三井住友海上火災保険|内定者ES(エントリーシート)と解説
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最終更新日:2024年05月23日
三井住友海上は、東京海上や損保ジャパン日本興亜などと並んで人気の高い損害保険国内大手の一角です。
同じ金融でも銀行や証券よりも働き方がイメージしづらいのが損保業界だと思われますので、社名やブランドだけでなく、実際の社員の方の働き方も理解した上で志望していただければと思います。
三井住友海上の働き方
当社だけでなく複数の保険会社を扱う代理店もあります。その中でいかにして当社のシェアを上げていくか。そこが私たちの腕のみせどころでもある。それぞれの代理店や顧客のビジネスと業界の置かれている現状を理解し、いかに優れた販売戦略を提案していけるか。そして、パートナーとしての信頼を勝ち取れるか。いろいろなノウハウはあるけれど、いちばんはクイックレスポンスと情熱ではないでしょうか。
(三井住友海上採用HPより引用)
②自社とパートナーである保険代理店の立場の違いを理解した上で、双方にとってプラスとなる方向へ舵を切るリーダーシップを持った人材
③他社との差別化の難しい商品を扱う中で、自社の商品販売シェアを高めてもらえるだけの信頼関係をパートナーである保険代理店と構築できる人材
三井住友海上の設問
◆あなたがこれまでに困難に向き合い、乗り越えてきた経験、または実現してきた経験を教えてください。
◆あなたが異なる価値観に影響を受けた経験を教えてください。
◆あなたが自分で学び考え、そして行動した経験を教えてください。
◆あなたが三井住友海上を志望している理由を教えてください。
1つ目の設問
参考:イケてない自己PRの改善法|パターン②:努力・苦労自慢
→評価されづらい自己PRの実例をまとめています。そのPRがどうすれば評価されるようになるのか解説しています。
3年最後の試合で当事者意識のなさを目の当たりにし、チームで達成感を得るため関東リーグ戦優勝を目指した。しかし、新チームでも続く人任せの発言の多さに危機感を覚えた。
そこで2軍を長く経験した1軍選手として、まず部員30名の意見を引き出し、チームを良くする行動について個別に話し合った。一度でダメでも、プレーを研究し私の意見に重みを持たせ、何度も話し合い解決した。また2軍の客観的な意見がチーム力強化に繋がると考え、まず1・2軍の入れ替え戦を提案し意識の差を埋めた。その上で1・2軍の間に入り2軍の意見をチームに反映させた。そして率先垂範の思いで、練習では大きな声とハードプレーで盛り立てた。
すると共に戦う姿勢がチーム力強化に繋がり、前年より上位のベスト4まで成長できた。
この経験から、多くの人を巻き込むには、個々と向き合い、チームの事を考えた率先垂範の行動が重要だと学んだ。
困難を乗り越えた経験に関する設問です。何が課題であったか、その原因、どのような解決策を考えたか、どんな結果や学びに繋がったか、といった要点を順序よく述べられていると思います。
「率先垂範」という言葉を用いていますが、このようにわかりやすい言葉で表現するのも上手く伝えるための一つのテクニックだと思いますので参考にしてみてください。
2つ目の設問
→「学生時代に頑張ったこと」の設問では、その経験から何を学んだかが重要です。本記事ではその「学び」がどのように評価されているのかを解説します。
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3つ目の設問
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4つ目の設問
参考:「なぜうちの業界?」|業界研究の重要性
→業界比較がしっかり出来ている学生はあまり多くないように感じます。そのため業界比較がしっかりできているとアドバンテージになるでしょう。
参考:【NG例文10選】この志望動機ってNGなの!?理由と改善ポイントを解説
→評価されない志望動機をまとめています。なぜ評価されないのか、評価されるためにはどのように改善すれば良いのか考察しています。
内定者の回答・解説
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最後に
損保業界は普段生活している中では働き方がイメージし辛い業種だと思われますが、損保業界の求める人材を理解するためにも働き方を理解することは必要不可欠です。
設問の中にも「異なる価値観の人との協力」「自分で考え行動した取り組み」など損害保険の働き方に沿った設問がなされていることがわかります。
設問から働き方を理解することで、どのような人材が損保業界では求められているのか、しっかり研究をしたいところです。
特に本記事で見たように三井住友海上のリテール営業では、代理店の売り下の向上にいかに貢献していくか、ともに考え、そして信頼を積み上げていく働き方がされています。
ゆえに、同社においては、異なる価値観を受容し、パートナーの課題解決に向け主体的に解決案を提示できるような人材が求められていることがわかります。
是非、unistyle上の記事やOB訪問などを通じて働き方をイメージし、そこから求める人物像を紐解くことできるようにしてみてください。
また、他の内定者の回答を見て、共通項を考えることも有効です。以下は三井住友海上内定者のエントリーシートをまとめたものになります。ぜひ参考にしてみてください。