OB訪問の活用法とは
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最終更新日:2025年05月21日

まずはOB訪問のアポ取りをしよう
OB訪問についてはとにかくやってみるということが重要です。勇気を出して、一歩踏み出す事が重要になります。
筆者も初めてのOB訪問は大学のキャリアセンターから名簿を借りて電話をかけました。本当に緊張したことを今でも覚えていますが、数をこなすうちにどんどん慣れていきました。
OBの連絡先の入手方法についてはいくつか方法があります。代表的なところでは下記のような方法があります。
- ゼミ・部活などの所属していた組織のOBを訪問する
- 大学のキャリアセンターの卒業生名簿をチェックする
- 人事部に電話して紹介してもらう
- 友人の先輩に一緒にOB訪問させてもらう
また、近年ではtwitterやfacebookなどのSNSツールを使用したOB訪問も可能性はあるでしょう。自分の志望業界でtwitterやfacebookを使って検索すると結構簡単にたくさん人が見つかります。
筆者自身もtwitter経由でSkypeでのOB訪問をしたことがあります。もちろん迷惑にならない程度にお願いすることが大前提です。個人的な感覚としては一度もネット上で話したことのない学生からの訪問依頼などは少し身構えてしまいます。
またメールの文面が丁寧であったり、情熱が伝わるものであったりするとどうしても人間ですから、動かされるものはあります。
OB訪問の事前準備をしよう
せっかく勇気を出して社会人に会うのですから最大限の効果を得られるように事前にOB訪問する目的をはっきりさせておきましょう。そして目的に応じてしっかり準備した上で、訪問するようにしましょう。また意外と意識しない就活生が多いのですが、誰に何を聞くのかは非常に重要です。
入社10年目の人に最近の選考方法を聞いても的確には答えられないでしょうし、入社1年目に仕事の醍醐味を聞いても引き出したい話は出てこない可能性が高いです。適切な人に適切な質問をするということも事前準備の重要な要素の一つです。
もちろん【1】と【3】のように複数の目的でOB訪問するのもよいでしょう。重要なのは目的意識を持って事前に準備をして、訪問することです。以下は目的別の準備事項をまとめたものになります。
【1】就職活動に関する情報収集
当り前ですが、今社会人として働く人も就職活動を経験して入社しています。なので就職活動のアドバイスを求めれば快く答えてくれるでしょう。この目的で訪問するなら入社三年目まで。それ以上の年齢になると選考フロ...場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
【2】業界研究及び複数業界に興味を持つ
一つの仕事には様々なプレーヤーが関わっています。実際にどんな取引先がいてどんな関係でどんな仕事をしているのか、実際に働いている人にわかりやすく解説してもらうことは一番の業界研究になります。また取引先...
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
【3】評価される志望動機・自己PRを知る
上記【1】でも説明した通り、今働いている社会人はみんな就職活動を経験し、今働いている企業の選考を突破してきました。彼らの志望動機や自己PRというのは企業に評価された自己PRであると言えます。彼らの志望...それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。 大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、
【4】アウトプット能力を高める
最後に最も重要なのがエントリーシートや面接を突破するためのアウトプット能力を高めるためのOB訪問です。実際の面接では人事の人だけでなく実際にOB訪問してきたような営業の社員も面接官として採用試験に駆り...また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。 かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
OB訪問が終わったら何をする?
当り前のことなのに就活生が中々できないのが、終わってから御礼のメールを送るということです。御礼のメールが届いて嬉しくないOBはいません、絶対に送りましょう。
御礼のメールを送る理由としては、人として御礼を言うのは当然のことであるという道徳的な理由もありますが、しっかりと御礼のメールとともに新たなOBを紹介してもらえないかお願いすることで人脈をどんどん広げるようにするためです。基本的には多くのOBが快く引き受けてくれるはずです。(もちろんあなたのOB訪問の態度に問題ない事が大前提。)
一度OB訪問したら、その人の紹介ですぐに次の人を紹介してもらいアポを取り付けるといった形で芋づる式に、常にOB訪問の予定を絶やさないようにしましょう。OB訪問は10人、20人として初めて効果の出てくるものです。
最初の訪問がうまくいかなかったからといって諦めるようなことはせずに、積極的にOB訪問をするようにしましょう。
今回のまとめ
- OB訪問は最も効率的に内定数に直結するので、積極的に行うべし
- OB訪問はその目的によって事前準備やターゲットが変わる、予め訪問の目的をはっきりさせるべし
- OB訪問が終わったら御礼のメールを忘れずに、ちゃっかりOBを紹介してもらうことも忘れずに