動を進めていく上で、この記事を含めuistyleの記事を参考にしていただければ幸いです。