大和証券の面接過去問21選|就職活動での頻出質問と選考意図とは

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最終更新日:2024年11月26日

大和証券は野村證券と並ぶ国内二大証券の一角を担う企業です。

金融業界の一つということで文系学生を中心に人気の証券業界ではありますが、中でも「野村證券・大和証券の事業・社風・選考内容比較【unistyle業界研究】」にあるような社員同士で助け合うような組織風土や女性の積極的登用など大和証券ならではの特色もあり、同様の中でも同社のことを魅力に感じている就活生も多いかと思います。

過去の選考レポートによると、例年の選考フローは「ES→適性検査→リクルータ面談→個人面接(3回程度)」とオーソドックスな内容になっています。最終面接は事実上意思確認のために設定されていることが多いようです。

それでは、大和証券の個人面接でなされた質問を見てその意図や対策について考察していきましょう。

参考:大和証券の企業研究

→unistyle上では大和証券の選考対策記事から内定者ES、面接レポートまで多数掲載しています。是非ご一読下さい。

本選考とインターンの締め切り情報

学生時代の経験に関する質問

  • 自己紹介してください。
  • 学生時代頑張ったことを教えてください。
  • それに力を入れた理由を教えてください。
  • 信頼される上で大切なことは何だとお考えですか。
  • 辛いことを乗り越えた経験はありますか。

内定レベルの学生時代頑張ったことが10分で書ける学生時代頑張ったことのフレームワーク」から導かれる基本的な質問がほとんどです。ESにも学生時代頑張ったことについての設問がありますので、ES記載の内容について自分なりに深掘りを加えるというオーソドックスな対策が有効になるでしょう。

尚、一次面接では自己紹介の内容に基づいた深掘りされることもあるようです。自己紹介ではあなたがどのようなことに力を注いできたのか、どのような価値観を持っている人間かについて簡単に話すことを求められています。自己PRとは異なるものでありますので、長々と話さず簡潔に述べるようにしましょう。

面接の最初に尋ねられることも多く、ついつい暗記してきたものをそのまま話すという形になりがちな自己紹介ですが、以下の記事にあるように、話が冗長すぎることと同様に正確に暗記された回答を面接官は求めているわけではありません。自己紹介について深掘りされても対応できるよう、責任をもって一つ一つの発言をするよう心がけましょう。

参考:就活生が面接でやりがちなNG行動5つと改善方法

→面接の場で就活生がやってしまいがちな5つのNG行動を改善方法と併せて紹介しています。「面接が上手くいかない、、」とお悩みの学生必見の記事です。

あなた自身に関する質問

  • あなたのどのような強みが証券営業に活かすことができるとお考えですか。
  • 趣味は何ですか。

あなた自身については、多種の質問が次々と投げかけられるというよりは、「強みをどう企業で活かすか」という自己PRの核となる部分(「内定レベルの自己PRが簡単に書ける自己PRのフレームワーク」における「(5)社会での活かし方」)についての掘り下げがなされるということが多いようです。

大和証券のESと採用HPから考える大和証券が求める人材」を参考に、大和証券ではどのような強みをアピールすべきか理解したうえで、その強みと裏付けとなる経験の結びつけが的外れになっていないよう意識しましょう。

志望動機に関する質問

  • なぜ金融業界を志望するのですか。
  • なぜ金融業界の中でも証券業界を志望するのですか。
  • 具体的にどのような職に就きたいのですか。
  • 10年後、どのようなポジションで活躍していたいですか。
  • 他の証券会社には無い、大和証券ならではのオリジナリティは何だとお考えですか。
  • 証券業界の中でも大和證券を志望する理由を野村證券ではない理由も含めて教えてください。
  • 職種の志望理由を教えてください。
  • 証券業界のビジネスの仕組みを述べてください。
  • 証券業界の存在理由・役割は何だとお考えですか。
  • 証券業界の厳しさについてのあなたの考え、及びそれを知ったうえでどのように働きたいですか。
  • (最終面接で)他社の内定を今すぐ辞退すると約束できますか。
  • 弊社の新規開拓についてどうお考えですか。
  • 逆質問

こちらも「内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」に沿って考えていくことが有効な質問が多く並んでいます。

(4)業界比較については「なぜ金融業界」→「なぜ証券業界」という形で、他の業界ではダメな理由も企業選びの軸に沿って述べながら2段階で考察していくといいでしょう。(6)にあたる「同業の中でなぜ大和証券か」については、かなり深く追及されるようです。

特に、国内最大の売上高を誇る野村證券ではない理由はポイントのようで、面接の場では「あなたの人となりを見ていると野村證券の方が合っている気がするけど」という形で厳しく問われることもあります。

野村證券・大和証券の事業・社風・選考内容比較【unistyle業界研究】」といった記事も参考にしつつ、同業比較を徹底して行っておく必要があると考えられます。

また、証券業界のビジネスを理解しているか問う質問もいくつかあるようです。証券業界自体はどの企業でもビジネスモデルに大きく差はありませんので、野村證券などの同業他社のHPや説明会といった情報も同時に参考すると理解の幅が広がると考えられます。

下から2つ目のような質問企業について十分に理解しているか・それに対して鋭い洞察ができるかという意図が込められています。取り組んでいる事業そのものについてマニアのように知っておく必要まではありませんが、「なぜその意見を述べたのか」といった観点で思考力も見られているといった点は意識しておくべきでしょう。

その他の質問

  • 証券が関わったニュースについて何かご存知ですか。

経済についての深い知識が求められているというよりは、証券業界のビジネスについてしっかりと興味が持てているか知りたいという意図が込められていると考えられます。

回答した後は、「あなたはそのニュースについてどのような意見を持っているか」「その事業に大和証券も参入すべきか」といったあなたなりの考えを求められることもあるようですので、その点を想定したニュースを取り上げるよう心がけましょう。

『大相撲の八百長問題』

私は祖父の影響で小さい時から相撲が好きだった。何度か国技館に足を運んだこともあり、長年応援してきた。 

しかし今回の事件で、今まで応援してきたことが裏切られた気持ちになった。私が応援している力士に八百長の疑いはかかっていない。だが「もしかしたら関与していたのではないか」と、どうしても疑惑の目で見てしまう。以前のように心から応援できなくなっている自分に気がついた。 

近年食品偽装やドーピングなど、応援してくれている人々やお客様を裏切る事件が増加している。目先の利益に捉われた人々によって、みんなで築きあげてきた信頼も一瞬で崩れてしまう。 

私が貴社に入ったら、「野村證券」という看板を背負っているという自覚をしっかりと持ち、先輩社員の方々のように真摯にお客様と向き合っていきたい。そして、自分の目先の利益ではなく、お客様の長期的な利益を考え、期待に応えていきたいと考えている。

参考:野村證券 【内定】エントリーシート(2)

ちなみに、気になるニュースについて、野村証券ではESで尋ねているようです。

ビジネスの仕組みがなかなかイメージしにくい証券業界では先述の通り、やはり日頃からアンテナを張って情報収集をしていて証券業界に興味がある学生を採用したい、という意図があるのではないでしょうか。取り上げたニュースをもとに、それについての考え方を自身の将来と結びつけて述べるというアプローチをするうえで、上記の内定者の回答は参考になるでしょう。

もちろん、ES・面接では考える時間や伝える手段が異なるため、どこまで詳細に述べるかについては面接の時間・面接官の反応・その質問がなされた流れ等を総合的に考慮して考える必要はあるでしょう。

参考:「気になるニュースを教えてください」という設問に対する内定者の回答事例集

→本記事では野村證券内定者の回答を多数掲載しています。大和証券を志望している学生も内定者の回答を参考にしてみて下さい。

最後に

いかがだったでしょうか。

今回は文系学生を中心に人気が高い証券業界から大和証券について取り上げました。ビジネスモデルについて共通する点が多いことから、「証券業界の中でもなぜ大和証券」について差別化を図るうえではやはりOB訪問を始めとして自らが行動して得た情報を活用することが一番です。

求める人材の理解といったインプットの作業も大切にしつつ、「とりあえず金融だから」受けている層と差別化を図って評価されるよう行動量を確保しつつ対策を重ねていってください。

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