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【OB訪問アプリ9選】就活で勝者になるために使うべきおすすめアプリ
最終更新日:2019年11月01日
現在、就職活動中の学生が気軽にOB訪問することができるアプリが人気を集めています。
Matcher、ビズリーチ・キャンパスといった具体的なサービスの名前を聞いたことのある学生も多いと思います。
この記事では、それぞれの特徴・利用する際の注意点について解説していきたいと思います。
就職活動におけるOB訪問の活用方法を解説した記事です。OB訪問の目的から、筋の良い質問の例、具体的なマナーまで、OB訪問をするうえで必要な「how to」をすべて網羅しているので、OB訪問のお願いをする前にぜひご一読ください。
OB訪問アプリとは
まず初めに、OB訪問アプリについて説明します。
OB訪問アプリとは、スマートフォン上で手軽にOB訪問の調整ができるアプリです。画面上のプロフィールから興味のある社会人を見つけて申請を行い、申請が承認された後にはチャットを通じて気軽に連絡を取れるようになります。
OB訪問アプリを利用するメリット① 自分の所属するコミュニティ以外の社会人の話が聞きやすくなる
② 社会人のプロフィールを把握した上でOB訪問を依頼することができる
③ チャット形式で簡単にアポ取りができる
①自分の所属するコミュニティ以外の社会人の話が聞きやすくなる
これまでのOB訪問では、大学のキャリアセンターの卒業生名簿や、ゼミや部活などの所属している組織のOB名簿から、メールや電話を通じてアポイントメントを取ることが一般的でした。そのため、大学などの所属しているコミュニティによっては、自分の行きたい企業のOB・OGを見つけられない可能性がありました。
しかし、OB訪問アプリを活用することで、他大学出身の社会人・所属するゼミやサークルの異なる先輩など、自分の所属するコミュニティとは所属の異なる社会人へのOB訪問が以前よりも容易に行えるようになりました。
②社会人のプロフィールを把握した上でOB訪問を依頼することができる
卒業生名簿から面識のないOB・OGへの面談を依頼する従来のOB訪問では、「よく分からない相手に話を聞きに行く」という不安があり、敷居が高いと感じる学生も多くいました。
OB訪問アプリでは「現在の業務内容」「話せること」といった社会人のプロフィールが記入されており、学生は社会人のプロフィールを把握した上でOB訪問を依頼をする相手を選ぶことができます。また、社会人側も学生のメッセージやプロフィールを確認してから、OB訪問の承諾するか否かを決めることができるので、学生と社会人の間のミスマッチを減らすことができます。
③ チャット形式で簡単にアポ取りができる
OB訪問アプリには、社会人とのアポイントメントを取るまでの過程を簡略化できるというメリットもあります。
従来のOB訪問では社会人とのメールを通じてアポイントメントを取ることが一般的でした。また、企業によってはOB・OG名簿に電話番号しか掲載しておらず、電話で連絡を取らなければならない企業もありました。
OB訪問アプリでは、学生と社会人とのやり取りをチャット形式でスムーズに進めることができます。また、これは社会人の性格や、企業のカルチャーにもよりますが、メールほど文章の形式を気にせずに砕けた感じで話せることもあります。
オススメOB訪問アプリ9選
代表的なOB訪問アプリとして、「Matcher」「ビズリーチ・キャンパス」の2つが挙げられます。2つとも様々なタイプの社会人が登録しており、実際にOB・OGと会える確率も高いので、就活生ならばぜひ利用したいサービスです。
それ以外にも「レクミー」「ソーシャルランチ」「茶会人訪問」「ジョブカレ」といったOB訪問サービスが存在しています。これらのサービスは現時点ではスマートフォン向けアプリの配信を実施していないようですが、興味のある方はぜひ登録してみてください。
以下ではオススメのOB訪問アプリ9選をそれぞれ紹介していきます。
ギブアンドテイクが特徴的な「Matcher」
① 学生と社会人のギブアンドテイク
② 申込みがワンクリックで簡単にできる
③ 内定者の学生にもOB訪問ができる
① 学生と社会人のギブアンドテイク
これまで社会人によるボランティアの意味合いが強かったOB訪問に、ギブアンドテイクの仕組みを取り入れたアプリがMatcherです。Matcherでは、「就職相談にのるので、〇〇してくれませんか?」といった社会人ユーザーが掲示する交換条件に学生が応じる必要があります。
実際のお願いの内容を見てみると、「メディアのインターンに参加しませんか?」「アンケートに回答してください」といった企業の採用活動に関係するものから、「一緒に卓球しましょう」「僕のことを忘れないでください!」といったユニークなもの、「楽しんで帰っていってください!」といった見返りを求めていないものまで様々です。
元々は社会人ユーザーのモチベーションを上げるために生まれた仕組みだそうですが、学生にとっても社会人と対等に感じやすく、恐縮せずに使えるというメリットがあります。
② 申込みがワンクリックで簡単にできる
また、OB訪問の申込み手続きが簡潔なのもMatcherの特徴です。OB訪問の申し込みの度に依頼メッセージを作成する必要のある他社のサービスと違い、ワンクリックでOB訪問を申し込むことができます。逆に言えば、依頼メッセージを通じて企業への志望度の高さ・OB訪問への意気込みを伝えることができないことを意味します。そのため、マッチングの成功確率を上げるためにはプロフィール欄を充実させておくと良いです。
③ 内定者の学生にもOB訪問ができる
その他にも、内定者の学生にもOB訪問をすることができるといった特徴があります。就職活動を終えたばかりの学生からは、実際に聞かれた質問や選考フローといった生の声を聞くことができます。また、年齢が近いので気軽に話しやすい、比較的に時間に余裕があるので会いやすい、本選考に直結することはないのでOB訪問の練習になるといったメリットがあります。
大学ごとのつながりを重視した「ビズリーチ・キャンパス」
① 大学ごとのつながりを重視したサービス
② 社会人登録者数 No.1
③ 登録者限定イベントに参加できる
① 大学ごとのつながりを重視したサービス
ビズリーチ・キャンパスの特徴は、大学別のネットワークを重視している点です。一部には他大学の学生からのOB・OG訪問を受け付けている社会人も存在しますが、原則として自分の大学のOB・OGにしか会うことができません。現在では、39校の国内主要大学の就活生が利用することができます。
大学ごとのつながりを重視したサービスであるため、所属していた学部・ゼミ・部活・サークルでOBを検索することも可能であり、共通の話題で盛り上がりやすいというメリットがあります。
② 社会人登録者数 No.1
2018年5月時点でビズリーチ・キャンパスには約22,000名のOBが登録しており、その数はOB訪問サービスの中で最も多いです。登録している社会人の所属している企業も、ベンチャーから大手企業まで様々です。社会人の多くは母校の学生を支援するために自発的に登録している人が多いようですが、中には三井物産・伊藤忠商事のように会社を挙げて若手社員を企業公認で登録させている企業も存在しています。
所属する大学によってOB訪問ができる社会人の業界や数に偏りが出てはしまいますが、1つのアプリで幅広い業界のOB・OGをカバーすることができるため、使い勝手が非常に良いです。また、OB・OGの人数の少ない大学では、「後輩が少なかったからこそ、むしろ手厚く支援してもらえた」という学生の体験談を聞いたこともあります。
③ 登録者限定イベントに参加できる
ビズリーチ・キャンパスに登録すると、ビズリーチが主催する会員限定イベントに参加することができます。過去には、グループディスカッション・面接などの選考対策講座・人気企業の社会人との交流会などが開催されています。これらのサービスの参加者は応募者の中から抽選で選ばれるため、プロフィールを充実させておくと良いでしょう。
また、企業からインターンシップや選考一部免除のスカウトが届くこともあります。Matcherにも同様のサービスが存在していますが、スカウトの案件数はビズリーチ・キャンパスの方が多いです。
レクミー
①OB訪問だけでなく、インターンや企業のイベント情報などが充実したアプリ
②エントリーシートや面談の対策になる社会人のコンテンツがある
①OB訪問だけでなく、インターンや企業のイベント情報などが充実したアプリ
レクミーには企業で実際に働いている社員の情報が記載されており、記載されている社員に関しては直接アプローチすることができるようになっています。
また、レクミーではLIVE形式で説明会を行っており、その企業のほとんどが一流企業となっているので、大手志望の学生にオススメのアプリとなっています。
②エントリーシートや面談の対策になる社会人のコンテンツがある
レクミーはアンケートに回答すると、特典がもらえます。LIVEによって異なりますが、「本選考対策レポート」「日系業界」「面接・グループディスカッション対策レポート」がもらえるLIVEもあります。
その他にも、講演会としてグループディスカッション対策などのイベントを開催しているため、リアルな環境で選考対策をすることができます。
ソーシャルランチ
①社会人主催のランチに参加できる
②就活に役立つコラムや業界研究など、多彩な情報をサイト内で配信している
①社会人主催のランチに参加できる
3,000社以上の社会人の中から会ってみたい方を探し、リクエストするだけでOB訪問をすることができます。
また、社会人が主催するランチ会では、志望企業の仕事の流れやES添削など気になる情報をと直接聞くことができます。
②就活に役立つコラムや業界研究など、多彩な情報をサイト内で配信している
就活に役立つコラムとは、例えば「グループディスカッションの対策」や「自己PRのポイント」など、その他にも様々なコラムが読めるようになっているため、自己分析や選考対策をする際に活用することができます。
またトップ企業の社員のインタビュー記事なども載っているため、業界研究に役立つアプリになっています。
yenta
①経営者や企業家、投資家などのビジネス感度の高い人たちと出会える
②AIによってマッチング
①経営者や企業家、投資家などのビジネス感度の高い人たちと出会える
経営者や企業家などのビジネスの感度が高い人と繋がれることで、ビジネスパーソンとの人脈づくり、業界のトレンドを知ることができます。
また役員や社長の方も多くいるため、採用につながる可能性があることが特徴的だと言えます。
②AIによってマッチング
毎日昼の12時にオススメの相手をレコメンドしてくれ、夜20時にマッチング結果がわかるようなシステムになっています。「興味あり・なし」で簡単に振り分けることができるため、誰でも簡単且つ気軽に利用することができます。
また、yentaは完全審査性であり、審査に通過した人だけが利用できるため安全性があるということも特徴の一つだと言えます。
①ロールモデルを見つけることができる
②グローバルな人脈づくりができる
①ロールモデルを見つけることができる
LinkedInで公開されているプロフィールを見ることで、自分が目指している企業の社員の方がどのようなキャリアパスで現在に至っているかや、身につけているスキルなどを見ることができるため、自分の将来を考える際に参考にすることができます。
②グローバルな人脈づくりができる
LinkedInは世界で5億人のユーザーを抱えており、外資系企業ではアカウントを持っていることが当たりまえになっているため、外資系企業で働いている方にOB訪問したいと考えている方には特にオススメのアプリです。実際にアプリで見つけた社員の方にアプローチすることも可能になっています。
Eight
①名刺管理の機能がある
②ユーザーが200万人以上
①名刺管理の機能がある
もらった名刺を撮影すると、データ化され、スマートフォンでいつでも確認できるようになります。また名刺交換した相手もEightをやっていた場合、アプリ上で繋がる仕組みになっており、メッセージ交換などをすることができます。
②ユーザーが200万人以上
Eightはすでに200万人以上のユーザーがいるため、興味のある企業で働いている社会人が見つからなかったということがほとんどありません。
現在働いているユーザーだけでなく、転職してしまったり辞めてしまったユーザーの情報も見ることができるため、具体的な仕事内容や説明会やHPではわからない情報を得ることもできると思います。
ニクリーチ
①企業の人事にご飯を奢ってもらいながらOBの訪問ができる
②企業の人事と繋がることができる
①企業の人事にご飯を奢ってもらいながらOBの訪問ができる
就活中は交通費や証明写真代など、意外とお金がかかります。しかし忙しいためバイトも出来ずお金がない。そんな就活生にぴったりのアプリがニクリーチになります。
企業側が奢ってくれるため、タダでご飯が食べられる、また食事をしながらのOB訪問ということで少し気楽に参加することができるのではないでしょうか。
②企業の人事と繋がることができる
企業の人事と繋がれるだけでなく、食事会を通して人事との会話に慣れることで選考の対策になります。
実際人事は大人と対峙した時の学生の反応を見ているため、こういったお食事会といった気軽な機会を通じて、社会人と話す練習をすることができるという点がニクリーチの特徴であると言えます。
HELLO VISITS, online(旧VISITS OB)
① 登録社会人は100%企業公認
② 様々な知識と出会い、心からワクワクすることを見つける
③都内を中心に展開するキャンパスエリアのコ・クリエーション(共創)スペース
①登録社会人は100%企業公認
HELLO, VISITSでコミュニケーションが可能な社会人は、企業の認可を受けた公式社会人のみとなっているため、活躍している社員やエース社会人との座談会を通じて働くイメージをつけることができます。
また、企業公認社会人からインターンシップなどのお誘いがくることもあるそうです。
②様々な知識と出会い、心からワクワクすることを見つける
「アカデミア」や「キャリア大学」などのイベントを開催し、デザイン思考やイノベーションの勉強会を行ったり、自分自身が社会で働くイメージを膨らませ、新しい学びを得ることができる機会を設けています。
キャリア大学は年に数回開催され、無料で参加できるイベントとなっています。
③都内を中心に展開するキャンパスエリアのコ・クリエーション(共創)スペース
HELLO, VISITSのライブラリーには、現役社会人オススメ本がたくさんあります。それだけでなく、アイスクリームやドリンクまで用意されています。
この施設は会員登録した学生のみ無料で利用できるスペースとなっており、勉強や友人とのミーティングスペースとしても利用することができます。
OB訪問アプリを利用する際の注意点
最後に、OB訪問アプリを利用する際の注意すべき4つのポイントを解説していきたいと思います。どれもOB訪問をする上では当たり前のことですが、当たり前だからこそ確実に怠らないように注意していただきたいです。
【1】自分のプロフィール欄を充実させること
1つ目のポイントは、自分のプロフィール欄を充実させることです。
社会人がOB訪問に応じる実質的なメリットはほとんどありません。社会人はわざわざ見ず知らずの学生のために貴重な時間を割いてOB訪問に応じてくれています。また、日程の都合から社会人が会える学生の人数には限界があります。
OB訪問アプリでは誰もが気軽に申込みができるようになったからこそ、プロフィール内容を充実させて、相手に「この学生と会いたい!」と思わせる必要があります。私が就職活動中にお会いしたIT業界勤務の社員の方は、100人以上の学生からOB訪問を申請されていました。
【2】OB訪問の目的の明確化・訪問後の振り返りを欠かさないこと
2つ目のポイントは、OB訪問の目的の明確化・訪問後の振り返りを欠かさないことです。
何の「仮説」も持たずにOB訪問に臨み、闇雲に社会人との会話を繰り返しているだけでは、時間が無駄になってしまいます。OB訪問アプリを活用することで、志望企業のOBと出会うことが以前よりも容易になったからこそ、1つ1つのOB訪問を疎かにしないように気をつけなければならないと感じています。
OB訪問の「仮説検証」を踏まえた質問を作成する方法については、以下の記事を参考にしてみてください。
OB訪問における「質問」に焦点を当てた記事です。OB訪問を受ける社会人から評価され、面接の際にも役立つ「仮設を検証する質問」の作り方について具体例を交えながら解説していきます。OB訪問に臨む際の参考にご活用ください。
【3】常に相手に評価されているという意識を持つこと
3つ目の注意点は、常に相手に評価されているという意識を持つことです。
先ほどOB訪問における「個人登録の社会人」と「企業公認の社会人」の使い分けの説明をしましたが、結局のところ、OB訪問では「いつ」「どこで」「誰に」評価されており、その結果が企業の選考にどのように影響するのかについて完全には分かりません。
また、OB訪問をしている目の前の社会人への印象次第では、ES添削、他のOB・OGの紹介など、その後のサポートをしてもらえる可能性があります。
リクルーター面談における対策方法を解説した記事です。OB訪問でもリクルーター面談と同様に社員から評価されているケースや、OB訪問で高い評価を得たことでリクルーターを紹介されたケースもあるので、この記事を読んで社会人に評価されているポイントを確認することをおすすめします。
【4】社会人の話を鵜呑みにしすぎないこと
4つ目のポイントは、社会人の話を鵜呑みにしすぎないことです。
社会人の口から語られる志望動機や選考対策は、企業の選考をくぐり抜けた模範解答の1つであり、参考にすべき部分の多い貴重な情報です。しかし、就職活動のような正解が1つではない世界では、1つの考え方に固執することは非常に危険です。また、見るからに自分とは全く異なるキャラクターの社会人の志望動機や自己PRを真似しても、効果はありません。
あまり1つの考えに囚われすぎずに、様々な考え方に触れておくと良いでしょう。
最後に
就活生にとってOB訪問は、興味のある企業に対する理解を深める貴重な機会です。OB訪問を通じて実際の業務内容に対するイメージを膨らますことができる上に、企業によってはOB訪問の結果次第で本選考が有利に働くこともあります。
OB訪問アプリの登場により、より多くの社会人に、より気軽にOB訪問することが可能になった今だからこそ、この機会を積極的に有効に活用していただければと思います。
その際に、この記事がこれからOB訪問を行う皆様の参考になれば幸いです。
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