【三菱電機の面接過去問24選】就職活動での頻出質問と選考意図とは

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最終更新日:2022年02月16日

本選考とインターンの締め切り情報

三菱電機は日立製作所・東芝と並んで国内3大重電メーカーの一角を担う日本の代表的な企業です。技術系にとどまらず、事務系に対しても長期間にに渡るインターンを開催しており、文理問わず多くの就活生が受ける人気企業となっています。

また、例年の選考フローはES→テストセンター→面接(通常3回)となっているようです。面接時間が全体的に短い点が特徴で、1次面接は10分で終了したといったケースも多いようです。そのため、以下のような質問を想定しておくだけでなく、第一印象や人柄が重視されているであろうことを意識しておく必要があるでしょう。

以上を踏まえて、三菱電機の面接で実際に出題された質問について考察していきます。

参考:【三菱電機のES・選考レポート一覧】
→三菱電機の本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。

学生時代の経験に関する質問

  • 学生時代に注力したことを述べてください。
  • それに注力したのはなぜですか。その組織に入ったきかっけは何ですか。
  • その経験で苦労した点を教えてください。また、その苦労をどのように乗り越えましたか。
  • 取り組みにおけるあなたなりの工夫は何ですか。
  • その経験から何を学びましたか。
  • 意識の低い仲間にはどのようにアプローチしましたか。

ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-」で項目になっている質問がほとんどです。ESの段階でもフレームワークに沿った形で記述しておくと面接の場でもスムーズに進むことができるでしょう。

あなた自身に関する質問

  • チームで行動するときのあなたの役割を教えてください。
  • 議論の場においてあなたはどのような点を意識して発言していますか。
  • 周りの人に自分はどういう評価を受けていると思いますか。
  • 長所と短所を述べてください。それを裏付けるエピソードも同時に話してください。
  • あなたのストレス解消法を教えてください。
  • (リーダーシップが強みだと述べた学生に対して)初めてリーダーになったのはいつですか
  • 自分は調整型のリーダーかグイグイ引っ張っていくタイプのリーダーかどちらだと思いますか

ESで項目が無いだけでなく、面接の場でも直接「自己PRをしてください」と問いかけられることはほとんど無いようです。あらかじめ暗記してきた自己PRをテンプレートとして述べるのではなく、様々な切り口の質問を通して学生の人柄を見極めたいという意図が込められていると考えられます。

リーダーシップを強みに挙げる就活生は多いように見えますが、その場合一番下のような深掘りがなされることが想定されます。そもそもリーダーシップとはどういった能力を指すのか、それを発揮するうえで心かげていることは何かなど、「リーダー経験があるからリーダーシップがある」というような中身のない自己PRにならないよう意識しておく必要があるでしょう。

参考:自己PRでリーダーシップをアピールするポイントは3つ!‐ES例文5選付‐
→リーダーシップと一口に言っても、具体的にどのようなスキルを指すのか分かりません。企業の言う「リーダーシップ」を正しく押さえた上で、自身の「リーダーシップ」についてアピールすることが重要です。

参考:あなたの自己PRが嘘っぽく見えないために「方法論」を語るべき
→企業に評価される自己PRの作成法について説明しています。強みの再現性を伝える上では、複数エピソードを用いる以上に強みを発揮するための「方法論」を語るということが効果的です。

志望動機に関する質問

  • なぜ三菱電機を志望するのですか。
  • 三菱電機でやってみたい仕事や夢、その理由を述べてください。
  • 希望職種を第一志望から第三志望まで挙げてください。
  • 日立製作所や東芝ではなく、なぜ同業の中でも三菱なのですか。
  • 複数内定を得たとき、最後に就職先を選ぶ決め手となる要素は何ですか。
  • 他社の選考状況を述べてください。
  • 勤務地の異動についてどうお考えですか。
  • 工場勤務・海外転勤に抵抗は感じませんか。
  • もしやりたいことに関われない場合がきても大丈夫ですか。

こちらも「【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説_」が参考になります。特に⑤取り組みたい仕事と⑥同業比較については二次面接以降を中心に深く突っ込まれるようです。前者については自身が成し遂げたいことに繋がる内容であるか、三菱電機が実際に取り組んでいることと大きくかけ離れた内容になっていないかを注意して述べるようにしましょう。

特に職種については上記のように第3志望まで挙げさせられることもあるようですので、「エントリーシート(ES)や面接で選考官に仕事理解を示すには、興味のある部門と職種内容を語る」も参考に三菱電機で「何をやりたいか」について明確に示すことができるようにしておきましょう。

後者については「それなら日立でもできるよね?」といった形で厳しく問われることもあるようです。なぜ三菱電機でないとダメなのか、「【電機メーカー大手4社比較】日立製作所・ソニー・パナソニック・三菱電機の違いとは-各社の強み・年収・社風等を比較」といった記事も参考に自分なりに考察を加えておく必要があるでしょう。

勤務地や転勤に関する質問は、最終面接だけでなく、1次面接から毎回尋ねられたというケースもあるようです。以下のような選考体験の記述から考えられるように、ただ単に自分が思っている願望を口に出すだけでは不十分であると言えるでしょう。

一番下のような質問はやや答えに困る質問かと思いますが、これには必ずしも「やりたいことに関われなくても絶対に入社したい」と答える必要はなく、「「やりたいことができなくてもうちの会社に入社したいのか」という意地悪な質問に対する二通りの答え方」に記載されているような突っぱねる回答をとるというアプローチも考えられます。どちらを選択するにせよ、自身の「やりたいこと」と「企業選びの軸」をぶらすことなく回答するよう心がけましょう。

面接後にもらえるフィードバックでは、研究内容については十分理解できたが、勤務地へのこだわりが強く感じられたために落ちたと聞いた。

引用:三菱電機の本選考レポート

参考:【例文付】なぜその会社なの?志望動機の伝え方・企業選びの軸の定め方を解説
→納得のいく就職活動を送るために、unistyleがおすすめする就活記事を33本ご紹介しています。これから就職活動を始める方のみならず、すべての就活生に一読して欲しい記事ばかりを並べました。

学業に関する質問

  • 研究内容を教えてください。

こちらは事務系・技術系で問われる質が大きく異なるようです。技術職の場合は研究内容と三菱電機の事業の関連性といった内容をかなり突っ込まれることもあるようです。

事務系の場合は問われる機会はあまりないですので、自身が大学で学んだことについてわかりやすく説明できるようにしておくといったの最低限の準備をしておけば十分だと思われます。

参考:【ES例文22選付】学業で力を入れたことの書き方(ゼミ・研究・留学・資格など)
→いわゆる「ガクチカ」を問われている設問に対して、過去の内定者がどのように回答したかをまとめました。ガクチカをどのように書けば良いか分からないという方は、まずは実際のESに目を通してみてください。

その他の質問

  • 成果をあげるチームに共通する要素は何だとお考えですか。

「組織の三菱」という言葉を耳にした方も多いことでしょう。あなた自身に関する質問でもチームに関する質問が並んだ通り、組織の中で自分がどういった役割でどのように全体としての成果があがるよう貢献できるのかアピールする必要があります。

三菱電機では近年事業間のシナジーが重要視されているということもあるようですので、学生時代に頑張ったことの内容自体も個人としての努力だけでなく他社と協業して何かを成し遂げた経験について述べていると評価が高いことが考えられます。

参考:三菱電機の求める人物像と内定者ESを解説付きで紹介
→三菱電機の本選考ES対策についてまとめました。同社がどのような人材を求めているのかを知り、求める人材像と自身の強みがマッチするように意識しましょう。

最後に

その他、インターン面接では「私を10秒で笑顔にしてください」という発想系に分類されるような質問もなされたことがあるようですが、基本的には大手メーカーらしいオーソドックスな質問が並ぶ結果になりました。

その他の質問で挙げたチームプレーができるかについては、メーカーについては重電メーカーだけでなく多くの企業で求められる素質となっていますので、ある程度他の企業の選考内容から応用が効くかもしれません。

その中で、三菱電機が「やっていること」と三菱電機で「やりたいこと」といった企業独自の内容を加えることができれば、内定に繋がるような高い評価に結びついていくと言えるのではないでしょうか。

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