【採用拡大中?!】新卒で外資系戦略コンサルになるなら今がチャンス!!

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最終更新日:2023年10月24日

【採用拡大中?!】新卒で外資系戦略コンサルになるなら今がチャンス!!

マッキンゼーおよびBCGを筆頭とする戦略コンサルと言えばエリートの職業の一つとして知られていますが、知り合いの転職エージェントや転職経験者の間で、外資系の戦略コンサルの求人がかなり増えていると話題になっています。

過去ではちょっと内定は厳しいかもしれないと言われていたレベルの応募者が内定をもらっており、かなりの数を採用しているようです。

今回は外資系戦略コンサルが採用を拡大している背景とそれによる影響について簡単に紹介したいと思います。

本選考とインターンの締め切り情報

外資系戦略コンサルが採用数を増やしている背景

採用数を増やしている主な要因は、従来の戦略の策定だけでは案件を受注することができず、戦略の実行まで担うハンズオン型のコンサルティングが顧客から求められるようになったためのようです。

従来の戦略コンサルでは、数ヶ月単位のプロジェクトでその企業の経営課題に対して今後の方向性や戦略を策定する部分を担っていましたが、最近では「そんな綺麗なパワポを作ってプレゼンするだけじゃなくて実際に描いた戦略を実現して売上なりコスト削減に貢献してよ」というクライアントからの要望が強くなっていると聞きます。

そのため、戦略策定だけでなく中長期でクライアントと関わり、ハンズオンで施策を実現する人材が求められているため積極的に採用を拡大しているようです。

戦略コンサルは「絵に描いた餅を作るだけで実際に実行フェーズまで担うことがない」という批判に常にさらされてきましたが、その批判に押されるような形で、人材を増やしハンズオン型に舵を切り始めたために採用数が増えているようです。

参考:【コンサル業界志望動機 10選】内定者回答をもとにES・面接での伝え方と例文を紹介
戦略系のみならず、コンサルを目指す理由を論理的に説明する必要があります。様々な情報を参考にしつつ、自分なりの言葉で説明できるようにしておくことが大切でしょう。

BCGが口火を切って採用を拡大している模様

「戦略策定だけでなく実行まで担えるハンズオン型のコンサルへの変貌」はBCGがいち早く取り組んでおり、人材も積極的に採用しているようです。噂では現在の体制の数倍の規模に増やして、増えつつある実行まで担うコンサル案件の受注を目指しているようです。

マッキンゼーについても以前からハンズオン型になるべきか、純粋な戦略コンサルを続けるべきかは議論していたらしく、直近では戦略を策定する部隊と実行フェーズを担う部隊とに分けて採用しようとしているようです。

現在では特にITやシステム構築できる人材が少ないために、大手のSIerから戦略コンサルへの転職が増えているようです。

今後の戦略コンサルの行方はいかに?!

いずれにせよ純粋な戦略だけを描くだけでは顧客であるクライアントに選ばれないようになってしまっており、需要に押される形で企業のビジネスモデルが変化しているのが今の戦略コンサルと言えます。

純粋な戦略を描くだけよりも、実際に実行フェーズまで担う方がどうしても人員が必要になります。

また戦略策定に比べるとハンズオン型の方が単価が低くなりがちで、ハンズオン型の案件が増えると戦略コンサル全体の給与は下がる可能性が高いと言えます。

コンサルだけでなく投資と経営まで担うコンサルが主流になるかも?!

このように戦略コンサルは今、変化の時期を迎えていると言えます。このままでは上記の通り、引き受ける多くの案件が単価が低くなりがちなハンズオン型の案件が主流になり、業界全体の生産性が下がってしまうことになります。

更に業態変化をするとしたら今後は、ドリームインキュベータや経営共創基盤のような戦略の策定と実行のコンサル業務だけでなく、そこで培ったノウハウを基に実際に企業に投資し、成長させ売却やIPOを狙うコンサルティングファームがメインになる可能性はあります。

総合商社も、メーカーの物流仲介を行うだけでは収益的に苦しくなってしまった結果として、川上の資源や川下の小売りの分野に対して投資を行い、商圏を拡大することで利益を拡大してきました。同じような道を戦略コンサルティングファームの各社が歩む可能性は十分にあり得ると言えるでしょう。

参考:日本でも急成長中?ベンチャーキャピタルの仕事内容と就職のための道しるべ
ドリームインキュベータや経営共創基盤などが行なっている投資はベンチャーキャピタルと似ているものがあります。ベンチャーキャピタルやファンドに興味のある方はチェックしておくといいでしょう。

外資系コンサルタントの肩書きを手に入れるなら今がチャンス

長期的な業界動向としては前述のように厳しい傾向にあると言えますが、そうはいっても外資系コンサルのブランドはまだまだあるのでその肩書きを手に入れたいのなら新卒も中途も今がチャンスであると言えます。

ビジネスの基本的なマインドセットや考え方、スキルを身につける上ではかなりいい職場であると聞くので無理かもと思わずに積極的に挑戦するのもありだと言えます。

もちろんUp or Outで、一生勤める人は少ない職場であるため、ファーストキャリアとして外資系コンサルに勤めた後にどのようなキャリアを歩んでいくのか漠然とでもいいので考える必要はあります。

参考:【業界研究|コンサルティング】コンサルティング業界とは何かから選考対策までを解説
外資系戦略コンサルだけでなく、総合コンサルや日系コンサルも選択肢に含んだ上で検討するのがベストだと言えます。

最後に

世の中のビジネスは常に変化しており、諸行無常の世界であり、常に変化せずに勝ち組であり続けることは難しい世界です。

10年前であればシャープや東京電力に入社すればかなり勝ち組として扱われました。90年代では総合商社は都市銀行に入ることが出来ない人が滑り止めで入社した時代だったと言われています。2000年代には総合商社よりも人気を誇った外資系コンサルも今まさに変化を求められていると言えます。

会社に骨をうずめるのではなく、どういった仕事や生き方をしていきたいのか、どういったキャリアパスを歩みたいのか常に考えながら生きていくのが業界の大きな変化にさらされても生き残る上では大事なことなのかもしれません。

コンサル業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介

unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。

実際にコンサル業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。

下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。

▼関連コンテンツ(選考対策記事・内定者ES・選考レポートなど)はこちらから 

こちらの動画ではコンサル業界の全体像について解説しています。

また、以下に外資系戦略コンサル内定者のESをいくつか掲載しておきます。内定者のESを参考に、自分なりのESを作成してみてください。

【参考】マッキンゼー・アンド・カンパニー内定者のES「クラブ活動などでのリーダーシップ経験  上記の活動の中で、特にリーダーシップを発揮した経験と、その際のあなたの役割をご記入ください。(全角100文字以内)」

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【参考】マッキンゼー・アンド・カンパニー内定者のES「マッキンゼーに入社後5年間のキャリア目標についてご記入ください。(100字)  」

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【参考】ベイン・アンド・カンパニー内定者のES「あなたが目標として思い描く10年後のご自身の姿、及びそれを実現する過程で、戦略コンサルティング、特にベインに興味を持ち志望した理由を教えてください(400字)」

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【参考】A.T.カーニー内定者のES「あなたを象徴する漢字1文字と、その理由を教えてください」

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マッキンゼー出身の起業家まとめ マッキンゼー出身の起業家まとめ 毎年就職活動性が多く応募する外資系コンサルティングファーム、マッキンゼー・アンド・カンパニー。実際に16卒就活生対象に行ったUnistyleの意識調査においても第一志望群企業人気ランキングでも11位にランクインしています。unistyle就職活動意識調査結果概要今回は、就職活動においても極めて難関とされている外資コンサルティングファームの中でもマッキンゼー出身に焦点を当て、同社を退職した後にどのような活躍をしているのかを紹介します。ところで外資系コンサルティングファーム全般に言えることですが、同社は報酬が非常に高額なことで有名です。シニアコンサルタントにもなると時給8万円とも言われています。また1つのプレゼン案件が6800万円で落札されたという過去の事例もあります。会社がここまで社員にお金をかけるのは、支払った何倍もの価値をその社員がもたらすのであり、そのような人材が集まっているということです。これから紹介するのは、その高給な給料や優秀な人材が集まる環境を打ち捨てて、自らビジネスを作り出すことを選択したリーダー達。サービス、著作等も合わせて紹介します。大前研一(おおまえけんいち、ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長)1970年マサチューセッツ工科大学大学院卒業後、日立製作所へ入社1972年マッキンゼー入社、アジア太平洋地区会長を務める1998年(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長マッキンゼー時代は、WSJ紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネスレビュー誌では自身の論文を発表。1987年にはイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与される。また2005年の「Thinkers50」で、アジア人として唯一、トップに抜擢される。2005年、自身の著書がWhartonSchoolPublishingから出版され、既に13ヶ国語以上の国で翻訳されている。マッキンゼー出資の起業家として有名な大前研一さん。大学教授を始めビジメス・ブレークスルー大学院学長も務め、幅広い分野で活躍しています。大前さんは経営コンサルタントととしても各国で活躍しながら経営や経済に関する多くの著書を出版、世界各地で読まれています。【著書】大前研一日本の論点2015~16企業参謀―戦略的思考とはなにか南場智子(なんばともこ、DeNA取締役)1986年津田塾大学英米分学科卒業後、マキンゼー入社1990年ハーバード大学へ留学しMBA(経営学修士)取得1996年マッキンゼーで日本人女性として歴代3人目となる共同経営者(パートナー)へ就任1999年株式会社DeNAを設立、代表取締役就任2011年療養中の夫の看病に力を注ぐため、代表権がないDeNA代表権のない取締役となる2015年横浜DeNAベイスターズオーナーに就任1986年津田塾大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。1990年、ハーバード・ビジネス・スクールにてMBAを取得し、1996年、マッキンゼーでパートナーに就任。1999年にSo-net、リクルートなどの出資を受け、ディー・エヌ・エーを設立。オークション&ショッピングサイト「ビッダーズ」を立ち上げるその後、不用品の買取見積りを取るサービス「おいくら」、携帯電話を主体としたオークションサービス「モバオク」などを次々と立ち上げ幾度の経営悪化を乗り越えて日本のeコマースに新風を巻き起こした。南場さんもマッキンゼー出身の起業家として有名です。マッキンゼー勤務中は毎日夜中の3時4時まで仕事をしていたそうです。ハーバード大学院留学中は勉強もしつつ多くの時間を友人と共に遊んでいたと語っています。しかしのちにこの経験から自分自身について見直す機会になり、転職のきっかけとなったそうです。著書不格好経営ではマッキンゼー時代の学びとDeNA時代の経験について赤裸々に語られているのでコンサルティング業界と事業会社とで迷われている方は一読をおすすめします。【著書】不格好経営―チームDeNAの挑戦近藤正晃ジェームス(こんどうまさあきらジェームス、Twitter社副社長兼TwitterJapan株式会社代表取締役会長)1986年慶応義塾高等学校卒業1988年米国ブラウン大学留学1990年慶応義塾大学経済学部卒業後、マッキンゼーに入社1997年米国ハーバード大学経営大学院修了2011年Twitter日本代表就任2014年Twitter社副社長兼TwitterJapan代表取締役会長に就任現在、Twitter社副社長、GE本社Healthymagination役員。前職は、マッキンゼー・アンド・カンパニーのコンサルタント。マッキンゼー・グローバル・インスティチュートの中心メンバーの一人として、日本・台湾・米国・英国・フランス・ドイツ・ロシアにおいて国家経済政策を立案。また、TABLEFORTWO創設者会議メンバー、教育支援グローバル基金代表理事、あしなが育英会理事も務めている。学界においては一橋大学大学院国際企業戦略研究科客員教授。2003年から2009年まで東京大学先端科学技術研究センター客員助教授、特任准教授として、東京大学医療政策人材養成講座を共同設立を運営。近藤さんは経済界・シンクタンク分野・社会事業分野のみだけでなく学界や政治界等幅広い分野で活躍しています。現在自身が副社長を務めているTwitter社では「Twitterなら、日本やアジアのみならず、世界にリーダーシップを発揮するチャンスがある」という信念のもとでグローバルな経営人材の採用を強化しているそうです。【著書】マッキンゼー戦略の進化―不確実性時代を勝ち残る(TheMcKinseyanthology)世界を拓くリーダーたちへ(国際文化会館新渡戸国際塾講義録4)高島宏平(たかしまこうへい、オイシックス株式会社・株式会社ごちまる代表取締役社長、TABLEFORTWOInternational理事)1998年東京大学大学院卒業後、マッキンゼー入社2000年同社退社後、オイシックス株式会社設立、代表取締役就任2007年NPO法人TABLEFORTWOInternational理事就任2013年オイシックス株式会社、東証マザーズに上場大学院修了と同時にマッキンゼーに入社。Eコマースグループのコアメンバーとして活躍。2000年6月、インターネットを通じて安全でおいしい食材を一般家庭に宅配するオイシックス株式会社を設立。同社代表取締役社長に就任。2007年、世界経済フォーラムにおいて「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出される。現在は東日本大震災によって被害を受けた東日本食品関連産業の長期的支援を目的とした一般社団法人「東の食の会」代表理事も務めている。同氏は大学院生の時学生ベンチャーの立ち上げを経験。その時ついた社長という経験から経営者というものを意識し始めたと語っています。マッキンゼー入社後は週末に仲間と集まり起業について話すうちに現在のアイディアができたそうです。【著書】ぼくは「技術」で人を動かす――今いるメンバーで結果を出す{チームリーダー}のレシピライフ・イズ・ベジタブル―オイシックス創業で学んだ仕事に夢中になる8つのヒント川鍋一郎(かわなべいちろう、日本交通株式会社取締役社長)1993年慶應義塾大学経済学部卒業1997年ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了1997年マッキンゼー入社2000年日本交通入社2005年日本交通代表取締役就任慶應義塾大学経済学部卒業後、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院MBA取得。同年9月マッキンゼーに入社。そして2000年日本交通に入社する。同社三代目として『黒タク』『陣痛タクシー』『キッズタクシー』『ケアタクシー』『観光タクシー』導入や『日本交通タクシー配車』『全国タクシー配車』アプリ開発など改革を進め、日本交通グループとして約3800台の国内最大のタクシー会社を牽引。2013年6月に全国ハイヤー・タクシー協会の副会長、2014年5月東京ハイヤー・タクシー協会の会長に就任している。東京最大手のタクシー会社である日本交通3代目御曹司。入社時には1900億円と多くの負債を抱える状態をアプリ開発等多くの改革を進め経営者として立て直しました。しかしマッキンゼー時代には自分自身の限界を感じたと語っており、多くの挫折経験もあったといっています。田中裕輔(たなかゆうすけ、株式会社ロコンド代表取締役)2003年一橋大学経済学部卒業後、マッキンゼーに入社2007年26歳で同社史上最年少でマネージャーに就任2009年カリフォルニア大学バークレー校でMBA取得後、NarrowEarth社を起業し売却2011年株式会社ジェイドの起業に三角し、代表取締役兼共同創業者に就任一橋大学経済学部卒業後マッキンゼーに入社。26歳で史上最年少マネージャーを務める。その後カリフォルニア大学バークレー校でMBA取得し米国で起業。のちに事業を売却し、DeNAアメリカ支社でマーケティング・製品担当上級副社長歴任する。2011年株式会社ジェイドにおいて1年間で22億円の資本を集め、訪問者数日本第3位のECサイトに成長させる。同年2月、代表取締役兼共同創業者に就任。現在株式会社ジェイドの名前は株式会社ロコンドに変更。靴とバックの通販サイトで、日本で初めて「送料無料・99日間返品無料」のサービスを展開する。起業を意識したのはアメリカ留学時の知り合う起業家達の「世界にインパクトを与えようという強い志」だと語っています。【著書】なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?インパクト志向谷村格(たにむらいたる、エムスリー株式会社社長就任)1987年国際基督教大学卒業後、マッキンゼー入社1999年同社パートナー就任2000年現エムスリー株式会社就任国際基督教大学卒業後、マッキンゼー入社。99年同社パートナー就任。その後2000年、ソネット・エムスリー株式会社(現:エムスリー株式会社)社長就任。同氏はマッキンゼー時代に関わった製薬会社で、それまでMR主体の営業が主体だった経営改善をWebを使ったマーケティング改善を提案し、MRに関する大幅なコスト削減を経験。その後このアイディアからインターネットを使った医療のコストカットを目指しエムスリーを立ち上げました。葉山茂一(はやましげかず、漢方デスク株式会社代表取締役社長)東京大学文学部卒業後、マッキンゼーで3年勤めた後、アマゾンジャパンに3年半務める2012年クックパッドに入社2013年漢方デスク設立、代表取締役社長に就任東京大学文学部卒業後、マッキンゼー入社。3年でアマゾンジャパンに転職し、バイヤーとして3年半勤務。漢方に関する事業を目的に退職して起業。漢方のウェブサービス立ち上げを目指し、2012年11月クックパッドに入社。その後漢方デスクを立ち上げる。同氏が立ち上げた漢方デスクはたったひとりではじめたサービスで、プログラミングからデザインまですべてを2ヶ月間で完成させる。元々Webの知識はなく、クックパッドに薬膳の切り口から営業に行ったところ「Webサービスをしっかり作ってみたいならうちでやりなよ」と声をかけられ独立前提で入社し、勉強を始めたそうです。参考:漢方デスク小暮真久(こぐれまさひさ、NPO法人TABLEFORTWOInternational代表理事)1995年早稲田大学理工学部機械工学科卒業1999年スインバン工科大学工学修士号取得1999年マッキンゼー入社2007年NPO法人TABLEFORTWOInternationalを創設、代表理事就任早稲田大学理工学部卒業後、オーストラリアのスインバン工科大で修士号を取得し、マッキンゼー入社。ヘルスケアを始めとする幅広いプロジェクトに従事し、2005年松竹株式会社入社、事業開発を担当。経済学者ジェフリー・サックスとの出会いに強い感銘を受け、日本発の社会貢献事業「TABLEFORTWO」プロジェクトに参画し理事兼事務局長に就任。現在も社会起業家として世界11カ国拠点を指揮している。マッキンゼー勤務時には持ち前の情熱と対人スキルの高さを武器にヘルスケアをはじめとする様々分野で活躍。その後仕事を続けていくうちに外資系ファームが歴史ある日本起業の水に馴染むことが難しいと感じ、「新しいことを生み出せる環境で」、「その価値観を共有できる仲間とともに」、「誰のために働いているのかを実感できる」仕事をしたいと考えマッキンゼーを退社後多いの職務経験を経て現在の職に就いたそうだ。【著書】社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた――マッキンゼーでは気づけなかった世界を動かすビジネスモデル「Winの累乗」“想い”と“頭脳”で稼ぐ社会起業・実戦ガイド「20円」で世界をつなぐ仕事石井てる美(いしいてるみ、ワタナベエンターテインメント所属)2002年白百合女子高校卒業後、東京大学文科三類入学2008年同大学院卒業後マッキンゼーに入社2009年1年4ヶ月の勤務を経て同社退社後ワタナベコメディスクールに入学・卒業し現在お笑い芸人として活躍白百合学園中高出身で、学園祭では実行委員長も務めた。東京大学文科三類に進学。入学後に理系に転向し同大学院修了。大学・大学院在学中を通じて、タイ、デンマーク、フィリピンと3カ国でのインターンシップや交換留学を経験する。大学院修了後マッキンゼー入社、多忙な日々を送る。その後「人生は一度きり」と痛感する体験をしたことを機に、「芸人になりたい!」というかねてからの夢への思いを強め、約1年4カ月の勤務の後に退社を決意。退社後の2009年10月、芸能事務所・ワタナベエンターテインメントによるタレント養成学校「ワタナベコメディスクール」に11期生として入学、翌年9月に卒業した。後に出演したお笑いライブに、元マッキンゼー日本支社長の平野正雄も石井を観に来ていた。大学時代は何よりも勉強を重視して過ごしていたそうです。大学院時代にはアジア開発銀行でのインターンを経験。マッキンゼーに入社したきっかけは『ブランド力』だと同氏は語っています。しかし入社後エリートでありたいという意識のもと、自分の人生なのに周囲の視線が息苦しさを感じ、人生は一度だから本当に自分のやりたいことをやろうと決め、お笑い芸人に転身。【著書】私がマッキンゼーを辞めた理由―自分の人生を切り拓く決断力―(ノンフィクション単行本)以上、マッキンゼー出身の日本人起業家を一部紹介しました。『マッキンゼー出身の・・・』からはじまる本も最近はよく出版されており注目を浴びているので、知っている経営者の方も多かったのではないでしょうか。unistyleではマッキンゼーのエントリーシートを掲載しています。これから同社にチャレンジしたい人もそうでない人も、今後の就職活動に役立てて頂ければ幸いです。マッキンゼー選考通過者の回答【ブランド拡張の成功要因】ブランド拡張新製品の売上の規定因を、多変量解析によって明らかにしました。♦2.GPAおよび学業関連で特筆すべき事項(全角60字)2010年3月慶應義塾商学会賞受賞グローバルCOE学内研究協力者♦3.研究室名および指導教官と学会発表ないし学術雑誌での業績(全角60字)研究室:小野晃典研究会論文テーマ:ブランドレバレッジング学会発表:国内外学会にて6回学術雑誌掲載論文:主要論文4本♦4.アルバイトを含む職歴のなかで、特にリーダーシップを発揮した経験と、その際のあなたの役割をご記入下さい。(全角100字)職歴1において、チームを勝てる集団にするために奮闘しました。理論的なアプローチはもちろん、【選手と共に汗を流すこと】と【分からないことをごまかさないこと】で、選手の中心に入り指導を行いました。♦5.クラブ活動等でリーダーシップの経験についてご記入下さい。(全角100字)100人規模の野球サークルの代表をしておりました。練習は週1回かつ短時間ではありましたが、効率の良い練習を心がけ、慶應義塾大学代表として、チームを関東大会出場へと導きました。♦6.マッキンゼーに入社後5年間のキャリア目標についてご記入ください。(全角100字)海外のビジネススクールに留学し、これまでの専攻であったマーケティング以外に関しても最先端の知識を学び、事業会社においてプロジェクトのリーダーとしてその知識を実践に活かすことが目標です。♦7.長期のキャリア目標(10年程度先の将来において達成したいこと)についてご記入ください。(全角100字)日系企業の海外進出に関する大きなプロジェクトのリーダーとしての役割を担う。また、大学院時代の専門であったマーケティング以外にも最低1つ、社内の誰にも負けない知識を持つ分野を固めることが目標です。♦8.コンサルタントになりたいと思う理由についてご記入下さい。(全角100字)コンサルタントに仕事の依頼があるということは、クライアントにとって非常時であると思います。そのような非常時を日常的に扱うコンサルタントという職は、最も刺激的かつ成長のできる場であると考えるからです。♦9.マッキンゼーに入りたいと思う理由についてご記入下さい。(全角100字)グローバル社会のリーダーになれ」との岩谷さんの言葉に奮い立ちました。ゼミ選びにおいて、最も厳しい環境を選択しその環境を最大限活かした私は、会社選びにおいても、最も厳しく刺激的な環境を求めるからです。♦10.大学院生活において、現在までに、あなたが世界、日本レベルで誇れるような達成事項、ユニークな実績があればご記入下さい。(全角100字)2回目の大学4年次に、先に大学院に進学していた同期とともに、学部生でありながら国際学会デビューをしました。その後も幾度か国際学会で発表を重ね、修士課程1年で異例のグローバルCOE研究員に抜擢されました。♦11.ご自身の強みについてご記入下さい。(全角100字)【チームをまとめる力】と【粘り強さ】です。両者とも、野球および学部で最も厳しいとされるゼミで培いました。また、多変量解析の技能は、コンサルタント業務においても活かすことのできる能力であると思います。マッキンゼー選考通過者の回答職歴の中で、特にリーダーシップを発揮した経験と、その際のあなたの役割をご記入ください。(1つ目)(工場ラインの生産性向上プロジェクトインターン経験の中で)新規事業立案プロジェクトでは、ファシリテーターとしてメンバー全員の意見に耳を傾け、コンセンサスを取っていった。与えられたフレームワークを使いながら、論理の飛躍が無いよう話し合いを進めるのに貢献した。職歴の中で、特にリーダーシップを発揮した経験と、その際のあなたの役割をご記入ください。(2つ目)(電気自動車ベンチャーのスタートアップ経験の中で)ベンチャーでは、開発エンジニアとしてマーケティング部門とのやり取りを担当した。利用者のニーズと設計者の意図に食い違いが起きないよう週1度のミーティングを提案し、メンバー同士の積極的な意見交換を促した。マッキンゼーに入社後5年間のキャリア目標についてご記入ください。一人前のコンサルタントとして、グローバルチームを牽引する人材になることが目標。留学先や研究等で培った基礎的な問題把持能力に磨きをかけると同時に、実際のプロジェクトを通じてビジネスセンスを養う。長期のキャリア目標(10年程度先の将来において達成したいこと)についてご記入ください。70年代の高度成長期を彷彿とさせる活気を、日本の産業界に与えることが出来る人材になること。具体的には、経営知識を身に付けたプロフェッショナルとして、グローバルマーケットにおける経営戦略をリードしたい。コンサルタントになりたいと思う理由についてご記入ください。コンサルティング業界が最も他の業界との結びつきが強く、幅広い分野について学ぶことが出来るから。また、様々な業界のプロジェクトと関わることで多角的に物事を考え、解決する力を養いたい為。マッキンゼーに入りたいと思う理由についてご記入ください。海外支社との繋がりが強く、グローバルに活躍できる舞台が多くあると感じた為。海外との合同プロジェクトに関わることで、より幅広い視野と多くの事例に関わることが出来ると考えた為。あなたが世界、日本レベルで誇れるような達成事項、ユニークな実績があればご記入ください。学位取得可能な2年間の留学プログラムへ挑戦し、他言語で行われる授業、多国籍で行われるグループワークに取り組んだ。結果、日本人派遣生で初めて現地の生徒と同じ基準で全ての単位を修得して卒業見込みを貰った。ご自身の強みについてご記入ください。周りを見渡し、チームの目標を最大化できること。チームメンバー全員の意見を傾聴し聞きだすことが出来るため、幅広いアイデアを取り入れてかつ、絞り込むことで、チームでの行動を円滑に進めるのに貢献できる。マッキンゼー内定者の回答リーダーシップを発揮した経験と、その際のあなたの役割をご記入ください。(100字以内)SMBCのインターンにおいて短い期間で結果を出すためにメンバーと積極的に対話を図り良い部分を引き出しながら自分のアイデアも出すというチームの舵取り役に徹した。プレゼンでは16チームの中で優勝する事が出来た。クラブ活動などでのリーダーシップ経験上記の活動の中で、特にリーダーシップを発揮した経験と、その際のあなたの役割をご記入ください。(全角100文字以内)チームの学生責任者として上手いチームから強いチームへ改革を行ってきた。積極的に対話を図り各自が考えれるような練習メニューを考案した。対話を通しメンバーの良さを引き出すリーダーシップをとることが出来た。マッキンゼーに入社後5年間のキャリア目標についてご記入ください。一人前のコンサルタントとしてクライアントと良好なリレーションを築き後輩に的確なアドバイスを与えられることなどチームにもポジティブな影響をもたらすことを目指す。長期のキャリア目標(10年程度先の将来において達成したいこと)についてご記入ください。チームやプロジェクトに置いて責任感や勇気を行動で示す事が出来るようなリーダーを目指す。また家庭と仕事を両立できる人間的に余裕のある人間になっていたい。志望理由コンサルタントになりたいと思う理由についてご記入ください。グループが変化する瞬間に興味があるからだ。私はクラブ活動で自らが主体的に行動する事でチームとして個人を超えたエネルギーを発する瞬間を感じてきた。社会においてさらに大きなインパクトを企業に与えたい。マッキンゼーに入りたいと思う理由についてご記入ください。(100字)最高レベルの環境で自分を徹底的に磨けると考えるからである。その上で社会に与える事ができるインパクトの大きさや金銭的な対価を考えてもこれ以上魅力的な環境は無いと考えている。マッキンゼー内定者の回答1.研究室またはゼミに所属している場合は、指導教官名と卒論のテーマ(予定)をご記入ください。(50文字)会社法ゼミアメリカ会社法との比較から見る日本の会社法の特異性2.上記の職歴の中で、特にリーダーシップを発揮した経験と、その際のあなたの役割をご記入ください。(100字以内)講師をしていた大学受験塾にて、実績と集客率の低さへの危機感から経営に加わりました。経営陣で分析した問題点の解決案を私が提案及び自身の講座で実践、検証していき、最終的に塾全体の制度として導入されました。3.クラブ活動などでのリーダーシップ経験上記の活動の中で、特にリーダーシップを発揮した経験と、その際のあなたの役割をご記入ください。(全角100文字以内)「海外帰国子女振興財団」にて、海外へ渡航する人を対象に海外生活の送り方講座を社員の方と共に立ち上げました。その際私は講座内容を考案し、講座の講師となる帰国子女を集め運営し、受講者を支援してきました。4.就職希望業界現時点で就職を希望している業界を最大3つまで選択してください。★商社、外資系金融、コンサル5.マッキンゼーに入社後5年間のキャリア目標についてご記入ください。(100字)問題解決力、プレゼン能力等の「スキル」だけでなく、成果に対する貪欲な姿勢等といった「マインドセット」をしっかり身に着け、チーム及び顧客に技術、意識の両方から価値を提供するコンサルタントを目指します。6.長期のキャリア目標(10年程度先の将来において達成したいこと)についてご記入ください。100字私は1「自分で判断する」ことができ、2「その判断に責任をとる」立場にあり、3「それに基づいた行動が人を巻き込める」人を理想のリーダー像と考えており、上記3点を備えたコンサルタントを目標としています。7.志望理由コンサルタントになりたいと思う理由についてご記入ください。(100字)私は「日本を世界一の国にする」という夢があり、社会の国際的競争力向上に貢献する職を希望しており、コンサルタントは企業の経営改善等を通し社会全体にインパクトを与えるため理想の仕事だと考え志望しています。8.マッキンゼーに入りたいと思う理由についてご記入ください。(100字)会社説明会の際に社員の熱意と社交的かつストイックな点に強く魅力を感じたためです。特に「最もやる気と集中力のある人が集まっている」という社員の言葉が忘れられず、その環境で学び実力を試したいと思いました。9.自分の強みご自身の強みについてご記入ください。(100字)私の強みは「貪欲な知的好奇心」とそれによる「多角的視点」であり、法学部として会社法ゼミに所属しつつ理工学部の量子論のゼミにも所属する等、自分に対し制限を設けず視野を広げることを意識し行動してきました。 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東京一強時代!?"就活格差"の実態 東京一強時代!?"就活格差"の実態 毎年のように騒がれる地方大学と都心大学の"就活格差"問題。「この企業に興味があるけど、交通費がすごくかかるからどうしようかな・・・。」「インターンに行ってみたいけど、就活費用を稼ぐためにアルバイトが忙しいし、授業も出ないと・・・。」多くの企業が東京に本社を置いていることもあり、地方の就活生は選考やセミナーのために、上京をする必要があります。そのため、新幹線などの交通費や移動にかかる時間など、都心の就活生に比べて頭を悩ますことが多々あると思います。今回は、地方大学出身の筆者の経験談や他の地方大学生から聞いた話をもとに、地方大学の就活の実態と格差について考察し、解決策を提示します。地方大学の就活一概に地方大学と言っても、地域によってかなり差があると感じています。今回は大きく3つの地域に分類し、それぞれの就職活動の苦悩について時間・金銭・情報という観点から考察していきます。首都圏ベッドタウン大学筑波大学、横浜国立大学、千葉大学などの関東近郊の大学があたります。時間首都圏にありつつも東京の中心部からは距離があり、大学から1時間半〜2時間かかります。中心部に出ることはできますが、朝早くに起きなければなりません。加えて通勤ラッシュに巻き込まれることもあります。頑張れば往復できる距離のため地方就活生と違い、わざわざ2時間かけて家に帰り、次の朝2時間かけて来るということを繰り返します。金銭遠方の大学に含まれないことが多いため、交通費・宿泊費が支給されないことがあります。場合によっては地方大学の就活生より交通費がかかってしまうということもあります。情報都心の大学との交流が少ないため、情報が入ってきません。とはいえ、他の地方学生に比べれば、頑張れば都心に行ける距離でもあるため、自分の行動力やタイムマネジメントで情報格差を解消できると思います。地方主要都市大学札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡などの都市があたります。このような都市には旧帝大があることが多く、加えて周囲に私大もたくさんあります。時間新幹線を使うかバスを使うかによって、大きく時間が変化します。ただ金銭面を考慮に入れるとバスを使うことが多いと思います。一概にいうことはできませんが、6時間〜12時間かかります。金銭上記のような交通手段を用いるため、交通費は莫大にかかります。特に、色んな企業をとりあえず受けてみたい就活生にとっては死活問題になり得る可能性があります。インターンや最終選考では交通費・宿泊費が支給されることもあるので、受ける企業を精査することが求められるでしょう。情報都心には劣るものの、企業の支社があることが多く、説明会などを地方の支社で受けることができる場合があります。売り手市場である昨今では、企業も地方の主要都市で説明会や選考をするケースも増えています。ただ当然ながら、それでも企業数は東京に比べて格段に減ります。地方都市大学秋田・石川・広島・熊本などの都市があたります。国立を中心に私大がちらほら存在しています。時間地方主要都市と大きくは変わりません。新幹線が通っていない・数が少ないなどのことがあるため、より時間の制限があります。金銭地方主要都市以上に交通費がかかります。また地方主要都市に比べて、大学周辺で説明会や選考が行われる回数が少ないため、大都市圏に出るためにもお金が必要になります。情報説明会・選考会に参加するのにも一苦労なため、情報も中々流れてきません。また、地元志向の学生が多く、公務員に就職する学生が多いです。そのため、就職活動をする人数自体が多くなく、情報集めにも苦戦している印象があります。東京一強の就活地方の区分ごとに時間・金銭・情報という3つの観点から苦労を述べてきましたが、情報について補足をしたいと思います。インターネットが普及する以前は過去年度の選考レポートやESなどを大学の先輩・OBから得るしかありませんでした。そのため先輩・OBとのコネを持つ学生が有利に選考を進めていました。しかし、インターネットの普及により、どこでも誰でも簡単に情報にアクセスできる時代になりました。unistyleなどの就活メディアで過去の選考レポートやESなどの企業の選考情報が公開されるようになり、以前よりは情報格差が少なくなってきたと思います。それでもなぜ、地方と都心では大きな情報格差が生まれてしまっているのでしょうか。その差とはつまり、リアルな社会人との接点(=OB訪問)です。「こんな人になりたいな。」「なるほど!こういう考え方もあるのか。」というように、OB訪問などで社会人との接点を持つことにより、東京の学生は、自らの将来について考える機会が豊富です。一方、地方の学生は、インターンや講演会、勉強会などで、起業家や社会人の働く現場を目の当たりにする機会はめったにありません。その結果として、就活の準備がままならず、東京一強となってしまっている現状があります。そのため、地方の就活生は社会人との接点を持つために、自ら動く必要があります。社会人との接点を持つために、OB訪問アプリを活用しようでは、社会人との接点を持つ機会を増やすためにどうするべきか。最も有効な手段は、”OB訪問アプリ”を活用することだと思います。OB訪問アプリを活用すると下記のようなメリットがあると思います。メリット①自分の所属するコミュニティ以外の社会人の話が聞きやすくなる②社会人のプロフィールを把握した上でOB訪問を依頼することができる③チャット形式で簡単にアポ取りができるこのようなメリットがあるため、地方学生でも簡単かつ効率よく社会人と接する機会を増やすことができます。実際にどのようなサービスがあるのかはunistyleの「【実際に使ってみた】Matcher・VisitsOB|ビズリーチ・キャンパス|OB訪問アプリって実際どうなの?」を参考にしてみてください。参考:【実際に使ってみた】Matcher・VisitsOB|ビズリーチ・キャンパス|OB訪問アプリって実際どうなの?就活コミュニティを発足・参加するという方法もある地方に住んでいる場合、例えOB訪問アプリを活用してもなかなか情報収集することが容易ではありません。その場合は、就活生で協力し合って情報収集をすることが非常に有効な手段です。それこそ、就活生と繋がることにより、OB訪問ができる社会人を紹介してもらったり、自分が知り得なかった就活イベントの情報などを教えてくれる可能性もあります。そんな就活コミュニティの発足、または参加するためには、大きく3つの手段があります。①選考・インターンで仲良くなった就活生と作る選考終わりやインターンでLINEグループを作ることがよくあると思います。そこでのグループで連絡を取り合い、情報を集めることができます。特に、自分と同じような軸を持っている就活生がいる場合、個人で連絡を取り合うなどをして、選考情報などを得られると良いでしょう。実際に会って、仲良くなってから連絡を取り合うため、一番有効な情報収集の仕方だと思います。②Twitterで就活生と繋がる就活アカというものを作り、Twitter上で就活生と連絡を取り合っていくというものになります。Twitterはオンラインの中でも、リアルタイム性が特徴のため、就活との相性が良いです。実際に"〇〇卒界隈"と呼ばれるような就活コミュニティのようなが存在しており、Twitter上だけにとどまらずリアルでも交流をしているようです。コミュニティといえるような集団を作るまでには難しいかもしれませんが、最も簡単に選考情報を集めることができると感じます。界隈のアカウントの発信内容を読みながら、自分にとって有益そうなアカウントをどんどんフォローしましょう。もしかしたら、自分と同じ地方の就活生のアカウントを見つけることもできるかもしれません。同じ悩みを抱える就活生と繋がれるのは、嬉しいですよね。③選抜コミュニティに参加する就活支援サイトなどが運営している選抜コミュニティというものがあります。選考を突破した選ばれた学生のみが参加できるクローズドコミュニティになります。このコミュニティに参加すると、選考対策や特別選考会などに参加することができます。毎年外銀・外コンに多数の内定者を出しており、いわゆる"就活強者"と呼ばれる人の多くは選抜コミュニティに参加している印象があります。そもそもコミュニティ自体が東京で運営されていることが多いため、選考に参加するのに一苦労ですが、突破できればそれに見合うメリットを享受できると思います。最後にー就職活動は団体戦ー就職活動は団体戦です。大学受験の時も「大学受験は団体戦」と言われたと思います。ですが同じ団体戦でも意味は大きく異なります。大学受験が「みんなで頑張ろう!」という意味の団体戦だったのに対し、就職活動での団体戦は「みんなで情報共有したほうが有利に進められるよね」という意味です。特に地方就活生は物理的な距離による就活の難しさを感じていると思います。だからこそ、コミュニティに参加することで、効率良く就活を進めていくといいと思います。関連記事:ススメ地方就活生!就活シェアハウスのすすめ地方の学生はやっぱり不利?!大手企業内定の地方大学生が贈る後輩達へのアドバイス 10,137 views

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