豊田通商のインターン選考(ES・面接)対策|合格者ES付き

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最終更新日:2022年04月21日

豊田通商のインターン選考通過者ES一覧はこちら

学生から人気の高い総合商社。その中でも七大商社の一角を担う豊田通商。

本記事では、豊田通商のインターン内容から、インターン選考突破対策までをご紹介していきます。

本選考とインターンの締め切り情報

商社とは

商社は「総合商社」と「専門商社」の2つに分けられます。

総合商社は、簡単に言うと「何でも屋」です。取引商品やサービスは多岐に渡り、近年では単純貿易・販売が業務の中心ではなく、国内外の企業への出資や経営管理、経営側への人材派遣、IT関連やシステム開発などが多くを占めるようになってきています。

総合商社:三菱商事、伊藤忠商事、丸紅、三井物産、住友商事、豊田通商、双日など

総合商社の中でも、財閥系の三菱商事、三井物産、住友商事繊維商社から発展した伊藤忠商事、丸紅、豊田通商、双日に分けられます。

繊維商社から発展したこれらの商社は、日本の戦前からの重要な輸出品だった繊維商品の原料である綿花の輸入を行っており、海外のネットワークや貿易のノウハウを持っています。その特徴を活かし、戦後は金属や機械、化学商品などの多岐に渡る専門商社を統合して総合商社となっています。

専門商社は、特定の分野や業種に置いてトレードや事業投資などを行う「専門家」の商社のことを指します。総合商社とは異なり、特定の分野や業種で商いを行っており、クライアントは大手から中小など無数に存在しています。海外ではこの形態の商社が一般的です。日本では、事業投資などに力を入れている総合商社と違い、トレードや金融事業が業務の中心となっています。

専門商社:家具のアイリスオーヤマ、日本の映像や音楽、玩具などをトレードしているハピネット、プリンターなどで有名なエプソン販売など

商社の事業は大きく分けて「物流」「金融」「情報」「事業投資」の4つがあり、専門商社はそのどれか、多くて2つを取り扱っています。

豊田通商とは


1948年設立の豊田通商は、国内だけに留まらず、120カ国以上に及ぶ幅広いグローバルネットワークと約1,000社のグループ会社を通じて、事業を展開しています。

その事業領域は多岐にわたり、モビリティ分野を始めとした、金属・グローバル商品・ロジスティクス・自動車・機械・エネルギー・化学品・エレクトロニクス・食料・生活産業など幅広ビジネスを展開しています。

トヨタグループの一員という性質上、自動車関連の事業が多いのは事実です。ただ、2006年のトーメンとの合併によって自動車以外の分野についても強化が図られ、他にも近畿大学と協力してのマグロの養殖事業、仙台空港の民営化事業と関わったりと様々な事業を手がけています。

また、アフリカでのプレゼンスを高める事業として地熱発電事業や人材育成事業などを手がけておりアフリカでNO.1のプレゼンスに位置することを目標としているようです。

豊田通商のインターン内容


下記の内容は20卒対象に行われた内容です。内容が変わる可能性があるので参考程度にお読みください。

詳細
■開催場所:東京本社
■日数:5日間
■参加人数:学生約60人、社員約40人
■内容:
・5日間で4つのワークに取り組む
・資料を読み込み、新しい案をグループで考え発表する
・懇親会
・社員との対談
・役員の演説
■ワークの流れ:
・テーマを与えられ、そのテーマにまつわる情報を様々な資料から読み込む
・その後、班で目的を定め発表フォーマットに沿う様に準備し発表する
(発表フォーマットは各回で異なるようです)

豊田通商が求める人物像


豊田通商の求める人物像は、採用HPにて次のように述べられています。

最後までやりぬく「意地」と、
強い「意志」を持つ人材を迎えたい

私たちの仕事には、敷かれたレールは一切ありません。一人ひとりが実際に現地に足を運び、現物・現状を自分の目で確認してビジネスの芽を探し、事業を立ち上げ、共に運営し、長いお付き合いの中でパートナーとしてWin-Win(ウィンウィン)の関係を追求していきます。簡単な仕事ではない分、やりがいや達成感も大きく、誰もがチャレンジングなステージと感じるでしょう。

豊田通商はいま、第2、第3の柱となる事業を育成・強化するタイミングです。従来の総合商社のイメージを超え、圧倒的な顧客志向で、独自の機能を育成・強化し、多様な価値を創造することが可能だからこそ、自ら問題を捉え、解決に向けて考え、行動できる“自立型”人材を求めています

枠にとらわれず、新しいことにチャレンジしたいとお考えでしたら、その想いを論理的に、筋道を立てて周囲に伝え、チームを巻き込みながらプロジェクトを推進してください。若手やベテランなどの年次や立場は関係なく、あなた自身の「意志」を具現化していくため、幅広く・納得のいくまでチャレンジできる風土が豊田通商にはあります。

引用:豊田通商採用HP

商社の仕事のひとつに、未開拓市場においてビジネスを1から作り上げる案件があります。過去の事例がない中、チームワークや現地のネットワークを活かして手探りで仕事を進める精神力が必要とされ、先駆者としての醍醐味を感じるやりがいのある仕事でもあります。

また、ビジネスを進めていく上で、自社の利益だけでなく、現地住民や協力企業など多数の関係者とWIN-WINとなるように、事業の方向性を協力しながら定めていかなくてはなりません。そのためには、自分で判断し行動していく力が必要とされると考えられます。

他商社と同じく、多くの関係者の調整役としてだけではなく、事業の当事者としてリーダーシップをもって方向性を決めたり、先の見えない状況でも周囲を巻き込み事業を先導するのが総合商社の仕事と言えるでしょう。

そのため、上記にあるような「最後までやり抜く”意地”と強い”意志”をもつ人材」や「自ら問題を捉え、解決に向けて考え、行動できる“自立型”人材」が求められると考えられます。

上記を踏まえ、豊田通商の求める素養をES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?に当てはめて考えてみると、次の2つに当てはめられます。

■価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる
■今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる

豊田通商のインターン選考フロー


下記が豊田通商のインターン選考フローになります。こちらは20卒対象のものです。

エントリーシート

グループディスカッション

個人面接

インターン参加

豊田通商のインターン選考エントリーシート対策


20卒対象に課された豊田通商のインターン選考のESの設問は下記の通りです。

■あなたの性格と、それを最も表す経験談(エピソード)を教えてください。(150文字以上300文字以下)
■今まであなた自身が周囲に影響を与えたエピソードと、そこから学んだことを教えてください。(200文字以上400文字以下)

では、上述した求められる素養を踏まえ、エントリーシートの回答方法を考えていきましょう。

あなたの性格と、それを最も表す経験談(エピソード)を教えてください。(150文字以上300文字以下)

この設問は自己PRを問われています。

就活生が企業にPRすべきことは、「自身が企業にとって”採用しなかったら損をする人材である”ということ」です。

そのため、正しい自己PRをするためにはその企業のビジネスモデルを理解した上で、「その企業がどのような"強み"を求めているか」を明らかにする必要があります。

上述した求める人物像に「最後までやりぬく”意地”と、強い”意志”を持つ人材を迎えたい」「自ら問題を捉え、解決に向けて考え、行動できる“自立型”人材を求めています」と書かれているため、諦めない性格であることや経験の中で自ら行動できることを示せるとより良いでしょう。

詳しい書き方は以下のフレームワークや記事を参考にしてください。

以下、インターンの内定者の合格者ESになります。

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今まであなた自身が周囲に影響を与えたエピソードと、そこから学んだことを教えてください。(200文字以上400文字以下)

この設問では「価値観や人間性、今の自分を形成した出来事、また企業に貢献できるスキル」を問われています。

総合商社で働いていく上で、難しい問題に直面することが出てきます。その時にどんな対応をするのかを見ようとしていると推察されます。

ビジネスの世界では答えは与えられず、自力で見つける、作り出すと言った姿勢が求められるため、「困難に対してどの様に対応し、そこからどんなスキルを得たか」を数字を用いて論理的に説明しましょう。

上記を踏まえた回答は次の様になります。

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豊田通商のインターン選考グループディスカッション・面接対策

グループディスカッション対策

内容詳細
■人数:学生6人、社員1人
■時間:60分
■議題:(例)日本の学生が海外留学に積極的となるためにできること
■発表:なし
■流れ
・1人1枚白紙の紙とペンが配られ、お題発表後5分間個人ワーク
・1分で1人1人発表する
・50分間使って自由に議論し、チームとしての案をまとめる
・発表はなしで、メンバー間でGDの感想を言い合う
・最後に面接官からフィードバックを貰って終了

グループディスカッションで出されるテーマは①課題解決型②売上アップ型③新規事業立案型④抽象テーマ型⑤意志決定型の5つに分類されます。

その中でも例を見てみると①課題解決型に当てはまると考えられるので、今回は①課題解決型のグループディスカッションの進め方について簡単に解説します。

①課題解決型のグループディスカッションは、与えられた課題に対する解決策を考えるものです。

この場合は下記の手順に従ってみると良いでしょう。

■手順1:前提確認・目的の明確化
(1)曖昧な言葉の定義付け
(2)目標の明確化
(3)主体の特定

■手順2:現状分析
(1)問題の切り分け
(2)ロジックツリー・図表に落とし込む

■手順3:ボトルネックの特定
・解決策の「効果」と「実現可能性」の2つの側面から原因を絞り込む

■手順4:解決策の評価・優先順位付け
・インパクト:解決策のリスク・コストなど
・実現可能性:解決策のリスク・コストなど
・オリジナリティ:解決策の独自性
・タイムスパン:解決策を実現するまでにかかる時間

引用:【グループディスカッション(GD)の頻出テーマ89例】業界別に過去の出題テーマも公開
→5つの分類それぞれの手順も記載してあるので参考にしてみてください。

面接対策

内容詳細
■人数:学生1人:社員1人
■時間:20分前後
■内容:
・ESに沿った質問
・学生時代頑張ったこと
・豊田通商をどのような会社だと思っているか
・商社で何をしたいのか
・逆質問

「ESに沿った質問」「学生時代頑張ったこと」では、自分がESに書いたことから深掘りされる可能性があるため、準備をしっかり行なっておきましょう。

「豊田通商をどのような会社だと思っているか」「商社で何をしたいのか」では企業研究や業界研究をどのくらいできているかを問われます。ESを書く前から企業研究業界研究は手を抜かずしっかり行うことが重要です。

企業が「逆質問」をする意図としては、企業に対して本当に興味があるのか、いわば志望度が高いのかを見ようとしています。

また、面接の場では基本的に面接官から学生に対して質問する時間が多く、一方的なコミュニケーションになりがちです。そのため、逆質問という面接官と学生の双方向のやりとりを通して、学生のコミュニケーション力を見ています。

逆質問の場における「コミュニケーション力」は「場の流れを読み、短時間で相手の意図を汲み取る力」があるかで判断されます。

つまり、逆質問では場の雰囲気や面接官の役職等から、今ここで何を質問するのが適切なのかを見極められるか否かを見られていると考えられます。逆質問の意図をしっかりと把握し、適切な質問をするようにしましょう。

最後に


本記事では、学生から人気の総合商社といわれ、七大商社の一角を担っている豊田通商のインターン内容からインターン選考を突破する対策までを解説しました。

本記事で企業理解を深めていただいて、インターン選考対策をしっかりしてインターンにチャレンジしていただければと思います。

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