【ES例文8選】自己PRで探究心をアピール!3つのポイントを押さえよう
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最終更新日:2023年12月20日
1.自己PRの基本知識(意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違い)
2.自己PRが見つからない人の対処法
3.自己PRの書き方・書く際のポイントを解説
4.自己PRの書き方を文字数別に解説
5.自己PRの書き出しを解説
6.自己PRの締めを解説
7.自己PRのES例文集(強み別)
8.自己PRのES例文集(業界別)
9.面接での自己PRの伝え方
10.面接での自己PRにまつわる頻出質問集
自己PRで比較的よく用いられる"探究心"という強み(長所)。
探究心をアピールして志望企業の内定を目指そうと考えている就活生も少なくないかと思います。
社会人において、探究心は求められる要素であることは間違いない一方で、アピールする上で注意しなければならないポイントが多い強みでもあります。
そこで本記事では、探究心をどのようにアピールすれば、企業に評価されるESになるかを解説していきます。
- 本記事の構成
- 自己PRで探究心を言い換えるなら?
- 自己PRで探究心をアピールした内定者のES(エントリーシート)例文
∟KPMGコンサルティング20卒内定者例文
∟三菱電機22卒内定者例文
∟キヤノンメディカルシステムズ23卒内定者例文
∟デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)20卒内定者例文
∟三菱重工業23卒内定者例文
∟積水化学工業23卒内定者例文
∟豊田自動織機22卒内定者例文
∟日鉄ソリューションズ(NSSOL)(旧新日鉄住金ソリューションズ)21卒内定者例文 - 自己PRにおける探究心とは
- 企業の求める探究心とは
- 自己PRで探究心をアピールする際の書き方
- 自己PRで探究心をアピールする際のポイント
- まとめ
探究心を言い換えるなら?
「探究心だと他の就活生と被りそうだから、何か別の言葉に言い換えたい!」
「探究心だと何だかしっくりこず、もっと適当な言葉がある気がするんだよな…」
上記のような悩み・疑問を持っている方は、探究心と類似した言い換え言葉を以下にまとめたので、自己PRを書く際の参考にしてみてください。
・常に学び続ける姿勢
・課題から逃げずに向き合う
・最後までやり抜く
・情熱を持って取り組む
・粘り強く行動する
自己PRで探究心をアピールした内定者のES(エントリーシート)例文
次に「探究心をアピールして企業からの内定を獲得した就活生のES例文」を紹介します。自己PRを書く上での参考にしてみてください。
KPMGコンサルティング20卒内定者
私が最も力を入れて取り組んだのは大学の卒業研究だ。卒業研究では、私が’修める’と決めた学問である物理と全力で向き合おうと考え、数ある研究課題の内、前例がなくその実験手法の開拓から手探りで始める必要のある挑戦的な課題を選んだ。その際、一つの指標として、年度末の学会で発表できる成果を出すことを目標に定め計画的に実験を行った。
未知の手法開拓ではネックと考えられる部分を洗い出し、試し、その結果からより良い方法へ修正する作業を網羅的に行うことが必要であった。そこで通常のカリキュラムであれば週2日のところを週6日で研究するといった継続的な努力を行った。
その結果、対象物質で未知の状態の観測に成功し、私の学科では通常修士以降で行う日本物理学会での発表を、学部4年の時点で実現することができた。この経験から、前例のない状態から一定の成果を出す方法、計画性、そしてモチベーションの保ち方などを学んだ。
三菱電機22卒内定者
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キヤノンメディカルシステムズ23卒内定者
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デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)20卒内定者
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三菱重工業23卒内定者
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積水化学工業23卒内定者
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豊田自動織機22卒内定者
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日鉄ソリューションズ(NSSOL)(旧新日鉄住金ソリューションズ)21卒内定者
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自己PRにおける探究心とは
自己PRでよく用いられる「探究心」ですが、理解できている人はどれくらいいるでしょうか?正しく理解できている人は多くはないと思います。
探究心とは、「物事に対して向き合い、本質を探ろうとする力」のことを指します。
興味関心を横に広げていくのではなく、物事に対し縦の方向に深く深く掘っていくイメージです。
自己PRを考えていく上では、今までで自身が物事に対し根気よく向き合った経験、こだわりを持って取り組んだ経験などから考えていくと良いでしょう。
探求心との違い
同じ"たんきゅうしん"でも字が異なる探求心があります。
探究心と探求心の意味は以下のような違いがあります。
- 探究心=物事に対して向き合い、本質を探ろうとすること
- 探求心=物事に興味を持ち、それを追求しようとすること
意味合いとしてはかなり似ていますが、探求心は物事に対する興味関心の意欲、探究心はその意欲から行動に繋げ深めていく、といった違いがあります。
自己PRを考えていく際、上記の違いを明確にした上で探究心をアピールしていくと良いでしょう。
企業は探究心のある人材を求めるのか
自己PRにおける探究心の定義は理解できたと思いますが、企業は実際のとこ探究心のある人材を求めているのでしょうか?
結論から言うと、探究心は企業が求めている強み(長所)になります。
なぜならビジネスの世界では正解というものがないからです。
例えば商品開発において、より価値のあるプロダクトにしていくにはどうしていけばいいか。マーケティングにおいて、どのようなコンセプトやブランド設計がいいか。これらの仕事は現状分析や競合の分析を徹底した上でたくさんのアイデアを出し、そのアイデアもほとんどはボツになって選び抜かれたアイデアで勝負するも、成功するかはわからない...
このような正解のない世界に向き合い続けて本質を探ろうとする探究心は求められる力だと言えます。
よって入社後の活躍イメージに直結する要素であり、自己PRでアピールする強みとして適していると言えるでしょう。
経団連が、経団連全会員企業に対して、「企業の求める人材像」などについてアンケートを実施しました。
そのアンケート結果を見ると、企業が学生に特に期待する資質として、回答企業の約8割が「主体性」「チームワーク」「リーダーシップ」「協調性」を挙げています。そのほかにも、「課題設定・解決能力」「論理的思考能力」「創造力」も上位に並んでいます。
「企業からどのような資質が求められているのか」を正しく認識したうえで、自己PRを考えるようにしましょう。
自己PRで探究心をアピールする際の書き方
では実際に自己PRを考えていく際にどのような構成でアピールすればいいのか、以下の4つのステップの構成で書いていくと良いでしょう。
- 自己PRで探究心をアピールするステップ (1)強みの結論と取り組み内容について簡潔に述べる
- 自己PRで探究心をアピールするステップ (2)具体的なエピソードを課題・目標と合わせて述べる
- 自己PRで探究心をアピールするステップ (3)探究心を活かした取り組みとその結果について述べる
- 自己PRで探究心をアピールするステップ (4)探究心が企業にどう貢献できるかを述べる
それぞれについて解説します。
自己PRで探究心をアピールするステップ (1)強みの結論と取り組み内容について簡潔に述べる
1つ目は、まずは書き出しの部分である「強みの結論と取り組み内容について簡潔に述べる」ということです。
自己PRの書き出しには「自己PRの文章全体を論理的にする」という役割があります。
そのため、結論(書き出し)を簡潔且つ具体的に伝えることで、文章全体を論理的で一貫性のある文章にすることができます。
簡潔に伝えることの重要性を示す例として、同様の強み・エピソードを書いているAさんとBさんの自己PRを見てみましょう。
【Aさん】
他者と真摯に向き合い、信頼関係を構築できるという点においては誰にも負けません。(書き出し)→その強みを家庭教師のアルバイトで発揮しました。(具体例)→具体例の説明に続く
【Bさん】
◆家庭教師のアルバイトで2年間に渡り同じ高校生の担当を請け負い、偏差値を20上げて第一志望校に合格させた経験から、私には信頼関係を構築できるという強みがあると考えられます。(書き出し)→具体例の説明に続く
AさんとBさんの自己PRを比較し、皆さんはどちらの自己PRが分かりやすいと感じたでしょうか?
おそらく多くの就活生がAさんの例を選ぶのではないかと思います。
文章全体でいえることではありますが、特に冒頭、書き出し部分は簡潔に伝えること意識してみてください。
自己PRで探究心をアピールするステップ (2)具体的なエピソードを課題・目標と合わせて述べる
2つ目は、「具体的なエピソードを課題・目標と合わせて述べる」ということです。
ここから具体的なエピソードに移っていきます。自己PRのエピソードは大きく2つに分けることができ、ここではその前半部分である、課題・目標設定をしていきます。
探究心を発揮するにあたって、どんな課題があったのか、どんな目標があったのか。ここでは探究心を発揮することができた理由について述べていきます。
自己PRで探究心をアピールするステップ (3)探究心を活かした取り組みとその結果について述べる
3つ目は「探究心を活かした取り組みとその結果について述べる」です。
自己PRのエピソードを2つに分けたときの後半部分であり、前半部分で記述した課題・目標に対する取り組みとその結果を考えていきます。ここで探究心をアピールできる具体的な取り組みを述べていきます。
また成果を書いていく際に、「アルバイトで自分が提案した施策を実施した結果売り上げが〇%伸びた」というような具体的な数字を用いて客観的に説明することを心がけましょう。
具体的な数字で成果を表すのが難しい場合は、他者からの評価などを提示することで成果に客観性を持たせることができます。
自己PRで探究心をアピールするステップ (4)探究心が企業にどう貢献できるかを述べる
最後の4つ目は締めの部分、「探究心が企業にどう貢献できるかを述べる」です。
ここでは選考官に入社後の活躍イメージが湧くように伝える必要があります。
以下の例を見ていきましょう。
【Aさん】
(本文)→探究心という強みを御社でも活かしたいと考えています。
【Bさん】
(本文)→御社に入社後も探究心を活かし、顧客の課題に対し徹底的に向き合うことで成果創出していきます。
Aさんのように探究心という強みの再掲だけで終わるのではなく 、Bさんのようにどのように貢献できるのか、業務にどう活かせるのかまでをイメージできるように伝えると良いでしょう。
自己PRで探究心をアピールする際のポイント
企業は探究心のある人材を求めているので、自己PRでアピールすることはメリットがあるでしょう。しかし、探究心をアピールする就活生は多く、捉え方によっては企業に評価されにくい側面もあります。
そこで、探究心をアピールして評価される自己PRにするためには、以下の3つのポイントを意識する必要があります。
- 探究心をアピールする際のポイント (1)数字を用いて具体的に説明する
- 探究心をアピールする際のポイント (2)興味の有無に左右されないことをアピールする
- 探究心をアピールする際のポイント (3)短所との整合性に注意する
それぞれ解説していきます。
数字を用いて具体的に説明する
1つ目は数字を用いて具体的に説明するということです。
探究心は主観的な強みゆえに、ただ「1つの物事に向き合いました」「努力しました」と述べても選考官を納得させるのは難しいでしょう。
例えば、「毎日〇時間取り組んだ」や「週に〇〇回取り組んだ」といった時間や回数を具体的な数字で表すことで、探究心をアピールすることができます。
興味の有無に左右されないことをアピールする
2つ目は、興味の有無に左右されないことをアピールするということです。
これは入社後の再現性はあるのかという視点で見ているためです。
好きなことにとことん追求していく姿勢をアピールしても、興味がないことはおろそかにする印象を感じられると、本当に仕事に活きるのか疑問を持たれてしまいます。
事実、仕事において自分の好きなことばかりできるわけではないことが多く、自分の興味に関係なくやらなければならない作業もあるため、興味の有無に左右される印象を与えてしまう内容を避けたほうがよいでしょう。
短所との整合性に注意する
3つ目は、短所との整合性に注意するということです。
これは自己PRにおける他の強みでもいえることではありますが、探究心においては特に注意する必要があります。
例えば、「飽きっぽい」「忍耐力がない」「物事への関心が薄い」というような探究心とは相反する気質を短所として印象づけられると、探究心のアピールが弱まるどころか、嘘をついていると悪印象を抱かれかねません。
探究心と矛盾しない短所としては「考えすぎてしまう」「頑固」などが挙げられるでしょう。
まとめ
本記事では自己PRにおける探究心について解説してきました。
改めてになりますが、自己PRは「自身が入社後に活躍できる人材であること」を示す必要があります。
探究心をアピールするポイントをしっかりと押さえ、志望企業の選考突破、ひいては内定獲得を目指してもらえればと思います。
1.自己PRの基本知識(意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違い)
2.自己PRが見つからない人の対処法
3.自己PRの書き方・書く際のポイントを解説
4.自己PRの書き方を文字数別に解説
5.自己PRの書き出しを解説
6.自己PRの締めを解説
7.自己PRのES例文集(強み別)
8.自己PRのES例文集(業界別)
9.面接での自己PRの伝え方
10.面接での自己PRにまつわる頻出質問集