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面接での逆質問攻略!最終面接で役員が質問から判断していることとは

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    面接での逆質問攻略!最終面接で役員が質問から判断していることとは

    掲載開始日:2018年06月14日
    最終更新日:2018年07月12日

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    「何か質問はありますか?」

    就職活動では、あらゆる局面でこの質問を耳にすることになります。面接官からよくなされる質問であると同時に、多くの就活生が頭を悩ませている質問の1つとも言えます。

    大半の企業が面接で逆質問の場を設けており、その意図も様々です。面接官は、「相互理解を深めましょう」や「聞きたいことなんでも聞いてください」等々、耳障りの良いことを言ってきますが、本当にその言葉を鵜呑みにして良いのでしょうか。

    なんでも聞いて良いという自由度の高さこそが、学生を疑心暗鬼に陥らせているようにも思います。だからこそ、逆質問の意図を明確にし、何を聞くべきなのかを正しく理解することこそが、就職活動では重要だと考えています。

    そのため、この記事では逆質問の意図や作り方、具体例までを示していきたいと思います。皆さんの疑念、疑問がこの記事によって少しでも解消されれば幸いです。
     

    【この記事のアウトライン】
    ・逆質問は「志望度」及び「コミュニケーション力」を示す場
    ・面接の場において、「逆質問がない」という選択肢は論外
    ・受け身の逆質問ではなく、能動的な「仮説検証」の場としての逆質問をすべき
    ・逆質問作成にあたっては、「アニュアルレポート」で数字から読み取れない企業情報を
    ・選考のフェーズによって、逆質問で聞くべき内容は変わる

    1.逆質問の目的とは:「志望度」及び「コミュニケーション力」を示す場

    基本的に、リクルーター面談や面接の場における逆質問は評価の対象と考えて良いでしょう。企業側もわざわざ時間を割いて、そのような場を設けている以上、純粋な相互理解の場と考えるのは安直であると言えます。

    では、企業は逆質問を通じて、学生のどのような部分を見ているのでしょうか。

    それは、普段どのような場面で自分自身が質問をするかを考えれば、自ずと分かってくるでしょう。他人に対して質問するのは、相手に興味がある場合がほとんどであると思います。疑問が浮かぶのはその対象に対して、興味関心があるからこその行動であると言えるでしょう。企業もそこを理解した上で、企業に対して本当に興味があるのか、いわば志望度が高いのかを逆質問を通して見ようとしています。

    また、面接の場では基本的に面接官から学生に対して質問する時間が多く、一方的なコミュニケーションになりがちです。そのため、逆質問という面接官と学生の双方向のやりとりを通して、学生のコミュニケーション力を見ています。
    一口にコミュニケーション力といっても抽象的すぎて何を指しているのか不明確であるため、逆質問の場における「コミュニケーション力」とは何なのかを定義すると、「場の流れを読み、短時間で相手の意図を汲み取る力」であると考えています。

    つまり、逆質問では場の雰囲気や面接官の役職等から、今ここで何を質問するのが適切なのかを見極められるか否かを見られていると考えられます。よって、逆質問の意図としては、①企業への「志望度」及び、②基礎的な「コミュニケーション力」を計ることにあると考えて良いでしょう。

    もちろん、逆質問が相互理解の場であることは間違いではなく、あなた自身も逆質問を通して、企業を評価するべきでしょう。逆質問における企業側の意図を明確にした上で、あなた自身も逆質問に対してどのような意図を持って臨むのかを考えましょう。

    2.「何か質問はありますか?」への回答:「逆質問がない」という選択肢は論外

    「何か質問はありますか?」。この質問に対する答えは、言い方こそ違えど、『Yes』 or 『No』の二択だと考えています。もっとも、すでに皆さんお分かりかと思いますが、この場合に『No』という答えは論外です。『Yes』の一択しかないと考えてください。

    上記で述べたように、逆質問には企業への志望度を計るという目的があるため、その時点で志望度が低いと捉えられてしまい、選考落ちは濃厚になるでしょう。ごく稀に逆質問をしなくても通過する場合がありますが、このような場合は例外です。

    そもそも逆質問をした場合のリスクとしない場合のリスクを考えると圧倒的に後者のリスクが高いのは、火を見るより明らかです。つまり、選考に合格したいのであれば、逆質問はマストです。

    ただ、逆質問に関しては、すれば良いというものではありません。大半の学生は逆質問の機会を与えられれば、当然ながら逆質問を行うことでしょう。そのため、質問内容こそが勝負を分けることになります。

    では、どのように逆質問の内容を考えていけば良いのでしょうか。以下、提示していきます。

    3.逆質問の考え方:能動的な「仮説検証」の場としての逆質問をすべき

    逆質問の作成法を知るよりも先に、逆質問ではどのようなことを聞くべきなのかを明確にする必要があります。

    もちろん、逆質問は就活生側の疑問を解消するために設けられているため、本来であれば聞きたいことを自由に聞くための時間のはずです。一方で、企業側も逆質問を評価対象としているため、本音ベースで言葉通りなんでも聞いてしまうと、低評価をつけられかねません。では、何に関する質問をすべきなのでしょうか。


    上記で、逆質問においては「志望度」が見られていると述べました。志望度の伝え方には様々あると思いますが、私の場合は「企業理解」「仕事理解」の二点からアピールすることを心がけていました。面接では、皆口を揃えて「御社が第一志望です!!」と連呼しますが、それだけでは何のアピールにもなりません。その企業や仕事に対する興味を示してこそ、志望度を示すことが出来ると思います。

    企業理解を示すためには、企業の現状を踏まえた上で、中長期的にどのような事業を展開していくのかを仮説と併せて質問したり、仕事理解を示すためには、その仕事のどのような点が大変そうかを述べて、実際に現場で働かれている方の意見を求めたりすることが効果的でしょう。企業や仕事に関する理解を深め、企業との齟齬をなくすためにも、予め自身の仮説を用意しておき、それを検証する場として逆質問を有効活用しましょう。

    このように自身の仮説を述べた上で、相手に意見を求めるという姿勢はマストです。面接には、お客さんとして行くのではなく、将来の社員としての自覚を持って臨むようにしましょう。そして、当然ではありますが、企業ホームページを読み込み、その情報を踏まえた上で、社員でなければ回答できない質問をするよう心掛けましょう。


    また、逆質問の場で、いきなり自己PRをし始めたり、面接のフィードバックを求めたりする学生もいると耳にしますが、個人的にはオススメはしません。

    なぜなら、前者に関しては、逆質問の意図を汲み取れていない上に、一方的に自分の言いたいことを述べることとなり、コミュニケーションとして成立していません。基礎的なコミュニケーション力という点でマイナスの印象を与える恐れがあります。後者に関しても、逆質問の意図を汲み取れていません。それだけでなく、面接官としても一人の学生のみにフィードバックをしてしまうと他学生との不平等感が生まれることへの懸念があるかと思います。言い方は悪いですが、そもそもフィードバックする能力がない社員もいる可能性があるため、逆質問の場でフィードバックを求めることはリスキーでしょう。

    これらを踏まえた上で、逆質問の内容について練っていきましょう。

    4.逆質問の作り方:「アニュアルレポート」で数字から読み取れない企業情報を

    それでは、ここから多くの学生が悩んでいるであろう逆質問の作り方について提示していきます。

    相手を知らずして、質問することなど不可能です。そこで、相手を知るために多くの学生は、まず採用パンフレットや採用ホームページを見ることでしょう。ただし、これだけでは不十分です。他の学生と差別化を図るためには、より深い企業理解が不可欠です。

    そこで、よく言われるのが「IR資料」です。IR資料と一口に言っても様々なものがあります。IR資料とは、投資家向けに公表されている広報活動資料のことを指します。上場企業に関しては、公表が義務付けれており、昨今の企業の業績や中長期的な事業計画等、その企業の情報が事細かに記されています。

    もっとも、このIR資料の活用法が分からないという方もいると思いますので以下、私のIR資料活用法について簡単に説明していきたいと思います。

    ここでは、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事3社のIR資料を参考に見ていきます。

    1.会社の個性が最も表れる「アニュアルレポート」

    その企業の過去〜未来について、包括的に知ることができるのが、このアニュアルレポート(統合レポート)です。

    一読頂ければ分かりますが、各社とも100ページ近いボリューミーな内容となっており、企業を知る上で役に立つ資料といえます。読み物としても非常に面白く、他のIR資料が活字、モノクロの資料であるのに対して、こちらは、写真や図、また社長インタビュー等も記載されていることが多く、数字だけでは見えてこないその会社の色や雰囲気についても知ることができます。そのため、財務諸表では知ることのできない「見えない資産」について知ることのできる資料とも言われています。

    IR資料といえば、無機質で淡白な印象を受ける方が多いと思いますが、アニュアルレポートはそうではなく、その会社の社員、社風についても知ることができる貴重な資料です。もっとも、アニュアルレポートについては公表義務がないため、上場していても公表していない企業があります。

    2.就活生にも分かりやすい「決算説明会プレゼン資料」

    決算説明会プレゼン資料は、グラフや図が多用され、最も視覚的に分かりやすい資料といえます。非常に端的にまとまっているため、企業の今を知る上で最適です。これまでIR資料を読んだことがなく、なんとなく抵抗がある方は、まずこの資料から取り掛かってみて下さい。

    売上高や営業利益、経常利益等々は四季報を見れば分かるため、ここで見るべきは、セグメント別の業績データでしょう。3社ともセグメント別にデータを発表しており、昨今の動向について端的にまとめられています。また、重点施策についても記載されていることが多く、中長期計画の進捗の概観が分かります。

    3.企業の将来あるべき姿が分かる「中長期計画」

    その名の通り、今後注力していく分野・事業等、企業の経営計画が記載されています。企業の未来について簡潔にまとまっており、自身が入社した後、どのような事業が伸びていくのかについて考察する上でも役立ちます。入社後のキャリアパスを考える際などには重宝する資料といえるでしょう。

    また、最終面接で役員や社長が面接官として出てくる企業では、会社の将来性について聞かれることもあるかと思いますので、必ず目を通しておきしょう。

    4.決算情報が最も早く開示される「決算短信・ハイライト」

    決算短信とは、共通形式の決算速報です。最も早く決算情報が開示される資料であるため、投資家やメディアの関心は高いです。もっとも、会計を学んでいない就活生が読むには難解であり、私自身も読むことは避けていました。

    読める方は読めばいいと思いますが、私自身が就職活動をしている中では、特段決算短信に記載されている情報が必要だとは思いませんでした。そのため、決算短信を読むことに労力を割くくらいであれば、アニュアルレポート等を読み込むことをおすすめします。

    5.数字が羅列され小難しい「有価証券報告書」

    有価証券報告書は有報とも呼ばれ、企業の業績や将来性、リスク等について記載された会社の説明書とも言うべき資料です。投資家向けに書かれているため、すべてを読み解くことは非常に難しいかと思います。

    そこで、有価証券報告書を読む上で重要なことは、目次をよく見ることです。目次を見ると、第一部と第二部と分かれており、それぞれ企業情報と提出会社の保証会社等の情報となっており、第一部はさらに細かく分岐しています。基本的には、第一部第2「事業の状況」について一通り目を通せばよいかと思います。その企業の事業やセグメントについて理解できるだけでなく、企業の抱えている課題やリスクについても知ることができます。

    また、企業の有価証券報告書に関しては、EDINETと呼ばれる金融庁の提供しているデータベースから検索することができるため、是非ご活用下さい。

    unistyle上には、「 最後のとどめの一手「IR情報を用いた逆質問」の考え方」、「就活生には縁遠いIR情報(投資家情報)の読み解き方」といった記事もあるので、IR情報を読み解くに当たり、是非ご参考頂ければと思います。

    参考: 最後のとどめの一手「IR情報を用いた逆質問」の考え方
    →企業のIR情報の活用方法をタイプごとに解説した記事です。それぞれのIR資料の中で読むべきポイント把握する際にご活用ください。
    参考:就活生には縁遠いIR情報(投資家情報)の読み解き方
    →こちらの記事でもIR情報を活用した逆質問の方法について紹介しています。就職活動を経験した学生の目線から、逆質問をする際の心構えについても紹介しています。

    5.フェーズ別逆質問対策:面接官の役職や年次とともに聞くべき内容は変わる

    続いて、選考において意識すべき逆質問のポイントを提示していきます。

    ここで理解して頂きたいのは、「面接官の役職や年次とともに聞くべき内容は変わる」ということです。現場の若手社員に会社の経営戦略に関する質問や、社長に対して現場レベルの質問をするのは、その相手に対してするべき的確な質問とは言えません。

    では、どのようなポイントを抑えて逆質問を行うべきなのでしょうか。以下、示していきたいと思います。相手の年次、役職等については、筆者の経験上、可能性が高いと思われるものをピックアップしています。

    ⓪懇親会・座談会

    【相手の年次・役職】内定者、現場若手社員

    【逆質問のポイント】評価対象となることはほとんどないため本音ベースで聞きたいことを聞いておく

    ・福利厚生や給料等、面接では聞きにくいが企業選びで重視している点について質問しておく
    ・面接の逆質問で使えるネタ探しをする(例:「座談会でーさんが〜〜と仰っていましたが、〜〜」)
    ・事業の詳細等、社員でなければ分からないような点について知識を得る

    ①OB訪問、リクルーター面談

    【相手の年次・役職】現場若手・中堅社員

    【逆質問のポイント】総合商社の0B訪問や会社が設定したリクルーター面談は面接と同義と捉えるべき

    ・福利厚生等の積極性を感じられない質問は控える(待遇についての質問は説明会や座談会で解消しておく)
    ・現場社員の生の声を聞きだす(例:「仕事の〜〜いう点に、ーーのような大変さがあると思うのですが、…」)
    ・面接ではなく会話という意識を持つ(受け身にならず、自身で仮説を立てそれを検証する場として利用する)
    参考:OB訪問やり方大全!OB訪問の目的から時期・質問内容まで徹底解説
    → 就職活動において重要なOB訪問の活用法を解説した記事です。OB訪問時の逆質問の活用法についても、より詳細に言及しているのでご参照ください。
    参考: 総合商社の社員100人にOB訪問して内定したMARCHの就活生の話     
    →OB訪問を徹底的に活用して、総合商社4社から内定を獲得した学生のコラムです。実際に評価された逆質問の内容を解説しているので総合商社志望の学生はぜひご覧ください。それ以外の学生でも逆質問の具体例として活用することができると思います。
    参考: 総合商社のOB訪問は「依頼する」から「呼び出される」へ?選考解禁前に評価される学生たち
    →総合商社のOB訪問と本選考の関係性を紹介した記事です。この記事を読めば、OB訪問の逆質問の内容が内定を獲得する上でいかに重要かがお分りいただけると思います。

    ②1次面接

    【相手の年次・役職】人事部若手・中堅社員

    【逆質問のポイント】時間が短いことが多く、時間を意識した逆質問を行う

    ・この段階では逆質問の時間が取られないことも多い
    ・時間が短いため面接官が簡潔に答えられるような質問を用意しておく
    ・集団面接の場合、他の学生の質問に対する面接官の回答について更に掘り下げても良い(頭の回転の早さをアピールすることにもつながる)

    ③2次面接(1次、最終以外)

    【相手の年次・役職】現場課長・部長級

    【逆質問のポイント】現場社員が面接官として出てくることが多く共に働きたいと思われることが重要

    ・現場の社員でなければ答えられないような質問を心掛ける
    ・面接官本人の考えや体験について聞き出す等、相手に話させるような質問をする
    ・前回までの面接や座談会等を踏まえた質問をする(例:「ーさんは…と仰っていましたが、〜さんはどうお考えですか?」)

    ④最終面接

    【相手の年次・役職】人事部長、役員、社長

    【逆質問のポイント】逆質問の時間が長いため逆質問の事前準備が不可欠(30分間逆質問ということも)

    ・事業計画に関する質問等、役員や社長でなければ答えられない大局的な観点からの質問を心掛ける
    ・熱意、志望度が前回までの面接に比べて重視されていることが多い
    ・会話ベースで進むことも多く、受け答えの中で頭の回転の早さを見られていることも多い
    参考:面接での逆質問で選考官の心を掴む!面接官・企業別面接シーン3選
    →面接官の心を掴む逆質問の方法を紹介した記事です。就活を終えた学生が、実際に経験した場面を振り返りながら、逆質問の内容に対するフィードバックをしています。逆質問を活用する具体的なイメージを把握したい方は、ぜひご覧ください。


    それぞれのフェーズにおけるポイントを示してきましたが、画一的にこれらを質問すれば良いというものではありません。聞きたい内容を予め準備しておくことは非常に重要ですが、その場の雰囲気や面接官の反応によって柔軟に対応を変えましょう。

    そして、何より重要なのは、仮説検証の場として逆質問を行うという意識です。受け身にならず、自分の考えを持った上で、それを相手にぶつけるように心掛けましょう。また、「面接における逆質問で何を質問すべきか」といったコラムもありますので、是非一度ご覧ください。

    6.最後に

    就職活動においては、自身の意思関係なく逆質問を「しなければならない」場面が少なからずやってきます。そのような逆質問の意図を理解し、意図を踏まえた的確な逆質問こそが内定獲得に向けて不可欠です。

    就職活動を始めたばかりの方は、逆質問でどのようなことを聞けばよいのか手探りの状態だと思います。この記事を通して、逆質問の目的や作成法、注意すべきポイント等を押さえて、高評価につながる逆質問をして頂ければと考えています。

    しつこいようですが、逆質問は自身で仮説を立てた上で、それを検証する場として利用する意識が重要になります。是非、能動的な姿勢を忘れずに臨んで下さい。

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