川崎汽船の特徴を解説|業績や社風から見る就活対策・企業研究
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最終更新日:2023年10月18日
「【海運業界大手3社の違いとは】強み・社風・選考を比較|日本郵船・商船三井・川崎汽船」で触れたように、海運業界はその歴史や伝統、グローバル性から、商社・グローバルメーカーなどを志望するグローバル志向の学生から人気の業界となっています。今回はその海運業界の中でも業界3位の川崎汽船の事業や社風、選考などについて紹介していきたいと思います。
セグメント別収益と事業内容
川崎汽船は、海運大手三社の中では唯一の非財閥系の企業であり、グループ等の後ろ盾が無いために保守的な枠に囚われない事業展開を行っています。川崎汽船の場合は、日本で初めての自動車船を導入したことや他社のモデルケースとなるようなターミナル設計を導入したことなど、その「進取の気性」を存分に発揮してきました。
ですが、現在は海運は不況の時代を迎えており、特に川崎汽船では株式を旧村上ファンド系列の投資ファンドに全体の約三割強を買い占められるなど、苦しい状況が続いています。
先日、世界第七位で韓国の大手海運会社、韓進海運が経営破綻してしまいました。川崎汽船は韓進ともアライアンスを締結しており、差し押さえから逃れるために海上に留まるコンテナ船の顧客に対して、謝罪や賠償などの割を食わされているという状況です。
では、そんな不況の時代を迎えている海運業界に関して、川崎汽船を中心に大手三社の事業規模を比較してみたいと思います。下表は各社の船隊規模に関する比較です。
上のグラフで示したとおり、事業規模の大きさでは、川崎汽船が最もコンパクトです。しかし、従業員数一人当たりの売上高を比較すると以下のようになります。
川崎汽船では、事業規模の割に従業員数が少ないので、一人当たりの仕事の裁量が大きいと言えます。では、実際に川崎汽船の社員がどのような仕事に携わるのかセグメント別に調べてみたいと思います。主な船ごとのセグメントは、日本郵船・商船三井のものと同じなので、そちらを参考にしてみてください。
港湾事業グループ
川崎汽船の港湾事業グループでは、10名弱という少人数で国内外の全てのターミナルの運営を任されているという点に特徴があります。国内の海運会社では、国内外の様々な港の運営を通じて、内陸部への物流ルートを確保し、バリューチェーンを築こうとしています。港湾は、海運と陸運を繋ぐ大動脈となる部分なので、近年では特に力を入れています。
コンテナ船事業戦略グループ
他の海運会社では、船ごとにセグメントが分けられる一方、川崎汽船は船の先の職種まで分かれています。「コンテナ船事業戦略」とは、100隻近くにもわたるコンテナ船をどこに配置し、そのために必要な需給やコスト競争力の予測を立てて海運界の将来を読み解く仕事です。「市況を読む」という意味では、この部分が会社の利益・損益に関わり、海運業の醍醐味といえるかもしれません。
コンテナ船航路管理グループ
上の事業戦略グループとは別に、船の運航管理を行う現場寄りのグループです。ここでは主に、海上で天候トラブル・船員の体調不良・運航ミスなどが起こった際、電話やメールで即時対応して顧客に情報を届ける仕事に携わります。
1人は一度に5,6隻もの船を担当するようですが、自分の担当する船が日本に着港する際には訪船をすることが多いようです。現場経験・船を実際に見る仕事をしてみたいという学生はこの部門を志望することも多いです。
ドライバルク企画調査室
ドライバルク(鉄鉱石・石炭・穀物・鉄鋼製品・小麦他)輸送部門の収支取り纏め及び情報集約を行い、事業発展に努める。5名程度で、部門戦略からコスト管理までトータルな業務を担っている部署です。
他社では船ごとに、営業・オペレーション・船隊整備などで分かれていますが、川崎汽船では、部署を細分化するとともにこれらを纏める統括部署を設置しています。
海洋・エネルギー事業企画調整グループ
海運会社という強みを生かしたうえで、参入する新たな事業領域がエネルギー資源開発関連事業分野です。
例えば、船にはコンテナ船やタンカーなどの貨物船以外にも、主に深海において油田・天然ガス田の探査掘削を行うドリルシップや、海上の生産・掘削設備などに物資を補給したり、それらの設備を曳航したりするオフショア支援船など、エネルギー資源開発関連事業分野で活躍している船があります。
この部署では、それらのエネルギー資源開発関連事業分野を扱います。
新たな取り組み
鉄道輸送船
川崎汽船の主力事業である日用品や鉱物資源の輸送は、市況低下・競争激化で低迷し始め、官民が合同で推し進めるインフラ輸出(鉄道車両)を進めようとしています。
国内鉄道車両の輸出は現在でも川崎汽船がそのほとんどのシェアを輸送しています。同社は長らく自動車船に改良を重ねて鉄道車両も輸出していましたが、更なる安定収益化を目指して鉄道専用船を18年度までに15隻導入する決定を下しました。
海外工場での現地生産化が進む自動車メーカーの状況を考慮すると、自動車船事業も安定事業とも言い難いので官民合同プロジェクトに加わった川崎汽船の鉄道船事業の成功が今後の業績に大きく影響を与えることになるでしょう。
CNG船
CNGとは、天然ガスを液化してから輸送するのではなく、気体のまま圧縮して輸送する設備を備えた船です。以下の社員インタビューを参考にしてみてください。
当社は、CNG船事業を推進する米国の会社と共同研究を行い、共同研究パートナーや当社の技術陣と共に世界初のCNG船就航を目指しています。これまでは天然ガスを海上輸送するために、積地に液化工場をつくり、そこで天然ガスを冷却・液化し、船に積んで運び出す必要がありました。
また、揚地ではその液化した天然ガスを再度ガスに戻すための設備も必要になります。これに対してCNG船は、天然ガスを液化することなく気体のまま圧縮し輸送する技術を搭載した船になるので、CNG船がうまく稼働すれば陸上に大規模な設備をつくる必要もなくなります。つまり大幅なコスト削減とスピーディーな天然ガス事業の立ち上げが可能となるわけです。コストをかけずに開発ができるようになれば、今まで埋蔵量が少なかったために開発が難しいとされていた中小ガス田や、大規模な設備投資が難しかった地域での開発に活用できます。
川崎汽船は、事業規模こそ他の大手二社と比較して小さいものの、社員数が少ないためかひとりひとりの仕事の裁量権が大きく、また組織の動きが活発であるため、新たな挑戦に携わる機会も多いのかもしれません。
事業内容から考える川崎汽船が求める人材
川崎汽船は、世界中を舞台に製品・資源を輸送することによって、世界中の生産者と消費者の生活を繋ぎ、支える仕事に従事しています。海運業に携わる者として、海外で7,000人以上もの仲間とともに仕事をすることは当たり前であり、その先にある自分の可能性・チャレンジングな舞台に挑む気持ちに全てを賭けられる人物が求められています。
Kラインスピリットと呼ばれる会社の求める人材像では、「自主独立」「自由闊達」「進取の気性」の三要素が挙げられています。海運業に携わる上では、任された船部門のオペレーションや管理等において、自分が部門のリーダーとしてしっかり考えるための自主独立性・流動的に市況や現場を取り巻く状況が動くため、異なる立場の人にも意見を言いやすい環境を作るための自由闊達性・市況が傾いた際などに、リスクをとって新たな事業領域に踏み出すための進取の気性が求められるというわけです。
unistyleの記事で以前紹介した「ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?」であれば、特に
「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」(自主独立・自由闊達)
「4.価値観や立場を異なる人と協力して成果をあげることができる」(自由闊達)
「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」(進取の気性)
が求められると言えるでしょう。以上の3つの強みをまとめると、
①リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる
②価値観や立場を異なる人と協力して成果をあげることができる
③今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる
です。これらの三要素を存分に発揮している様子が見て取れる川崎汽船社員のインタビューを下記に引用させて頂きました。
マーケット毎の需給や、本船を投入した場合のコスト競争力を予測しながら配置を決めていかなければならないので、多方面の情報収集を踏まえたうえでアイディアを出していく必要があるのです。非常に難しい判断が求められる局面もありますが、それだけに、成果を挙げたときの達成感は大きいですね。
そんな達成感が得られるのは、誰でも遠慮なく意見を言い合える職場環境があるから。実際、私はチームで一番若手になり、しかも配属されてからまだ日が浅い。それにもかかわらず、みなさん真剣に耳を傾けてくれます。まさに、建設的な議論だけが存在する職場なので責任の重さを感じますが、やりがいの大きさのほうが勝っていますね。
引用:川崎汽船 先輩社員紹介
この社員は、会社・船隊チーム全体の収支を考えつつも、自分の過去の経歴で培ったスキルを活かしながら船の配置を考えています。
さらには、こういった仕事では誰でも立場や上下関係を越えて発言できる環境があるからこそ達成感が得られると述べています。こういった環境でこそ、新たな取り組みをスタートする空気が醸成されるのかもしれません。
川崎汽船の社風
上の項目で述べた通り、社内では「K-LINE SPIRIT」と呼ばれる精神が重視されています。社員数が少ないが故、若手であっても他社では考えられないほどの大きな仕事を任せられることも多く、海運業のダイナミズムに触れる瞬間が数多くあるそうです。したがって、このようなポイントから若手でもどんどん意見を取り入れてもらえる自由闊達な社風があるといえかもしれません。
陸上社員は約600名ですが、そのうち20%は海外に駐在していることからも、川崎汽船での仕事が海外で幅広く展開している事がよくわかります。実際にいる社員も、ダイバーシティ溢れる人材が多いようで、それぞれが日本代表として世界に羽ばたいています。以下は女性社員が感じた社員の雰囲気の抜粋です。
入社後も、採用面接で受けた印象は変わっていません。川崎汽船のスピリット「進取の気性」をそのまま体現したような、エネルギッシュで個性に溢れた人たちばかりなので、引っ張られるように成長していることを実感しています。もちろん、仕事も思っていたとおりにグローバルで、しかもダイナミック!航路や金額などの話もスケールが大きく高揚感を毎日味わえる環境で、川崎汽船に入社して良かったと思っています。
ここからも川崎汽船が、「個々の意見・性格が受け入れる中でチームワークを醸成していく」社風を持っていることが分かります。時には1人にかかる負担が大きいため、仕事を大変に思うこともあるそうです。
書類通過者のES解説
川崎汽船のエントリーシートは日本郵船と同様、手書きでの記入となっています。特に、自己PRの欄は白紙になっているのでどのような形で記入するかは個々人によって大きく変わると思います。
「【日本郵船の特徴を解説】業績や社風から見る就活対策・企業研究」でも説明させていただきましたが、誤字をしてしまった場合は修正液は使わずに何度も納得がいくまでいちから書き直すことをお勧めします。人事の方は「字が綺麗か」というより、「字に想いが乗っているか」というところを見極めようとするので、丁寧に書くことは非常に大事です。
さて、では内容を確認してみましょう。
川崎汽船のESも質問事項が非常に少ないです。
設問①では、志望動機が問われています。unistyleの記事で以前紹介した、「【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説」に沿って書くといいのではないでしょうか。
設問②では、実際に新しく始めてみたいこと・もしくは現在の自分の趣味を考えてみて、それを発展させたもの等に関して述べられると良いでしょう。その理由を説明する際には、自分の経験から述べることで説得力を付与できます。
設問③では、いわゆる学生時代頑張った事を記入することを求められています。「【例文35選】新卒就活で高評価を得る自己PRの書き方・伝え方を徹底解説」を参考にしてみるといいかもしれません。今回の設問は白紙なので、写真などを貼り付けることも可能です。
それでは早速、書類通過者のものと照らしあわせてみましょう。
まず、設問①に関してです。
「大きな使命感を持ち、国際的に働けるかどうか」というのが私の就職活動の大きな軸です。長年続けてきたサッカーでセンターバックとしてゴールを守り続けてきたことに加え、ドイツ企業のインターンシップに参加した経験からこのような思いを抱くようになりました。
自国資源に乏しく、食料の自給率も低い日本にとって、海運は絶対になくてはならない基幹産業であり、また世界の経済発展につれて海運業界の仕事のフィールドはより広がっていくと私は考えています。その中でも、社員の主体性を重視し、失敗を恐れずチャレンジすることを良しとする社風をもつ貴社でこそ、自らの持ち味を最大限発揮できると私は考え、貴社を志望します。
解説
上で紹介したフレームワークに合わせて考えてみます。筆者は将来の夢・仕事を選ぶ基準として「大きな使命感を持ち、国際的に働けること」を挙げ、そのきっかけとなった経験としてサッカー・海外企業インターンを述べています。続いて、海運業でなければならない理由、海運業の中でも川崎汽船を志望する理由を説明しています。
①成し遂げたいこと⇒②きっかけとなる経験⇒③企業選びのポイント⇒④他に受けている業界とその業界ではダメな理由⇒⑤具体的に取り組みたい仕事⇒⑥業界の中でもその企業の理由の6つを、概ねクリアしていますが、この筆者は①と②の繋がりが弱く、⑤が記入されていません。
まず「センターバックとしてゴールを守ること」と「大きな使命感を持って働くこと」・「ドイツ企業インターン経験と国際的な仕事をしたい」では論理の飛躍があります。センターバックの役割となぜそれにやりがいを感じたのか、そして川崎汽船はどのような大きな使命感を背負うのかという部分が全く説明できていません。再考の余地があります。
次に、⑤についてですが、これはしっかり業界研究をすれば難なく答える事ができます。説明会等で興味を持った船の分野を、OB訪問等で深掘できれば良いと思います。
続きまして、設問②についです。
私は様々な国や地域に友人と出かけ、いろんな文化の人と会話をする機会を作りたいです。以前電車の隣に座ったスペイン人の女性に話しかけられた際、その女性が会話中、常に真顔でいる様子を見て居心地の悪さを覚えました。このような外国人と接する際の違和感をなるべく早めに無くし、ゆくゆくは仕事相手として対応できるように練習を積みたいです。
解説
筆者は、色々なバックグラウンドを持つ人と話す機会を設け、海外文化に順応できる人間になりたいと記載していますが、表現が非常に稚拙です。「出かけ」を「出向き」、「いろんな」を「様々な」、「なるべく」を「可能な限り」など、直す箇所が多すぎて目に余ります。
ESを書く際には、社会人の方などにみて頂くことで、表現をブラッシュアップすることをおすすめします。またESの内容としても、「外国で居心地の悪さを覚えたので、それに慣れて克服したい」といったマイナス要素の強いPRとなっているので、採用担当の方にも悪印象を与えかねません。再考の余地が大きくあります。
最後に、設問③についてです。
【問題意識をもち、自ら次の行動を起こすことができる】
それが、私の強みだと自負しております。
・飲食店での4年間のアルバイト
【経緯】立ち上げ段階から関わりたいという思いから、飲食店でオープンメンバーとして仕事を始めた。
【行ったこと】忙しい週末の営業中に、当時のホールリーダーに注意されたバイト数名が腹を立て、次第に険悪な関係となった。そのリーダーはオープンから2ヶ月程度で店をやめ、その後、私がホールリーダーに指名された。
■スタッフ同士の関係も含めた店の雰囲気づくりに特に気を配りながら、ホールリーダーとしてメンバーをまとめた。
■営業中のスタッフの動きに無駄が多すぎると感じていたので、ポジション毎のオペレーションを提案し、採用された。これにより、同程度の売り上げに対して、ホールスタッフの人数を8人から5人に削減することに成功した。
【得たもの】チーム、組織の中での信頼関係の大切さ。場の雰囲気を感じ取り、引っ張っていくリーダーシップ。
・シドニーの大学への交換留学
【経緯】大学で留学生のチューターを担当し、その時初めて異文化の人間と深く関わり、自分の生きてきた領域の狭さを痛感したのと同時に、異文化への興味が高まった。そして、その4ヶ月後の英語の試験で必要なスコアを獲得し、また奨学金も頂けることとなり、私のシドニーへの留学が決定した。
【行ったこと】シドニーの大学では、バングラディシュ、イラン、中国、チリと様々な国から来た学生と共にグループワークに取り組んだ。直接口に出さずとも相手の意見を汲み取るという日本人の文化が通用しない中で、意見を言い合い、互いにぶつかる毎に、チームは一つにまとまっていき、その課題をやり遂げた。
【得たもの】多角的な視点、好奇心から実際に行動に移す力
問題意識を持ち、自ら行動し学ぶことができるという私の強みを今後もいかし、社会においても既存の概念、仕組みにとらわれることなく、行動しベスト解を追い求め続けたい。もちろん、現在の私の価値は不十分です。しかし、「自分には必ずできる」という信念と、人材としての価値向上のために努力をする自信があります。
解説
早速、上で紹介させていただいたフレームワークと照らし合わせながらみていきたいと思います。筆者は強みを一つ、【問題意識を持ち、自ら次の行動を起こす事ができる】と述べています。その強みを発揮した具体的エピソードとして、飲食店アルバイト・シドニー留学経験を挙げています。更に続いて、そこから得た経験を社会でどう活かすかについて説明できています。
この筆者は強みが形成されたきっかけについては触れていないので、修正ポイントがあるとすればその箇所でしょう。しかし、アルバイト・留学の具体的なエピソードの先で得た更なる「経験・強み」を社会で活かせると述べているので、敢えて入れる必要もないかもしれません。全体的に良い内容に仕上がっていると思います。
選考について
川崎汽船は陸上職と海上職を別々に採用していますが、それぞれ採用人数が非常に少ないので、その人自身の能力だけでなく人柄もよく見られると思ってよいでしょう。
面接の場では、自分の今までの経験を聞かれたり、突発的な質問を出すことによってその人がどのような考え方をするのか探ろうとする場面があると過去の内定者は語っていました。その場で考えるべき際に、準備してきたことをそのまま喋ってしまうと、面接官としては「質問の意図と回答が違う」と感じるきっかけになってしまうので要注意です。
また、業界最大手というわけではないので学生の入社意思を確認するために、選考状況や意思の強さを問う質問を多く受けることがあるかもしれません。
最後に
今回は、就活生の間で人気を誇る海運業界の中でも川崎汽船を紹介させて頂きました。ニュースなどから現在は海運業にとってはあまり芳しくない世界市況であることも感じ取っていただけるかとも思います。
このような状況下でも、状況を打開するために常に新しい方策を考え、実行しようとする風土の強い川崎汽船だからこそ就活生からの人気も高いのかもしれません。
photo by Martin Thomas