三井住友海上の志望動機対策|事業内容の理解なくしてES通過なし
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最終更新日:2024年06月06日
三井住友海上は東京海上HD、損保ジャパン日本興亜HDと並ぶ3大損害保険会社のうちの一社です。
今回はそんな三井住友海上について事業内容を参考にしながら志望動機の書き方を考えていきたいと思います。
三井住友海上についてはunistyle内に他にも記事が有りますのでこちらも併せて是非御覧ください。
参考:三井住友海上のエントリーシートと採用HPから考える三井住友海上の求める人材
参考:三井住友海上通過者・内定者のエントリーシート解説
参考:三井住友海上の面接過去問リスト17選
→三井住友海上は多くの学生がエントリーする人気企業であるため、選考を通過するためにはきちんとした対策が必要です。上記参考記事ではES対策と面接の過去問リストを掲載しています。
三井住友海上のビジネスモデル
三井住友海上は代理店ビジネスという形態を取っています。
例えば海外旅行などの際に保険に加入したことのある人も多くいると思いますが、その時三井住友海上の本社に直接行って保険に入ることはなく、代理店を通して保険に加入することになります。また、この代理店の経営アドバイスなども行います。
保険の内容も、創業当初の海上保険や火災保険から、モータリゼーションの進展で自動車保険や自賠責保険など自動車関連の保険が主力商品となってきています。
国外に目を向けると新興国などでは保険の普及率が低いという現状が有ります。産業や技術の発展には必ずリスクが伴います。そのようなリスクを保証することが発展においては重要になります。そのように考えると損害保険は「産業のインフラ」のような役割を果たしていると言えるでしょう。
MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社ならびにあいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、中堅・中小企業向け海外PL保険(海外生産物賠償責任保険)を開発し、2015年4月1日以降保険始期契約から販売を開始します。
本商品は、輸出した製品を原因とする事故が海外で発生した際の賠償リスクを補償するものです。従来商品と比較して、補償内容を充実させるとともに加入対象の企業を拡大しています。さらに、契約手続きも簡潔にするなど、お客さまにとって分かりやすく加入しやすい商品としました。
MS&ADインシュアランスグループは、今後もグループ各社のノウハウを結集し、多様化するお客さまニーズに応える商品・サービスの開発を積極的に進めていきます。
この記事は中小企業が海外進出する際の保険に関しての記事です。企業が海外に進出する際には日本では想定できないようなリスクが伴います。そのリスクは何なのかを明確にし、それを回避するために企業がなにをもとめているかを正確に分析することが必要です。
また、未知のリスクを洗い出し、その対策を考え、提案していくという一連のプロセスでは、これまでにないような保険の対象を創り出していくなど、新たな仕組みを生み出す機会があると考えられるでしょう。
以上のことを踏まえ、三井住友海上の志望動機を考えると、
・相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい
・新たに事業や仕組みを生みだす仕事がしたい
といった志望動機が適当だと考えられるでしょう。
三井住友海上のES通過者の志望動機解説
以下では、実際に三井住友海上のエントリーシート選考を通過した人の志望動機について見ていきましょう。
大学で奨学金の給付を受けている経験から、お金が人の精神面まで支えていることを実感し、金融業界を志望しています。また塾講師の経験から、人の挑戦や成長を支えている損害保険の仕事に惹かれました。インターンシップやビジネスコンテストを通じて、貴社の仕事や、社員の方の想いを知る機会を頂きました。その中で常にお客様や社会と真摯に向き合い働いている貴社の社員の方々と一緒に働きたいと強く思い、志望しています。
このESでは自身の経験から支えることの大切さを感じとっており損害保険業界の重要な二点を意識できています。
ここが「内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」の②きっかけとなる経験を意識した記述になります。奨学金はお金を支援しており、学業をするうえでネックとなる資金面を助けるものです。
この点が損害保険との共通点であり、具体例としても適切な選択であると言えます。
もう一つ実際のエントリーシートを見てみましょう。
主な理由は、①自身のアイデアや行動で付加価値を加えていける無形商品を扱うこと②人や企業の挑戦を支える影響力の大きい仕事ができることの2つである。WEB広告代理店やダンスライブの運営をする中で冒頭の思いを持つに至った。また、カバーできるリスク範囲が生命保険に比べ広い点も魅力である。セミナーを通じて、人財を第一に考え、社員一人一人が自ら学び考え成長意欲を持ち続けている点に魅力を感じ貴社を志望している。
参考:【内定】エントリーシート
このESでは損害保険業界の特徴である無形商品を扱うことについての分析が良く出来ています。無形商品を扱うときには営業する人の人柄やプレゼン能力が大きく影響します。そのことを踏まえて会社や社員の特徴を分析できている印象を受けます。
また、冒頭の二つの理由が内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」の③企業選びの軸に当たります。
最後に
いかがでしたでしょうか。三井住友海上は就活生にとても人気の企業ですが、今回見てきたことを意識して企業研究しESを書いてみると選考通過可能性を高めることに繋がります。
納得感のある志望動機を構築するために、リンク先の記事やESを含め参考にしていただければと思います。
志望動機を書く際には以下の記事を参考にすることをおすすめします。
【新卒】3ステップで完成!通過率を上げる志望動機の書き方|ES例文付
→多くの学生を悩ませる志望動機の作り方について、企業の意図を踏まえながら解説してた記事です。志望動機作りに活用できるフレームワークを紹介しているので、ぜひご活用ください。
photo by Pictures of Money