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朝日新聞社のESと採用HPから考える朝日新聞社の求める人材

朝日新聞社のESと採用HPから考える朝日新聞社の求める人材

掲載開始日:2017年04月17日
最終更新日:2018年07月12日

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朝日新聞社の本選考ES一覧はこちら

朝日新聞社と言えば有名な全国紙『朝日新聞』を発行する会社であり、2019年で創立140年を迎える歴史のある会社です。

新聞以外にもに雑誌・書籍の出版や芸術作品の展示・公演、全国高等学校野球選手権大会などのスポーツ大会の開催などの事業活動も行っています。また、朝日新聞のコラムである天声人語はあまりにも有名であり、1世紀以上の歴史があります。そして朝日新聞の発行部数は2016年現在読売新聞に次ぐ日本2位の販売部数を誇っています。

このように、幅広い事業活動や歴史がある朝日新聞社でありますが、過去掲載した慰安婦報道の問題、発行部数の減少によって苦境に立たされているのも事実です。また、朝日新聞社だけでなく新聞業界全体としてもインターネットメディアの発達による発行部数の減少がおこっています。

今回は採用HPから記者職についてとりあげてこの時代に求められる人材はどのようであるかを説明していきます。

事業内容と採用HPから考える朝日新聞社の求める人材

政治部で官邸を担当していたときは、安倍晋三首相が陣取る首相官邸を記者14人で取材していました。外交・安全保障、経済・財政、社会保障などの重要政策から選挙対策や国会対策まで、 首相官邸には政党や役所から膨大な情報が集まります。首相は官房長官ら官邸に入っている政治家と各省庁から集めた官僚らと一緒にその情報を分析し、判断します。私たちは「次に何が起きるか」をいち早く察知して報道するとともに、その影響を分析して読者に伝えることが、首相官邸の担当記者たちの重要な仕事です。首相官邸には幅広い分野の専門家が集まっています。国家権力を背景に膨大な情報も握っています。(中略)こうして記者14人がそれぞれ集めた情報を持ち寄り、安倍内閣の政策の行方を報じています。首相官邸の政治判断は、国民生活に大きく影響します。先日、安倍首相が決断した消費増税もそうでした。心身ともに疲れることもありますが、目の前で起きたことが歴史の1ページに残るかもしれないという緊張感を持って取材しています。

参考:朝日新聞社採用HP

こちらの記者の話によると、政治部の記者が官邸で取材をしていたときは14人もの人数で取材をしていたそうです。記者14人がそれぞれ集めた情報を持ち寄り、安倍内閣の政策の行方を報じています。また、記者それぞれにも取材対象者から得る印象、その人との考えが異なることがあるでしょう。そして他の記者と話し合って一つの記事にまとめます。

これらを「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み 」に落とし込んでみると「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」という能力が求められているのがわかるでしょう。

新聞社には時々、隠された不祥事に関する匿名の通報が寄せられます。そんな中、阪神間のある女子大で、学生から預かった教員採用試験の願書を教職員が提出し忘れ、学生が試験を受けられなくなった、というタレコミがありました。連絡を受けてすぐ大学に出向き、記事化することができました。これが、自分にとって初めての完全な特ダネで、各紙で後追い取材がありました。

参考:朝日新聞社採用HP

新聞記者の特ダネに関する話です。

他社が真似できずに自社独自のスクープを「特ダネ」とよび評価の対象になります。一方で他社に「特ダネ」を取られて、後追いで記事にする「追っかけ」はマイナス評価の対象となります。そのため個人に実績が紐づきやすく、個人としてプレッシャーの強い環境下でも力を発揮することが求められます。

そしてこれを「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み 」に落とし込んでみると「1.個人として努力し、成果をあげることができる」人材が求められているでしょう。

また事業内容からも考えてわかるように、記者という職業は他の記者と協力して成果を上げるだけでなく、個人で取材することはかなり多くなっています。このような働き方から考えても「1.個人として努力し、成果をあげることができる」という能力が求められる会社だとわかります。

以上より、事業内容と採用HPから「1.個人として努力し、成果をあげることができる」、「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」能力が朝日新聞社では求められていることがわかりました。

ではESからはどのようなことがわかるでしょうか。見ていきましょう。

朝日新聞社ES設問 

1.記者になりたいと思ったきっかけは。どんな記者になりたいですか。(8行)
2.朝日新聞社を志望する理由はなんですか。(5行)
3.あなたがアピールしたい業績や経験は何ですか。それをどう記者の仕事に生かせると考えますか。(8行)
4.朝日新聞や朝日新聞デジタルの紙面に関する感想を教えてください。(この数ヶ月間の記事または写真・映像で、評価するものと評価しないものをそれぞれ挙げて、その理由を)(9行)
5.あなた自身の好きなところと、好きでないところは何ですか。(5行)
6.いままでで一番辛かったことは何ですか。また、どうやってそれを乗り越えようとしましたか。(5行)
7.最近、感動したことは何ですか。(4行)

参考:朝日新聞社の企業情報

設問(1)「記者になりたいと思ったきっかけは。どんな記者になりたいですか。(8行)」について

内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」を参考にしてみましょう。

志望動機は常々①仕事を通じて成し遂げたいこと・②きっかけとなる経験・③企業選びの軸・④企業選びの軸に合致する他に受けている業界と他業界ではダメな理由・⑤具体的にどのような仕事や部門に興味があるか・⑥業界の中でも志望企業の理由要素の6つの要素から成ります。ここでは将来自分が実現したいことが問われています。

どんな記者になりたいかという部分、記者になりたいと思ったきっかけをたずねているところを踏まえ①・②・⑤は書かれていたいです。また、8行という分量から、成し遂げたいことを多く書くのではなく、きっかけとなる具体的なエピソード、どのような仕事をやっていきたいかということもバランスよく書くと良いでしょう。その際、「成し遂げたいことが自らの経験に根付いたものか」「成し遂げたいことが志望企業のビジネスモデルで達成できるか」という点は意識しておくべき項目です。あまりにも自らの経験に根付かないものだと現実性のないものになりますし、成し遂げたいことがビジネスモデルで達成できないものなら、当該企業の志望動機としては不適切になります。

同じ新聞業界はビジネスモデルでは共通している点が多いため、同業他者のESも参考になるかと思います。unistyleでは読売新聞のESもまとめてありますので是非参考にしてみて下さい。

参考:読売新聞東京本社のエントリーシート・選考情報

設問(2)「朝日新聞社を志望する理由はなんですか。(5行)」について

こちらは文字通り基本的な志望動機です。また、先ほどの「記者」から「朝日新聞社」と述べる対象が変わったことから、⑥同業比較についても触れるべきでしょう。

「同業の中でもなぜうちの会社か?」という質問に驚くほど簡単に答える三つのアプローチ」にも書かれているように、①業界内の特別なポジション・強みから語る②社風・企業理念から語る③企業で働く「人」から語るというアプローチが考えられます。このアプローチについて学ぶうえでは他業界の同業比較の記事も参考になるかもしれません。

また、「朝日新聞社員のインタビューにみる、新聞記者の仕事のやりがい及び新聞社・新聞記者のあり方の変化」では実際の社員へのインタビューから朝日新聞社の雰囲気、取り組みなど他社との違いが伝わると思いますの是非一読してみてください。

unistyleではメガバンクと総合商社について「なぜ同業他社のなかでもうちか?」という質問に対する内定者の回答事例を求めた記事がございますので、是非参考にしてみて下さい。
 

参考:
「同業の中でもなぜうちの会社か」という質問に対する内定者の回答実例〜メガバンク編〜
業界の中でもなぜうちの会社かという質問に対する内定者の回答実例〜総合商社編〜

設問(3)あなたがアピールしたい業績や経験は何ですか。それをどう記者の仕事に生かせると考えますか。(8行)


これは自分の業績や経験を問われています。

内定レベルの自己PRが簡単に書ける自己PRのフレームワーク」に沿って書きましょう。先述の通り、朝日新聞社の場合では「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」という能力、「1.個人として努力し、成果をあげることができる」能力が求められているため、自身の強みがそれらの求める人材に合致していることを意識しておく必要があります。

設問(4)「.朝日新聞や朝日新聞デジタルの紙面に関する感想を教えてください。(この数ヶ月間の記事または写真・映像で、評価するものと評価しないものをそれぞれ挙げて、その理由を)(9行)」について

この設問では朝日新聞社の提供している記事の感想を求められている設問です。ですから、あなたの記事に対する意識、関心を持っているか、十分な理解、洞察力があるかが問われている設問とも言えます。

また、評価するものだけでなく評価しないものも挙げなければならないのが将来の新聞記者として批判的思考をもちあわせているかを調べたいと考えているのが伝わります。今後はニュースを生み出す立場になるため、記者としてふさわしい切り口や考えの深さを示すことができるかどうかが問われている質問だと言えます。

また「「気になるニュースを教えてください」という設問に対する内定者の回答事例集」を参考に書いていくのも良いと思います。この設問は朝日新聞の記事についての感想を求められていますが、どのような価値観、関心意識を持っているかということを聞いているので、アプローチとしてこの記事は非常に参考になります。

設問(5)「あなた自身の好きなところと、好きでないところは何ですか。(5行)」について

自分の好きなところ、好きでないところを記入するものです。ここは論理的に話せるか、説明がうまくできるか等を聞いています。

行数が多いため、なぜその部分が好きなのか、好きでないのか理由にまで触れましょう。この手設問にはいわゆる「答え」が存在しないものなので論理的に説明できれば問題ないでしょう。

また、後者については自分の短所とも言いかえられますので「「自覚しているあなたの短所を教えてください」という設問に対する内定者の回答事例集」も参考に自分の好きで無いところを素直に書いていくと良いでしょう。

設問(6)「いままでで一番辛かったことは何ですか。また、どうやってそれを乗り越えようとしましたか。(5行)」について


この設問では困難が起きたときその状況を的確に分析し課題解決に対しての働きかけができるか、辛いことがあってもそれに屈することなく我慢強く対処できるかという点が見られていると考えられます。

新聞記者の仕事をしていく上でかなり辛いような状況も出てきます。例えば、新聞記者で言えば他社の記者に特ダネを取られた、特ダネを取るために忙しい状況に置かれてしまったりするなどが該当します。ですが、そういった状況から逃げるのではなく乗り越えていかなければならないことがあります。なので自分自身がつらい状況にあっても乗り越え対処出来うる人材を求めていることがわかります。

また「「これまで直面した中で最大の困難・挫折について教えてください」という設問に対する内定者の回答事例集」の記事も参考にしてみてください。この記事にも書いてあるように、受験で挫折したというものではなく学生時代活動を行っていく中で人と衝突したり、うまくいかなかったりするということを中心に書いていくと良いでしょう。

設問(7)「最近、感動したことは何ですか。(4行)について

具体的なエピソードを聞くことを通して説明が上手くできるかどうか、論理的にはなせるかどうかをたずねようとしています。

例えばアサヒビールにも同じような質問があったので参考にしてください。同記事にもあるように、受動的な感動体験ではなく自分が行動することによって得た感動体験を書いてみましょう。

以下記事でアサヒビールのES設問とその意図を紹介していますので是非参考にしてみて下さい。

参考:アサヒビールのESと採用HPから考えるアサヒビールの求める人材

最後に

いかがだったでしょうか。朝日新聞社は幅広い事業を持っていますが、今回は記者職にフォーカスをあてて分析を行っていきました。

オーソドックスな設問が多く同業を中心に他社のESも参考にしてみるといいでしょう。

朝日新聞社の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

他にも、全国紙新聞社社員のインタビューの記事も掲載されてます。

こちらの記事は新聞社の現実が生々しく書かれており、是非参考にしていただきたいです。
 

参考:朝日新聞社員のインタビューにみる、新聞記者の仕事のやりがい及び新聞社・新聞記者のあり方の変化

photo by Martin Thomas

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